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第1章 転生後の生活編

第6.5話 スキルを融合して覚醒!?

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アーサー・ソロモンが来て、戦った時から1週間後が経った…

突然…蒼唯が、焦りながら来た。

「大変だァァァー!!
大変なんですよォォォー!!!」

━━━何かあったんだろうか?

「どうしたんだ? とりあえず…落ち着け…!
なんだ? 何かあったのか?」

蒼唯がはぁ…はぁ…と息を整いながら言った。

「これが、落ち着いていられますか?!
魔王が…魔王が現れて…ビクター様を出せって!」

「え…? 魔王って魔族だよな?」

と、言うと…リリアスとメグネは表情が暗くなりながら言った。

「いいえ…魔王は魔族とは違います」

と、リリアスは言った。

「魔王は…各国の王様が魔王になるんだよ
その各国の数も決まっていて…」

と、メグネは言った。

なるほど…だから、暗くなってたのか。

あれ…? 待てよ?
大罪って7つだよな?

って事は、魔王も7人だけじゃねぇの?

と、思った俺は…それを聞く事にした。

「なるほどな…ちなみに…
大罪は7つだよな?」

と、言うと…更に表情が暗くなった。

すると、メグネは言った。

「いいや…8つだよ。
″基本″は7つだけど…」

俺は、1つの事で理解が出来なかった。
だって、″基本″は7つなのに…
なぜ、8つなんだ? と言う疑問があるからだ。

すると、リリアスは言った。

「7つの美徳のうちに…大罪がもう1個存在してたのです…」

━━━━今、理解した。
つまり、7つの美徳のうちに…
7つの大罪が8つの大罪になる一つの理由…

その言葉を…関連性で言うと…「戦争」と言う名が相応しいだろう。

つまり、何が言いたいか…
もう、答えを出すのならば…
そう…8つ目の大罪は『正義』だ。

みんな考えている『正義』と言うのは、
『正義』VS『悪』だ。

だけど、違う…。
まぁ、確かに…そう言うのもあるには…
あるが…

だが、基本的には…
『正義』VS『正義』だ。

戦争だってそうだろ?
ほぼほぼの人達は、
上の立場である奴の『正義』の為に戦うだろ?

この世界だってそうだ。
神族と魔族も彼らなりの『正義』があるから戦うんだ。

もちろん…俺らにも、思う『正義』がある。
だから、『正義』VS『正義』が…罪でもあり…
美徳でもある。だから、難しいのだ。
この言葉だけ…は。
しかし…なるほどな、色々と考えさせられるわ。

「正義は…この魔王界でも、神界でも…
最強の1種なんです。なので、もしかしたら…父よりも…いいえ…あの方よりも…」

━━━あの方…? あの方って誰だ?

