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【第三章】発想の出所は……
【第七話】臨時休業
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ソワレの目抜通りをスキアとルスの二人が歩いている。軽食を提供している店やアクセサリー店、家具などを売る店と共に、野菜や果物といった傷み易い食材を売る露店が数多く出店されている中を人混みを縫う様にして横切って進み、目指す先は様々なギルドや防具店などが並ぶ、此処よりは一本奥に入った通りだ。
「今日もまずは、討伐ギルドに行くのか?」
スキアがそう訊くと、彼に寄り添うように真隣を歩いていたルスが「うん」と答えた。
目的地は討伐ギルドだが、今日のルスは、一着しか持っていなかった修道女風の仕事着はゴミ同然になってしまった為、普段着である黒いスキニーに安物のスニーカーを履き、上はオーバーサイズのパーカーといった動きやすそうな格好をしている。隣を歩いているスキアも同様に、動きやすい様にとゆったりめの七分丈のシャツと茶色いチノパンに革のロングブーツといったラフな服装だ。
「今日も討伐ギルドに行って、帰りは食材の調達をしてからリアンを迎えに行こうかなと思ってる」
本日の予定を聞き、「そうか、わかった」と答えてスキアが頷いた。彼は何やら少し思い悩んでいるのか、心此処にあらずといった雰囲気だったが、鈍感なルスは気が付いていない。そんな彼女の呑気な様子に少しだけスキアは呆れ顔をしたが、また思案するみたいに視線を遠くにやった。
◇
数分後。目的地に到着したはいいが、扉には一枚の貼り紙があった。その紙には可愛らしい丸文字で『本日臨時休業』と大きく書かれている。情報を補填するみたいに小さな紙も追加で隅っこに貼られており、そちらの紙には几帳面そうな綺麗な字で『書類整理の為』とあった。
「あちゃー…… 。今日はお休みかぁ」
「あぁ、そうか。それで此処数日は、急ぎの依頼しか掲示板に貼っていなかったんだな」
「え?そう、なの?」
ギルドへ休みなく通いはすれども積極的に依頼を受ける訳じゃなく、いつも受け身でしかなかったルスはその事にすら気が付いていなかったみたいだ。
「まぁ、アン…… ルスは、依頼書の掲示板の方はほとんど見ていなかったもんなぁ」
途中で『アンタ』呼びから『ルス』と名前呼びに言い直しつつ、スキアは呆れ顔でそういうと、「あのな、ただ座って声を掛けられるのを待って、お茶ばかり飲んでたんじゃ、この先はもう仕事を貰えないと思うぞ」とルスに事実を突き付けた。
昨日も一昨日も、二人は討伐ギルドに顔を出していた。だが『討伐に同行して欲しい』と誰かから頼まれる事はなかったので、ただ店内で待機して、お茶を飲みながら雑談をしていただけで終日が過ぎていったのだ。
希少職である為、本来ならば引く手あまたであるはずのヒーラーであるルスがこの状態になったのは、完全にロイヤル達との一件が原因である。彼等程ではなかったにしても、今までにちょっとは不正行為をしてしまっていた者達は当然ルスに同行を頼みづらいし、一度も仕事を頼む機会が無かった他の者達も、何となく触らぬ神に祟りなし状態だったのだろう。
「かと言って、僕達二人だけで依頼を受ける訳にもいかないしな」
回復役であるルスと、表向きはサポート役であるスキア。やる気になればスキアの方は余裕で戦えるのだが、敵の足元にある影の中にずるっと引き込んで対象者を丸呑みにしてしまうという普段のやり方は人前ではやりたくない為、彼は珍しく頭を悩ませた。
(それに、一瞬で殺しても全然楽しくないからなぁ…… )
攻撃魔法も使えるが人間が扱える範疇内へ収める加減が面倒だし、だからって前線に立って武器を使うのはもっと怠い。何よりも他者を手駒にして操る方が断然楽しいので、スキアは自身が戦う事を極度に嫌っている。『じゃあ面子を集めてパーティーでも組むか?』とも少しだけ考えたが、そこまでして働く意味が見出せず、結局は思案する事そのものを放棄した。
