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ダンジョンからの脱出
第64話 装備を交換します
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キメラを倒し、私たちは219階層への階段を前にしていた。
「もりもりさん、どうしますか? ここでお兄ちゃんが来るのを待つか、それとも下の階層を見に行ってみますか?」
「安全に行くのなら、もちろんこの階層に待機するべきですけれど……」
もりもりさんは視線を下げて自分の姿を見る。
私も、もりもりさんの全身を上から下まで眺める。
右手に持つ大鎌は柄の端を地面に突き、上部の鎌はもりもりさんの頭の上を半月状に弧を描いている。いかにも恐ろしい大鎌を持ちながら、服装は私の中学校の制服だ。
スタイルのいいもりもりさんは制服のブラウスが短くなってしまい、少しおへそが見えてしまっている。私にとってはちょうどいいスカートの丈も、もりもりさんにとってはミニスカートだ。
戦闘中に時々スカートがめくれ、パ●ツが見えてしまっていたなんてことも、あったようななかったような。
まあ、配信画面に映ることはないので私の脳内メモリーにしか保存されていないのだから、問題ないと言えば問題ないのだけれど。
というか、もりもりさんが神王装備を着てくれたらそれでいい気もする。
■ぽんた:170階層の階層主が倒されたそうな
■アクゾー:その情報古いぞ。180階層が突破された。
■ぽんた:階層主をスルーしてシューターを落ちまくっているという噂もちらほら。
■アクゾー:なんか、目が光った集団がダンジョンを行進していたとか
「なんだか、時間の問題のようです。お兄ちゃんが来るのも」
「攻撃力はなくても、レベル173ですからね……。ミリアさん」
「あれですかね? タンクのような役をやっているのでしょうか」
「ミリアさんがモンスターを抑え込んで、みんなで攻撃しているのでしょうね」
無難に行くのなら、ここで待っていればよさそうだけれど、もりもりさんはずっと防具を欲しがっていた。
「もりもりさん、提案なのですけれど」
「なんでしょうか?」
「私の(お兄ちゃんの)神王装備をもりもりさんが使うとすごく強いのではないですか?」
「まあ、春菜さんはまだレベル2ですからね。春菜さんよりは強いかと」
「では、この装備をもりもりさんが使って、それでちょっと219階層へ行ってみませんか?」
「いや……。それは春菜さんが危険すぎます。了承できません」
「私は神王の長剣がありますし、あと、鎌は両手で使わなければなりませんから、もりもりさんは盾を使えません。盾も私が持てば……」
「あ、大鎌は私が使うことが前提なんですね。いやいや、それでも、了承できませんって」
もりもりさんは顔の前でぱたぱたと手を振って否定する。
私はダンジョンデバイスをもりもりさんに向けながらカメラアプリを起動した。
「もりもりさんはお兄ちゃんにおへそを見られたくないのかと思ったんです。私の気のせいだったらいいんです。見られても、全然問題がないのなら、それでいいんです……」
私は撮影ボタンを押す。パシャリ、という音とともにもりもりさんの全身が画像ファイルとして記録された。
制服姿に大鎌を手にする姿。おへそとウエストが露出している。長い脚も素足だ。
もりもりさんの頬がぴくぴくと引き攣る。
「は、春菜さん……。その写真……どうするのでしょう……」
「別に誰にも見せませんけれど、ダンジョンでの記念写真です。これは独り言ですが、お兄ちゃん、時々私のデバイスを覗き込むからなあ。プライバシーの侵害だよお。妹が心配なのはわかるけど、ダンジョンデバイスを見るのはなしですよねえ」
わざとらしい私の話し方に、もりもりさんは思惑通りに動揺してくれる。
「け、消しませんか……? その写真」
「あ、問題でしたら消しますけれど」
「消していただけると嬉しいのですが……」
