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第十五章 日ノ本編其の一 異文化交流にゃ~

416 エルフの里の惨状にゃ~

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「「「「「いただきにゃす」」」」」

 真っ青な湖で少し遊んだら、ここでランチ。玉藻まで「いただきにゃす」と言っている事は気になるが、皆、美味しくいただいている。
 女王達には、わしみずらサーブ。女王に王女に貴族様では、給仕の居ないこんなところでは致し方ない。

 だから玉藻さんは、わしを王様らしくないとか言うのやめてくれる? 玉藻も女王達と変わらないんじゃからな?

 役に立たない四人は、いちおう感謝の言葉をくれた。とりあえずうるさい奴等の質問は無くなったので、わしも席に着いて湖を見ながら物思いにふける。

 たしか、中国特集をしていたテレビで、こんな湖があったと聞いた事があったな。えっと……七、八……九寨溝きゅうさいこう!! おお~。わしの記憶力、まだまだ捨てたもんじゃないな。
 この湖を知った頃にはもうヨボヨボじゃったから、行くのは諦めていたが、来れて嬉しいのう。これも女房に自慢してやろう。

 そうしてわしが遠い目をしながらお茶を飲んでいると、玉藻が語り掛けて来る。

「しかしここは凄いのう。白い木しかない」
「そのわりには驚きが小さいにゃ~」
「もう驚きを通り越しておる。こんな景色、わらわの生きて来た中で、間違いなく一番じゃ」

 わしも麻痺していたが、白い木一本でも人間からしたら、死の象徴とか呼ばれて珍しいらしいしな。それに加え、幻想的な湖じゃ。玉藻の言いたい事は頷ける。

「それにアイツじゃ。さんちゃんとか言ったか? 強いだろうな」

 玉藻は、20メートルはある白いオオサンショウウオを、舌舐めずりしながら見る。

「戦ったらにゃ。でも、それほど好戦的じゃないから、そっとしておいてあげてにゃ~」
「シラタマは狩人と言っていたのに、おかしな奴じゃな。狩れば、大金が手に入るじゃろうに」
「無駄にゃ殺生はしたくないだけにゃ。それより、そろそろ作業に取り掛かろうにゃ」
「お……おお!」

 玉藻がわしを侮辱するので話を逸らしてみたら、勢いよく立ち上がった。王様だけでなく、ハンターとしてもおかしいとか言われる筋合いはない。これでもハンターランクは高いんじゃ!


 メイバイがカメラを構えている横を通り過ぎ、わしと玉藻はさんちゃんに歩み寄る。

「お~い。起きろ~」
「ん、んん……」

 さんちゃんが目覚めるのを待っていたが、ぜんぜん起きる気配がないので、わしは鼻をペチペチ叩いて起こす。

「初めて出会った時も、そうやって寝ていたのう」
「初めて……シラタマ??」
「さんちゃん。久し振りじゃな~」

 さんちゃんが目をパチクリしているので、わしは念話で名前を呼んでやった。

「また来てくれたんだ。久し振り~」
「おう! それにしても、仲間が増えてよかったのう」
「仲間??」
「アイツは仲間じゃないのか?」

 わしは白カエルを指差すと、さんちゃんは首を傾げる。

「あ! そうそう。アイツだけ、なんか戻って来たんだ~」

 どうやらさんちゃんは、隠蔽魔法を使ってしばらく過ごしていたら、生き物がいっぱい集まって来たようだ。だが、湖を汚す獣が現れて、本気を出して追い払ったら、全て逃げて行ったとのこと。
 それからまた一人で寂しくしていたら、白カエルだけ戻って来て、名を呼んでくれているようだ。ただ、昼夜逆転した生活と、ほんとに最近戻って来たから、たいして話をした事がないらしい。

「ふ~ん。それはよかったな」
「うん! そうだ。アイツにも名前を付けてやってよ~」
「さんちゃんが付けたらいいじゃろ?」
「う~ん……何も思い付かない。お願い~」
「そうじゃのう……玉藻。何か思い付かんか?」
「わ、妾に振るな!」

