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第22章 破壊と運命
紅の災厄 2
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ミーラの周囲には、身を焦がす程の熱気が辺りを熱くする。ミーラの放つ熱に、ラルトは聖剣を構えるしかない。そんなラルトを見据えより強力な力を自覚したミーラ。
彼女の瞳には、もはやラルトの知る彼女は居ない。
瞳はより赤く紅くなっていく。
ドラゴン化したミーラは、その巨体で建物を破壊し出す。魔王の台座も、魔族達が謁見の為に歩いた廊下も、母ラルフの自室も全て関係なく暴れ回る。
ミーラは力をコントロール出来ていなかった。
そんな中ミーラの尻尾に弾かれた瓦礫や埃、ミーラの口から吐かれた炎。その全てをラルトは聖剣の力で弾き防ぎ耐え凌ぐ。
ミーラは、ラルトにいくら攻撃が当たろうと関係なしに暴れ回る。
『君だけは、許さない』
「ミーラ、聞いてくれ!!頼むっ」
何度も何度も攻撃を防ぎ、その度に言葉をかける…しかし、決してミーラは聞かない。
彼女の瞳には、もはやラルトの知る彼女は居ない。
瞳はより赤く紅くなっていく。
ドラゴン化したミーラは、その巨体で建物を破壊し出す。魔王の台座も、魔族達が謁見の為に歩いた廊下も、母ラルフの自室も全て関係なく暴れ回る。
ミーラは力をコントロール出来ていなかった。
そんな中ミーラの尻尾に弾かれた瓦礫や埃、ミーラの口から吐かれた炎。その全てをラルトは聖剣の力で弾き防ぎ耐え凌ぐ。
ミーラは、ラルトにいくら攻撃が当たろうと関係なしに暴れ回る。
『君だけは、許さない』
「ミーラ、聞いてくれ!!頼むっ」
何度も何度も攻撃を防ぎ、その度に言葉をかける…しかし、決してミーラは聞かない。
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