710 / 755
第二十五章 アメリカ大陸編其の四
700 白いピラミッドに登るにゃ~
しおりを挟む我輩は猫又である。名前はシラタマだ。アマゾンにピラミッドは無い……
「にゃんでアマゾンにピラミッドがあるんにゃ~~~!!」
はずなのに、鬱蒼とした森の中に、真っ白な三角錐のピラミッドが姿を現したのでわしは叫んでしまった。
「もう近付かないほうがいい」
「にゃ? うんにゃ……」
アマゾンの中に白いピラミッドがあるので驚いていたわしであったが、イサベレの注意を受けたので、少し戻ってから戦闘機をホバーリング。
そこで高度を上げると皆にも双眼鏡を回して、ピラミッドを見ながらわしは愚痴る。
「あんニャロ~……アマゾンでにゃにしてるんにゃ」
「あ……ひょっとして、あのピラミッドは時の賢者様が作ったのですか?」
わしの愚痴を聞いていたリータは正解を述べたので、ここで発表。
「そうにゃ。あそこがおそらく、石の聖地『アラシャ』にゃ。時の賢者が来いと言っていた場所にゃ~」
わしの発表に、皆は息を飲む。コリスは寝起きで頭が回っていない。
「まぁ目的地には着いたんにゃけど……さっきの攻撃はにゃんだったんにゃろ?」
わしの問いに誰もわからないとの事なので着陸する流れとなり、大事を取ってもう少し離れた場所に移動。
アマゾンの中に着陸するのは変な虫や寄生虫が怖いので、発見した小高い岩場に着陸した。
「もう夕方にゃし、ピラミッドは明日行こうにゃ~」
すぐにでも行きたいところだが、何が攻撃して来たのかわからないのでは進みようがない。岩場を整地し、キャットハウスに入って夕食にしてしまう。
「あそこに何があるのでしょうね」
「船があるとかどうとか言っていたけどにゃ~……なんだか時の賢者のイメージが思っていたのと違うからにゃ~」
「ガッカリする可能性が高そうニャー」
明日の事を思うとウキウキしたいところだが、これまでの時の賢者が残念すぎていまいち盛り上がらない。リータとメイバイもたいした物は無いと受け取っていた。
「時の賢者様の私物でも残っていたらお宝。いらないなら欲しい」
そんな中、イサベレだけは興奮してる。東の国では知らない人のいない有名人なのだから当然の反応だろう。
「しょうもない物だったらにゃ。価値があるにゃら、応相談にゃ~」
「ケチ……体で払うから~」
「それ、イサベレにしかメリットないんにゃからやめてくれにゃ~。脱ぐにゃ!」
イサベレに真顔で誘われても色っぽくもなんとも感じない。脱いだところで、いつもお風呂で見ているから息子さんも反応しない。
「このままお風呂に入ろうにゃ~」
リータとメイバイも対抗して脱ぎ出したので、もうお風呂。ぶっちゃけ裸で迫られたら反応してしまいそうなんじゃもん。
お風呂で裸なら、自然なモノ。わしはいつも通り揉み洗いされ、バススポンジになって皆が体を洗う。バススポンジにされると皆の柔らかい部分が、ガガガ……
なんとかかんとか反応せずに乗り切ったら晩酌。ほどほどで布団に横になると、明日の事を話しながら眠りに就くのであった。
そして翌日……
朝食に着替えを済ませ、全員長靴を履いて猫耳マントを羽織ったら、キャットハウスを出る。
「もしも、ちょっとでも痒みや痛みがあったらすぐに言うんにゃよ~?」
「「「「「はいにゃ~」」」」」
重装備は疫病対策。白い巨象製の装備なら、上から虫に刺される事はない。もしも服の中に入り込んでも、すぐに寄生虫でも殺せる【ノミコロース】を掛けたら健康は保たれるはずだ。
「それじゃあ、ピラミッドに向けて出発進行にゃ~!」
「「「「「にゃ~~~!!」」」」」
こうしてわしたち猫パーティは、元気よく出発したのであった。
先頭を走るのは、わしとリータ。その後ろにイサベレ。もしも何か攻撃が来たらイサベレの指示を聞いて、リータの大盾かわしが対応する。
真ん中のメイバイに続いて、最後尾にオニヒメを乗せたコリス。後ろからの攻撃は無いだろうが、いつも通りの配置だ。
