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8話 強力同盟2
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「さて、とりあえずこの後はどうする?レベルだけでも上げるか?」
「良いのか?」
「ああ、ずっとは無理だが多少の手伝いは構わん。それに、仲間が居るならそいつらの分の食料とかも手に入れないといけないだろ」
「それもそうだが…だが、そこまでしてもらうと俺は返せるものがないぞ」
「なら、人を探してくれ。といっても、見掛けたら程度で良い。
──この5人だ」
生きているなら、いつかは会えるかもしれないが…だが、結局俺から会いに行ってもいいものか…
「さて、それじゃあ外に出よう。スライムだけだと今日中に終わるか分からない」
「わかった。(今一瞬、表情が…?いや、気のせいか?)」
俺たちは再び外に出て、ゴブリンを探した。気配察知は常時発動型みたいで、効果範囲内に誰かが入るとレーダーに反応が出る、といった具合だが、レベル1の時点だと半径15mしか確認できない。
そこまでとなると、目視できる範囲な為奇襲対策としては使えるが、基本的には実用段階ではない。
「ああ、それと。ゴブリンは人型だから、慣れるまではしんどいと思うが気張れよ」
「あ、ああ。相川はどれくらいで慣れたんだ?」
「俺は別に抵抗はないからな。初めからここでゴブリンを狩っていた。
地球でも、法律上面倒だからやらなかっただけで、出していいのなら手はいくらでも出している。
さて、あそこを見ろ。あれがゴブリンだ」
指を指した方を見ると、子供くらいの身長の、緑色の肌をした魔物が居た。
「あれが…ゴブリン?」
「ああ。人型ではあるが、人間とは似ても似つかないような存在だ。個々の力もギリギリ耐えられる程度だが、群れを成す生物で、血液なんかに至っては紫色だ。毒性はないが、匂いは酷いし中々落ちないから気を付けろ」
「わ、分かった」
「この世界の生物の特徴は、俺たちを含めてそうだが、
怪我の度合いとは別にHPという概念が存在するということだ。基本的には怪我の通りにHPも減るからあまり気にしなくてはいいが、対魔物に関してはHPを削り切るだけでも倒せる。
首を狩るか、心臓部にあるコアを破壊すれば倒せるが、抵抗があるなら死ぬまで攻撃すれば良い」
海堂はそのアドバイス通りに、篭手を装備してゴブリンを攻撃した。何発か攻撃を当てるとHPが無くなったのか、その場に倒れて死体が消えた。
「た、倒せたのか?」
「(大和、あと何体でレベルが上がる?)」
《そいつのレベルか?4体倒せば上がるんじゃないか?》
「(わかった)あと4体ほど倒せばレベルが上がるはずだ。それと、ドロップ品はインベントリに入っているはずだ」
「あ、あと4体…って、相川。あれ…」
「ああして基本的にゴブリンは群れを成しているから、基本的にはこちらもパーティを組んで戦えば良い」
《パーティを組めば貢献度によって経験値が分配されるから、レベルが上がりにくくなるぞ》
「(攻撃はせず拘束だけでも経験値は分配されるのか?)」
《ああ》
「…よし、海堂。あの群れで戦闘の練習をしようか。多数戦のコツは、自身に当たる攻撃の優先順位を把握することだ。瞬間的な判断が必要となるが、相手との距離を確認しながら、近場の敵を攻撃しつつ、相手を押し返す攻撃を意識すれば良い。首を狩るのが一番早いんだが…」
「そ、それは流石にまだ抵抗が…」
「だろうな。だから、それは気にしなくていい。危なくなれば助けてやる。やってみろ」
「あ、ああ!」
格闘による近接戦闘は敵との距離感が他の武器よりも限りなく近い。一瞬のミスが命取りになる場合もあるが…海堂程の戦闘センスがあれば、ゴブリン程度ならば出来るはずだ。
「念の為に拳銃だけ構えておくか…」
しかし、その心配も裏腹に、期待通り海堂は教えた通りに距離感を意識しながら、攻撃で相手を崩したり、攻撃を避ける、それを続けて群れを殲滅した。
「それにしても、ゴブリンの数が多くないか?」
《ここらにゴブリンの巣があるのかもな。上位種の種類にもよるが、基本的に100単位の群れと考えた方がいいだろう》
「相川!ありがとう!めちゃくちゃ戦いやすかった!」
「それは良かった。レベルはどうだ?」
「ああ、レベルもちゃんと上がったぞ」
「SPとAPは入ってるな?」
「ああ。ステータスに新しく追加された項目だよな」
「SPはスキルの獲得や強化を、APは能力値の強化を行える。説明した通り、今必要なものを考えて振り分けたらいい」
「なら、体力と攻撃と俊敏か。スキルはどうしたらいい?」
「ちょっと待ってくれ。【鑑定】」
【格闘術F﹣Lv.2】
格闘による戦闘時、能力値に補正が掛かる。また、格闘に関連する装備を装着した時、その装備の効果を増幅させる。
「うーん…ここら辺は今後自分で決めていかないといけないからなぁ…」
「頼むって」
「…格闘術にポイントを振ったとしてランクは上がるか?」
「んー…いや、上がらないみたいだ」
「じゃあ、取り消してくれ」
現段階で格闘術のレベルを上げるよりかは、他のスキルを獲得した方が良いよな…気配察知も必要だろうけど…身体強化も相性はいいだろうな。
「ソロでも戦えるようになりたいか?」
「ああ」
「なら、気配察知と身体強化を取ってくれ。現段階では気配察知の方はあまり使えないかもしれないが、身体強化はその名の通り、肉体に関する能力を上昇させられる。ただ、魔力や幸運、技巧は上がらない」
「気配察知っていうのは?」
「常時発動型の生物探知機能だ。周囲に居る生物の場所を特定出来る」
「わかった。じゃあ、その2つを取ろう」
「良いのか?」
「ああ、ずっとは無理だが多少の手伝いは構わん。それに、仲間が居るならそいつらの分の食料とかも手に入れないといけないだろ」
「それもそうだが…だが、そこまでしてもらうと俺は返せるものがないぞ」
「なら、人を探してくれ。といっても、見掛けたら程度で良い。
──この5人だ」
生きているなら、いつかは会えるかもしれないが…だが、結局俺から会いに行ってもいいものか…
「さて、それじゃあ外に出よう。スライムだけだと今日中に終わるか分からない」
「わかった。(今一瞬、表情が…?いや、気のせいか?)」
俺たちは再び外に出て、ゴブリンを探した。気配察知は常時発動型みたいで、効果範囲内に誰かが入るとレーダーに反応が出る、といった具合だが、レベル1の時点だと半径15mしか確認できない。
そこまでとなると、目視できる範囲な為奇襲対策としては使えるが、基本的には実用段階ではない。
「ああ、それと。ゴブリンは人型だから、慣れるまではしんどいと思うが気張れよ」
「あ、ああ。相川はどれくらいで慣れたんだ?」
「俺は別に抵抗はないからな。初めからここでゴブリンを狩っていた。
地球でも、法律上面倒だからやらなかっただけで、出していいのなら手はいくらでも出している。
さて、あそこを見ろ。あれがゴブリンだ」
指を指した方を見ると、子供くらいの身長の、緑色の肌をした魔物が居た。
「あれが…ゴブリン?」
「ああ。人型ではあるが、人間とは似ても似つかないような存在だ。個々の力もギリギリ耐えられる程度だが、群れを成す生物で、血液なんかに至っては紫色だ。毒性はないが、匂いは酷いし中々落ちないから気を付けろ」
「わ、分かった」
「この世界の生物の特徴は、俺たちを含めてそうだが、
