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第1章ルーキーPartⅠ『天空の未来都市』
第5話 リクエスト/無理と抜け道
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一同は、螺旋モノレールを第1ブロックの最上階まで上り詰めた。
そこでモノレールを降りと、そこはレストスペースを兼ねたモノレール用のコンコースだ。そこからはビルの南側の光景が一望できる。周囲には他のビル利用者の人影もあった。アカデミーの面々は衆目を避けてか、窓際へと移動する。
一方でフィールもVIP警護の体験は浅い。基本的な業務マニュアルは学習済みだが実際の任務ではまだまだ知らねばならない事も多かった。今回は事前に警護部のSPのメンバーたちにVIP警護のノウハウについて徹底的に叩き込んでもらったが、一抹の不安はぬぐいきれなかった。
先程のエリザベスの事を除けば、アカデミーの人たちは彼女の解説を熱心に聞き入っている。事務的でもなく気さくに頷きながら彼女に相槌を帰してくる。それに何よりも、見知った仲のガドニック教授の姿もあった。
一同は窓際に立った。そこからはさきほど彼らが降り立った海上空港が見える。東京湾のいたる所で埋立てがなされ、海上を巨大なクレーン船や、双胴の作業船が動いている。その視界の遥か先には、川崎と千葉を連結する東京湾横断道路がある。
そこまでの巨大なエリアが、新たな首都圏のステージだ。
そしてその最中心地が、ここ有明なのだ。
「その日本首都の再生復興プロジェクトにおいて重要な中心計画として実行されたのが、この有明1000mビルでした。そのためこのビルは近い将来において完成されるはずの、東京湾岸の未来型都市群の中枢となるべく造られました。その完成時には、その高さ1000mの頭頂部から、関東一円が見渡せるはずです」
アカデミーの面々は、それぞれに好奇心を働かせながらも、フィールの流暢な英国英語を通じて、1000mビルに関する説明に聞き惚れていた。そして、フィールが1000mビルのセキュリティシステムについての解説を行なった時だ。
「フィール君」
「なんでしょうか? ミスターカレル?」
「その管理センターだがね」
「はい?」
「すまんが、見せていただける様に交渉してはいただけないだろうか」
「えっ? 管理センターをですか?」
「そうだ」
カレルはきっぱりと明言した。ビルの管理センターなど、機密上の理由から通常は見学できない事など誰でも理解できる事実である。だが、カレルはそれをあえて無視して言いきった。単純に忘れたのか、知っているからこそあえてダメ元で要望だけは出しておこうと思ったのか――、
おそらくはカレルの性格から言って後者の方だろう。
フィールは当惑しつつカレルへと弁明する。
「申し訳ございませんが管理センター内は一般の方は防犯上の理由から立入禁止になっていると思われます。他の箇所でしたらご案内できると思われますが」
カレルは思案顔である。そんな二人のやり取りにエリザベスが口を挟んだ。
「マーク、どうしてそんな場所に行きたいの? 何か重要な理由でも?」
「次に発表予定の研究で、こう言った巨大建築物の防犯や犯罪対策についてやってるもので――、どうしても取材情報が欲しいものでね」
「なんだいマーク、こんなとこに来てまで仕事の事かい」
「すまん。無理ならしかたがない」
カレルはあっさりと引き下がった。無理かもしれないと言う事は彼自身も始めから判っていたに違いない。だが、意外なところから上がった声により事態は動き出す。
「入れるよ」
朴訥に、唐突に、告げた者がいた。グループの中で最も若輩のトムである。カレルはがらにもなく顔色を変えて慌てて振り向いた。
「本当か?!」
「うん。今、日本の企業とやってる仕事で、このビルの管理会社の系列の情報通信の技術会社と契約してるんだ。ほら、この手のビルって、内部の情報システムが非常に大規模だし、ビル内で高度なLAN網を引いてるから、そのあたりの仕事を頼まれてるんだよ。ビルとは呼んでいるけどここは実態としては巨大な“街”なんだ。一般的なビル向けのネットワークシステムではコストがかかりすぎて無理があるからね。コストダウンと効率化をテーマに全体システムの構築についてアドバイスを求められていたんだ」
「でも、できるの? 見学申し込みなんて?」
エリザベスが不思議そうに聞く。