「そうだねぇ…… 。仕方ない、今日はギルドがお休みでそもそもどうしょうもないし、その辺の事は後で考えよう!」
頭を使う事が苦手なルスも同様に、面倒事を放棄した様だ。
「そしたら、今日は仕事着を買いに行こうか。近くに、討伐とか護衛向けの装備品を扱うお店があるから、そこに行こう」
「そうだな。どちらも後衛とはいえ、流石にこんな普段着のままじゃ何をするにも不便だもんな」
二人の格好は間違いなく動きやすいが、討伐任務に行こうとしている者のそれではない。戦闘すらしない、パーティーの裏方の仕事をしている者達か、下手をしたらただの見学者としか思われかねない程に普通の格好である。その事に思い至り、ルスは『あれ?もしかするとこの格好だったから、連日討伐に誘われなかったのかな?』と考えたが、スキアはそんな彼女の思考を読みでもしたかのようなタイミングで、「連日仕事がこなかったのは、絶対にその服装のせいじゃないぞ」とツッコミを入れた。
「——っ。スキアって、もしかして心を読めるの⁉︎」
驚き、つい声が大きくなる。自分はスキアに取り憑かれている身だ、有り得ない話ではないと思い、ルスが少し焦る。別段読まれて困るような事を考えているタイプではないのだが、戦闘中などといった真剣なシーンでたまに『お腹が減ったなぁ』とか『今日は延長保育になるかも…… 追加の支払い代が気になるっ』だなどと考えている事もある自分の思考を読まれるのかと思うと、ただただ恥ずかしかった。
「いいや、そこまでは出来ない。もし出来たとしてもやらないよ。…… ヒトの腹ん中ってのは、他人が読めても楽しいもんじゃないしな。それに、今のルスだと思考が顔に出過ぎだから、心ん中を読まなくたって考えている事なんかダダ漏れだぞ?」
「…… 今、の?」とルスが首を横に傾げた。
確かに心の中は読んでいないが、ルスの過去の“記憶”や持っている“知識”は全て見る事が出来る。互いの契約が完全には馴染んでいないので今はまだ徐々にではあるものの、この世界へ来る前の生活を彼に知られている事を知らないルスは、スキアの口にした『今の』という表現が不思議でならなかった。
「出逢い始めよりも随分慣れてきたから、言葉で言わなくても、ルスの表情が読めるって話だよ」
スキアはそう言って誤魔化すと、「んじゃ、新しい装備を買いに行くか」と言い、ルスの肩をギュッと掴んで自分の方へ軽く引き寄せた。
軽い触れ合いなのにキッチンでの出来事を思い出し、反射的にルスの顔が赤く染まる。契約印を馴染ませる行為のせいで少しづつ開発されていっている彼女の体は敏感にスキアの体温を感じ取ってしまい、頬の染まる顔をそっと彼から逸らした。
(スキアはただ、魔力を馴染ませているだけなのに…… )
「ワタシのだけじゃなく、スキアの服も買わないとだね。普段着とかも…… あれ?そういえば、その服とかってどうしたの?」
まだ少し火照るってしまっている自分の体の反応から目を逸らし、ルスはそう言いながら今更な疑問を抱いた。
「あー…… 店で、買った」
常にべったり隣に張り付いているスキアにそんな隙はなかったのだが、「そっかぁ、良かった。じゃあ何か足りない時は、預けているお金から遠慮なく買ってね!——って、なんか夫婦っぽいね、こういうのって。…… へへっ」とルスは最も簡単に、完全に騙されている。眠っている間とか、お風呂の時とか、そういうタイミングでだろうと勝手に解釈したみたいだ。
「…… なぁ、ルス」
「ん?」
「アンタは絶対に、この先一人で買い物とか交渉事はするんじゃないぞ」
「何で?」
「絶対に、カモられるからだ」
「カモ…… ?」
意味が通じずきょとん顔をするルスの頭をスキアが手の甲で軽く小突く。呆れ顔をしてしまわぬよう必死に笑顔を作り、スキアは先程小突いた手をひっくり返してくしゃりとルスの頭を撫でてやった。
