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13 里帰りの道中

R-28 恋人の常識

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 奴隷館からチェックインしていたいつもの宿に戻ったヤルモたちは、ルームサービスの食事を食べ、お風呂でヤルモのHPを減らしたら、今日のお楽しみ。

「さあ! 今日はどうしてほしい!!」

 いつも通りのイロナの開始の合図だが、ヤルモには思うところがある。

「確かに立場はまだ性奴隷だけど、俺たちいずれ結婚するんだから、そんな始め方しなくていいんだぞ?」
「あ……確かに……しかし、世間一般的な男と女は、ヤリたくなったらどうやって事を始めるのだ?」
「う~ん……」

 残念な二人。初めての彼氏彼女なので、普通のカップルのような自然な営みの入り方を知らない。

「普通は……男のほうから行くのかな? 男ってガツガツしてるし」
「なるほど。女には襲われたことがないから、さもありなん。ならば、主殿からやってみろ!」

 イロナはいちおう納得したようだが、結局は男前。ヤルモは心の中で「いつもと変わらないな~」と思いながら、イロナをベッド座らせるのであった。


「とりあえず、今まで世間話をしていたってていで行くぞ」
「うむ!」
「んで、見詰め合う二人……気持ちが高揚してキスを……」

 ヤルモは夢に描いた彼女との初めてを演出するのだが、「ゴッキーン」と変な音が鳴ったので、カーーーット!!
 ヤルモが軽くキスしようとしただけなのに、イロナが迎え撃ってヤルモの人中に尖った唇をぶつけたからには、甘い一時はストップせざるを得なない。

 しばしヤルモはのたうち回っていたが、痛みが無くなるとテイク2。

「ん……」

 今回はイロナに動かないように言っておいたので、キスの成功。そのままディープに数分キスしていたら、ヤルモがイロナを押し倒す。

「ん、んん……」

 キスをしたまま、ヤルモはイロナの胸を揉み、下にも手を伸ばしてイロナを気持ち良くする。

「ぎゃっ!?」

 しかし、突然ヤルモが悲鳴を上げたので、テイク2もカーーーット!!
 イロナもヤルモを気持ち良くしようと思って、イチモツを握り潰したからだ。


「つつつ……」
「う~ん……まどろっこしいな」

 せっかくヤルモが頑張ってムード作りしていたのに、イロナは大否定。

「じゃ、今日はここまでにして普通にやるか」

 ヤルモも二度も痛い思いをしたので、自分たちの普通に戻ろうと提案したのだが……

「待った! 俺から攻めさせて~! ぬお~~~!!」

 イロナのバキュームフェラが炸裂して大ダメージ。二人の普通は世間の常識から大きく逸脱しているので、いつも通りヤルモは痛い思いをして事が終わるのであったとさ。 
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