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いざ、フィンなんとか王国へ
真っ黒さんたちって…
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朝起きて、身支度を整えようとするマリアにドレスを着たくない事を伝えると紺色のワンピースを渡された。寝巻きで過ごしてはいけないという意味なのだろう。
化粧もほどほどにして、朝食を食べるとリチェ様と寝室に立て篭もった。
「ねえ…」
『はい』
「あの5人ってさ」
『はい』
「なんかちょっと逸脱してない?」
『えー?そうですかねぇ』
リチェ様はベッドの上でのびーっ伸びて私を見つめると少し首を傾げた。その姿にほのぼのしながらリチェ様の隣に寝そべって話しかけた。
「だってさ。アーサー殿下は口の割に紳士的だけど、腹黒そうだし」
『ふんふん』
「エリオット様は奥様命!!!って感じを隠してないけど、かなり執着してそうに見えたし」
『それは確かに』
「アレックス様はあの可愛い容姿を奥様たちにいいようにされてる割に可愛らしい仕草や素振りしてきて、もう弟みたいで可愛いし」
『アレックスの事は気に入ってそうですね』
「ダリオン様は変態下ネタ脳筋だし」
『ダリオンは散々な言われようですね』
「最後に、ルイス。彼は狂信者だし!」
『確かにルイスは少し注意が必要かもですねぇ』
私の感想に合いの手を入れながらリチェ様はのほほんとしていた。そんなリチェ様の肉球をプニプに触って私は話を続けた。
「初めはアーサー殿下はなんてやつだ!って思ったけど…態度や言動を他の4人と比較すると一番まともそうなの…」
『何か不満でも?』
「不満とかじゃなくて…あのアーサー殿下がまともってのが…ヤバくない?」
『ヤバいです?』
「そもそも、この世界の人たち性に対して寛容的じゃない?奔放というか…」
『んん?そうですかねぇ。まぁでも。子供ができにくくなったことで女性に処女性を求めなくなってる傾向はありますねぇ。離縁された妻達を別の男性が囲うこともよくありますし』
「ちなみに、女性が爵位を継げるの?」
『ええ、それはもちろん。子供が減っているのもありますがこの国は長子が継ぐことを定めてます。長男や長女ですね』
「つまり…一妻多夫の家庭もある?」
『はい』
「まじかぁ…」
『まじです。それっていけないことでしょうか?』
リチェ様からの質問を私はすぐに返答することができなかった。
そもそも、私は一夫一妻。他所では相手を作らない。それが結婚であると認識しているからだ。
そう考えるようになったのも自分の両親の姿を見ていたからだ。
父は浮気性であった。母は娘1人授かってすぐに浮気をされた。何度もやめてほしいと訴えても父の浮気癖は治らなかった。
その結果、私には異母弟妹が3人いる。それぞれ皆、母親が違う。
父との間にできた子供を認知しろと女性が押しかけてくることは日常茶飯事だった。しかし、父は基本家に帰ってこない。そのため女性たちに頭を下げるのは母であった。
父は仕事もできて、とても稼いでくる人だった。大きな家に住み、母は専業主婦だった。困ったことに父の欠点はお金で全て解決された。
そんな夫婦関係を見ていたから、私は結婚相手には浮気をしない、私だけを愛する男性を求めた。親の金に目が眩んで声をかけてくる人はいたが、幸い私と同じ考えの男性と出会い結婚できた。
だからこそ、多くの妻や夫を持つことをまだ受け入れることができないでいたのだ。
顎に手を当て悩んでおるとリチェ様が話しかけてきた。
『マイカさん。もしかして真っ黒達に夫以外とはそういった行為をしませんって宣言してることと関係してます?』
私は目を瞑って考えながら小さく頷いた。
『そうですか。人間の営みに関して、私は繁栄すればいいとしか思ってないので共感することはできません。ですので、何に引っかかってるのか分かりませんが、この世界ではこれが普通なのです。マイカさんがいくら拒否をしても変わりません。それに別の世界なのですからマイカさんの常識だって通用しません。マイカさんがこだわってることもここでは無意味な場合がありますよ』
つまりは郷に入れば郷に従えという意味だ。確かにその通りなのだ。私の考えはある意味異端なのだ。
ふぅっとため息をついて考えるのをやめた。どうして私は急に夫以外との性行為について考えてしまっているのだろう。
確かにアーサー殿下にキスされて、ドキドキした。エリオット様の妻への愛し方に少しばかり羨ましくなった。アレックス様の閨の状況から複数人と行なう行為を妄想だってした。ダリオン様に体型を褒められて実は嬉しかった。ルイスに関してはうまく言えないが、恐怖を感じたが…もし、守護石がなかったら…流されて受け入れたかもしれない…
この世界に来て、この世界の人々に接して、刺激された事で私自身が揺らいでしまった。
いや、でも夫を裏切りたくない。私自身が嫌悪する〈浮気〉をしなければいいのだ。ここにきて息子以外の子供を産む時点で息子に異父弟妹ができる事実は変わらない。しかし、私の世界ではない。息子もその事実を知らずに育つだろう。
しかし、浮気に関しては別世界だからと許容できる?いや、性行為はアウトだ。夫以外と行為をした事実を私が忘れられない。では、キスは?触れ合うぐらいならば許される?