まぁ、深く…気にしてる場合ではないな。

「よし、受け答えよう!
蒼唯! 連れて行ってくれ!」

と、言うと焦りながらも言った

「はい! 分かりました!」

そして、着いて行ったら…
何ともまぁ…魔王らしい格好が…
7人もいた。

「初めまして、俺は
ビクター・ベクターだ。
お前らは?」

「傲慢の魔王 リシフェルだ」

「憤怒の魔王 ルタン」

「怠惰の魔王 レフェゴール…」

「強欲の魔王 ナモン」

「嫉妬の魔王 ルヴィ・ルヴァイアサン」

「暴食の魔王 グランベルゼブム」

「色欲の大罪 リリデウスよ~♥」

「━━━うっ…」

1人だけ…女のくせに…気色悪くて…
つい、吐き気が…

「あら~?」

色欲の魔王が俺に、顎クイして色欲の魔王の顔が近づいてくる。

「気持ち悪いとは…
頂けないわね~?
坊や?」

「━━━━━━!?」

体が危険を察したのか…
顎クイしたのをはけて
後ろに下がった。

「あら、分かっちゃったの~?
残念ね~」

「そこまでにしろ
 リリ…」

と、傲慢の魔王…リシフェルが
そう言うと…

「はーい……ッチ…」

と、色欲の魔王 リリデウスが舌打ちしながら戻って行った。

「話が脱線して、すまない。
俺たちが、今この状態なのは許してくれ」

━━━━━服も…身体も…ボロボロ…
そして、身体に傷があって血も流れてる。

「あの~…何か…あったんですか?」

俺は、この世界に来て…
初めて恐る恐ると聞いた。
すると、リシフェルは…残念そうな顔をしながら…言った。

「あぁ、残念ながらあり過ぎた。
俺達の国も奪われるし、
俺達が作ったアジトも奪われるし…で…」

━━━━━なるほどな…
こんな強い人たちが居るのに…
それだけ…強い相手なのか…

俺でも勝てる気がしないぞ…

すると、リシフェルは…
俺を睨みつけながら言った。

「ところで、提案なんだが…」

「は、はい?
なんでしょうか?」

すると、リシフェルは
俺に向けて…とんでもないことを言うのだった。

「お前は、相当な力を持っていると
神族や魔族達が噂をしていた。
もしかすると、お前が8人目の大罪に相応しいのではないか…と、確信し…お願いしに来た」

ここで、俺はある言葉を使えるか…
一か八かで聞いてみることにした。
まぁ、無理だろうけど…

「もし、断ったら…?」

すると、更に…俺に睨みながら言った。

「断ったら…グリモワールと別れてもらう。
それも出来ないなら…この国を私たちの物にし、お前らは永久追放だ」

俺は、その言葉に疑問を浮かべた。

それが、先程言ってた…
グリモワールについてだ…

「あの~…グリモワールとは…なんの関係が?」

すると…リシフェルは、真実を話した。

「グリモワールは、元々…私達が管理してた物でね。それを、魔族に取られたのさ」

なるほどな…
だから、グリモワールとこの国を人質に取ったのか。

でも、俺は…答えが決まっている。

それは…

「仕方ない…わかった。やろう。
とは、なるか!
答えは、どれも俺らはお前らには賛成しないし、国もグリモワールもあげねぇよ!」

と、言うと…怠惰の魔王は
リリアスとメグネとアーサー・ソロモンを戦闘不可にして、解除されないように見守っていた。

だから、相手するとしたら…
その他の6人ということか…

なるほどな…スキル 『封印』か…

ややこしくなったな。

【マスター! 大変です!
私のも封印されそうです!】

(そんな! レジストしてくれ!)

【レジスト…成功…
ですが、1部の制限が来てしまいました。
それが…零神-クローム-です!】

(なぁ…!? 零神-クローム-が…制限になった…だと!?)

そうか…それが狙いだったのか…!

多分、俺の能力は神族と魔族にはバレてないが…
恐らく…魔王たちにはバレてるな…

戦った時に気配がして振り向くといなかったからな。

くそ…しくじった…。

そして、6人の魔王が一斉に攻撃を仕掛けた。

それを俺は…スライムでカードした…が、
吹き飛ばされて…壁にぶつかった。

そして、自動的に人間に戻された。

【スライムが一時的に使用禁止となりました】

「くそ! こうなったら!」

━━━━━俺は、ドラゴンになって攻撃を仕掛けた。全知全能や破壊、創造…を使って戦った…
が、やはり…効いてなかった。

そして、また…6人の魔王が一斉に攻撃されて…ドラゴンも使用禁止となった。

そして、次は…紅蓮と蒼唯と合同で俺のユニークスキル 『剣』を使いながら、攻撃した。

だが、効くよしもなく…
紅蓮も蒼唯もやられ…
剣も使用禁止となった。

(グリモワール…居るか?)

【はい! どうなされました?】

(いいか…? 俺が言ったことを実行してくれ)

【なるほど… ″あれ″になる気になったんですね】

(あぁ、今の俺じゃ…力不足だと…確信した。
そうしないと…多分…今後先、リリアス達を守れないと確信したしな…。
頼むとすれば…これとこれを融合すると完成すると思う…頼んだ!)