 わし同様、玉藻も何も思い付かないようなので説得すると、名を告げてくれる。

「ぴょんき……」
「にゃ~~~!!」
「なんじゃ??」

 わしが慌てて遮ると、玉藻はわしを不思議そうに見る。

 それはアカン! それはTシャツに住むカエルの名前じゃ。てか、なんで玉藻が知っておるんじゃ!! 他の案を出さねば……

「『やせ蛙、まけるな……』ってので、どうじゃ?」
「おお! それはいいな。作者から取るのじゃな」
「じゃあ、決定ってことで……」

 わしと玉藻は目配せして声を合わせる。

一茶いっさ!」「十茶じっさ!」
「にゃ~~~?」
「誰じゃそれ?」

 どうやら小林の姓は一緒だったのだが、この世界での俳句の巨匠は「小林十茶」と呼ばれているようだ。なので、この世界に倣って、白カエルの名前は「ジッサ」となった。

「じゃあ、ボクは寝るね~」
「待った!」
「なに~?」
「木を切り倒す許可が欲しいんじゃ。何本かもらってもいいか?」
「好きなだけ持って行って~。おやすみ~」

 それだけ言うと、さんちゃんは眠りに就いてしまった。

「おい……好きなだけと言っておったぞ?」
「言ってたけど、間引くだけにしとこうにゃ。そのほうが、この森の為になるにゃろ」

 玉藻は目を輝かせていたが、わしは止める。だって、目が覚めた時に丸坊主になっていたら、かわいそうじゃろ?
 とりあえず玉藻も了承してくれたので、二人がかりで作業を開始する。

「倒れてる木は使えないかにゃ?」
「そうじゃのう……中がスカスカじゃなかったら使えそうじゃな」
「じゃあ、倒木は調べてからしまって行くにゃ~」

 確認が終わると、森の成長がよくなるように白い木を切る。木が近すぎる場所の木を、玉藻が風魔法で切断。倒れる前に、わしが次元倉庫に入れる。
 音もなく伐採できるとは、魔法様々だ。倒れている木があったら、新しい物は次元倉庫に入れる。
 そうして次々に白い木を次元倉庫に入れていると、玉藻が「妾は木こりじゃないのに……」とか、「これではシラタマと変わらんのう」とか、ボヤいていた。
 天皇陛下の名代としてのプライドがあるみたいだけど、わしとしては仲間が増えて嬉しい。




「もう、百本以上、いったんじゃないかにゃ?」
「そんなにか!? この森は、どれだけ広いんじゃ」
「にゃ~? わしが言った通り、いっぱいあったにゃろ」
「コンコンコン。本当に世界は広いのう」

 予定していた数を遥かに超えていたので、ここでストップ。白い木は大きいので、50対以上の三ツ鳥居が出来るはずだから、しばらくは取りに来なくていいだろう。
 それから湖に戻ると、ジッサがさっちゃん達を乗せて泳いでいた。どうやら、さっちゃんが無理を言って命令したようだ。
 ジッサもわしに殴られた手前、さっちゃんに親友だと言われて断れなかったっぽい。この王女は、どんだけ奔放ほんぽうなんじゃ……

 そうしてここでの用事は済んだので、皆にシャワーを浴びさせて着替えてから、さんちゃんとジッサと一緒に記念撮影。さんちゃんは寝てたけど……
 いちおうさんちゃんには帰る旨を伝えると起きてくれたけど、悲しそうな顔をしたまま眠ってしまった。なので、ジッサにまた来ると伝えてもらう事にして、移動すると転移した。


 次の目的地は、万里の長城。ここでも皆と記念撮影をしてから、お茶休憩。女王達は、遠い過去の文明に思いを馳せて、話が弾んでいるようだ。
 その間わしは、崩れている箇所が多いから絶対に中に入るなと言って、その場を離れ、黒い森を駆け回りながら考える。

 本当に万里の長城だったんじゃな。ここも行ってみたいと思っておったけど、ああも崩れていると、さすがに来た実感が持てんな。じゃが、本物なんじゃから、中国の行きたかった観光地を回った事にしておこう。
 せっかくじゃし、今度一人で来て、残っている建物だけでも修復してやろうか。このまま崩れ落ちるのを待つのは、残念過ぎるもんな。

 そうして小一時間ほど走り回ったら、魔力は完全回復。すぐに皆の元に戻るのだが、10メートルぐらいの白熊一匹。黒熊一匹が、血濡れで倒れていた。

 どうやら白熊は、玉藻が一人で倒したらしい。今度は人型で相手をし、風魔法と鉄扇を使って切り刻み、逃げ出そうとした瞬間に、鉄扇から放たれた扇の型をした雷で、首を切り落としたとメイバイが教えてくれた。
 黒熊は誰が倒したのかと聞くと、リータプラス兄弟で倒したらしい。本当は兄弟だけで戦いたかったようだが、リータが心配して盾役となったようだ。
 もちろんアタッカー二匹に盾役なので、戦うにはバランスがよく、リータが動きを止めている内に、一方的にボコボコにしたらしい。

 玉藻もエリザベスもルシウスも満足しているようだし、これはいい。でも、さっちゃんとコリスがホコリまみれなのは、なんでじゃ? 万里の長城に入ったのですか。二階に上がって崩れたのですか。そうですか。相変わらず奔放ですね。

