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第1章

第1話 第2の人生 スタート!

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━━とりあえず…
ステータスも確認したし…旅をするか!

【ちょーっと待ってくださ~い!】

(わぁぁ!? 何!? どうしたの!? ゼウス…)

━━━これは、ガチでびっくりした。
リアルなら…3年寿命が縮むぞ…。

【名前ですよ! 名前! それだけはあなたが決めてください!】

━━あぁ…そう言えば、ステータス画面も??になってたな…。

(名前なぁ~
とりあえず、1つでいいか?)

【いいえ、2つです!】

(え…2つ!?)

━━━なんで、2つも…
あ。そう言えば…能力発動前と後で
別々だったな。

【はい! マスターが言った通り、能力発動前と発動後の名前を付けてください!】

━━神様…しかも全知全能の神にマスター呼びは…慣れんな。

(分かったよ…えぇ…と
前にゲームで付けた名前のメイン機とサブ機でいいか?)

すると、嬉しそうに言った。

【なんでもいいですよ!】

(ならば、能力発動前を神影みかげ 希空そらで、発動後はなぎ 來皇くるみだ!)

と、言うと…ゼウスは呆れながら言った。

【はぁ…なんですか…その厨二病な名前は…
まぁ、いいですけどね~】

━━━お前がなんでもいいって言ったんだろうが!?

こうして、俺は…神影 希空兼凪 來皇として、
生活して行くのだった。

そして、もう少しで…街に入る寸前で事件が起きた。

「きゃぁぁぁぁぁ!!」

「ん? あれは!?」

━━━なんと…そこに居たのは…少女とドラゴンだった。

ただ、仲良くしてる訳では無い。
少女が襲われているのだ…ドラゴンに。

【マスター! 今こそ、ウルトラスキルで少女を助けましょう!】

(わ、分かった)

━━俺は2つの意味で怖かった。

1つ目は…ドラゴンと対等に戦えるのか…

2つ目は…戦い終わったあとに少女に化け物と言われて…避けられるのか…。

でも、そんな事を言ってる場合ではない!
助けられるのであれば、手段を選ばない!

「来い! キメラァァァァァ!!」

━━━俺は走りながら…言った。
すると、姿も片手も違和感を感じ
それを頼りに…ドラゴンの体当たり攻撃を、止めた。

すると…俺も少女も痛みがなく、恐る恐る見た。
そしたら…俺の体はさっきとは別の姿で、
俺の手がスライムになっていた。
それで、そのスライムが衝撃や攻撃も吸収し、ドラゴンを捕食した。

それが終わったあと…戦闘前の姿に戻った。

何とも…チートすぎるスキルなんだ。

【そりゃ、そうだよ。
ウルトラスキルだからね】

(━━う、ウルトラ…?)

【はぁ…まずは、スキルの説明ね】

(━━━え…? あ、はい
ヨロシクオネガイシマス)

急に出てきたから更にびっくりしたけど。
敢えてなんも触れないでおこう。

【スキルと言うのは、全て合わせて5つある。
まずは、スキル…これは技みたいなもの。
エクストラスキル。君の世界で言う最弱な能力
次にユニークスキル。エクストラから進化してまぁまぁ、強い能力。
次にアルティメットスキル。これは、エクストラスキルの最終進化系。基本、このスキルが出回ってるスキル。勇者も魔王もこの系統だよ。】

(━━なるほど…で、ウルトラスキルは?)

なんか、嫌な予感しかしないが…まぁ、
その予感が的中しないように…祈っておくか…

【ウルトラスキル。この世界で言う希少レアスキル。現在出てるウルトラスキルは2つしかない。】

━━━やはり、そうだったか…
って、今なんて言った?

と、心を見抜かれたようでゼウスは言った。

【2つだよ。2つ!】

(━━はぁ!? 2つ!?
キメラともう1つって事!?)

【そうだよ。はぁ…呆れるよ。全く…】

━━━なんか、呆れられた。
一応、謝っておくか…。

(す、すみません…)

「あ、あの!」

と、少女が声をかけてくれた。

「ん? どうした?」

と、優しく声をかけると…
笑顔で言った。

「助けてくれてありがとう!」

━━俺の心はその可愛さでズッキューンと来てしまった。

だが、俺は少女を襲わないたちなので、更に優しく言った。

「もう、街に出るなよ?
お兄さんと約束な?」

と、言うと…少女は更に幸せな顔で言った。

「うん! 本当にありがとう!」

すると、遠くから少女を呼ぶ声が聞こえた。

美來みくる~!!」

と、少女…美來の近くに来て息をあげていた。

「探したぞ…。何処に行ってたんだ!」

と、怒り気味で言った。

「ごめんなさい…
だけどね! お姉ちゃん!
ドラゴンに襲われそうになった時…
お兄さんが、助けてくれたの!

姿が変わって、手がスライムになって食べてたの!」

「え…それはウルトラスキル。
キメラでは!?」

━━━俺は…恐る恐ると逃げようとした。
だが、バレてしまった。

「あの…もし、良かったら僕の王国に来てください! 話があります!」

「あ…はい…分かりました」

こうして、俺は…少女 美來と
そのボクっ娘のお姉さんである人と一緒に…
王国へと、向かうのだった。

幸先が不安である。
トホホ…(汗)
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