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31.お互いの熱を※
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シンシアはゆっくりと目を覚ました。よく寝たわ~と思ったが体が自由にならない。目の前にはシャツが少しはだけている男性の硬い胸板がある。そしてスンと息を吸い込めばブラッドの匂いがする。
(落ち着くなあ)
顔を上に向けると紺碧色の瞳がシンシアをじっと見ている。寝顔を見られていたのかもしれない。彼はふにゃりと表情を崩した。安堵と喜びが混ざったような感じ。心なしか彼の目の下に隈があるような?
「目が覚めた? シンシア」
「ブラッド……私どのくらい眠っていたのかしら?」
窓の暗さから言ったら一刻くらいのような気がするが、やけに頭の中がすっきりしている。
「ん? 丸一日かな?」
「えっ?! 一日?」
「うん」
それは、きっと、ものすごく。
「心配した? ごめんね?」
「いや。大丈夫だよ。抱きしめていたから。シンシアが温かくてよかった」
「ん?」
小さな子供ほどではないけれどもちろん体は温かい。よかったとの言葉が不思議だった。目を細め静かに微笑むブラッドの瞳が薄っすら潤んでいる気がした。眠っているだけだったのに、どうやらすごく心配させてしまったようだ。攫われた後だったから過敏になっているのかもしれない。
シンシアはブラッドの頬を両手でそっと包み込む。ゆっくりと顔を寄せ彼の唇に自分の唇を重ねた。改めて自分からするのは恥ずかしいけれど、そうしたくてたまらなかった。角度を変え二度三度と触れあうと、自然とお互いに口を開き深い口付けになっていく。一度唇を離しお互いの目を覗き込む。ブラッドの瞳には熱が灯りその先を求めている。きっとシンシアの瞳にも同じものがある。
「くう~~」
「……」
シンシアのお腹の音が響いた。恥ずかしい! 咄嗟に目をぎゅっと瞑る。
「食事にしよう。丸一日眠っていたのだから、腹が減っているだろう?」
ブラッドはくすくすと笑いながら体を起こすと、部屋の外で待機していた従者に命じ食事の支度を指示する。
ミルク粥に白身魚の解し身など胃に負担のかからないものだった。凄くお腹が空いていると思ったが、いざはりきって食べ始めるとすぐにお腹いっぱいになってしまった。
ブラッドは普通の食事を豪快に食べている。その姿に安心する。食事が終わると侍女に促され湯浴みに向かう。ブラッドは従者に呼ばれ執務室へ行った。湯に浸かりながらそういえばハリスンに舐められたことを思い出し念入りに洗う。少し赤くなってしまったがそれでも気持ち悪い気がしてしまう。汗や埃を落としさっぱりとした。湯浴みをしないままブラッドと抱き合わなくて良かった。彼は気にしないと言いそうだけれど私は気になる!
ガウンだけを羽織って部屋に戻るとシーツは綺麗なものに交換されていた。ゴロリと転がる。さすがに目は冴えている。このままブラッドが戻ってきたらさっきの続きがあるかな。正直なところ期待している。なによりも嫌な記憶を彼の熱で消して欲しい。でもこのことを言ったら怒りそう……。
「シンシア?」
悩んでいたらブラッドが戻ってきていたことに気付かなかった。見上げると彼は眉根を寄せた。大きな手がシンシアの頬をそっと撫でる。
「赤くなっている。擦ったのか?」
「う、うん……。ちょっと……」
シンシアは目を泳がせた。言いづらい……けど誤魔化せない。
「何があった? あの男に何かされたのか?」
表情を消し低い声で問いかける。旦那様が鋭すぎる!! でも消毒して欲しいので言うことにした。
「あの、ね。あ、冷静に聞いて。ちょっとだけ舐められたの」
早口で告げるとブラッドの眉がぴくりと上がった。片方の口角が不敵に持ちあがる。これは怒ってるー。
(でも怒った顔も凛々しくて格好いいなあ~)
そういえばブラッドが怒っているところを今まで見たことがなかった。今回のような不測の事態がない限り、彼は感情を完璧にコントロールする。
ブラッドはシンシアに覆いかぶさるとその頬に口付けた。ちゅっっちゅっと音を立てて上書きしてくれている。少しくすぐったくてくすくすと体を揺らし笑っていると、今度は舌でぺろりと舐めた。二度三度と繰り返すとそこにあった汚れは浄化された。むしろピカピカに磨かれた気すらする。