「理由はいくらでも付けられるよ。例えば、完成したビル内情報システムを今の機会に見ておきたいとかね。ところでフィールさん、そう言う事ですので、よろしければお取次お願いできませんか?」
トムは完全に勝手に話を進めている。その側ではウォルターまたもが苦い顔をしている。だが、それ以外の面々はまんざらいやそうでもない雰囲気だ。
「そうね、あたしも見ておきたいわ。こう言う事って滅多にあるものじゃないし」
「そうだな。私も同感だね。チャーリー、君はどうだね?」
エリザベス、ホプキンスと続く。ガドニックは微笑みながら答える。
「まぁ、こう言うユニークなハプニングを否定するほど私も不粋じゃない。ただ、礼儀はわきまえんとな。トム、君は今すぐにでも、自分の言うその契約会社に挨拶を兼ねて正式に申し込みしたまえ。このまま直行しても無礼なだけだからな」
「はい、もちろんです」
トムは頷き小型のスマートターミナルをスーツの内ポケットから取り出す。そして、即席に申し込みのメッセージ文書を作り上げると、自分の固有IDでデジタル署名をして早々と送信する。そして、それと同時に、ターミナルの電話機能を用いて会話を始めた。
それから数分ほどして……
「先方の、取締役の方に許可してもらいました。あちらを通じてビルの管理センターに連絡しておくそうです」
フィールは頷きながら答える。
「かしこまりました。そう言う事でしたら私の方からも、管理センターの方に問い合せる事に致します」
そう言うと、フィールも通信を開始した。もっとも、アンドロイドであるため、体内の通信回線を用いた通信であるため、はたから見ると何やら独り言を言ってるようにしか見えない。英国アカデミーの面々は、それを不思議そうにながめていた。フィールは第1・第2ブロックの施設統合管理センターに連絡を入れる。そこには彼女の見知った人々がいたのである。
@ @ @
統合管理センターの一室で、通信ターミナルのコール音が鳴り響く。ビルの管理システムのコンソールにくびったけになっていた鏡石は、傍らでサポートしていたディアリオに頼んで通信ターミナルのコンソールをONにさせた。
「はい、こちら統合管理センター」
小型の液晶ディスプレイにディアリオは問い掛ける。忙しい時であるが、勤めて冷静に応対した。
「失礼します。こちら、特攻装警のフィールです。そちらにどなたかいらっしゃいませんでしょうか?」
フィールの落ち着いたビジネストークが聞こえてきた。向こう側のディスプレイにはいつも見慣れたフィールの顔があった。
「フィールか。何か起きたのか?」
「はい、お願いしたい事が」
「とりあえず、用件を聞こう」
「はい、実は私が護衛させていただいている英国のアカデミーの方がビル内を見学したいとおっしゃるので、管理区画をお見せしたいと思いまして。そちらの承諾をいただきたいのですが、いかがでしょうか?」
ディアリオは、フィールの申込みに少し考え込んだ。来賓の素性は申し分ない方たちだが、だからと言ってそう簡単に許可する訳にも行かない。ここは責任者である鏡石隊長に聞くほかはない。
「少し待ってくれ――、隊長!」
鏡石はビルの管理システムのコンソールに首っ引きである。コンソールの方を向いたまま、ディアリオに返事を返す。
「なに? 手短にお願い」
「フィールが、アカデミーの方々をこちらにて見学させたいと申し込んでいるのですが、いかがしましょうか?」
「え?」
鏡石は思わず驚きと当惑の声で振り向く。彼女はその手を、ターミナルのキーボードの上を走らせながら、自らの記憶を反芻する。そして何かを思い出した。
「あっ! あぁ、さっきそう言えばこのビルの管理会社からなんか連絡あったわね。うん、許可していいわ」
「よろしいのですか?」
意外とあっさりと快諾する鏡石に、ディアリオは拍子抜けした。
「うん。ここでの仕事はもう終わりだし、あとは各階での最終チェックだけだしね。これ以降のチェックは各ブロックに待機してる情報機動隊の隊員に任せるわ。あたしはビルの下層の警備本部で最終チェックの報告を待つだけだから、ここはちょうど空くことになるしね。ディアリオはこのままフィールに合流してちょうだい。但し、英国アカデミー以外の人たちにはくれぐれも内密にしておいてね」
「わかりました」
「あ、それと、サミット会場への入場再開の前に、警備システムの最終チェックを忘れないでね」
「はい、了解しました――、フィール、隊長の許可が出たよ。私は、第2ブロックの最上階層にある統合管理センターの№3エレベーターターミナルで待っている。アカデミーの方々をお連れしてくれ」
「はい、ではその様に」