【わかりました!!】

【━━━━━世界に請願…神化と魔王化を犠牲にし、新しくスキルを作れ…!】

[了、これからシークエンスを開始します]

[……失敗しました。再度実行…
………失敗しました…再度実行…
失敗しました…失敗しました…
失敗しました…失敗しました…
失敗しました…失敗しました…
失敗しました…失敗しました…
再度実行…!
失敗しました…失敗しました…
失敗しました…失敗しました…(以下略)]

━━━━何度も世界の奴が失敗して何度もやる姿に…祈っているグリモワール見ながら…考えた。

どうやって凌ごうか…を。

すると…何者かが俺宛に…ギフトを送られた。

それを開けると…
昔、俺をこの世界に転生してくれた女神だった。

そのギフトの内容は…
ユニークギフト…『ゴム人間』だった。

なるほど…有難かった。
だが…メッセージの内容がイラッときた。

『上手く使えよ! 旅人はん!』と。

それをグッと推し堪えて…耐えた。

まぁ、素直に言うと…
有難く使わせてもらいますけど…ね!

そして、6人の魔王は俺に向けて拳で殴ってきた。
だが…ゴム化でダメージが通らず…
伸びたゴムパンチで6人の魔王を大打撃まで追い込む。

すると…次は、剣で勝負してきた。
だが、ゴムは固くなると鋼鉄する様に
鋼鉄化した。

そして、キィーン!と音がなるぐらい…
固くなっていて切れなくなっていた。

そして、6人の魔王は一斉に手が痺れたらしく…また、ゴム化になってゴムパンチを喰らわせて…大打撃までまた追い込んだ。

【失敗続きだ…
あぁ、もう! こうなったらやけくそだァァ!!
マスターに怒られてもいいから…魔神王-ルシファー-も入れてしまえー!!】

[……成功しました。
魔導書 グリモワールの中に
スキル 【正義の大罪-ジャスティス・シン-】を獲得しました。]

【キタァァァァァァ!!!!】

「はぁ…はぁ…」

このままだと…俺が体力的に…負けてしまう…

どうしたら…

【マスター! 完成しました!】

(おぉ…その感じだと…やっぱり、魔神王-ルシファー-を犠牲にしたんだな?)

【はい…すみません…】

(いいんだ…それより、早く接続しよう…
じゃないと、俺の体力もやばいから)

【わ、分かりました!】

「こっから、本気を見せてやるよ
行くぜ!

俺は、魔導書 グリモワールと接続するぜ!」

俺は、グリモワールと接続し、
【正義の大罪】を発動しようとした。

だが…

「うぐ…うがぁぁぁぁぁぁ!!!!」

俺でもわかる…暴走しかけてるのだ…

遠くから…リリアスとメグネとアーサー・ソロモンの声がする…

応援なのか…心配してるかまでは分からない…。

-リリアス視点-

「ねぇ、お姉ちゃん!
あれってまさか!!!」

と、恐怖してるメグネを慰めながら言った。

「大丈夫…私達の旦那なら…
上手くいくはず…!」

私は、心で願いながら言った。

『お願い…私達を応援してる神様…
私の声が聞こえるなら…旦那を…
ビクターを…!!!

ビクターを助けて!!!!』

-ビクター視点-

「うぐぅ…うがぁ…!」

7人の魔王が圧巻に取られてるみたいだ。
何故かって…?
こんな短時間で、その答え…
つまり、危険な道…正義の大罪に手をかけるに辿り着くとは誰も思ってないからだ。

もしかすると…下手すれば能力が暴走して…
死ぬ可能性があるからだ…。

俺も最初は嫌だった。
だが…メグネも…
リリアスも…
アーサー・ソロモンも…
紅蓮も…
蒼唯も…
この国民も…

そして、これから仲間になる奴らも…

リリアスとメグネのお父さんお母さん達…
皆を守りたい…
その為なら…
俺の命を犠牲にしてまで
守りたいんだァァァ!!!!

その思いを固く決めたおかげなのか…
段々と体が軽くなる。

そして、何処からか
声も聞こえてくるのだ。

[その…意思…しかと受けとった。
見せつけるがいい…
私の力を…そして、
私にも出来なかった…
お前の力を!!!!]