「そうですよね。お兄ちゃんも女ともだちが妹の制服を着ている写真なんて見たら、変に思いますよね……」
「いや、あの……」
「もりもりさんって、お兄ちゃんとはお友達なんですよね?」
「お友だちというかですね、冬夜さんとは……」
私が懸念しているのは、お兄ちゃんがもりもりさんのことを好きになってしまうことだ。
もりもりさんは命をかけて私を助けに来てくれた。本当に感謝をしているのだけれど、ここまでしてくれるもりもりさんに対してお兄ちゃんの心が向いてしまうのはよくない。
お兄ちゃんも男だから、もりもりさんのこの少しセクシーな制服姿を見てしまうと欲情しかねないし、もりもりさんにしてもお兄ちゃんに見られたくはないようだ。
「もりもりさんが神王装備を着て、それで219階層で防具を見つければ、全部解決するような気がしませんか?」
こう提案したが、別に防具は見つからなくてもいいと思う。
私としては、お兄ちゃんが来た時に、もりもりさんが神王装備を着ていてくれていればそれでいいのだ。
「じゃあ……。春菜さんの提案を受けまして、少しだけ219階層をちょこっとだけ、ほんの少し、ちょびっと、……覗いて見ますか?」
「はい!」
私たちは配信画面を消し、お互いの着ているものを交換する。
もりもりさんは身長が高い。神王装備は装着者に応じてサイズも自動的に変わるらしい。彼女が身につけると、一流の戦士のように見えた。
全身を黄金の鎧に身を包み、手に持つのは大鎌だ。
もりもりさんは大鎌の扱いに早く慣れようと、ぶんぶん振り回している。
私は久しぶりに中学校の制服姿にもどった。
もりもりさんは両手で大鎌を扱っているので、神王の長剣と神王の盾は私が使うことにする。
盾の一部は損傷していた。エンシェント・ヴァンパイアに斬られてしまった部分はアイテム合成で作り出したテープなどで補修する。
もりもりさんの装備は【神王の兜】【神王の鎧】【神王の小手】【神王のブーツ】
そして武器に【サタンの大鎌】
私の装備は【神王の長剣】【神王の盾】【神王のネックレス】だ。
神王のネックレスも私が装備することになった。
ところで、このネックレス。
いったいどんな効果があるんだ?
「もりもりさん、どうしますか? ここでお兄ちゃんが来るのを待つか、それとも下の階層を見に行ってみますか?」
「安全に行くのなら、もちろんこの階層に待機するべきですけれど……」
もりもりさんは視線を下げて自分の姿を見る。
私も、もりもりさんの全身を上から下まで眺める。
右手に持つ大鎌は柄の端を地面に突き、上部の鎌はもりもりさんの頭の上を半月状に弧を描いている。いかにも恐ろしい大鎌を持ちながら、服装は私の中学校の制服だ。
スタイルのいいもりもりさんは制服のブラウスが短くなってしまい、少しおへそが見えてしまっている。私にとってはちょうどいいスカートの丈も、もりもりさんにとってはミニスカートだ。
戦闘中に時々スカートがめくれ、パ●ツが見えてしまっていたなんてことも、あったようななかったような。
まあ、配信画面に映ることはないので私の脳内メモリーにしか保存されていないのだから、問題ないと言えば問題ないのだけれど。
というか、もりもりさんが神王装備を着てくれたらそれでいい気もする。
■ぽんた:170階層の階層主が倒されたそうな
■アクゾー:その情報古いぞ。180階層が突破された。
■ぽんた:階層主をスルーしてシューターを落ちまくっているという噂もちらほら。
■アクゾー:なんか、目が光った集団がダンジョンを行進していたとか
「なんだか、時間の問題のようです。お兄ちゃんが来るのも」
「攻撃力はなくても、レベル173ですからね……。ミリアさん」
「あれですかね? タンクのような役をやっているのでしょうか」
「ミリアさんがモンスターを抑え込んで、みんなで攻撃しているのでしょうね」
無難に行くのなら、ここで待っていればよさそうだけれど、もりもりさんはずっと防具を欲しがっていた。
「もりもりさん、提案なのですけれど」
「なんでしょうか?」
