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若葉視点

若葉視点 No.2

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「‥‥さほど驚いてるように見えないのは、気のせいですか?」

「ソウダヨ。キミノキノセイダヨ」

「‥‥‥」

 男にジト目を向けられるので、私は明後日の方を向いて口笛を吹いておく。
 といっても、私は口笛が8回に1回の割合でしか成功しなくって、今回は成功しなかった。

「‥‥下手な口笛ですね」

「ほっとけ」

 思わず真顔で会話してしまった。

「ま、それは置いといて。
 私を邪神に転生させるって本当?」

「本当です」

 間を開けずに即答してくるあたり、この提案は嘘だはないらしい。
 それなら、迷うことはない。すぐに実行に移そう。

「ほら、さっさと邪神に転生させてよ」

「その前に、現在の邪神‥ノッテ・ツゥイ・ジャルマー様に会ってもらいます」

 そう男が言った瞬間に、真っ暗な空間が出現して、そこから小さい男の子が出てきた。

「ふぅー‥あ、マイルド。もう次の子への準備は整ったよ」

「了解致しました。ジャルマー様」

 今の会話でわかったが、この男の子がらしい。

「えっと、ジャルマー‥‥さん?」

「ん?なんだい?」

 私はせっかく目の前に神がいるので、ずっと気になっていることを質問することにした。






「‥‥恋ちゃんってどうなりました?」






「‥‥‥‥無事です」

 答えてくれたのはあの男。?とかいう男だった。
 なんか微妙に間があった気がしたが、気にしないでおこう。無事って言ってるのは、死んではないということだ。‥‥‥ま、それが嘘だったら、ボコボコにするだけだけどね。

「それじゃあ、邪神の説明を始めるよ?」

「あ、はい」

ーーーーーーーーーーーー

「ーーということぐらいかな?」

 邪神の説明は、簡単だった。
 1、他の神の邪魔はしない
 2、あまり邪神の力を悪用しない
 3、とりあえず暴れない
 4、勇者とか来た時は、相手をしてあげる
 5、部下の管理はちゃんとする
 この5つだった。

「‥‥まぁーどうにかなるでしょ」

「うん。君ならそう言うと思ったよ」

 そう言って、ニコッと笑ったジャルマーは、だんだんと姿が薄くなってきていた。

「あ、そろそろ時間かな?あとの事で分からないことがあったら、マイルドに聞いて?」

「‥‥わかった」

「それじゃぁ、頑張ってね?」

 その言葉を最後にジャルマーは消えてしまった。
 そして私の姿もだんだん薄くなってきた。
 不思議と何も恐怖は感じなかった。

「じゃあ後でね?マイルド」

「‥‥‥お待ちしております」

 私の姿は完全に消えた。
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みんなの感想(5件)

レイ
2019.08.06 レイ
ネタバレ含む
レラン
2019.08.07 レラン

誤字指摘&感想ありがとうございます!

 すぐに直してきます!
 教えていただきありがとうございました!!
 これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします!!

解除
朱夏
2019.03.31 朱夏
ネタバレ含む
レラン
2019.04.02 レラン

注意ありがとうございます。

 ( ˙꒳​˙ )oh......。その通りだと思います。陸上に対しての理解が足りませんでした。すみません。
 それと、自分では見つけられなかったのですが、どこで100メートルマラソンと書いていたのか、教えて貰ってもよろしいでしょうか。
すみません。

解除
もっちゃん
2019.01.04 もっちゃん

続きが見たいです‼️お願いしますm(_ _)m

レラン
2019.04.02 レラン

感想ありがとうございます。

 もっと頑張って更新します!

解除

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