378 / 755
第十三章 新婚旅行編其の一 東に向かうにゃ~
373 島と人を発見した、にゃ~~~!!
しおりを挟む海が見えて、気を良く旅を続けるわし達であったが、巨大カミキリムシに遭遇し、「ワーキャー」言いながら逃げ惑う。空に逃げるも、海に近付けば近付くほど黒い鳥の群れが増え、やむなく地上に降りる。
そのせいで無駄な戦闘が増え、なかなか距離が稼げないでいる。
「またにゃんか来たにゃ!」
「今日、三戦目ですか……」
「うぅぅ。せっかく見えた海が遠いニャー」
海が見えてから二日。空はまったく進めなくなり、地上を走るが、獣が行く手を阻むので、リータとメイバイの気持ちが切れそうだ。
いちおうわしが威嚇して追い払うかと聞いたのだが、リータとメイバイは戦いたいらしく、三度目以降からは聞かないようにしている。だって目が怖かったんじゃもん。
「もう少しにゃ。あとちょっとの所まで来てるはずにゃ」
「昨日もそう言ってたニャ……」
「き、昨日は間違ったんにゃ!」
「またミスしましたね……」
「にゃ!? 怒らないでにゃ~」
「いつも思うけど、戦う前に遊んでいていいの?」
「「「にゃ!?」」」
わし達夫婦が痴話喧嘩していると、イサベレが諫める。毎度の事なので、いつもより怒っているように見える。なので、わし達はそそくさと戦闘準備に取り掛かるのであった。
皆の連戦の疲れもあるので、今回は砦を作ってプチ籠城戦。最近、強い獣も減って来たので、わしも砲台に立つ布陣だ。
そうしてぺちゃくちゃ喋っていると、木の間から黒くて大きな野犬の群れが現れた。
「コリス砲……発射にゃ~!」
「にゃ~~~!!」
わしの指示に、コリスは前脚二本と尻尾二本を器用に使って、石の玉を投げ付ける。
「キャット砲……薙ぎ払え~!」
「にゃ~~~ご~~~!!」
わしはイサベレの指示に、【咆哮】を放って右から左に薙ぎ払う。
でも、その言い方は、ドロドロの化け物がデッカいダンゴムシを焼いた言い方だからやめて欲しい。て言うか、指揮官はわしじゃなかったっけ?
納得はいかなかったが、わしもコリスも、遠距離から確実に黒野犬の群れを減らして行く。その攻撃を抜け、砦に近付く黒野犬がいれば、イサベレが空を駆けて斬り裂き、すぐに砦内に戻る。
壁に張り付く黒野犬も、リータの金棒、メイバイの槍で弾き返され、登る事も許されない。
そんな中、キョリスクラスの白野犬が現れれば、わしが対応。遠距離から【風玉】を撃ちまくり、大きな攻撃はさせないし、近付かせない。
「こんなものですね」
黒野犬の数が減ると、リータがイサベレとメイバイを見る。
「ん。いける」
「やってやるニャー!」
「シラタマさん。お願いします!」
「わかったにゃ~。みんにゃ、中に入るにゃ~……【土壁・散】にゃ~!」
皆が砦の内側に飛び降りるとわしも続き、砦の壁を弾けさせる。壁は石礫と変わって四方八方に飛び散り、残っていた黒野犬を滅多打ちにする。
その隙を使って、リータ、メイバイ、イサベレは、白野犬に突撃。わしとコリスは散開してザコの掃討戦に移行する。
この作戦は、リータ達の発案。キョリスクラスなら三人で倒せると言うので、渋々許可を出した。事実、何匹もボコボコにしているから、わしは安心して見ているが、怒らせた時の事を想像して安心は出来ない。
リータ達は、10メートル近くある白野犬の真正面に立つと、魔法で牽制。
「【土槍】にゃ~!」
「【鎌鼬】ニャー!」
「【エアブレイド】にゃ~!」
全員、語尾に「にゃ」がついている理由はまったく理解できないが、全てヒットして、少しは傷を負わせたようだ。
その攻撃で怒った白野犬は、凄い速さでリータ達に向かう。
「【土壁】にゃ~!」
リータの出した土の壁は、白野犬の体当たりで呆気なく砕かれる。
「ぐっ……」
どうやら【土壁】は、白野犬の突進力を弱める為に使ったようだ。そのおかげで、リータは白野犬の頭突きを盾で止める事に成功する。
「行っくニャー!」
「ん!」
白野犬の動きが止まれば、メイバイとイサベレがふた手に分かれてダッシュ。お互いの武器に気功を乗せて、前脚、後ろ脚を瞬く間に斬って通り過ぎる。
「ギャワン!」
「行かせません!」
痛みに振り返ろうとする白野犬の首に、鎖を巻き付けて引っ張るリータ。肉体強化の魔道具を使っていても、キョリスクラスが相手では力負けして引っ張られる。
しかし、少しの時間稼ぎが出来ればよかったようだ。その間に、メイバイとイサベレは後ろ脚に集中砲火。脚を痛め付けて使えないようにする。
「ギャ……ワオーーーーン!!」
「【光盾】にゃ~!!」
白野犬の苦し紛れの【咆哮】。目の前に居たリータは、たまったものじゃない。だが、予想の範囲内だったからか、光の盾を二枚重ねにして耐える。
「首っ!」
「わかってるニャー!」
大技を使っているという事は、大チャンス。メイバイとイサベレは同時に跳んで首元に光の剣で斬り付けた。その攻撃で白野犬の【咆哮】は止まり、リータの姿が露になる。
【咆哮】の威力は強く、二枚の【光盾】を破壊したが、気功を使って白魔鉱の盾の強度を上げていたので、リータは難無く耐え切った。しかも、首に鎖を巻き付けたまま離さなかったのだ。
「どんどんやっちゃってください!」