「私の(お兄ちゃんの)神王装備をもりもりさんが使うとすごく強いのではないですか?」
「まあ、春菜さんはまだレベル2ですからね。春菜さんよりは強いかと」
「では、この装備をもりもりさんが使って、それでちょっと219階層へ行ってみませんか?」
「いや……。それは春菜さんが危険すぎます。了承できません」
「私は神王の長剣がありますし、あと、鎌は両手で使わなければなりませんから、もりもりさんは盾を使えません。盾も私が持てば……」
「あ、大鎌は私が使うことが前提なんですね。いやいや、それでも、了承できませんって」
もりもりさんは顔の前でぱたぱたと手を振って否定する。
私はダンジョンデバイスをもりもりさんに向けながらカメラアプリを起動した。
「もりもりさんはお兄ちゃんにおへそを見られたくないのかと思ったんです。私の気のせいだったらいいんです。見られても、全然問題がないのなら、それでいいんです……」
私は撮影ボタンを押す。パシャリ、という音とともにもりもりさんの全身が画像ファイルとして記録された。
制服姿に大鎌を手にする姿。おへそとウエストが露出している。長い脚も素足だ。
もりもりさんの頬がぴくぴくと引き攣る。
「は、春菜さん……。その写真……どうするのでしょう……」
「別に誰にも見せませんけれど、ダンジョンでの記念写真です。これは独り言ですが、お兄ちゃん、時々私のデバイスを覗き込むからなあ。プライバシーの侵害だよお。妹が心配なのはわかるけど、ダンジョンデバイスを見るのはなしですよねえ」
わざとらしい私の話し方に、もりもりさんは思惑通りに動揺してくれる。
「け、消しませんか……? その写真」
「あ、問題でしたら消しますけれど」
「消していただけると嬉しいのですが……」
「そうですよね。お兄ちゃんも女ともだちが妹の制服を着ている写真なんて見たら、変に思いますよね……」
「いや、あの……」
「もりもりさんって、お兄ちゃんとはお友達なんですよね?」
「お友だちというかですね、冬夜さんとは……」
私が懸念しているのは、お兄ちゃんがもりもりさんのことを好きになってしまうことだ。
もりもりさんは命をかけて私を助けに来てくれた。本当に感謝をしているのだけれど、ここまでしてくれるもりもりさんに対してお兄ちゃんの心が向いてしまうのはよくない。
お兄ちゃんも男だから、もりもりさんのこの少しセクシーな制服姿を見てしまうと欲情しかねないし、もりもりさんにしてもお兄ちゃんに見られたくはないようだ。
「もりもりさんが神王装備を着て、それで219階層で防具を見つければ、全部解決するような気がしませんか?」
こう提案したが、別に防具は見つからなくてもいいと思う。
私としては、お兄ちゃんが来た時に、もりもりさんが神王装備を着ていてくれていればそれでいいのだ。
「じゃあ……。春菜さんの提案を受けまして、少しだけ219階層をちょこっとだけ、ほんの少し、ちょびっと、……覗いて見ますか?」
「はい!」
私たちは配信画面を消し、お互いの着ているものを交換する。
もりもりさんは身長が高い。神王装備は装着者に応じてサイズも自動的に変わるらしい。彼女が身につけると、一流の戦士のように見えた。
全身を黄金の鎧に身を包み、手に持つのは大鎌だ。
もりもりさんは大鎌の扱いに早く慣れようと、ぶんぶん振り回している。
私は久しぶりに中学校の制服姿にもどった。
もりもりさんは両手で大鎌を扱っているので、神王の長剣と神王の盾は私が使うことにする。
盾の一部は損傷していた。エンシェント・ヴァンパイアに斬られてしまった部分はアイテム合成で作り出したテープなどで補修する。
もりもりさんの装備は【神王の兜】【神王の鎧】【神王の小手】【神王のブーツ】
そして武器に【サタンの大鎌】
私の装備は【神王の長剣】【神王の盾】【神王のネックレス】だ。
神王のネックレスも私が装備することになった。
ところで、このネックレス。
いったいどんな効果があるんだ?
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