ホントの気持ち

神娘

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132、たくさん話したい

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空side


「良かったら夕食一緒に食べてかない?」

陽ちゃんの言葉に細谷は嬉しそうに頷いた。

「久しぶりに会ったしたくさん話したいこともあるだろ。ご飯食べながらゆっくり話そう。細谷の家には俺から連絡入れとくよ。帰りは家まで送るから安心しろ。」

「先生ありがとう!空と話したいこといっぱいあったんだ!空の話もいっぱい聞きたいし、夕食ご馳走になります!」

「ゆっくりしてってね、」陽ちゃんに「ありがとうございます!」と元気よく言い満面の笑みを見せる。

城崎先生は細谷の家に連絡を入れるためリビングを出た。


僕も細谷と話したいことは沢山ある。
何から話そう、話したいことが沢山あってまとまらない。

「陽平さんとの生活はどう?やってけそう?」

「うん、陽ちゃんは優しいから大丈夫だよ。一緒にいて安心する。」

「そっか、良かった。空から嘘じゃない『大丈夫』初めて聞いた。ホントにいい人なんだな。」

「ごめんね、」

「責めてるわけじゃないよ。嬉しかったんだ、空がホントに大丈夫って思えるよになったことが。」

「コクリ、ありがとう。もう嘘つかない。」

「うん、ありがとう。」

「「ふふふっ」」

見つめ合ってお互い照れくさくて笑ってしまう。

久しぶりに会ってお互いにありがとう、ごめんの言い合いばっかりしてることが可笑しくなった。

夕食ができるまでの間、細谷と俺が入院してる間学校であったことや病院でやったことや、陽ちゃんや神山先生の話をした。
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