アマゾンをけっこうな速度で走ると上からヒルが降って来るかもしれないので、わしが風魔法をバリアのように使っている。だから前方と上は大丈夫。
水辺や沼がある場合は、ジャンプしたり木の枝を伝ったりして乗り越え、ピラミッドにかなり近付いた頃にイサベレからストップが掛かった。
「たぶん、この辺りで攻撃を受けたと思う」
「そんじゃあ歩きに変えるにゃ。リータはいちおう盾を構えておいてにゃ」
「はいにゃ~」
リータが大盾を手に持つと、わしを先頭に歩く。わしなら黙視で避けられるし、仮に当たったとしても死にはしない。
そうして草木を掻き分けて進み、イサベレに何度も危険の有無を確認する。
「とっくに攻撃範囲内だよにゃ~?」
「ん。でも、昨日みたいな感じはない」
「撃った奴は、たまたま通り掛かった獣なのかにゃ~?」
「どうだろう……」
ぺちゃくちゃと喋りながらも緊張を持って進んでいたら、ついに森が切れた。
「「「「「うわぁぁ~~~」」」」」
真っ白なピラミッドが姿を現し、その荘厳な佇まいにリータ達は感嘆の声を出す。
デッカ……これ、クフ王のピラミッドより大きくないか? せめて歴史を超えるなよな~。
わしはと言うと、グチグチ文句。ピラミッドは高さが200メートルぐらいあるので、キャットタワーの高さランキングがまたひとつ下がってしまったから文句も言いたくなるってものだ。
「とりあえず登ってみようにゃ~」
ピラミッドと言えば、登る物。いちおう警戒しながら進み、真っ白な地面をわしが踏んだところで異変が。
ガラガラドッシャーン!!
まるで山積みした皿でも割れたかのような大きな音がしたので、わしの体はビクッと跳ねた。皆も突然の事で面食らっているようだ。
「ビックリしたにゃ~」
「本当ニャー」
「なんの音だったのでしょう?」
「さあにゃ~? イサベレはにゃにか感じなかったにゃ?」
「ぜんぜん」
メイバイもリータも音の正体はわからず、イサベレの危険察知にも何も反応がないみたいなのでもう一歩進んでみると、また変な音が。
にゃ~~~ん♪
「いまのシラタマ殿ニャー?」
「こんな時にまたふざけて~」
「わしじゃないにゃ~」
「じゃあ、誰ニャー?」
「知らないにゃ~」
本当にわしじゃないのに皆は信じてくれないので、もう一歩……
ガラガラドッシャーン!!
また皿が割れる音が鳴った。
「これ、ピラミッドから聞こえてにゃい?」
「かもしれません」
「ちょっと戻ってみるにゃ~」
わしが後ろ向きで一歩下がると猫の鳴き声が聞こえ、もう一歩下がると皿が割れる音。これで一旦、白い地面から離れる。
「リータ。盾を構えたまま、三歩進んでみてにゃ」
「はい」
リータに行って来いせたらさっきの音が連続で鳴り、戻って来たら話し合う。
「にゃ~? わしじゃなかったにゃろ~??」
「そんなことより、あの音はなんの音なのでしょうね」
「さっきわしのせいにしたんにゃから謝ってにゃ~」
「ごめんごめんニャー。これでいいニャー」
誠意ある謝罪ではなかったが、これ以上何か言うとモフられそうなので、真面目に話す。
「ひょっとしたら、獣避けの音かもしれないにゃ。最初の音にゃらビックリして逃げるかもにゃ」
「「「「「猫の鳴き声は??」」」」」
「知らないにゃ~~~」
時の賢者の趣味なんてわしにはわからない。しかし、うるさい以外の危険は無いようなので、隊列を組んで先に進んでしまう。
「「「「「プッ……ププププ」」」」」
「にゃんで笑ってるにゃ!?」
緊張と緩和。うるさい音と猫の鳴き声が交互に来るので、皆は何かツボに入ったみたいで笑う。たぶん、猫の鳴き声の度にわしの顔が浮かぶのだろう。
しだいに大きくなる皆の笑い声を聞きながら、前進するわしであったとさ。
変な防犯装置のせいで、皆の緊張感はどこへその。ピラミッドまで残り半分の地点まで進んだら、ようやく猫の鳴き声とうるさい音は消えたが、また変な音が鳴り出した。
ビービービービー!!
