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魔物ハンターとサキュバス
音無(おとなし) 汐音(しおね) 身長165cm B98 W60 H87 Dカップ ①
しおりを挟む自分の人生、いつが転機なのかなんてわからないものだ。
私は先輩の雫(しずく)にその転機をもたらされた。
幼い頃の年の差が3歳はあまり気にしないものだ。
同じ大学に行き、同じ専攻科目だったため周りを気にして先輩と呼んでいるだけだ。
人前で雫なんて呼び捨てにしたら、周りの目が怖い。
話が脱線してしまったが、私の人生の転機はその雫がサキュバスの翼を見せたことで変わった。
そう、サキュバスなんて魔物が存在していたから……私の一族が目を覚ました。
魔物ハンターは魔物を狩る者。人に被害をもたらせずに人知れずに魔物を狩る者だ。
一族の一員であることをサキュバスの翼を見せられた日に伝えられて、雫を保護……いや、監視しなければならなくなった。
同じ大学に行ったのも同じ専攻科目を選んだのもすべてはそのためだった。
もしも、サキュバスが現れたら戦闘が得意な者を呼び寄せて避難するのが私の仕事だ。
勿論、悪いことだけではない。なにせ、莫大なお金がもらえる。
ほとんど遊んで暮らせるぐらいのお金が手に入る。そのお金が手に入れば雫と一緒に遊びに行きたい。
だから、私は雫を監視する。そのためだけだ。
「……あの人は、飲まず食わずはまずいでしょ」
一人、ポツリッとつぶやいてコンビニで食べ物をあさる。
ここ数日、遊びに出かけていたため監視は他の人がやっていた。
しかし、どうやら研究室から一歩も出ていないみたいだ。
恐らくは食料を事前に買っておいてサキュバスの研究をしていたら時間がたっていたっていうのがオチだろう。
私はそんな想像をしつつ、チャイムを押して間髪入れずに合鍵を使って中に入る。
「せんぱ~い。いるんでしょう? 大丈夫ですか~?」
声を出して確認するも、返事がない。
(あれ? 珍しいな。まだ寝てるのかな?)
扉を閉めて靴を脱いで上がった。
その時だった。ぞわっと妙に怖くなった。
まるで誰かに睨まれているかのようだ。
足が震えて、身を縮めて床に座り込む。
「そんなところに座って……汐音、どうかしましたか?」
声が聞こえた。いつもの声にほっとする。
「あっ、せんぱ……い?」
声のした方に顔を向けると私は言葉を見失った。
そこに雫はいた。顔の造形や体のスタイルから恐らくはそうだと判断できた。
だけど、明らかに違う髪の毛の色と漂わせる色気が私に警戒心を抱かせた。
私はすぐにポケットにしまっていた携帯を手に取った。
「汐音、なにをしようとしているの?」
「ちょ、ちょっとアプリが……」
「そんなのどうでもいいでしょう? こっちを見なさい」
そういいながら、ゆっくりと雫は歩いて近づいてくる。
言われた通りに雫から目を放すことができずに携帯をうまく使えない。
「あら、それは何かしら」
「あっ、その、こ、これは……」
見つかってしまった。その瞬間、金縛りが解けたかのように体が自由に動く。
すぐに携帯を見つめて登録された番号を押した。
『……どうかしましたか?』
「あ、あのっ!」
助けを求めようとした言葉が雫の声にかき消された。
「いいえ、間違えただけよ」
誰に対していった言葉か理解できなかった。
「すみません。間違えました……」
自分の言葉に騒然とする。今、私は何を言っているのだろうか?
自分で自分が理解できない。
雫は私の背後に回り込んで脇下から私の胸を揉み始める。
『そう、珍しいわね』
「はっ、はい。すみません」
『まあいいわ。ターゲットはいたかしら?』
「はいっ、いま、したっ! 無事に研究を続けて、ひゃうぅ!」
『ちょっと、大丈夫?』
「だ、大丈夫です。体調が悪いんで、切ります」
『お大事に』
いつの間にか火照った体は秘部の存在を強くした。
会話中、何度も何度もピンポイントで胸を揉まれて私の中でスイッチが入った。
やばい……わかっている……でも、止められるわけがなかった。
「さて、汐音。まずは説明してくれます?」
「…………」
「返事はないのですか?」
「は、はい」
私は寝室に連れ込まれて、雫の命令でベッドの前で床に座り込んでいる。
そして、今はエッチをお預けにされて事情が引き出されそうになっている。
私としては絶対に話しくない。
だって、監視していたなんて関係が壊れてしまうから。
どれだけ、非常識で残酷なことをしていたかってわかっている。
だからこそ、私は返事をしたくない。でも……
「せ、先輩のサキュバスの翼を見た時からです」
「……へぇ」
「それから私の一族が動いてずっと監視してました」
「そうなの……信じていたのに」
「そ、それはーー!!」
雫の足元にすがる。
私を見る雫の視線はどこか達観している。
「まあいいです。償いはあなたの体で支払ってもらいます」
「お、お願いします」
土下座して頭を垂れた。
これが今、私のすることだと思った。
人生で一度もこんなことをしたことなかったのにどうしてだかスムーズにやれてしまった。
「なるほど、いいアピールですよ」
ぐりぐりと踏まれる。
いままで生きてきて、私はどちらかとSの素質があるなんて勘違いしていた。
私は……雫に踏まれて喜んでいる。
体は正直に震えて、股からは愛液がパンツとズボンを濡らしていた。
「どうですか? 友達に頭を踏まれて……気持ちいいですか?」
「は、はいぃぃ! めちゃくちゃ気持ちいです!!」」
私の体は幸福感でいっぱいになる。
雫が私の見下すのがこんなに気持ちいなんて思わなかった。
「服、脱いでくれますか? いろいろと試させてもらいますね」
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