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72、空の笑顔
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名取side
「ん…っ、」
体痛いな…ってあれ…俺寝ちゃってたのか…
なんか盛り上がってる…
先生達が楽しそうに話す声、
「あ、すみません。名取先生起こしちゃいました?」
城崎先生がしまったという顔をしている。
「いや、大丈夫です。
熟睡できました、ありがとうございます。
って、え?!空?!」
空がリビングに来ていたことに気づかなかった。
「空くん自分から出てきてくれたんですよ。」
自分から、空も頑張ったんだな。
「そうなのか、空、凄いな。頑張ったな。」
嬉しくて空に抱きついた。すると、胸元で静かに泣いていた。
「安心したのかな、何となく気持ち張ってる感じあったもんな。」
そっかそっか、
俺で安心してくれることが嬉しかった。
「陽ちゃん…」
「ん?どした?」
「ベッド取ってごめんなさい…」
「え?」
そんな事言われると思っていなかった。
「僕がベッドとってたからソファーで寝てたんでしょ?
だから、ごめんなさい。」
あ、そういうことか。
「いや、全然いいよ。空にはベッドでちゃんと疲れとってほしかったし、」
「でも…今日はちゃんとベッドで寝てほしい。
僕ソファーで寝るから。」
「それはダメだ。ちゃんとベッドで寝て、俺はソファーで寝るから。そこは気にしなくていいよ。」
「ダメ…だって、だって、陽ちゃんのベッドだから…陽ちゃんが…」
「じゃあ、もう1個ベッド買うかそれ届くまでは一緒に寝る?」
「うん、一緒に寝る。」
《か、可愛い!!》
大人3人は心の中で叫んだ。
「じゃあ、そうしようか、」
店に見に行くのはまだ難しいから…後で一緒にネットで探そう。
「そういえば、何で盛り上がってたんですか?」
「マシュマロです。退院したら好きな物食べようって空くんと約束してて、その好きな物がマシュマロだったんですよ。
名取先生もどうですか?美味しいですよ。」
神山先生が教えてくれた。って多いな…これ全部マシュマロ?こんなに色々あるんだ、
「いいんですか?ありがとうございます。
マシュマロ好きだったなんて知らなかったな。じゃあ1ついただきます。」
食べてる間空がめちゃくちゃ見ていた。
そんなに見られると緊張するな。
え、マシュマロってこんなに美味しかったっけ?
もっと甘すぎるのを想像してたのに優しい甘さだな。
「美味しいな、マシュマロってあんまり食べたことなかったけどこんなに美味しかったっけ、」
「ですよね。俺らも同じこと言ってたんですよw
もっとめちゃくちゃ甘いイメージだったんですけど意外と優しい甘さでやわらかさもふわふわで美味しいですよね。」
城崎先生達も同じこと思ってたんだ。
空がマシュマロを好きっていうのも分かるな。
「陽ちゃんもマシュマロ好きなる?」
「あぁ、好きだよ。美味しいな、」
「良かった~」
空が笑った顔久しぶりに見たな。この笑顔をずっと守りたいな。
「ん…っ、」
体痛いな…ってあれ…俺寝ちゃってたのか…
なんか盛り上がってる…
先生達が楽しそうに話す声、
「あ、すみません。名取先生起こしちゃいました?」
城崎先生がしまったという顔をしている。
「いや、大丈夫です。
熟睡できました、ありがとうございます。
って、え?!空?!」
空がリビングに来ていたことに気づかなかった。
「空くん自分から出てきてくれたんですよ。」
自分から、空も頑張ったんだな。
「そうなのか、空、凄いな。頑張ったな。」
嬉しくて空に抱きついた。すると、胸元で静かに泣いていた。
「安心したのかな、何となく気持ち張ってる感じあったもんな。」
そっかそっか、
俺で安心してくれることが嬉しかった。
「陽ちゃん…」
「ん?どした?」
「ベッド取ってごめんなさい…」
「え?」
そんな事言われると思っていなかった。
「僕がベッドとってたからソファーで寝てたんでしょ?
だから、ごめんなさい。」
あ、そういうことか。
「いや、全然いいよ。空にはベッドでちゃんと疲れとってほしかったし、」
「でも…今日はちゃんとベッドで寝てほしい。
僕ソファーで寝るから。」
「それはダメだ。ちゃんとベッドで寝て、俺はソファーで寝るから。そこは気にしなくていいよ。」
「ダメ…だって、だって、陽ちゃんのベッドだから…陽ちゃんが…」
「じゃあ、もう1個ベッド買うかそれ届くまでは一緒に寝る?」
「うん、一緒に寝る。」
《か、可愛い!!》
大人3人は心の中で叫んだ。
「じゃあ、そうしようか、」
店に見に行くのはまだ難しいから…後で一緒にネットで探そう。
「そういえば、何で盛り上がってたんですか?」
「マシュマロです。退院したら好きな物食べようって空くんと約束してて、その好きな物がマシュマロだったんですよ。
名取先生もどうですか?美味しいですよ。」
神山先生が教えてくれた。って多いな…これ全部マシュマロ?こんなに色々あるんだ、
「いいんですか?ありがとうございます。
マシュマロ好きだったなんて知らなかったな。じゃあ1ついただきます。」
食べてる間空がめちゃくちゃ見ていた。
そんなに見られると緊張するな。
え、マシュマロってこんなに美味しかったっけ?
もっと甘すぎるのを想像してたのに優しい甘さだな。
「美味しいな、マシュマロってあんまり食べたことなかったけどこんなに美味しかったっけ、」
「ですよね。俺らも同じこと言ってたんですよw
もっとめちゃくちゃ甘いイメージだったんですけど意外と優しい甘さでやわらかさもふわふわで美味しいですよね。」
城崎先生達も同じこと思ってたんだ。
空がマシュマロを好きっていうのも分かるな。
「陽ちゃんもマシュマロ好きなる?」
「あぁ、好きだよ。美味しいな、」
「良かった~」
空が笑った顔久しぶりに見たな。この笑顔をずっと守りたいな。
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