やはり何度考えても子供のことを容認する以外は受け入れてはいけない。その決意をリチェ様に真剣な顔で伝えた。
「この世界に来たからといって、この世界の人々のように性行為をしたり複数人と関係を持つことはやっぱ無理。だから、子作り石を使う以外は出来ない。あれを使うってことでいいよね?」
『私はもともとそのつもりなので問題ないですよ。むしろ何で石を使わない方向性を考えたのですか?」
「うっ、それは…ちょっとだけ…」
『ちょっとだけ?』
「見目麗しい男性に抱かれてもいいかなって想像したから!!!」
顔を真っ赤にしながら枕をリチェ様に投げつけてベッドの中に潜った。
『ははーん。マイカさん…さては欲求不満ですね!』
「いやぁぁぁあ!そうなの?!欲求不満だからあんなこと考えたの!!!?」
ベッドの中で悶えながら返答を返した。リチェ様は前足で私の体をテシテシ叩くと優しい声で言った。
『欲求不満。何が不満かわかりましたよ。食欲と睡眠欲は十分ですものね。ふふふ、マイカさん!任せてください!わたしが全て解決しましょう』
「いや、やめて!リチェ様は事を悪化させる気がする」
『いえいえ、これは全てマイカ様のため。そしてマイカ様が憂いなくここで暮らすため必要です!ふふっ、今晩楽しみにしててくださいねぇ』
愉快そうに笑ったリチェ様を布団から顔を出して睨みつけた。しかし、リチェ様は『任せてください』としか言わなかった。
今晩何が起きるのか。夕食を食べるまで身構えていたが、特に何も起きなかった。なーんだ、ハッタリかぁっと安心して夜のルーティンをこなしてベッドに潜り眠りについた。
『ふふっ。夢の中で不満を解消すればいいのですよ。そして朝起きてから、どんな夢を見たか覚えてなければスッキリした気持ちだけ。万事解決です!』
私はリチェ様が何かを仕掛けたことも知らずスヤスヤと眠った。
化粧もほどほどにして、朝食を食べるとリチェ様と寝室に立て篭もった。
「ねえ…」
『はい』
「あの5人ってさ」
『はい』
「なんかちょっと逸脱してない?」
『えー?そうですかねぇ』
リチェ様はベッドの上でのびーっ伸びて私を見つめると少し首を傾げた。その姿にほのぼのしながらリチェ様の隣に寝そべって話しかけた。
「だってさ。アーサー殿下は口の割に紳士的だけど、腹黒そうだし」
『ふんふん』
「エリオット様は奥様命!!!って感じを隠してないけど、かなり執着してそうに見えたし」
『それは確かに』
「アレックス様はあの可愛い容姿を奥様たちにいいようにされてる割に可愛らしい仕草や素振りしてきて、もう弟みたいで可愛いし」
『アレックスの事は気に入ってそうですね』
「ダリオン様は変態下ネタ脳筋だし」
『ダリオンは散々な言われようですね』
「最後に、ルイス。彼は狂信者だし!」
『確かにルイスは少し注意が必要かもですねぇ』
私の感想に合いの手を入れながらリチェ様はのほほんとしていた。そんなリチェ様の肉球をプニプに触って私は話を続けた。
「初めはアーサー殿下はなんてやつだ!って思ったけど…態度や言動を他の4人と比較すると一番まともそうなの…」
『何か不満でも?』
「不満とかじゃなくて…あのアーサー殿下がまともってのが…ヤバくない?」
『ヤバいです?』
「そもそも、この世界の人たち性に対して寛容的じゃない?奔放というか…」
『んん?そうですかねぇ。まぁでも。子供ができにくくなったことで女性に処女性を求めなくなってる傾向はありますねぇ。離縁された妻達を別の男性が囲うこともよくありますし』
「ちなみに、女性が爵位を継げるの?」
『ええ、それはもちろん。子供が減っているのもありますがこの国は長子が継ぐことを定めてます。長男や長女ですね』
「つまり…一妻多夫の家庭もある?」
『はい』
「まじかぁ…」
『まじです。それっていけないことでしょうか?』
リチェ様からの質問を私はすぐに返答することができなかった。
そもそも、私は一夫一妻。他所では相手を作らない。それが結婚であると認識しているからだ。
そう考えるようになったのも自分の両親の姿を見ていたからだ。
父は浮気性であった。母は娘1人授かってすぐに浮気をされた。何度もやめてほしいと訴えても父の浮気癖は治らなかった。
その結果、私には異母弟妹が3人いる。それぞれ皆、母親が違う。