(ありがとう…
この力を…大事に使わせてもらう…
何処の誰か知らないけど…
いつか会えたら…お礼しに行くよ。)

と、言うと…また遠くから声が聞こえた

[その必要はない…
だって、お前は…
━━お━━れ━━━なの…だ…]

(え…?)

━━━━そして、その後の言葉が聞こえないまま…俺は、覚醒する…。

【マスターは、人間から魔王に進化し、魔王と人間を行き来出来るようになりました。

そして、固有能力 『不朽不滅』を獲得!】

ハハ…そうかよ…
ありがとな…

これで、俺も
これから先…人間でもあり、
″化け物魔王″だって事かよ…

俺は、ため息をつきながら…
魔王たちを見た。

「はぁ…待たせたな…
お前らが1番…
望んだ結末になった…ぞ!」

そして、思いっきり息を吸って
大声で言う。

「8つの大罪…『正義の大罪ジャスティス・シン』! ビクター・ベクターだ!」

すると、リシフェルは喜びながら言った。

「なるほどな…ならば…
その力…試させてもらお…ッ!?」

━━━━リシフェルの喋ってる事を言わせる前に…
【正義の大罪】の権能の1つである…
8つの神碑指輪で、神話の神や神話の大罪、英雄、72柱の悪魔や堕天使達を召喚をした。

すると、太刀打ちができないのか…
苦戦してるようで…そこに追い打ちで…
神碑指輪の各それぞれの魔法を撃ち放った。

それでも、苦戦してても…それでも…
対抗してきた。

俺は…次に、【正義の大罪】の権能の1つである…七つの大罪-デッドリー・シン-を発動して、更に圧倒をする。

だが、それでも対抗する為…
俺は、制限されていた
零神-クローム-が制限解除された為…

大技を放つことにした。

そして、その大技を放つ準備をするために…
神や大罪、悪魔や堕天使、英雄などで時間稼ぎしてもらいながら…気を溜めていた。

「喰らえ…今のこの…俺の…!!
力を…!!!!」

気を溜め終わって…一気に放つことにした。

「ゼロゴッド・ジャッチメント・エクスプロージョン!!!」

「う、うわぁぁぁぁぁあ!!」

-リシフェル視点-

「ゼロゴッド・ジャッチメント・エクスプロージョン!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

━━━━━━何故だァ…
なんで、あんなに使いこなせている?!

順応性が高いからか…?
違う…

元からそう言うそれらしきスキルを持っていたから…?
違う…

だったら、答えは簡単だ…。

昔の創造主であり創造神…
ゼロ・グランベル=カオス様が転生したと考える。

何故ならば…ゼロ様は…
正義の大罪を作った元凶…
つまり、ゼロ様が初代…正義の大罪だからだ。

そして、勿論…零神クローム
そうだ。

そして、新しいスキルを持ったとしても
即座に使いこなす…。

まさに、あの人以外に他は無い…
それに、それなら話の辻褄が合うのだ…

何故か…それは…
ゼロ・グランベル=カオス様は…
死んだら…蘇るのに…
数年前から姿を現さなかったから…

もしかしたら…滅びたのではないか…
と、思っていた。

だが、違う…転生したと俺は信じたい…
確証がないから信じられないと思うが…
あのビクター・ベクターは…
確実にあの人だ…
あの…化け物魔王…
ゼロ・グランベル=カオス様だと!!!!