フィールとディアリオのやり取りが終わり、鏡石とディアリオは作業に戻る。そして、さっそくそれぞれの行動を開始した。
そこでモノレールを降りと、そこはレストスペースを兼ねたモノレール用のコンコースだ。そこからはビルの南側の光景が一望できる。周囲には他のビル利用者の人影もあった。アカデミーの面々は衆目を避けてか、窓際へと移動する。
一方でフィールもVIP警護の体験は浅い。基本的な業務マニュアルは学習済みだが実際の任務ではまだまだ知らねばならない事も多かった。今回は事前に警護部のSPのメンバーたちにVIP警護のノウハウについて徹底的に叩き込んでもらったが、一抹の不安はぬぐいきれなかった。
先程のエリザベスの事を除けば、アカデミーの人たちは彼女の解説を熱心に聞き入っている。事務的でもなく気さくに頷きながら彼女に相槌を帰してくる。それに何よりも、見知った仲のガドニック教授の姿もあった。
一同は窓際に立った。そこからはさきほど彼らが降り立った海上空港が見える。東京湾のいたる所で埋立てがなされ、海上を巨大なクレーン船や、双胴の作業船が動いている。その視界の遥か先には、川崎と千葉を連結する東京湾横断道路がある。
そこまでの巨大なエリアが、新たな首都圏のステージだ。
そしてその最中心地が、ここ有明なのだ。
「その日本首都の再生復興プロジェクトにおいて重要な中心計画として実行されたのが、この有明1000mビルでした。そのためこのビルは近い将来において完成されるはずの、東京湾岸の未来型都市群の中枢となるべく造られました。その完成時には、その高さ1000mの頭頂部から、関東一円が見渡せるはずです」
アカデミーの面々は、それぞれに好奇心を働かせながらも、フィールの流暢な英国英語を通じて、1000mビルに関する説明に聞き惚れていた。そして、フィールが1000mビルのセキュリティシステムについての解説を行なった時だ。
「フィール君」
「なんでしょうか? ミスターカレル?」
「その管理センターだがね」
「はい?」
「すまんが、見せていただける様に交渉してはいただけないだろうか」
「えっ? 管理センターをですか?」
「そうだ」
カレルはきっぱりと明言した。ビルの管理センターなど、機密上の理由から通常は見学できない事など誰でも理解できる事実である。だが、カレルはそれをあえて無視して言いきった。単純に忘れたのか、知っているからこそあえてダメ元で要望だけは出しておこうと思ったのか――、
おそらくはカレルの性格から言って後者の方だろう。
フィールは当惑しつつカレルへと弁明する。
「申し訳ございませんが管理センター内は一般の方は防犯上の理由から立入禁止になっていると思われます。他の箇所でしたらご案内できると思われますが」
カレルは思案顔である。そんな二人のやり取りにエリザベスが口を挟んだ。
「マーク、どうしてそんな場所に行きたいの? 何か重要な理由でも?」
「次に発表予定の研究で、こう言った巨大建築物の防犯や犯罪対策についてやってるもので――、どうしても取材情報が欲しいものでね」
「なんだいマーク、こんなとこに来てまで仕事の事かい」
「すまん。無理ならしかたがない」
カレルはあっさりと引き下がった。無理かもしれないと言う事は彼自身も始めから判っていたに違いない。だが、意外なところから上がった声により事態は動き出す。
「入れるよ」
朴訥に、唐突に、告げた者がいた。グループの中で最も若輩のトムである。カレルはがらにもなく顔色を変えて慌てて振り向いた。
「本当か?!」
「うん。今、日本の企業とやってる仕事で、このビルの管理会社の系列の情報通信の技術会社と契約してるんだ。ほら、この手のビルって、内部の情報システムが非常に大規模だし、ビル内で高度なLAN網を引いてるから、そのあたりの仕事を頼まれてるんだよ。ビルとは呼んでいるけどここは実態としては巨大な“街”なんだ。一般的なビル向けのネットワークシステムではコストがかかりすぎて無理があるからね。コストダウンと効率化をテーマに全体システムの構築についてアドバイスを求められていたんだ」
「でも、できるの? 見学申し込みなんて?」
エリザベスが不思議そうに聞く。
「理由はいくらでも付けられるよ。例えば、完成したビル内情報システムを今の機会に見ておきたいとかね。ところでフィールさん、そう言う事ですので、よろしければお取次お願いできませんか?」
トムは完全に勝手に話を進めている。その側ではウォルターまたもが苦い顔をしている。だが、それ以外の面々はまんざらいやそうでもない雰囲気だ。
