身体が弱くて死んでしまった私は転生した異世界でも身体が弱くて、そんなあたしにも王子は一生懸命に尽くしてくれました

「あたし、もうすぐ死んじゃうんだよね……」
 病室の天井を眺めながら、あたしは無意識にそんなことを呟いていた。
 でも、不思議と涙は出てこなかった……
 今この瞬間に、命を失うこともある。
 あたしはずっとそう思って生きてきたから――

 死んでしまったあたしは、異世界転生をして王子に出逢った。
 しかし、転生した王子の婚約者も重い病気にかかっていて――
24h.ポイント 14pt
0
小説 31,549 位 / 190,751件 恋愛 13,814 位 / 57,549件

あなたにおすすめの小説

王妃様は死にました~今さら後悔しても遅いです~

由良
恋愛
クリスティーナは四歳の頃、王子だったラファエルと婚約を結んだ。 両親が事故に遭い亡くなったあとも、国王が大病を患い隠居したときも、ラファエルはクリスティーナだけが自分の妻になるのだと言って、彼女を守ってきた。 そんなラファエルをクリスティーナは愛し、生涯を共にすると誓った。 王妃となったあとも、ただラファエルのためだけに生きていた。 ――彼が愛する女性を連れてくるまでは。

【完結】愛されなかった私が幸せになるまで 〜旦那様には大切な幼馴染がいる〜

高瀬船
恋愛
2年前に婚約し、婚姻式を終えた夜。 フィファナはドキドキと逸る鼓動を落ち着かせるため、夫婦の寝室で夫を待っていた。 湯上りで温まった体が夜の冷たい空気に冷えて来た頃やってきた夫、ヨードはベッドにぽつりと所在なさげに座り、待っていたフィファナを嫌悪感の籠った瞳で一瞥し呆れたように「まだ起きていたのか」と吐き捨てた。 夫婦になるつもりはないと冷たく告げて寝室を去っていくヨードの後ろ姿を見ながら、フィファナは悲しげに唇を噛み締めたのだった。

本当はあなたを愛してました

m
恋愛
結婚の約束をしていたリナとルーカス。 幼馴染みで誰よりもお互いの事を知っていて いずれは結婚するだろうと誰からも思われていた2人 そんなある時、リナは男性から声をかけられる 小さい頃からルーカス以外の男性と交流を持つこともなかったリナ。取引先の方で断りづらいこともあり、軽い気持ちでその食事の誘いに応じてしまう。 そうただ…ほんとに軽い気持ちで… やましい気持ちなどなかったのに 自分の行動がルーカスの目にどう映るかなど考えも及ばなかった… 浮気などしていないので、ルーカスを想いつづけるリナ 2人の辿り着く先は… ゆるい設定世界観です

友人に婚約者を略奪されたけど、幼馴染と再会して幸せに暮らしています。

ほったげな
恋愛
友人と婚約者が浮気していたので、婚約は破棄した。その後、幼馴染に再会し……。※詩です。

離婚してもよろしいですが、後悔するのはあなたの方ですよ?

hana
恋愛
「悪いけど、離婚してくれ」 驚くほどにあっさりとその言葉は告げられた。 公爵令息のバルシュと結婚して二年、よく晴れた朝の出来事だった。

【完結済】後悔していると言われても、ねぇ。私はもう……。

木嶋うめ香
恋愛
五歳で婚約したシオン殿下は、ある日先触れもなしに我が家にやってきました。 「君と婚約を解消したい、私はスィートピーを愛してるんだ」 シオン殿下は、私の妹スィートピーを隣に座らせ、馬鹿なことを言い始めたのです。 妹はとても愛らしいですから、殿下が思っても仕方がありません。 でも、それなら側妃でいいのではありませんか? どうしても私と婚約解消したいのですか、本当に後悔はございませんか?

婚約破棄したいって言いだしたのは、あなたのほうでしょ?【完結】

小平ニコ
恋愛
父親同士が親友であるというだけで、相性が合わないゴードリックと婚約を結ばされたキャシール。何かにつけて女性を見下し、あまつさえ自分の目の前で他の女を口説いたゴードリックに対し、キャシールもついに愛想が尽きた。 しかしこの国では制度上、女性の方から婚約を破棄することはできない。そのためキャシールは、ゴードリックの方から婚約破棄を言いだすように、一計を案じるのだった……

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

処理中です...