-リリアス視点-

「やはり、そういう事だったんですね…」

私は、1人でボソッと呟いた。

すると、メグネは…
やっぱりと顔しながら言った。

「やっぱり、お姉ちゃんも感じる?」

「えぇ…そうですね…
感じます…」

と、言うと…メグネはため息をつきながら言った。

「はぁ…だよね~
まさか…ビクターがあの人″っぽい″とはね~」

「多分、″っぽい″じゃ、
ないと思いますよ…
勘ですが…」

メグネは…目を見開きながら言った

「マジで?」

私は、冷静な声で言った。

「えぇ…マジです
でも、ビクターには
言わないでおきましょう。
多分、″あの人″もそう思ってるはずです」

と、言うと…メグネはしょぼくれながら言った。

「そうだね~
言わない方が得策か~…」

-ビクター視点-

「これで、認めてくれるか?」

と、俺は7人の魔王に向けて手を差し出した。

すると、7人の魔王は…
反省しながらも俺の手を掴み、
7人の魔王が立ち上がって
リシフェルは言った。

「なぁ…俺ら…住む家無いから…
住まわせてくれないか…?」

「あぁ、それに関しては
衣食住は整ってあるから
好きに使うがいい…

だが…」

━━━━━俺は、イライラを抑えながらも言った。

「アジトを取られたら…今後も不利になる…」

「あぁ…そうだな?
あっ…」

リシフェルは、察したように言った。

「まさか…取り返すとは言わねぇよな?」

━━━━流石、傲慢の魔王
頭の回転が早くて済むわ…

「流石だね、そう思ってたんだ」

「辞めておけ…!
俺たち…7人でも…敵わなかったんだぞ!?

2人に…」

なるほど、2人か…。
でも、俺は無理やたらに…戦争吹っ掛ける
奴ではない…と俺は思っている。
俺は勝ち目がなければ引いていた。
だが…俺は、ある必勝法があるのだ。

「それは、お前らの能力が把握されてるからだろ…?」

と、言うと…リシフェルや他の魔王達が…
驚きながら言った。

「何…?! そんな馬鹿な?!」

「確証があるわけはないが…
お前らの能力を把握しておけば…
それだけの対処ができるはず。
じゃ、何故…俺は勝てるか…
それは至って単純…」

俺は、言った。
その確証を…

「能力を分かって伝える前に殺してるのさ」

「お前…どれだけ最強だったんだよ

いいや…今は…最恐だな…

正義の大罪は、他のスキルを強化する効果がある…

なら、スライムもドラゴンも剣もゴム人間も…
俺らとは比にならないぐらい…
強くなってるかも…な…」

と、言うとリシフェルにツッコまれた。

「え…俺…弱いよ…?」

と、言うとリリアスやメグネ、
7人の魔王が一斉に俺に向けて言った。

『んなわけあるかァァァァ (ありますかァァァァ)!!!!』

と、言われて…俺は…

「えぇ…?」

と、困惑するのだった。

━━━━━とりあえずは…
次の目的は…元8つの大罪のアジトを
奪還…ついでに、そこから
この街までを繋げて…更に街の拡大化と

7人の魔王の国民達を保護だな。

そして、必ずしも…この街に入れて…
安全地帯に入れないと行けないな…
と、思うのだった。

でも、1つだけ…気になるのは…
7つの美徳が…今何やってるか…だ。

まさか…と、思うが…
神族と魔族をここに召喚させたのは…
7つの美徳…か?

まぁ、それは確証がないから…
今は、いいや…

そう考えていたら…
何者かが後ろから抱きつかれた感触があった。

でも、リリアスじゃないし…
メグネでもない…
アーサー・ソロモンでもない…

━━━━まさか…?!

「ねぇ…ビクター君…
疲れてなぁーい?」

━━━やはりか…
と、色欲の魔王…リリデウスが俺の方に来て体を触りながら、言われた。

「疲れましたけど…
どうしました?」

と、俺は…普通の対応をした。
すると…リリデウスはとんでもない事を口走る。

「そう…?
なら、あたしが…
その疲れを癒して
あ・げ・る♥」

と、言うと…
リリアスとメグネが遠くから
『ダメぇぇぇぇぇぇー!』
と、言いながら…俺を押し倒して言った。

『ビクターは、私達の…!

そんな生き遅れのクソBBAに
渡すもんですか!』

「あら…?
私は、これでも
あなた達と同じ年齢よ…?
失礼ね!」

「ねぇ…? ビクター?」

『ねぇ!ビクター!』

『貴方は…
あたし (私達)
どっちを取る (取るんですか)?!』

「え…えぇ…」

なぁ…神様…
居るならさ…答えて欲しいんだ…

(なんで、俺はいつもこうなるんだよ!

