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しおりを挟む懇願するような瞳が翔を見上げる。
「死んじゃう♡も、しんじゃ·····♡ぁ、イっ·····~~~っ♡♡」
「可愛い·····これ、何回目かな·····」
震える陰茎から、勢いなく無臭の液体が流れる。
優介への愛は、こんなものではまだまだ足りない。全く足りない。
もうイけないと泣きながら叫ぶ優介の孔から、男根を打付ける度泡立った白濁が溢れる。全て自分が注ぎ込んだものだった。
「ナカに出すよ·····」
翔の熱い吐息が、優介の耳元に吹きかけられる。
「あ♡ナカは、ダメ·····ぁ、も、だめ·····っ!──ぁあ·····っ♡」
翔は優介の言葉を無視し、熱を吐き出す。
「やぁっ····」
すっかり体力を失った優介は、まるで赤子のように無力だ。
ビクビクと痙攣する身体中に、印を刻みつける。
「優介、ゲームしよう」
「あんっ♡」
翔はすっとんきょうなことを言い出して、優介の蕾から男根を引き抜いた。優介はその間にも軽くイってしまった。
「30秒以内に廊下に出られたら解放してあげる。出られなかったら、俺の言うことを何でも聞く。どう?」
優介にもチャンスをあげるよ、と、まるで本当にちょっとしたゲームのような感覚で提案する翔。優介はぼやける視界をドアの方へ向ける。
立ち上がるのもやっとな体力だが、30秒以内なら、望みはありそうだ。
(逃げたら·····もう)
かけると良好な関係を続けることなんて、絶対に不可能だろう。
望まなければいけないことなのに、そう理解すると、優介の胸はつきりと痛んだ。
矛盾ばかりの心境に蓋をする。優介は両手を強く握りしめた。
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