今度は機械音が鳴り響き、それに続いて女性に近い声のアナウンスが英語と日本語で交互に聞こえて来た。
『警告、警告。それ以上進んだ場合、攻撃します。即刻立ち去るように』
そのアナウンスに、わし達は止まって考える。
「来いと言ったのは向こうにゃのに、にゃんで攻撃して来るのかにゃ~?」
「なんででしょうね。でも、どうします?」
「う~ん……どんにゃ攻撃するか見てから考えるにゃ。ちょっと下がっておいてにゃ」
リータ達がニャンニャンゾーンなるついさっき名付けた場所まで下がるのを確認したら、わしは刀を抜いて歩を進める。
『警告を無視したわね! ここで消えてなくなれ~!!』
すると、何故かアナウンスはぶちギレ。わしはツッコミたかったが、正面のピラミッドの一部がパカッと開いて何か飛び出したので、対応せざるを得ない。
エネルギー波? いや、わしの【御雷】に色が似てる……
わしはコンマ数秒の世界で分析し、【吸収魔法・球】と【猫撫での剣】の合わせ技。
雷のようなエネルギー波は【吸収魔法・球】で弱められ、【猫撫での剣】で斬って霧散。全て吸収魔法で吸い取ってやった。
たぶん雷じゃと思うけど、痺れは無かったな。さすが神剣。これならリータの盾でもなんとかなりそうじゃ。
『警告を無視したわね! ここで消えて無くなれ~~~!!』
一発目の攻撃を分析していたら、アナウンスはまた同じ口上。それからまた雷が飛んで来たので掻き消し、リータ達に当たらないように前進していたら、アナウンスも攻撃も止まった。
なのでリータ達の元へと、アナウンスを聞きつつ攻撃も掻き消しながら戻るわしであった。
「ただいまにゃ~」
わしがニャンニャンゾーンまで戻ると、リータ達が先程のやり取りを聞いて来る。
「なんだか女の人、すっごく怒ってませんでした?」
「ああ。アレはあらかじめ決められたことしか言わないから、怒っているわけではないにゃ」
「決められたことですか??」
「ずっと同じことしか言わなかったにゃろ? また向こうに行ったら同じことしか言わないにゃ」
「じゃあ、このまま進むニャー?」
「うんにゃ。リータの盾にゃら防げるから、真っ直ぐ行こうにゃ」
リータに大盾を構えさせたら前進。警告のアナウンスを無視して進めばぶちギレのアナウンスに変わる。【吸収魔法・球】を大きく展開しておけば、大盾を構えたリータも痺れなく雷攻撃を受けられるので、楽々突破したのであった。
「たぶん、戦闘機で受けた攻撃はさっきのだったんだろうにゃ~」
「ん。あんな感じだった。でも、なんで撃って来たんだろ?」
「こんにゃ罠を用意してたから、空からの接近はダメってことだったのかにゃ~?」
イサベレとこの施設について喋っていたら、ピラミッドに到着。2メートルはある段差の塊を触りながら喋る。
「やっぱこれって白魔鉱みたいだにゃ」
「この足元までもって……凄い量ですね」
「何も見付からなくても、これを売ったら大金持ちニャー!」
「ま、最悪切り売りしてやろうかにゃ?」
「それは酷い。ここも遺跡として残すべき」
時の賢者の遺跡より、金に目が眩んでしまったのでイサベレに怒られてしまった。まぁ観光業でお金が取れるかもと考え、ピラミッド登山に取り掛かる。
少し段差が大きいが、わしたち猫パーティに掛かれば楽勝。ピョンピョン飛び跳ねて登り、頂上に到着した。
「見張らしはいいけど、船らしき物はどこにあるんにゃろ?」
皆でキョロキョロと辺りを確認していたら、リータがわしの頭をわしゃわしゃして来た。
「シラタマさん……」
「にゃに~? 毛並みが乱れるんにゃけど~?」
「アレって階段じゃないですか?」
リータが指差す場所には、なだらかな階段。一番下には、真っ直ぐ伸びた道のような物もある。
「ひょっとしてわし達って……登る場所、間違えたかにゃ?」
「ですね……」
「だろうニャー……」
超残念なミス。西から行かず東から行けば、防犯装置は作動しなかったのではないかと反省するわし達であったとさ。
2
お気に入りに追加
1,168
あなたにおすすめの小説
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
半身転生
片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。
元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。
気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。
「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」
実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。
消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。
異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。
少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。
強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。
異世界は日本と比較して厳しい環境です。
日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。
主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。
つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。
最初の主人公は普通の青年です。
大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。
神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。
もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。
ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。
長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。
ただ必ず完結しますので安心してお読みください。
ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。
この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる