1 / 5
青春日記01 「 不良の定義 」
しおりを挟む
昔に可愛がってもらってた先輩に
たまたまコンビニで会って話をしていたら
昔の事を思い出したので書く。
中学と高校の時
俗に言う不良だった。
将来なんの役にも立たない先輩後輩の関係性に
当時はそれが最も重視されていて
それがすべてだった。
中学一年の時
俺はかなり調子に乗っていた。
地元の不良の先輩からはなぜか可愛がられて過ごした。
狭い世界で生きていたあの頃は
なにひとつ恐いものなんてなかった。
そのグループの中にいたのが1つ歳上の
慎也さんだ。
なぜか妙に好かれてた俺は
いろんな所に連れて行ってもらったんだ。
慎也さんの実家は金持ちで
俺は財布を出した事もなければ、
家に行けば俺にまで小遣いをくれる家だ。
そんな親の元に生まれ育った慎也さんは
我が儘を極めた人だった。
中学二年になり
隣町の他校のグループと合流して
よく遊んでた時期があったんだ。
その時に出会った同級生の二人組は今でも腐れ縁だ。
あの頃はすべてが新鮮で楽しくて
ゲームセンターへ行けば喧嘩をする事もあったし、
悪い事は慎也さんにすべて教えてもらったんだ。
慎也さんとの付き合いは
ツライ事もかなりあったが
その分楽しい事の高低差が激しかった。
当時、慎也さんが三年生で俺が二年生だった頃
俺の1つ歳下の一年生の後輩は
俺の事を怖い先輩という位置付けにしていた。
覚えがないのだが不良の後輩に
覚えのない恐怖感を与えてたみたいで
ビクビクされていた。
まぁ不良だったからその目線や態度も
愉快な気持ちではあった(笑)
その分、担任には理不尽に怒られて
不愉快な気持ちも同じくらいあったからトントンだな。
たしかに眉間にシワを寄せている事が多かった
記憶はあるが
これといって学校の中で暴れた記憶も無く
多少はあった(笑)でも先輩たちと比べれば
かなり大人しい方だと認識している。
そういえば、思い出したことがあるが、
その当時にやたらと突っ掛かってくる
同級生がいたな。
なんで悪い事だとわかっててしてるの?
え?バカじゃん。
言い回しはいろいろあったが
俺に説教をしてくる松田って奴がいたんだ。
いちいち突っ掛かってくる松田に腹は立ったし
もちろん気に入らないので
何度もその場で殴った事がある。
教室の中、廊下、体育の授業中
前蹴りで机と椅子と松田の3点セットで
ふっ飛ばした事もあったな。笑
本当に芯がある奴というか
学級委員長気質と言うか
向こうも意地になっていたんだと思うが、
かなりしつこくウザかったんだ。
そいつもこの間の同窓会で懐かしく話をしていたら
刑事になっていたので驚きだ。
たぶん不良をしていた俺の一つも二つも大人で
格が違ってたんだと大人になって思い知らされた。
簡単に言えば、馬鹿にされてたんだな。笑
ただ、松田はほんの序章にすぎない。
あの頃は刺激が強すぎて忘れられない記憶でいっぱいなんだよな。
学校にいる時は、
昼休みの煙草がなによりも楽しみだった。
同級生の仲間と煙草をフカしながら
くだらないことで笑っていた。
でも、それ意外の日常は退屈で寝ることしか
することが無かった。
たまたまコンビニで会って話をしていたら
昔の事を思い出したので書く。
中学と高校の時
俗に言う不良だった。
将来なんの役にも立たない先輩後輩の関係性に
当時はそれが最も重視されていて
それがすべてだった。
中学一年の時
俺はかなり調子に乗っていた。
地元の不良の先輩からはなぜか可愛がられて過ごした。
狭い世界で生きていたあの頃は
なにひとつ恐いものなんてなかった。
そのグループの中にいたのが1つ歳上の
慎也さんだ。
なぜか妙に好かれてた俺は
いろんな所に連れて行ってもらったんだ。
慎也さんの実家は金持ちで
俺は財布を出した事もなければ、
家に行けば俺にまで小遣いをくれる家だ。
そんな親の元に生まれ育った慎也さんは
我が儘を極めた人だった。
中学二年になり
隣町の他校のグループと合流して
よく遊んでた時期があったんだ。
その時に出会った同級生の二人組は今でも腐れ縁だ。
あの頃はすべてが新鮮で楽しくて
ゲームセンターへ行けば喧嘩をする事もあったし、
悪い事は慎也さんにすべて教えてもらったんだ。
慎也さんとの付き合いは
ツライ事もかなりあったが
その分楽しい事の高低差が激しかった。
当時、慎也さんが三年生で俺が二年生だった頃
俺の1つ歳下の一年生の後輩は
俺の事を怖い先輩という位置付けにしていた。
覚えがないのだが不良の後輩に
覚えのない恐怖感を与えてたみたいで
ビクビクされていた。
まぁ不良だったからその目線や態度も
愉快な気持ちではあった(笑)
その分、担任には理不尽に怒られて
不愉快な気持ちも同じくらいあったからトントンだな。
たしかに眉間にシワを寄せている事が多かった
記憶はあるが
これといって学校の中で暴れた記憶も無く
多少はあった(笑)でも先輩たちと比べれば
かなり大人しい方だと認識している。
そういえば、思い出したことがあるが、
その当時にやたらと突っ掛かってくる
同級生がいたな。
なんで悪い事だとわかっててしてるの?