シンシアは顔の向きを変え目を閉じた。今度は唇に欲しい。シンシアの望みを叶えるようにブラッドは唇をぺろりと舐めた。少し口を開ければすぐに口内に彼の舌が入って来た。急くように侵入してきたかと思えば、シンシアの上顎の裏をゆっくりと味わうように舌を這わせる。
「ん……」
ぞくぞくと何かが体の中を走っていく。舌を絡ませ合い体をぴったりとくっつける。このままひとつになってしまいたい。ブラッドはシンシアのガウンを取り去ると豊満な胸に手を置いた。そして労わるように揉む。彼の太い指が胸の先端を何度も掠めるからそこはすぐにぴんと尖った。そうすると彼の指は意図的に尖った先端を弄ぶ。
「あ……あ、あん」
焦らされているようにも思えるけれど、じわじわと広がる快感が心地いい。すると片方の先端が温かいものに包まれた。ブラッドが口に含んだのだ。口をすぼめ吸い上げたかと思うと舌を使い転がす。もう片方は指で優しく可愛がってくれている。気持ち良さに声が漏れてしまう。
「ん、ん、あん、あ……」
シンシアの秘部は連動して潤んできた。いや、もう口付けを交わした時からそこは準備を始めて蜜を溢れさせていた。ブラッドの手は胸から秘部へと移動した。ぬるぬると潤ったそこに指をそっと差し入れる。毎晩のように体を重ねているので抵抗はない。それでも条件反射で体が強張ったことに気付き、彼は胸から顔を離し再び口付けを落とす。あやすような口付けにうっとりとしてしまう。口付けに夢中になっている間に膣を解す指は増えていく。もちろんシンシアの感じる場所を刺激しながら。花芽を可愛がられるとあまりの快感に思わず腰が跳ねてしまう。
ブラッドの顔を見ると瞳には燃え盛るような官能の熱が灯っている。シンシアを呑み込み焼き尽くそうとしているかのように。彼の熱になら解かされてもいい。
(なんて色っぽいんだろう)
いつも真面目で表情を崩さないブラッドが、自分に欲情していることが誇らしい。彼の手をその熱を知るのは自分だけなのだ。
「シンシア。いい?」
「きて、ブラッド」
ブラッドは体を起こすとすっかり勃ちあがった剛直を、シンシアの秘部にあてがう。早くしてと求めるように、そこはひくひくと震えている。剛直がゆっくりとシンシアの中へと入ってくる。
「あん……」
何度迎え入れてもブラッドのそれは大きい。苦しいと思うのにその苦しさこそが幸せの証明に感じる。最後に彼が腰をグッと押し付けると、シンシアの最奥へコツンと当たる。シンシアの中は歓喜を示すように蠕動を繰り返す。するとブラッドのものが大きくなった気がする。驚いて彼を見れば何かに耐えるように奥歯を食いしばっている。シンシアの視線に気づくと優しく微笑んだ。その顔に胸の奥がきゅうとなった。
「ブラッド、好きよ」
「ああ、私もだ」
優しい笑みを浮かべるとシンシアの腰を掴み律動を始めた。動きに合わせて豊満な乳房が揺れるのをブラッドはうっとりと見ている。快楽に呑み込まれると羞恥より彼を喜ばせていると、誇らしい気持ちになる。
「あ、あ、きもちいい……」
「最高だよ。シンシア……」
切なげな色っぽい声が、次第に苦し気な唸り声になったとき、ブラッドは余裕を失くしたかのように最奥をガツガツと突く。
「もう、む……り……」
シンシアは背を弓なりの反らし高みに昇る。もう何も考えられない。もう無理だと思うのにもっとして欲しい。ガクガクと腰を震わすシンシアにそれでも容赦なく追い込みをかけるように腰を突き上げる。
「おりれない……あ……あああ……」
仕返しとばかりにシンシアの中がブラッドを強く締め付けた。もちろん無意識だ。
「うっ……」
するとブラッドは小さく唸り、腰をグッと奥に押し付け中で爆ぜた。ドクドクと熱いものが胎内を満たしていく。ブラッドの顔から汗がぽたりと落ちる。彼を夢中にさせたんだと思うと同時に、自分も彼に夢中になっていたと気付いた。
「愛してるよ。シンシア」
「ありがとう。ブラッド」
ブラッドはお礼を言われると思っていなかったのだろう。目を丸くしてきょとんとした。さっきまでの熱情が嘘のように可愛らしい表情だった。
「何のお礼?」
「ふふふ。いろいろよ」
生まれたばかりの私を見つけプロポーズをしてくれたこと。
お父様が反対しても諦めずにいてくれたこと。
ずっと愛をくれて私を不安にさせなかったこと。
女だからと見下さずに尊重し、信頼して仕事を任せてくれたこと。
いつだって守ってくれること。
全部に感謝しているのよ。ブラッド、あなたに会えてよかった。
ブラッドは首を傾げたが、すぐに色っぽい笑みを浮かべた。あれ? 胎内の彼が復活したような……。早くない?
