淫魔(サキュバス）に支配された女学園～淫らに喘ぐ学生～

魔物ハンターとサキュバス

メリナ 身長168ｃｍ B９8 W57 H87 Ｃカップ ②

「ああ、やっと来たね。待ちくたびれたよ……」
「……雫と優紀はどこにやったの？」
「いきなりとはご挨拶だな。まずは自己紹介をしようじゃないか……俺の名前はムルトだ」
「ずいぶん口調が……変わったじゃない」
「名も名乗らぬとは……品性がないな」

　前は幼さ残る少年みたいな口調だったくせに今では魔王みたいな口ぶりをしている。
　どうやら、インキュバスとしての力に磨きがかかったようね。

「雫と優紀だったな……案内してやれ」
「はいっ！　ムルト様！」
「汐音ちゃん……」

　汐音ちゃんが喜んで返事をする。
　恐らくは再洗脳されている。こちらは眼中にない様だ。

「…………」
「…………」
「ほら、連れてきてやったぞ。喜んだらどうだ？」

　２人は夢中でなにかを見つめている。
　優紀はタブレットを放そうとしないし、雫はどこかを遠くを見ているように見える。

「素晴らしいだろ？　彼女たちはまだ俺たちが体育館にいると思っているんだ。こんな健気なことはないよな」
「……ムルト！」
「おお、怖い怖い」

　いっそのことサキュバスの力なんて使わずに戦闘力でこいつの首をはねてやろうかと考えてしまう。
　私が本気を出してしまったら、この空間を破壊してしまうからそれはできないけど……。

「余興は終わりだな。貴様も俺の糧になるといい」
「……くっ！」

　ムルトはゆっくりと近づいてくる。
　ご丁寧に他の洗脳された生徒が私の体にしがみついて身動きが取れなくなる。
　どうしたら……

「……メ、リナ？」
「「っ！」」

　その時、雫の声が聞こえた。私を呼ぶ声が聞こえた。
　私とムルトは驚いて雫の方を見る。
　こちらに視線はむけられていない。ずっと別の方向を見ている。
　なのに……涙を流していた。

「馬鹿なっ！？　俺の洗脳が……！」
「……失礼っ！」

　私は身体のサイズを変化させて、一時的に幼女に変化して抜け出した。
　形を持たないサキュバスだからできることに今は感謝している。
　私を捕まえようとする手を振り切って、雫の元までたどり着く。

「…………」
「私も……あなたを信用するわ」

　そういって、とっておきのサキュバスの力を雫にかける。
　左手はお腹に右手はお尻に当て、抱き着く。
　股間部の少し上、奥にある子宮にめがけて私はサキュバスの力を使った。