え?バカじゃん。
言い回しはいろいろあったが
俺に説教をしてくる松田って奴がいたんだ。
いちいち突っ掛かってくる松田に腹は立ったし
もちろん気に入らないので
何度もその場で殴った事がある。
教室の中、廊下、体育の授業中
前蹴りで机と椅子と松田の3点セットで
ふっ飛ばした事もあったな。笑
本当に芯がある奴というか
学級委員長気質と言うか
向こうも意地になっていたんだと思うが、
かなりしつこくウザかったんだ。
そいつもこの間の同窓会で懐かしく話をしていたら
刑事になっていたので驚きだ。
たぶん不良をしていた俺の一つも二つも大人で
格が違ってたんだと大人になって思い知らされた。
簡単に言えば、馬鹿にされてたんだな。笑
ただ、松田はほんの序章にすぎない。
あの頃は刺激が強すぎて忘れられない記憶でいっぱいなんだよな。
学校にいる時は、
昼休みの煙草がなによりも楽しみだった。
同級生の仲間と煙草をフカしながら
くだらないことで笑っていた。
でも、それ意外の日常は退屈で寝ることしか
することが無かった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
文は揺蕩う
四季の二乗
青春
思いを捨てる祭り、底炎(ていえん)祭。
第十八代目”灯”である浅崎庵(あさざきいより)は、幼馴染で隣人である最上東星(もがみとうせい)を祭りへと誘う。
言葉巧みに誘いを断る東星は、もう一人の隣人を捨てられずにいた。
庵の姉であり、双子の方割れであった幼馴染は、数年前山へと向かった後に消息を絶った。
”色”と呼んだ幼馴染は、彼らを今でも山登で繋げている。
彼らはもう一人の後輩と共に、色を失った山へと挑む。
__文は、貴方を離れ。
揺蕩いながら、思いを沈める。
それはきっと、あなたに伝わる。
エスパーを隠して生きていたパシリなオレはネクラな転校生を彼女にされました
家紋武範
青春
人の心が読める少年、照場椎太。しかし読めるのは突発なその時の思いだけ。奥深くに隠れた秘密までは分からない。そんな特殊能力を隠して生きていたが、大人しく目立たないので、ヤンキー集団のパシリにされる毎日。
だがヤンキーのリーダー久保田は男気溢れる男だった。斜め上の方に。
彼女がいないことを知ると、走り出して連れて来たのが暗そうなダサイ音倉淳。
ほぼ強制的に付き合うことになった二人だが、互いに惹かれ合い愛し合って行く。
レゾンデートル
ユウキ ヨルカ
青春
学校で酷いイジメを受けた末、自室に引きこもるようになった少女。
彼女はカーテンの閉め切られた薄暗い部屋の中で生活を続けて行くうちに、自分には生きる理由や意味が無いことに気がつき自殺を決意する。
そうしてSNS上に自分の遺書を投稿したところ、とある人物から謎のメッセージが……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
熱視線
冴月希衣@商業BL販売中
青春
「埜田響也《のだきょうや》です。よろしく」
「は、長谷部真音《はせべまお》です。よろしくっ」
はあぁ、緊張するー。めちゃ緊張するー。まさか、埜田響也くんの隣の席になれるなんて!
風光る春。最高潮の胸の高鳴りを持て余す。
奇跡的に同じクラスになれた途端に、一年の時からずっと見つめ続けてきた人とお隣さんになれました。
【方言男子&方言女子のほのぼの恋物語】
『キミとふたり、ときはの恋。』の舞台、祥徳学園の京都校が舞台です。
☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*・☆
◆本文、画像の無断転載禁止◆
No reproduction or republication without written permission.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる