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獣人国グエン
161.ドラゴンに見える?
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「これは鳥に似ていると言えば似ているのかのぉ?」
メアが俺の作った飛行機モドキの周りをフヨフヨ飛び回って観察している。
「翼の部分の形が重要で俺の考えが正しければ揚力と言う力が発生して浮かぶ力を補ってくれるはずだ。」
「我主は不思議な知識を持っておるようじゃな。」
「俺の元いた世界では魔法とは別の科学と言う世界の様々な法則を紐解いて利用するものが発達しているんだ。」
「世界の法則とな?それは一体どんなものなんじゃ?」
「おじちゃん!そんな難しい話はいいから早くアレに乗って空を飛ぼうよ。」
「お養父さん早く!」
エナちゃんとリーネさんは科学の話を聞くよりも早く実際に空を飛びたいらしい。
二人で俺の服を引っ張って急かしてくる。
まぁ子供はそんな小難しい話より実体験のほうが有意義だろうな。
「メア。また折を見て詳しく説明するよ。二人が待ちきれないみたいだから出発しよう。」
「仕方ないのう。」
飛行機モドキを操作して入り口を開ける。
「「わぁ~い!」」
エナちゃんとリーネさんが走って中に入っていく。
それに続いて俺たちも中に入る。
ある程度ゆったりできる空間に仕上げたつもりだ。
天井は両手を上げても届かない高さにしてある。
シートの広さはビジネルクラスをイメージしている。
え?
ビズネスクラスに乗ったことがあるかだって?
貧乏サラリーマンが乗ったことあるわけないだろ。
あくまでイメージだよイメージ。
シートのクッションは結構大変だった。
仕組みが分からないので今の俺ではクッションを作れないんだよ。
そこでウォータークッションにしてみた。
《プログラム・水魔法》で作った粘性の高い水を《プログラム・有機物生成》で作ったオーガの皮で包んでみた。
これが意外にうまく行った。
みんなこのクッションが気に入ったみたいでその感触を確かめている。
エナちゃんとリーネさんは何が楽しいのかクッションの上でポンポン跳ねてるよ。
みんな座席についたようなので出発するとしよう。
《プログラム・飛行魔法》で飛行機モドキを浮かび上がらせた。
慣性力と重力の合わさった独特の感覚を感じる。
「はゎゎゎゎ。」
「不思議な感覚ですね。」
あまり高く飛んでも景色が楽しめないので上空1000メートルほどで上昇を止めグエンに向けてスピードを加速させた。
「ソラ、なんか妙な力が体にかかってくるぞ?」
「スピードが上がるまでの少しの間だけだから我慢してくれ。」
加速が終わって安定飛行になってみんなそとの景色を眺めている。
「おじちゃん。鳥ってこんな景色をいつも眺めてるんだね。」
「そうだな。これからはリーネちゃんも眺めれるよ。」
「お養父さん。馬車をあっと言う間に追い抜くね。」
「おそらく馬車の10倍くらいのスピードが出てるよ。」
「ああ、だからあの人たちあんなに驚いているんだね。」
・・・・。
驚いている?
今まで見たこともない巨大な物体が信じられないスピードで空を飛んでいる。
見た目はドラゴンに見えなくもない。
うん、大騒ぎになりますね。
早急に対策をしないと討伐隊なんかが来たら大変だ。
メアが俺の作った飛行機モドキの周りをフヨフヨ飛び回って観察している。
「翼の部分の形が重要で俺の考えが正しければ揚力と言う力が発生して浮かぶ力を補ってくれるはずだ。」
「我主は不思議な知識を持っておるようじゃな。」
「俺の元いた世界では魔法とは別の科学と言う世界の様々な法則を紐解いて利用するものが発達しているんだ。」
「世界の法則とな?それは一体どんなものなんじゃ?」
「おじちゃん!そんな難しい話はいいから早くアレに乗って空を飛ぼうよ。」
「お養父さん早く!」
エナちゃんとリーネさんは科学の話を聞くよりも早く実際に空を飛びたいらしい。
二人で俺の服を引っ張って急かしてくる。
まぁ子供はそんな小難しい話より実体験のほうが有意義だろうな。
「メア。また折を見て詳しく説明するよ。二人が待ちきれないみたいだから出発しよう。」
「仕方ないのう。」
飛行機モドキを操作して入り口を開ける。
「「わぁ~い!」」
エナちゃんとリーネさんが走って中に入っていく。
それに続いて俺たちも中に入る。
ある程度ゆったりできる空間に仕上げたつもりだ。
天井は両手を上げても届かない高さにしてある。
シートの広さはビジネルクラスをイメージしている。
え?
ビズネスクラスに乗ったことがあるかだって?
貧乏サラリーマンが乗ったことあるわけないだろ。
あくまでイメージだよイメージ。
シートのクッションは結構大変だった。
仕組みが分からないので今の俺ではクッションを作れないんだよ。
そこでウォータークッションにしてみた。
《プログラム・水魔法》で作った粘性の高い水を《プログラム・有機物生成》で作ったオーガの皮で包んでみた。
これが意外にうまく行った。
みんなこのクッションが気に入ったみたいでその感触を確かめている。
エナちゃんとリーネさんは何が楽しいのかクッションの上でポンポン跳ねてるよ。
みんな座席についたようなので出発するとしよう。
《プログラム・飛行魔法》で飛行機モドキを浮かび上がらせた。
慣性力と重力の合わさった独特の感覚を感じる。
「はゎゎゎゎ。」
「不思議な感覚ですね。」
あまり高く飛んでも景色が楽しめないので上空1000メートルほどで上昇を止めグエンに向けてスピードを加速させた。
「ソラ、なんか妙な力が体にかかってくるぞ?」
「スピードが上がるまでの少しの間だけだから我慢してくれ。」
加速が終わって安定飛行になってみんなそとの景色を眺めている。
「おじちゃん。鳥ってこんな景色をいつも眺めてるんだね。」
「そうだな。これからはリーネちゃんも眺めれるよ。」
「お養父さん。馬車をあっと言う間に追い抜くね。」
「おそらく馬車の10倍くらいのスピードが出てるよ。」
「ああ、だからあの人たちあんなに驚いているんだね。」
・・・・。
驚いている?
今まで見たこともない巨大な物体が信じられないスピードで空を飛んでいる。
見た目はドラゴンに見えなくもない。
うん、大騒ぎになりますね。
早急に対策をしないと討伐隊なんかが来たら大変だ。
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