 どうやらさっちゃんがどうしても建物に入りたいとゴネて、コリスが護衛で付き添ったようだ。なので、コリスは褒めちぎり、さっちゃんには「メッ!」と叱って、ホコリは土魔法で取り除いてあげた。
 それから熊は次元倉庫に入れるのだが、玉藻が取り分を言って来たので、狩った物は引き渡す約束をする。その時、兄弟達の分を女王が寄越せと言って来たので、引き渡す事になった。

 ガイドも荷物持ちもしてやっているのに、うるさい奴等じゃ……


 万里の長城見学が終わると、最後の目的地に転移。エルフの里へやって来た。転移場所は里から離れていたのでさっちゃん達を担いで、十分ほど走れば到着だ。

「にゃあにゃあ、シラタマちゃ~ん?」
「にゃあにゃあ、シラタマ~?」
「にゃあにゃあ、猫さ~ん?」
「にゃあにゃあ、うるさいにゃ~!」

 外壁に着くと、今度はさっちゃんとワンヂェンとローザが「にゃあにゃあ」うるさい。

「のう? シラタマ?」

 ついでに玉藻もうるさい。皆がうるさい理由は簡単だ。外壁の屋根にも門の前にも、白い木で作られた人型のわしが立っているからだ。なんか刀をかかげているわしもいるし……

 なんでしゃ~! なんでここでもわしが増殖しておるんじゃ~!!

 わしが愕然としていると、門の上に居たエルフ耳の男が飛び降りて、わしに駆け寄る。

「おお! 救世主様! よく来てくれました!!」

 お前はいらん情報を足すな! もうすでに、念話の魔道具は配布済みなんじゃぞ! そんな事を言ったら……

「「「「「にゃあにゃあ~?」」」」」

 ほら! さっちゃん達だけでなく、女王と玉藻まで「にゃあにゃあ」言っているじゃろ! だからなんでわしの口調をマネするんじゃ~!!

 わしに詰め寄る者の処理は、リータとメイバイに丸投げ。かなり盛って説明してるけど、知ったこっちゃない。相手をするほうが疲れるからだ。
 とりあえずエルフ男には、「おさのババアに伝えて来い!」と命令して走らせる。わしはというと、皆をバスに積み込んでノロノロ走る。しかし農作業をしている者が追って来たのでスピードアップ。

 だから手を振って追いかけて来ないで~!

 そうこうしていたら内壁に到着したのだが、ここでも木彫りのわしがお出迎え。恥ずかし過ぎるので、バスのまま中に通してもらった。
 道には、わしの凱旋を称える住民の姿。道の端には、木彫りのわしと木彫りのワンヂェン。

 黒い木で作りやがったな? 皆の質問がワンヂェンに飛び火してるから、まぁいっか。

 まるで祝勝パレードとなったエルフの里は騒がしく、車内も騒がしい。

 だから「にゃあにゃあ」うるさ~い! エルフまで「にゃあにゃあ」言うな~~~!!

 ようやく長の白い屋敷に着いたら、ヂーアイと、またしても木彫りのわしのお出迎え。なので、わしはげっそりしながらバスを降りる。

「ようこそいらしてくれたさね」

 ヂーアイが出迎えてくれたので、わしは苛立ちながら念話で挨拶する。

「にゃんでわしだらけなんにゃ~~~!!」

 いや、あまりにも酷い里の現状に、クレームから入ってしまった。

「なんでと言われても……それだけ我らが感謝していると言う事さね」
「百歩譲って感謝はいいんにゃけど、形にしなくてもいいにゃ~」
「まぁ作ってしまった物はしかたないさね。それより、こんな時間に来たって事は、泊まって行くんさね?」

 ぐっ……もう次の話か。もっと文句を言いたいところじゃが、後ろで聞き耳を立ててる奴等がいるから、触れるのも面倒じゃ。

「ああ。一泊させてもらうにゃ」
「では、宴を用意させるさね」
「いや、質素なのでいいからにゃ? 絶対に、派手にしないでくれにゃ?」

 わしのお願いは聞く耳持たず。エルフの里をあげての宴会が催される。

 なんで全員参加なんじゃ~~~!!

 広場で繰り広げられる宴会は、飲めや騒げの大盛り上がり。わしに感謝する者が多数挨拶に……来ない。たんに宴がしたかっただけのようだ。
 まぁ開始の時の全員土下座でわしの心は折れたから、来ない事は有り難い。ワンヂェンの笑い方がかんさわるからな!


 こうしてわしは、肩身の狭い思いをしながら夜が更けて行くのであった。
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