悪魔皇子達のイケニエ

re.《１７０》宣告

逃げることも隠れることも出来ない。
ここにいるのは、彼と自分だけだ。
力の入らない身体を震わせながら、ミチルは懸命に言葉を紡いだ。


「ぉまんこ·····♡きもちぃぃ·····♡ぁ♡♡おまんこ♡♡ふ、♡♡きも、ちぃ♡♡」

「──じゃあもっと激しくしてもいいよね？」

「·····へ·····♡♡」


トントンと叩くスピードが、少しづつ早くなってゆく。
こんなの聞いていない。
おかしくなってしまう。


「あぁ"♡♡だめ·····♡♡だめッ♡♡らめ♡♡らめぇ♡♡ひうぅん♡♡」


そうされること10数秒でまた絶頂する。
腹の上が熱い。自身の陰茎から、とろりとした透明のものが吹きでていた。


「だからさぁ、そうじゃないっしょ？」
 

「たくさん奥殴られないとわかんないかな」。ボソリと呟かれた言葉に、恐ろしさで子宮が縮み上がる。

そしてその反動で、腹はキュンキュン渦きはじめる。


「もっかいしてみよっか」


容赦のない宣告だ。
彼の男根も、腹の中でドクドク脈打ち、反り上がっているのが分かる。
ミチルは軽く失禁してしまった。


「ぁぁ♡♡ゃ·····♡♡お·····おまんこ♡♡きもちぃ♡♡きもち──にぁうン"ッ♡♡」


トチュトチュ叩かれて、舐めるようなストロークを味わいながら繰り返す。
下品な名指しのせいで、そこを意識せずにはいられない。


「おちんぽ·····♡♡きもちぃの·····♡♡」

「言いながら愛液トロトロ溢れさせちゃって、締め付けちゃうの·····チルまんこえっちなんだ～♡」

(なんで)


耳も当てられない恥ずかしい言葉で、精子を搾取するためのヒダが熱くなってゆく。
ハインツェになにか魔法をかけられたのだろうか。

おかしくなりそうな快楽に涙していたのに、また少し腰の使い方が激しくなる。
抗えず絶頂する。イッたあと叩きつけられたら呼吸が出来なくて、またすがるように教わった通りにする。


「おまんこ♡きもちぃ·····♡♡」

「またキューッてした·····かわいー顔·····」


かがみこんできた男が口を塞ぐ。
長い舌が口内を遊びながら唾液を吸う。


「ふにゃぅ·····♡♡」