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11月30日
しおりを挟む11月30日(土)
11月最後の日。
入院から丸二月。
怒濤の2ヶ月だったなぁ……と思う。
退院まであと4日。
といっても、火曜日の検査結果次第では延長も十分あり得る。
何とか無事に退院出来ますように!
午前中は、上の娘は部活へ、私はインフルエンザの予防接種を受けにそれぞれ出掛けた。
帰宅後は町内会費を払いに行ったり、買い出しに行ったりと忙しなく動いていた。
午後は修理業者がオーブンレンジを取りに来るのを立ち会い、家中の掃除もした。
もうすぐ家長がご帰還されるので、家の中を綺麗にしておかないといけないな…と変に気合いが入った。
義父の夜ご飯を用意し、自分達用のおかずはタッパーに詰めていざ病院へ。
紙袋3つ分の大荷物を抱えて休日用の出入り口から院内に入ると、偶然帰宅しようとしていた顔馴染みのスタッフの方と遭遇した。
そのスタッフさんは、旦那が前職でお世話になった方。
当時はアミューズメント施設の食堂で調理の仕事をされていて、ちょいちょい旦那に残り物でささっと作った軽食を差し入れてくれていたそう。
現在は、旦那が入院している総合病院で看護補助?というのだろうか、入院患者のお世話をされていらっしゃる。
そのスタッフの方に挨拶した所
「ご主人待ってるよ!さっきも“もうすぐ来るんだ”って、売店でおやつ買ってたよ」
と、笑顔で言ってくれた。
人見知りで愛想のない私にも気さくに話し掛けてくれて嬉しい限り。
旦那の長期入院は、彼女との世間話や励ましがあってこそ耐えられたんじゃないかと思う。
とてもとてもありがたい存在だ。
旦那は、帰宅に向けて、少しずつ荷物の整理を始めている。
子供達に「もうすぐ帰るからな」と言いながら、実は自分が一番嬉しいんだろうな。
早く皆で温かい食事を囲みたい。
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