こうなるんだよ!

なるんだよ!

んだよ!

だよ!

よ!)

と、心で思った事をエコーで聞かせながらも…
リアルでは…困惑するののだった…。

~ステータス一覧~

ビクター=ベクター

種族 魔王/人間

加護 神の紋章

称号 スライムとドラゴンを支配する者、剣になる者、禁書を扱う者、魔導書を扱う者、転生者

魔法 全属性魔法 (火、水、風、雷、地、光、闇、無)

魔剣 『コードネーム マクスウェル』
-天地を切り裂いたり、五感を支配したり、無限の力になったりと、最強な魔剣である-

固有能力
『不朽不滅』
特殊能力 不老不死、転生

-不老不死は、老いることも死ぬことも出来ないが、ある条件で死ぬ事が出来る。

転生は、そのある条件で死んでしまった場合…違う姿と…違うスキルで【ある条件をクリアすれば、元のスキルも獲得することが出来る】転生する事になる。-

アルティメットスキル
『魔導書 グリモワール』
特殊能力 永久機関、魔法強化、紋章、正義の大罪、零神-クローム-、禁忌魔法、ブラック・ホール、ホワイト・ホール、ダーク・マター

永久機関
-解析や鑑定などのサポートや、未来予知、危機察知などのサポート系なども備わってありそして、ビクターの意思でグリモワールに戦わせることも可能な能力-

魔法強化
-自身や味方の魔法を強化する能力-

紋章
-ありとあらゆる紋章を使う能力-

正義の大罪-ジャスティス・シン-
-8つ目の大罪。

罪状:正義の心で、世界の終焉を齎した事により、8人目の大罪・・・正義の大罪である・・・
堕神と吸血鬼になる。

権能
①七つの大罪
(俗に言うデッドリー・シン、今まで居た七つの大罪達の能力+主人公だけが使える専用の七つの大罪の権能。VS人間etc.....だったら…めっちゃ強いが、VS七つの大罪になった場合、前者だと威力が桁違いに弱い。後者は強いと言う関係性になってる。

+‪αで、正義の罪も入っている。

・傲慢 模倣+即死+全知全能能力
(傲慢は、模倣だけ)
・憤怒 支配+擬人化+アカシック・レコード能力
(憤怒は支配だけ)
・嫉妬 幻覚+創造+原初の能力
(嫉妬は幻覚だけ)
・怠惰 封印+破壊+虚無能力
(怠惰は封印だけ)
・強欲 超能力+超越者+無限の能力
(強欲は超能力だけ)
・暴食 捕食+操作+改竄能力
(暴食は捕食だけ)
・色欲 死者蘇生+ifの世界+不老不死の能力
(色欲は死者蘇生だけ)が使える)
・正義 世界と一体化の能力

②神碑指輪-ルーンリング-
(神碑指輪の種類は以下の7種類ある。

-『全知全能-大空-』の神碑指輪
英雄召喚 アーサー王
神の召喚 ゼウス、アザトース、ヴィシュヌ
大罪 ルシファー(七つの大罪全て)
種族 熾天使
職種 勇者
魔法 無限魔法

『創造・破壊-夜空-』の神碑指輪
英雄召喚 ランスロット
神の召喚 シヴァ、ブラフマー、アトゥム
大罪 サタン(傲慢と憤怒)
種族 魔王
職種 賢者
魔法 虚無魔法

『開闢-嵐-』の神碑指輪
英雄召喚 沖田総司
神の召喚 アマテラス、ツクヨミ、クロノス
大罪 レヴィアタン(傲慢と嫉妬)
種族 最高神
職種 (メイン)剣士・(サブ)格闘家
魔法 時空魔法

『混沌-雨-』の神碑指輪
英雄召喚 オデュッセウス
神の召喚 イザナミ、イザナギ、カオス
大罪 ベルフェゴール(傲慢と怠惰)
種族 九尾
職種 (メイン)守護者・(サブ)巫女
魔法 黒・白魔法

