悪魔皇子達のイケニエ

１８６.作り変えられた身体

可愛いと囁く低音が、耳元に吸い付く。

「·····♡·····ッ♡」


長い舌は喉元を舐め、鎖骨から脇、胸元の順に身体を濡らしてゆく。
ついに乳頭を食べられると、広げられたままの穴がひくついた。
乳頭は時間をかけて舐られ、その間入念に穴をほじられた。


「ニャ·····♡·····んぅ、ん·····♡」


長い指が付け根まで入る前に、下腹まで降りた塊を叩く。
はしたない鳴き声は自分のものだ。
ぼやけた視界をうっとり細める。下半身は大洪水だった。


「今日はじっくり可愛がりたいな····」


全身が骨抜きになった頃、甘い声が囁いた。
ミチルは不安げにルシフェルを見上げた。

この前にもましてじっくりなんて、耐えられるだろうか。
興奮していることを知らしめるように、硬くなった男根が股にこすりつけられる。驚くほど長くて、自分を天国へ導く道具だ。

ビクビクしていたが、ナカへ挿入される兆しは無い。
少しずつ下へズレていった美しい顔が、股下でそっと傾けられた。


「·····子宮口が見えるところまで降りてきてる」


ルシフェルが呟く。


「ぁ」


圧し広げられたまま、振動で軽くイってしまう。達している最中に器用な舌で翻弄され、今ではこらえ性もなく潮を吹いてしまうようになっていた。


「ぁぁあん·····♡♡」


プシャプシャと小刻みな飛沫音がする。
気持ちいい。少し辛いくらい甘やかされて、変な裏声が伸びる。

愛液を吸い取られたら、ゴクリと喉のなる音がした。

汚いのに。
脚を閉じようとするも、彼は優しくそれを咎めるだけだ。抗えずまたナカを味わわれてしまった。

打ち込まれてゆく男根は、半分も入らないうちに子宮口を叩いた。


「ぁ"ンっ♡」

「ああ、凄く浅いところに·····」


押し付けられる亀頭に意識が飛びかける。
太くてゴリゴリした熱は限界まで入り切る。こちらを見下ろす悪魔は、慌てる穴を愉しみ下唇を舐めた。


「ここに射精出したら、妊娠しちゃうかな·····」


そういえば、最後はいつ避妊薬を飲んだっけ。
きゅうと奥が締め付けられる。そうした分、彼の雄は甘くなってゆく。


「ふ、ひぃ"·····っ？♡」


それは最奥で小刻みに振動し始めた。
トン、トン、トン、と、飛び上がった子宮口を硬い先が叩く。大きく動かしている訳では無いのに濁った濁音がひびきわたる。

妊娠したら、死んでしまうのだ。


「や、！」


ミチルは弱く首を振った。
しかし彼は動きを止めてくれない。肉棒は確実に狙いを定め、そこを何度も開き押し上げる。