「もういいや。一生僕から離れなければいいだけの話だからな」
「う、うん」と答えてルスがそっと俯く。顔どころか耳まで赤くなり、胸の奥がじわりと温かくなる。たけど彼女にはこの感覚の意味が全くわからなかった。
「今日もまずは、討伐ギルドに行くのか?」
スキアがそう訊くと、彼に寄り添うように真隣を歩いていたルスが「うん」と答えた。
目的地は討伐ギルドだが、今日のルスは、一着しか持っていなかった修道女風の仕事着はゴミ同然になってしまった為、普段着である黒いスキニーに安物のスニーカーを履き、上はオーバーサイズのパーカーといった動きやすそうな格好をしている。隣を歩いているスキアも同様に、動きやすい様にとゆったりめの七分丈のシャツと茶色いチノパンに革のロングブーツといったラフな服装だ。
「今日も討伐ギルドに行って、帰りは食材の調達をしてからリアンを迎えに行こうかなと思ってる」
本日の予定を聞き、「そうか、わかった」と答えてスキアが頷いた。彼は何やら少し思い悩んでいるのか、心此処にあらずといった雰囲気だったが、鈍感なルスは気が付いていない。そんな彼女の呑気な様子に少しだけスキアは呆れ顔をしたが、また思案するみたいに視線を遠くにやった。
◇
数分後。目的地に到着したはいいが、扉には一枚の貼り紙があった。その紙には可愛らしい丸文字で『本日臨時休業』と大きく書かれている。情報を補填するみたいに小さな紙も追加で隅っこに貼られており、そちらの紙には几帳面そうな綺麗な字で『書類整理の為』とあった。
「あちゃー…… 。今日はお休みかぁ」
「あぁ、そうか。それで此処数日は、急ぎの依頼しか掲示板に貼っていなかったんだな」
「え?そう、なの?」
ギルドへ休みなく通いはすれども積極的に依頼を受ける訳じゃなく、いつも受け身でしかなかったルスはその事にすら気が付いていなかったみたいだ。
「まぁ、アン…… ルスは、依頼書の掲示板の方はほとんど見ていなかったもんなぁ」
途中で『アンタ』呼びから『ルス』と名前呼びに言い直しつつ、スキアは呆れ顔でそういうと、「あのな、ただ座って声を掛けられるのを待って、お茶ばかり飲んでたんじゃ、この先はもう仕事を貰えないと思うぞ」とルスに事実を突き付けた。
昨日も一昨日も、二人は討伐ギルドに顔を出していた。だが『討伐に同行して欲しい』と誰かから頼まれる事はなかったので、ただ店内で待機して、お茶を飲みながら雑談をしていただけで終日が過ぎていったのだ。
希少職である為、本来ならば引く手あまたであるはずのヒーラーであるルスがこの状態になったのは、完全にロイヤル達との一件が原因である。彼等程ではなかったにしても、今までにちょっとは不正行為をしてしまっていた者達は当然ルスに同行を頼みづらいし、一度も仕事を頼む機会が無かった他の者達も、何となく触らぬ神に祟りなし状態だったのだろう。
「かと言って、僕達二人だけで依頼を受ける訳にもいかないしな」
回復役であるルスと、表向きはサポート役であるスキア。やる気になればスキアの方は余裕で戦えるのだが、敵の足元にある影の中にずるっと引き込んで対象者を丸呑みにしてしまうという普段のやり方は人前ではやりたくない為、彼は珍しく頭を悩ませた。
(それに、一瞬で殺しても全然楽しくないからなぁ…… )
攻撃魔法も使えるが人間が扱える範疇内へ収める加減が面倒だし、だからって前線に立って武器を使うのはもっと怠い。何よりも他者を手駒にして操る方が断然楽しいので、スキアは自身が戦う事を極度に嫌っている。『じゃあ面子を集めてパーティーでも組むか?』とも少しだけ考えたが、そこまでして働く意味が見出せず、結局は思案する事そのものを放棄した。
「そうだねぇ…… 。仕方ない、今日はギルドがお休みでそもそもどうしょうもないし、その辺の事は後で考えよう!」
頭を使う事が苦手なルスも同様に、面倒事を放棄した様だ。