怪我の度合いとは別にHPという概念が存在するということだ。基本的には怪我の通りにHPも減るからあまり気にしなくてはいいが、対魔物に関してはHPを削り切るだけでも倒せる。
首を狩るか、心臓部にあるコアを破壊すれば倒せるが、抵抗があるなら死ぬまで攻撃すれば良い」
海堂はそのアドバイス通りに、篭手を装備してゴブリンを攻撃した。何発か攻撃を当てるとHPが無くなったのか、その場に倒れて死体が消えた。
「た、倒せたのか?」
「(大和、あと何体でレベルが上がる?)」
《そいつのレベルか?4体倒せば上がるんじゃないか?》
「(わかった)あと4体ほど倒せばレベルが上がるはずだ。それと、ドロップ品はインベントリに入っているはずだ」
「あ、あと4体…って、相川。あれ…」
「ああして基本的にゴブリンは群れを成しているから、基本的にはこちらもパーティを組んで戦えば良い」
《パーティを組めば貢献度によって経験値が分配されるから、レベルが上がりにくくなるぞ》
「(攻撃はせず拘束だけでも経験値は分配されるのか?)」
《ああ》
「…よし、海堂。あの群れで戦闘の練習をしようか。多数戦のコツは、自身に当たる攻撃の優先順位を把握することだ。瞬間的な判断が必要となるが、相手との距離を確認しながら、近場の敵を攻撃しつつ、相手を押し返す攻撃を意識すれば良い。首を狩るのが一番早いんだが…」
「そ、それは流石にまだ抵抗が…」
「だろうな。だから、それは気にしなくていい。危なくなれば助けてやる。やってみろ」
「あ、ああ!」
格闘による近接戦闘は敵との距離感が他の武器よりも限りなく近い。一瞬のミスが命取りになる場合もあるが…海堂程の戦闘センスがあれば、ゴブリン程度ならば出来るはずだ。
「念の為に拳銃だけ構えておくか…」
しかし、その心配も裏腹に、期待通り海堂は教えた通りに距離感を意識しながら、攻撃で相手を崩したり、攻撃を避ける、それを続けて群れを殲滅した。
「それにしても、ゴブリンの数が多くないか?」
《ここらにゴブリンの巣があるのかもな。上位種の種類にもよるが、基本的に100単位の群れと考えた方がいいだろう》
「相川!ありがとう!めちゃくちゃ戦いやすかった!」
「それは良かった。レベルはどうだ?」
「ああ、レベルもちゃんと上がったぞ」
「SPとAPは入ってるな?」
「ああ。ステータスに新しく追加された項目だよな」
「SPはスキルの獲得や強化を、APは能力値の強化を行える。説明した通り、今必要なものを考えて振り分けたらいい」
「なら、体力と攻撃と俊敏か。スキルはどうしたらいい?」
「ちょっと待ってくれ。【鑑定】」
【格闘術F﹣Lv.2】
格闘による戦闘時、能力値に補正が掛かる。また、格闘に関連する装備を装着した時、その装備の効果を増幅させる。
「うーん…ここら辺は今後自分で決めていかないといけないからなぁ…」
「頼むって」
「…格闘術にポイントを振ったとしてランクは上がるか?」
「んー…いや、上がらないみたいだ」
「じゃあ、取り消してくれ」
現段階で格闘術のレベルを上げるよりかは、他のスキルを獲得した方が良いよな…気配察知も必要だろうけど…身体強化も相性はいいだろうな。
「ソロでも戦えるようになりたいか?」
「ああ」
「なら、気配察知と身体強化を取ってくれ。現段階では気配察知の方はあまり使えないかもしれないが、身体強化はその名の通り、肉体に関する能力を上昇させられる。ただ、魔力や幸運、技巧は上がらない」
「気配察知っていうのは?」
「常時発動型の生物探知機能だ。周囲に居る生物の場所を特定出来る」
「わかった。じゃあ、その2つを取ろう」
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