「お礼にはお返しが必要だね?」
ひとつウインクをすると再びゆるゆると腰を動かし出した。それでけで気持ちいい。思わず腰が浮く。すぐにでも高みに昇りそうな予感に不安と喜びが混ざり合う。
「ああ、ああん……」
長い夜になりそうです……。
(落ち着くなあ)
顔を上に向けると紺碧色の瞳がシンシアをじっと見ている。寝顔を見られていたのかもしれない。彼はふにゃりと表情を崩した。安堵と喜びが混ざったような感じ。心なしか彼の目の下に隈があるような?
「目が覚めた? シンシア」
「ブラッド……私どのくらい眠っていたのかしら?」
窓の暗さから言ったら一刻くらいのような気がするが、やけに頭の中がすっきりしている。
「ん? 丸一日かな?」
「えっ?! 一日?」
「うん」
それは、きっと、ものすごく。
「心配した? ごめんね?」
「いや。大丈夫だよ。抱きしめていたから。シンシアが温かくてよかった」
「ん?」
小さな子供ほどではないけれどもちろん体は温かい。よかったとの言葉が不思議だった。目を細め静かに微笑むブラッドの瞳が薄っすら潤んでいる気がした。眠っているだけだったのに、どうやらすごく心配させてしまったようだ。攫われた後だったから過敏になっているのかもしれない。
シンシアはブラッドの頬を両手でそっと包み込む。ゆっくりと顔を寄せ彼の唇に自分の唇を重ねた。改めて自分からするのは恥ずかしいけれど、そうしたくてたまらなかった。角度を変え二度三度と触れあうと、自然とお互いに口を開き深い口付けになっていく。一度唇を離しお互いの目を覗き込む。ブラッドの瞳には熱が灯りその先を求めている。きっとシンシアの瞳にも同じものがある。
「くう~~」
「……」
シンシアのお腹の音が響いた。恥ずかしい! 咄嗟に目をぎゅっと瞑る。
「食事にしよう。丸一日眠っていたのだから、腹が減っているだろう?」
ブラッドはくすくすと笑いながら体を起こすと、部屋の外で待機していた従者に命じ食事の支度を指示する。
ミルク粥に白身魚の解し身など胃に負担のかからないものだった。凄くお腹が空いていると思ったが、いざはりきって食べ始めるとすぐにお腹いっぱいになってしまった。
ブラッドは普通の食事を豪快に食べている。その姿に安心する。食事が終わると侍女に促され湯浴みに向かう。ブラッドは従者に呼ばれ執務室へ行った。湯に浸かりながらそういえばハリスンに舐められたことを思い出し念入りに洗う。少し赤くなってしまったがそれでも気持ち悪い気がしてしまう。汗や埃を落としさっぱりとした。湯浴みをしないままブラッドと抱き合わなくて良かった。彼は気にしないと言いそうだけれど私は気になる!
ガウンだけを羽織って部屋に戻るとシーツは綺麗なものに交換されていた。ゴロリと転がる。さすがに目は冴えている。このままブラッドが戻ってきたらさっきの続きがあるかな。正直なところ期待している。なによりも嫌な記憶を彼の熱で消して欲しい。でもこのことを言ったら怒りそう……。
「シンシア?」
悩んでいたらブラッドが戻ってきていたことに気付かなかった。見上げると彼は眉根を寄せた。大きな手がシンシアの頬をそっと撫でる。
「赤くなっている。擦ったのか?」
「う、うん……。ちょっと……」
シンシアは目を泳がせた。言いづらい……けど誤魔化せない。
「何があった? あの男に何かされたのか?」
表情を消し低い声で問いかける。旦那様が鋭すぎる!! でも消毒して欲しいので言うことにした。
「あの、ね。あ、冷静に聞いて。ちょっとだけ舐められたの」
早口で告げるとブラッドの眉がぴくりと上がった。片方の口角が不敵に持ちあがる。これは怒ってるー。
(でも怒った顔も凛々しくて格好いいなあ~)
そういえばブラッドが怒っているところを今まで見たことがなかった。今回のような不測の事態がない限り、彼は感情を完璧にコントロールする。
ブラッドはシンシアに覆いかぶさるとその頬に口付けた。ちゅっっちゅっと音を立てて上書きしてくれている。少しくすぐったくてくすくすと体を揺らし笑っていると、今度は舌でぺろりと舐めた。二度三度と繰り返すとそこにあった汚れは浄化された。むしろピカピカに磨かれた気すらする。
シンシアは顔の向きを変え目を閉じた。今度は唇に欲しい。シンシアの望みを叶えるようにブラッドは唇をぺろりと舐めた。少し口を開ければすぐに口内に彼の舌が入って来た。急くように侵入してきたかと思えば、シンシアの上顎の裏をゆっくりと味わうように舌を這わせる。
「ん……」
