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第2話 こんにちは新しい人生!
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目を開くとそこは大きく、それでいて豪華な装飾が施された召喚の間。そして、目の前には、一際威厳のある王と思われる人間が立っていた。そして王が口を開いてこう言った。
「勇者よ、よくぞ召喚に応じてくれた。そなたには勇者として国を導き、邪悪なる魔王を討伐してもらいたい!」
なんて展開は全くなかった。
見渡す限りの平地、草。人っ子1人おらず、動物も居ない。どうすんの、これ…
「おいぃぃぃ!何でこんなだだっ広い所に転生してんだ!普通勇者召喚の間とか、最低でも街の近くとかだろうが!見渡す限り草しか無いよ!」
ふぅふぅ、まぁ落ち着け俺。冷静にこれからの事とか、自分の状態とか考えないといけないもんな。おのれ神め、次会ったら100回殴ってやる!
「よ、よし、まずはステータス見て特典とか確認しよう。えーと、ステータスオープン!」
大野 嶺緒
種族:人間
体力:2000
筋力:300
持久力:700
防御力:3000
魔力:∞
スキル
万物創造
無限収納
鑑定
隠蔽
世界地図
言語理解
空間転移
状態異常無効
痛覚遮断
自動再生
称号
転生者
魔法適正無し
「よし、ステータスは同年代の平均と見比べ無ければ凄いのかよく分からんが、魔力がおかしいのは気のせいだろう。スキルは転生の特典としては中々当たりなんじゃないか?」
とりあえず鑑定スキルで気になるスキルを鑑定してみよう。
万物創造
ありとあらゆる万物の創造が可能。但し生物、植物は作ることが出来ない
無限収納
全ての物体を収納出来る。収納したものの時間は調節可能。但し生物は収納出来ない
自動再生
死亡しない限り、傷を負っても徐々に回復する。体の欠損などは魔力を消費して復元する
空間転移
訪れた事のある場所に転移出来る。また、任意で触れているものも同時に転移することが可能。
なるほどなるほど。やはり転生者らしいチートなスキルじゃないか。このスキルがあれば生きていくには困らないだろう。後はステータスだが…
一般成人(18)の平均ステータス
各値5000
は?
「あ、あほかぁぁぁぁぁ!なんだこのクソみてぇなステータス!魔力だけ∞ってなんやねん!もうちょっとバランスのいいステータスにしろや!」
これは幾ら何でもひどい。酷すぎる。確かにスキルはチートだが、ステータス魔力の他が平均より低いとか…
まぁ、こうなってしまったのは仕方ないと諦めよう。
あ、神よ、お前は絶対殴る。覚えとけ。
「取り敢えず、ひとまずは近くの村、あるいは街を目指そう。世界地図!」
ふむ、世界地図によると、ここから歩いて1日位の所に大きめな街がある。遠くね?って思ったが、ここは異世界、仕方ないな。チラッと無限収納の中身見てみたけど、お金らしきものと食べ物は沢山あった。万物創造でテントでも作って野営しながらまったり行こう。
「勇者よ、よくぞ召喚に応じてくれた。そなたには勇者として国を導き、邪悪なる魔王を討伐してもらいたい!」
なんて展開は全くなかった。
見渡す限りの平地、草。人っ子1人おらず、動物も居ない。どうすんの、これ…
「おいぃぃぃ!何でこんなだだっ広い所に転生してんだ!普通勇者召喚の間とか、最低でも街の近くとかだろうが!見渡す限り草しか無いよ!」
ふぅふぅ、まぁ落ち着け俺。冷静にこれからの事とか、自分の状態とか考えないといけないもんな。おのれ神め、次会ったら100回殴ってやる!
「よ、よし、まずはステータス見て特典とか確認しよう。えーと、ステータスオープン!」
大野 嶺緒
種族:人間
体力:2000
筋力:300
持久力:700
防御力:3000
魔力:∞
スキル
万物創造
無限収納
鑑定
隠蔽
世界地図
言語理解
空間転移
状態異常無効
痛覚遮断
自動再生
称号
転生者
魔法適正無し
「よし、ステータスは同年代の平均と見比べ無ければ凄いのかよく分からんが、魔力がおかしいのは気のせいだろう。スキルは転生の特典としては中々当たりなんじゃないか?」
とりあえず鑑定スキルで気になるスキルを鑑定してみよう。
万物創造
ありとあらゆる万物の創造が可能。但し生物、植物は作ることが出来ない
無限収納
全ての物体を収納出来る。収納したものの時間は調節可能。但し生物は収納出来ない
自動再生
死亡しない限り、傷を負っても徐々に回復する。体の欠損などは魔力を消費して復元する
空間転移
訪れた事のある場所に転移出来る。また、任意で触れているものも同時に転移することが可能。
なるほどなるほど。やはり転生者らしいチートなスキルじゃないか。このスキルがあれば生きていくには困らないだろう。後はステータスだが…
一般成人(18)の平均ステータス
各値5000
は?
「あ、あほかぁぁぁぁぁ!なんだこのクソみてぇなステータス!魔力だけ∞ってなんやねん!もうちょっとバランスのいいステータスにしろや!」
これは幾ら何でもひどい。酷すぎる。確かにスキルはチートだが、ステータス魔力の他が平均より低いとか…
まぁ、こうなってしまったのは仕方ないと諦めよう。
あ、神よ、お前は絶対殴る。覚えとけ。
「取り敢えず、ひとまずは近くの村、あるいは街を目指そう。世界地図!」
ふむ、世界地図によると、ここから歩いて1日位の所に大きめな街がある。遠くね?って思ったが、ここは異世界、仕方ないな。チラッと無限収納の中身見てみたけど、お金らしきものと食べ物は沢山あった。万物創造でテントでも作って野営しながらまったり行こう。
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