『希望-雷-』の神碑指輪
英雄召喚 ジャンヌ・ダルク
神の召喚 ヨグ=ソトース、ジュブ=ニグラス、ノーデンス
大罪 マモン(傲慢と強欲)
種族 龍
職種 陰陽師
魔法 古代魔法

『絶望-雲-』の神碑指輪
英雄召喚 織田信長
神の召喚 龍神、ヤマタノオロチ、オーディン
大罪 ベルゼブブ(傲慢と暴食)
種族 多重人格者
職種 呪術師
魔法 禁忌魔法

『終焉-霧-』の神碑指輪
英雄召喚 ソロモン
神の召喚 邪神、ガイア、ロキ
大罪 アスモデウス(傲慢と色欲)
種族 堕天使
職種 (メイン)王様・(サブ)仙人
魔法 原初魔法

『叡智-雪-』
英雄召喚 エリザベス
神召喚 アテナ、ウラノス、アイテール
堕天使召喚 ルシフェル
悪魔召喚 72柱の悪魔
種族 吸血鬼
職種 ダークヒーロー
魔法 青魔法)-

零神-クローム-
-この能力は、異世界の創造主しか持ってなかった…が、どうしてか奏音が持っていた能力でグリモワールが付けた能力。全能神-ゼウス-、最高神-ヴィシュヌ-、虚無神-アザトース-など、色んな最強の神のスキルを越えた能力。世界の者はこの能力を欲しがっていた。能力の内容は…アカシック・レコードと森羅万象より強い能力で、全てのスキルの始まりの意味である (天地開闢の) 能力。ありとあらゆる奴らのスキルと技 (正義の大罪以外) はこの「零神」の派生系能力である。-

禁忌魔法
-禁忌魔法を使う事が出来る能力-

ブラック・ホール
-ありとあらゆるものを吸い込む能力-

ホワイト・ホール
-ブラック・ホールで吸い込んだのを自由に放出する能力-

ダーク・マター
-ありとあらゆるエネルギーをダーク・エネルギーに変えて、歪みと重力に変えるスキル-

ユニークスキル
『スライム』
特殊能力…擬態化、吸収・侵食

吸収・侵食
-吸収は、ありとあらゆるスキルや魔法などを吸収して、自分の物にするスキル。侵食は対象をゆっくりジワジワと…食べてそのものを擬態化として還元するスキル-

『ドラゴン』
特殊能力…全知全能、創造、破壊

『剣-エクスカリバー-』…グリモワールが追加された事により新たに追加されたユニークスキル

特殊能力…通常能力から
武器破壊不可、形態改変、装備者のステータス改造

次に共有能力
不朽不滅、詠唱破棄、剣技、未来予知、魔神王書庫-アカシック・レコード-、魔導書 グリモワール

卍能力説明卍

-通常能力編-

武器破壊不可…武器の破壊が不可能。

形態改変…自由に武器の種類を変えられる。

装備者のステータス改造…装備者のステータスを自由自在に改造する。

-共有能力編-

不朽不滅…装備者が装備すると不老不死みたいなスキルが付く。

詠唱破棄…あらゆる詠唱を破棄できる。

剣技…剣の技。

未来予知…未来を読めるスキル。

魔神王書庫-アカシック・レコード-…装備した者は、ありとあらゆる魔導書を司ったり、世界の全ての情報・知識・記憶・能力などを扱えるスキル。

ユニークギフト
『ゴム人間』
特殊能力 ゴム化 (自動)、鋼鉄化 (自動)


耐性 全耐性-オール・フォー・ワン-

希少レアスキル
『擬人化』…ありとあらゆる武器や物をチートな人間にするスキル。
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とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。 それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。 かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。 果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!? ※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。

若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双

たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。 ゲームの知識を活かして成り上がります。 圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。