父との間にできた子供を認知しろと女性が押しかけてくることは日常茶飯事だった。しかし、父は基本家に帰ってこない。そのため女性たちに頭を下げるのは母であった。
父は仕事もできて、とても稼いでくる人だった。大きな家に住み、母は専業主婦だった。困ったことに父の欠点はお金で全て解決された。
そんな夫婦関係を見ていたから、私は結婚相手には浮気をしない、私だけを愛する男性を求めた。親の金に目が眩んで声をかけてくる人はいたが、幸い私と同じ考えの男性と出会い結婚できた。
だからこそ、多くの妻や夫を持つことをまだ受け入れることができないでいたのだ。
顎に手を当て悩んでおるとリチェ様が話しかけてきた。
『マイカさん。もしかして真っ黒達に夫以外とはそういった行為をしませんって宣言してることと関係してます?』
私は目を瞑って考えながら小さく頷いた。
『そうですか。人間の営みに関して、私は繁栄すればいいとしか思ってないので共感することはできません。ですので、何に引っかかってるのか分かりませんが、この世界ではこれが普通なのです。マイカさんがいくら拒否をしても変わりません。それに別の世界なのですからマイカさんの常識だって通用しません。マイカさんがこだわってることもここでは無意味な場合がありますよ』
つまりは郷に入れば郷に従えという意味だ。確かにその通りなのだ。私の考えはある意味異端なのだ。
ふぅっとため息をついて考えるのをやめた。どうして私は急に夫以外との性行為について考えてしまっているのだろう。
確かにアーサー殿下にキスされて、ドキドキした。エリオット様の妻への愛し方に少しばかり羨ましくなった。アレックス様の閨の状況から複数人と行なう行為を妄想だってした。ダリオン様に体型を褒められて実は嬉しかった。ルイスに関してはうまく言えないが、恐怖を感じたが…もし、守護石がなかったら…流されて受け入れたかもしれない…
この世界に来て、この世界の人々に接して、刺激された事で私自身が揺らいでしまった。
いや、でも夫を裏切りたくない。私自身が嫌悪する〈浮気〉をしなければいいのだ。ここにきて息子以外の子供を産む時点で息子に異父弟妹ができる事実は変わらない。しかし、私の世界ではない。息子もその事実を知らずに育つだろう。
しかし、浮気に関しては別世界だからと許容できる?いや、性行為はアウトだ。夫以外と行為をした事実を私が忘れられない。では、キスは?触れ合うぐらいならば許される?
やはり何度考えても子供のことを容認する以外は受け入れてはいけない。その決意をリチェ様に真剣な顔で伝えた。
「この世界に来たからといって、この世界の人々のように性行為をしたり複数人と関係を持つことはやっぱ無理。だから、子作り石を使う以外は出来ない。あれを使うってことでいいよね?」
『私はもともとそのつもりなので問題ないですよ。むしろ何で石を使わない方向性を考えたのですか?」
「うっ、それは…ちょっとだけ…」
『ちょっとだけ?』
「見目麗しい男性に抱かれてもいいかなって想像したから!!!」
顔を真っ赤にしながら枕をリチェ様に投げつけてベッドの中に潜った。
『ははーん。マイカさん…さては欲求不満ですね!』
「いやぁぁぁあ!そうなの?!欲求不満だからあんなこと考えたの!!!?」
ベッドの中で悶えながら返答を返した。リチェ様は前足で私の体をテシテシ叩くと優しい声で言った。
『欲求不満。何が不満かわかりましたよ。食欲と睡眠欲は十分ですものね。ふふふ、マイカさん!任せてください!わたしが全て解決しましょう』
「いや、やめて!リチェ様は事を悪化させる気がする」
『いえいえ、これは全てマイカ様のため。そしてマイカ様が憂いなくここで暮らすため必要です!ふふっ、今晩楽しみにしててくださいねぇ』
愉快そうに笑ったリチェ様を布団から顔を出して睨みつけた。しかし、リチェ様は『任せてください』としか言わなかった。
今晩何が起きるのか。夕食を食べるまで身構えていたが、特に何も起きなかった。なーんだ、ハッタリかぁっと安心して夜のルーティンをこなしてベッドに潜り眠りについた。
『ふふっ。夢の中で不満を解消すればいいのですよ。そして朝起きてから、どんな夢を見たか覚えてなければスッキリした気持ちだけ。万事解決です!』
私はリチェ様が何かを仕掛けたことも知らずスヤスヤと眠った。
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