ぞくぞくと何かが体の中を走っていく。舌を絡ませ合い体をぴったりとくっつける。このままひとつになってしまいたい。ブラッドはシンシアのガウンを取り去ると豊満な胸に手を置いた。そして労わるように揉む。彼の太い指が胸の先端を何度も掠めるからそこはすぐにぴんと尖った。そうすると彼の指は意図的に尖った先端を弄ぶ。
「あ……あ、あん」
焦らされているようにも思えるけれど、じわじわと広がる快感が心地いい。すると片方の先端が温かいものに包まれた。ブラッドが口に含んだのだ。口をすぼめ吸い上げたかと思うと舌を使い転がす。もう片方は指で優しく可愛がってくれている。気持ち良さに声が漏れてしまう。
「ん、ん、あん、あ……」
シンシアの秘部は連動して潤んできた。いや、もう口付けを交わした時からそこは準備を始めて蜜を溢れさせていた。ブラッドの手は胸から秘部へと移動した。ぬるぬると潤ったそこに指をそっと差し入れる。毎晩のように体を重ねているので抵抗はない。それでも条件反射で体が強張ったことに気付き、彼は胸から顔を離し再び口付けを落とす。あやすような口付けにうっとりとしてしまう。口付けに夢中になっている間に膣を解す指は増えていく。もちろんシンシアの感じる場所を刺激しながら。花芽を可愛がられるとあまりの快感に思わず腰が跳ねてしまう。
ブラッドの顔を見ると瞳には燃え盛るような官能の熱が灯っている。シンシアを呑み込み焼き尽くそうとしているかのように。彼の熱になら解かされてもいい。
(なんて色っぽいんだろう)
いつも真面目で表情を崩さないブラッドが、自分に欲情していることが誇らしい。彼の手をその熱を知るのは自分だけなのだ。
「シンシア。いい?」
「きて、ブラッド」
ブラッドは体を起こすとすっかり勃ちあがった剛直を、シンシアの秘部にあてがう。早くしてと求めるように、そこはひくひくと震えている。剛直がゆっくりとシンシアの中へと入ってくる。
「あん……」
何度迎え入れてもブラッドのそれは大きい。苦しいと思うのにその苦しさこそが幸せの証明に感じる。最後に彼が腰をグッと押し付けると、シンシアの最奥へコツンと当たる。シンシアの中は歓喜を示すように蠕動を繰り返す。するとブラッドのものが大きくなった気がする。驚いて彼を見れば何かに耐えるように奥歯を食いしばっている。シンシアの視線に気づくと優しく微笑んだ。その顔に胸の奥がきゅうとなった。
「ブラッド、好きよ」
「ああ、私もだ」
優しい笑みを浮かべるとシンシアの腰を掴み律動を始めた。動きに合わせて豊満な乳房が揺れるのをブラッドはうっとりと見ている。快楽に呑み込まれると羞恥より彼を喜ばせていると、誇らしい気持ちになる。
「あ、あ、きもちいい……」
「最高だよ。シンシア……」
切なげな色っぽい声が、次第に苦し気な唸り声になったとき、ブラッドは余裕を失くしたかのように最奥をガツガツと突く。
「もう、む……り……」
シンシアは背を弓なりの反らし高みに昇る。もう何も考えられない。もう無理だと思うのにもっとして欲しい。ガクガクと腰を震わすシンシアにそれでも容赦なく追い込みをかけるように腰を突き上げる。
「おりれない……あ……あああ……」
仕返しとばかりにシンシアの中がブラッドを強く締め付けた。もちろん無意識だ。
「うっ……」
するとブラッドは小さく唸り、腰をグッと奥に押し付け中で爆ぜた。ドクドクと熱いものが胎内を満たしていく。ブラッドの顔から汗がぽたりと落ちる。彼を夢中にさせたんだと思うと同時に、自分も彼に夢中になっていたと気付いた。
「愛してるよ。シンシア」
「ありがとう。ブラッド」
ブラッドはお礼を言われると思っていなかったのだろう。目を丸くしてきょとんとした。さっきまでの熱情が嘘のように可愛らしい表情だった。
「何のお礼?」
「ふふふ。いろいろよ」
生まれたばかりの私を見つけプロポーズをしてくれたこと。
お父様が反対しても諦めずにいてくれたこと。
ずっと愛をくれて私を不安にさせなかったこと。
女だからと見下さずに尊重し、信頼して仕事を任せてくれたこと。
いつだって守ってくれること。
全部に感謝しているのよ。ブラッド、あなたに会えてよかった。
ブラッドは首を傾げたが、すぐに色っぽい笑みを浮かべた。あれ? 胎内の彼が復活したような……。早くない?
「お礼にはお返しが必要だね?」
ひとつウインクをすると再びゆるゆると腰を動かし出した。それでけで気持ちいい。思わず腰が浮く。すぐにでも高みに昇りそうな予感に不安と喜びが混ざり合う。
「ああ、ああん……」
長い夜になりそうです……。
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