「そしたら、今日は仕事着を買いに行こうか。近くに、討伐とか護衛向けの装備品を扱うお店があるから、そこに行こう」
「そうだな。どちらも後衛とはいえ、流石にこんな普段着のままじゃ何をするにも不便だもんな」
二人の格好は間違いなく動きやすいが、討伐任務に行こうとしている者のそれではない。戦闘すらしない、パーティーの裏方の仕事をしている者達か、下手をしたらただの見学者としか思われかねない程に普通の格好である。その事に思い至り、ルスは『あれ?もしかするとこの格好だったから、連日討伐に誘われなかったのかな?』と考えたが、スキアはそんな彼女の思考を読みでもしたかのようなタイミングで、「連日仕事がこなかったのは、絶対にその服装のせいじゃないぞ」とツッコミを入れた。
「——っ。スキアって、もしかして心を読めるの⁉︎」
驚き、つい声が大きくなる。自分はスキアに取り憑かれている身だ、有り得ない話ではないと思い、ルスが少し焦る。別段読まれて困るような事を考えているタイプではないのだが、戦闘中などといった真剣なシーンでたまに『お腹が減ったなぁ』とか『今日は延長保育になるかも…… 追加の支払い代が気になるっ』だなどと考えている事もある自分の思考を読まれるのかと思うと、ただただ恥ずかしかった。
「いいや、そこまでは出来ない。もし出来たとしてもやらないよ。…… ヒトの腹ん中ってのは、他人が読めても楽しいもんじゃないしな。それに、今のルスだと思考が顔に出過ぎだから、心ん中を読まなくたって考えている事なんかダダ漏れだぞ?」
「…… 今、の?」とルスが首を横に傾げた。
確かに心の中は読んでいないが、ルスの過去の“記憶”や持っている“知識”は全て見る事が出来る。互いの契約が完全には馴染んでいないので今はまだ徐々にではあるものの、この世界へ来る前の生活を彼に知られている事を知らないルスは、スキアの口にした『今の』という表現が不思議でならなかった。
「出逢い始めよりも随分慣れてきたから、言葉で言わなくても、ルスの表情が読めるって話だよ」
スキアはそう言って誤魔化すと、「んじゃ、新しい装備を買いに行くか」と言い、ルスの肩をギュッと掴んで自分の方へ軽く引き寄せた。
軽い触れ合いなのにキッチンでの出来事を思い出し、反射的にルスの顔が赤く染まる。契約印を馴染ませる行為のせいで少しづつ開発されていっている彼女の体は敏感にスキアの体温を感じ取ってしまい、頬の染まる顔をそっと彼から逸らした。
(スキアはただ、魔力を馴染ませているだけなのに…… )
「ワタシのだけじゃなく、スキアの服も買わないとだね。普段着とかも…… あれ?そういえば、その服とかってどうしたの?」
まだ少し火照るってしまっている自分の体の反応から目を逸らし、ルスはそう言いながら今更な疑問を抱いた。
「あー…… 店で、買った」
常にべったり隣に張り付いているスキアにそんな隙はなかったのだが、「そっかぁ、良かった。じゃあ何か足りない時は、預けているお金から遠慮なく買ってね!——って、なんか夫婦っぽいね、こういうのって。…… へへっ」とルスは最も簡単に、完全に騙されている。眠っている間とか、お風呂の時とか、そういうタイミングでだろうと勝手に解釈したみたいだ。
「…… なぁ、ルス」
「ん?」
「アンタは絶対に、この先一人で買い物とか交渉事はするんじゃないぞ」
「何で?」
「絶対に、カモられるからだ」
「カモ…… ?」
意味が通じずきょとん顔をするルスの頭をスキアが手の甲で軽く小突く。呆れ顔をしてしまわぬよう必死に笑顔を作り、スキアは先程小突いた手をひっくり返してくしゃりとルスの頭を撫でてやった。
「もういいや。一生僕から離れなければいいだけの話だからな」
「う、うん」と答えてルスがそっと俯く。顔どころか耳まで赤くなり、胸の奥がじわりと温かくなる。たけど彼女にはこの感覚の意味が全くわからなかった。
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