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46、2人に甘えていいのだろうか
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名取side
あれから空に退院できない理由を伝えた。
退院したらなぁ…
今日城崎先生にも相談にするつもりだけど…
どうしようかな、空には1人で寂しい思いをしてほしくない。
できることならずっと一緒にいたい。
でも、そうはいかないよな、仕事…辞めようかな…
ハッ!!何考えてるんだ俺!!仕事辞めたら空を満足に養えない!貯金はまぁまぁあるが、
空には今まで辛かった分たくさん甘えてほしい。
そのためにもできることはしてあげたい。
仕事は続けながら…やっぱり先生達に頼るしかないのかな…
あぁーもう頭がパンクしそう…考えるのやめよう。
夕方になり、空のことは神山先生に任せ城崎先生と話をすることになった。
「こんにちは、」
城崎先生が来てくれた。
「こんにちは、すみません、空のとこに行く前にちょっと相談したいことがあって、お時間良いですか?」
「大丈夫ですよ。夕紀の事ですか?」
「はい、」
個室で話すことにした。
「実は、今日空が学校に行きたいと言い出して、
退院は考えてはいるのですが退院してからの事を悩んでいて…
自分は仕事でずっとは家にいれないので…
空を1人にしてしまう…
いつパニックになるかも分からないので尚更1人にしたくなくて……」
日本語が少しおかしくなってしまったが、悩んでいることを全て伝えることができた。
「夕方からなら俺が一緒にいてやれますよ!
学校の復帰はまだ時間かかるかもしれないですけど、
校長も理解してくれてて部活の顧問も外してくれていて、今後も放課後は用事ないので、
午前は神山で夕方からは俺が面倒見るっていうのはどうですか?
あ、俺たちじゃ不安…ですかね…」
城崎先生も神山先生と同じことを言ってくれた。
2人の気持ちはすごく有難いでも、でも、それは甘え過ぎじゃ…
「いや!!不安とかはないです!先生方が見てくれるのであれば安心です。
実は、神山先生も同じことを言ってくださったんです。
でも、お2人にそこまで甘えて良いのかな…って、
今も毎日来てくださっていて…負担じゃないですか?無理してないですか?」
「負担とか無理とかはしてないです。
自分がやりたい事をしてるだけなので、
それに嫌ならこんなこと言ったりしません。それに…」
「?」
「いや、なんでもないです!笑」
すごい気になる。何を言おうとしていたんだろう、
「じゃあ今日夕紀が寝たら3人で話しませんか?
神山今日仕事休みですし、」
「そうですね。」
「じゃあ、そろそろ夕紀のとこ行きましょっか!」
「はい、では夕食を持っていくので先に空のとこに行っていてください。」
「ありがとうございます。先行ってます!」
城崎先生は少し駆け足で空のとこに向かった。
2人とも空のことをすごく考えてくれていることが何より嬉しかった。
4人分の夕食を持って空の病室に向かった。
あれから空に退院できない理由を伝えた。
退院したらなぁ…
今日城崎先生にも相談にするつもりだけど…
どうしようかな、空には1人で寂しい思いをしてほしくない。
できることならずっと一緒にいたい。
でも、そうはいかないよな、仕事…辞めようかな…
ハッ!!何考えてるんだ俺!!仕事辞めたら空を満足に養えない!貯金はまぁまぁあるが、
空には今まで辛かった分たくさん甘えてほしい。
そのためにもできることはしてあげたい。
仕事は続けながら…やっぱり先生達に頼るしかないのかな…
あぁーもう頭がパンクしそう…考えるのやめよう。
夕方になり、空のことは神山先生に任せ城崎先生と話をすることになった。
「こんにちは、」
城崎先生が来てくれた。
「こんにちは、すみません、空のとこに行く前にちょっと相談したいことがあって、お時間良いですか?」
「大丈夫ですよ。夕紀の事ですか?」
「はい、」
個室で話すことにした。
「実は、今日空が学校に行きたいと言い出して、
退院は考えてはいるのですが退院してからの事を悩んでいて…
自分は仕事でずっとは家にいれないので…
空を1人にしてしまう…
いつパニックになるかも分からないので尚更1人にしたくなくて……」
日本語が少しおかしくなってしまったが、悩んでいることを全て伝えることができた。
「夕方からなら俺が一緒にいてやれますよ!
学校の復帰はまだ時間かかるかもしれないですけど、
校長も理解してくれてて部活の顧問も外してくれていて、今後も放課後は用事ないので、
午前は神山で夕方からは俺が面倒見るっていうのはどうですか?
あ、俺たちじゃ不安…ですかね…」
城崎先生も神山先生と同じことを言ってくれた。
2人の気持ちはすごく有難いでも、でも、それは甘え過ぎじゃ…
「いや!!不安とかはないです!先生方が見てくれるのであれば安心です。
実は、神山先生も同じことを言ってくださったんです。
でも、お2人にそこまで甘えて良いのかな…って、
今も毎日来てくださっていて…負担じゃないですか?無理してないですか?」
「負担とか無理とかはしてないです。
自分がやりたい事をしてるだけなので、
それに嫌ならこんなこと言ったりしません。それに…」
「?」
「いや、なんでもないです!笑」
すごい気になる。何を言おうとしていたんだろう、
「じゃあ今日夕紀が寝たら3人で話しませんか?
神山今日仕事休みですし、」
「そうですね。」
「じゃあ、そろそろ夕紀のとこ行きましょっか!」
「はい、では夕食を持っていくので先に空のとこに行っていてください。」
「ありがとうございます。先行ってます!」
城崎先生は少し駆け足で空のとこに向かった。
2人とも空のことをすごく考えてくれていることが何より嬉しかった。
4人分の夕食を持って空の病室に向かった。
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