【画像あり】転生双子の異世界生活~株式会社SETA異世界派遣部・異世界ナーゴ編~

BIRD
ファンタジー
【転生者モチ編あらすじ】 異世界を再現したテーマパーク・プルミエタウンで働いていた兼業漫画家の俺。 原稿を仕上げた後、床で寝落ちた相方をベッドに引きずり上げて一緒に眠っていたら、本物の異世界に転移してしまった。 初めての異世界転移で容姿が変わり、日本での名前と姿は記憶から消えている。 転移先は前世で暮らした世界で、俺と相方の前世は双子だった。 前世の記憶は無いのに、時折感じる不安と哀しみ。 相方は眠っているだけなのに、何故か毎晩生存確認してしまう。 その原因は、相方の前世にあるような? 「ニンゲン」によって一度滅びた世界。 二足歩行の猫たちが文明を築いている時代。 それを見守る千年の寿命をもつ「世界樹の民」。 双子の勇者の転生者たちの物語です。 現世は親友、前世は双子の兄弟、2人の関係の変化と、異世界生活を書きました。 画像は作者が遊んでいるネトゲで作成したキャラや、石垣島の風景を使ったりしています。 AI生成した画像も合成に使うことがあります。 編集ソフトは全てフォトショップ使用です。 得られるスコア収益は「島猫たちのエピソード」と同じく、保護猫たちのために使わせて頂きます。 2024.4.19 モチ編スタート 5.14 モチ編完結。 5.15 イオ編スタート。 5.31 イオ編完結。 8.1 ファンタジー大賞エントリーに伴い、加筆開始 8.21 前世編開始 9.14 前世編完結 9.15 イオ視点のエピソード開始 9.20 イオ視点のエピソード完結 9.21 翔が書いた物語開始

夜遊び大好きショタ皇子は転生者。乙女ゲームでの出番はまだまだ先なのでレベル上げに精を出します

ma-no
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【カクヨムだけ何故か八千人もお気に入りされている作品w】  ブラック企業で働いていた松田圭吾(32)は、プラットホームで意識を失いそのまま線路に落ちて電車に……  気付いたら乙女ゲームの第二皇子に転生していたけど、この第二皇子は乙女ゲームでは、ストーリーの中盤に出て来る新キャラだ。  ただ、ヒロインとゴールインさえすれば皇帝になれるキャラなのだから、主人公はその時に対応できるように力を蓄える。  かのように見えたが、昼は仮病で引きこもり、夜は城を出て遊んでばっかり……  いったい主人公は何がしたいんでしょうか…… ☆アルファポリス、小説家になろう、カクヨムで連載中です。  一日置きに更新中です。

放逐された転生貴族は、自由にやらせてもらいます

長尾 隆生
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旧題:放逐された転生貴族は冒険者として生きることにしました ★第2回次世代ファンタジーカップ『痛快大逆転賞』受賞★ ★現在三巻まで絶賛発売中!★ 「穀潰しをこのまま養う気は無い。お前には家名も名乗らせるつもりはない。とっとと出て行け!」 苦労の末、突然死の果てに異世界の貴族家に転生した山崎翔亜は、そこでも危険な辺境へ幼くして送られてしまう。それから十年。久しぶりに会った兄に貴族家を放逐されたトーアだったが、十年間の命をかけた修行によって誰にも負けない最強の力を手に入れていた。 トーアは貴族家に自分から三行半を突きつけると憧れの冒険者になるためギルドへ向かう。しかしそこで待ち受けていたのはギルドに潜む暗殺者たちだった。かるく暗殺者を一蹴したトーアは、その裏事情を知り更に貴族社会への失望を覚えることになる。そんな彼の前に冒険者ギルド会員試験の前に出会った少女ニッカが現れ、成り行きで彼女の親友を助けに新しく発見されたというダンジョンに向かうことになったのだが―― 俺に暗殺者なんて送っても意味ないよ? ※22/02/21 ファンタジーランキング1位 HOTランキング1位 ありがとうございます!

死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~

未来人A
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主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。 待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。 シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。 アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。 死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。

分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活

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"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。 クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。 これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。

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