「そうね、あたしも見ておきたいわ。こう言う事って滅多にあるものじゃないし」
「そうだな。私も同感だね。チャーリー、君はどうだね?」
エリザベス、ホプキンスと続く。ガドニックは微笑みながら答える。
「まぁ、こう言うユニークなハプニングを否定するほど私も不粋じゃない。ただ、礼儀はわきまえんとな。トム、君は今すぐにでも、自分の言うその契約会社に挨拶を兼ねて正式に申し込みしたまえ。このまま直行しても無礼なだけだからな」
「はい、もちろんです」
トムは頷き小型のスマートターミナルをスーツの内ポケットから取り出す。そして、即席に申し込みのメッセージ文書を作り上げると、自分の固有IDでデジタル署名をして早々と送信する。そして、それと同時に、ターミナルの電話機能を用いて会話を始めた。
それから数分ほどして……
「先方の、取締役の方に許可してもらいました。あちらを通じてビルの管理センターに連絡しておくそうです」
フィールは頷きながら答える。
「かしこまりました。そう言う事でしたら私の方からも、管理センターの方に問い合せる事に致します」
そう言うと、フィールも通信を開始した。もっとも、アンドロイドであるため、体内の通信回線を用いた通信であるため、はたから見ると何やら独り言を言ってるようにしか見えない。英国アカデミーの面々は、それを不思議そうにながめていた。フィールは第1・第2ブロックの施設統合管理センターに連絡を入れる。そこには彼女の見知った人々がいたのである。
@ @ @
統合管理センターの一室で、通信ターミナルのコール音が鳴り響く。ビルの管理システムのコンソールにくびったけになっていた鏡石は、傍らでサポートしていたディアリオに頼んで通信ターミナルのコンソールをONにさせた。
「はい、こちら統合管理センター」
小型の液晶ディスプレイにディアリオは問い掛ける。忙しい時であるが、勤めて冷静に応対した。
「失礼します。こちら、特攻装警のフィールです。そちらにどなたかいらっしゃいませんでしょうか?」
フィールの落ち着いたビジネストークが聞こえてきた。向こう側のディスプレイにはいつも見慣れたフィールの顔があった。
「フィールか。何か起きたのか?」
「はい、お願いしたい事が」
「とりあえず、用件を聞こう」
「はい、実は私が護衛させていただいている英国のアカデミーの方がビル内を見学したいとおっしゃるので、管理区画をお見せしたいと思いまして。そちらの承諾をいただきたいのですが、いかがでしょうか?」
ディアリオは、フィールの申込みに少し考え込んだ。来賓の素性は申し分ない方たちだが、だからと言ってそう簡単に許可する訳にも行かない。ここは責任者である鏡石隊長に聞くほかはない。
「少し待ってくれ――、隊長!」
鏡石はビルの管理システムのコンソールに首っ引きである。コンソールの方を向いたまま、ディアリオに返事を返す。
「なに? 手短にお願い」
「フィールが、アカデミーの方々をこちらにて見学させたいと申し込んでいるのですが、いかがしましょうか?」
「え?」
鏡石は思わず驚きと当惑の声で振り向く。彼女はその手を、ターミナルのキーボードの上を走らせながら、自らの記憶を反芻する。そして何かを思い出した。
「あっ! あぁ、さっきそう言えばこのビルの管理会社からなんか連絡あったわね。うん、許可していいわ」
「よろしいのですか?」
意外とあっさりと快諾する鏡石に、ディアリオは拍子抜けした。
「うん。ここでの仕事はもう終わりだし、あとは各階での最終チェックだけだしね。これ以降のチェックは各ブロックに待機してる情報機動隊の隊員に任せるわ。あたしはビルの下層の警備本部で最終チェックの報告を待つだけだから、ここはちょうど空くことになるしね。ディアリオはこのままフィールに合流してちょうだい。但し、英国アカデミー以外の人たちにはくれぐれも内密にしておいてね」
「わかりました」
「あ、それと、サミット会場への入場再開の前に、警備システムの最終チェックを忘れないでね」
「はい、了解しました――、フィール、隊長の許可が出たよ。私は、第2ブロックの最上階層にある統合管理センターの№3エレベーターターミナルで待っている。アカデミーの方々をお連れしてくれ」
「はい、ではその様に」
フィールとディアリオのやり取りが終わり、鏡石とディアリオは作業に戻る。そして、さっそくそれぞれの行動を開始した。
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