「はいニャー!」
「ん。すぐに終わらせる」
そこからはタコ殴り。素早いメイバイが飛び跳ねて斬りまくり、イサベレが空を駆けて斬りまくる。リータも負けじと噛んで来た時にジャンプで避けて、鼻先に気功を乗せたパンチパンチ。地面に張り付ける。
そうして三人は白野犬が動かなくなるまで、攻撃の手を休めないのであった。
その頃わしはと言うと、掃討戦も終わり、黒野犬も次元倉庫に入れ終わったので、コリスと一緒にくつろいでいた。
はぁ……あの大きなキョリスクラスの獣を、三人でボコボコにしておるよ。気功を習ったからか、エルフの里に着く前より、攻撃の通りが良くなっておるな。光の剣よりも威力が高いかもしれん。
イサベレもあの中で一番弱かったはずなのに、もうリータ達に追い付いておる。これは種族の差なのかな? 白い一族、恐るべし。気功も一番うまく使いこなしているのう。百年の経験値は伊達じゃないな。
さてと、終わったようじゃ。よっこいしょっと。
「お疲れ様にゃ~」
わしはコリスと共にリータ達に近付くと、労いの言葉を掛ける。
「ふぅ~。けっこう慣れて来ましたね」
「そうだニャ。これならもう一段上げても戦えそうニャー」
「ん。二人とならいける。でも、外からの攻撃も欲しい」
「たしかに……ハンターなら、パーティメンバーを募集をするんですけどね~」
「帰ったら募集してみようニャー」
「ん。賛成」
「「「あはははは」」」
わしを完全に無視して話す、リータ、メイバイ、イサベレに、わしは呆気に取られてしまう。
え……無視? それにわしをパーティメンバーから追い出してる!? わしがリーダーのはずなんじゃが……
て言うか、三人について来れる魔法使いなんていないからな!
「にゃあにゃあ? そろそろわしも話に入れてくれにゃ~」
「「「居たの??」」」
「ひどいにゃ~!!」
パーティから追い出されそうになったわしであったが、文句を言うと、マスコットとして残る事となった。
それからぷりぷりゴロゴロ休憩し、東に向けて走る。怒ったら撫で回されて、意見は捩じ伏せられたので仕方がない。
夕刻間近とあって、早く寝床の準備をしたかったのだが、戦闘現場は血のにおいが残るので、十分な距離を取る必要がある。
なので走っていたら、森を抜けてしまった。
「にゃ!?」
「「「「わ!!」」」」
わしに続き、皆も驚いた声を出す。予期していなかったのに、海が姿を現したので致し方ない。
「つ、ついにやりましたね……」
「やったニャ……」
「ん。綺麗……」
「うみだ~」
黒い森、暗い森、どこまでも続く森を抜けた皆は、感慨深く、夕陽で赤色と青色の織り成す海を眺める。
「着いたにゃ~」
もちろんわしもだ。一人で走れば、もっと早く辿り着いたのであろうが、仲間が居るからこそ、楽しく旅が出来たのだ。何も文句はない。いや、感謝しかない。
「みんにゃ。ありがとにゃ~」
どうやら皆は、感動していて、わしの声が届いていないようだ。なのでわしも、皆と同じく海を眺め続けるのであった。
それからしばらく経つと、「ワーキャー」言いながら称え合い、黒い森突破記念の酒盛りを始める。
「かんぱいにゃ~!」
「「「「かんぱいにゃ~!!」」」」
うまいメシ、うまい酒は、浮かれる気分でさらにうまくなる。今日までの旅を振り返り、話にも花が咲くが、寝床の用意をしないといけないので長くは続けられない。
酒盛りをしていた近くにちょうどいい崖があったので、少し高い所に穴を掘ってバスを嵌め込む。そこにお風呂も取り出して皆でわいわいと入り、疲れていたのかバスで横になると、すぐに眠りに落ちた。
次の日は海を眺めながら朝食を済まし、地図を広げて話し合う。
「いまはどの辺りに居るのですか?」
「ちょっと待つにゃ」
リータの質問に、今までマーキングした場所に赤い丸を書き込んで、位置を確認する。
「猫の国から、東北東ってところかにゃ?」
「シラタマ殿が言った通り、北に逸れても海があったニャー!」
「この先に、時の賢者様が向かった島があるのですか……それらしいモノは見えませんけど、これからどうするのですか?」
「空から探せば、すぐに見付かるにゃろ」
「鳥はどうするニャー?」
「陸が無ければ休む場所も無くなるし、減るはずにゃ。今日はここを拠点にして、島を探そうにゃ」
話し合いが終わると、皆で戦闘機に乗って、望遠鏡を覗きながら島を探す。まずは南東に小一時間飛んで、北に二時間。そうして拠点に戻って、ランチ会議だ。
「南に少し大きな島にゃ……北東にそれより大きな島にゃ……どっちを攻めようかにゃ?」
「もちろん……」
「「「「「北東にゃ~!」」」」」
リータが溜めて、満場一致で「にゃ」が揃った。いや、北東に決まった。
なので今日は、海で少し遊んでから早めの就寝となった。
そして翌日……
「「「「うわ~!」」」」
北東に進んで小一時間。緑の目立つ島が見え、皆は期待に満ち溢れる。
「人が住んでいそうです!」
「ぜったい住んでるニャー!」
「これだけ緑が多いと、強い獣は居なさそうだにゃ。それだけで、人が安心して暮らせそうにゃ環境だとはわかるにゃ~」
「ですよね?」
「早く降りてニャー」
「焦るにゃ~。まずは集落を探すにゃ。海岸沿いに進めば、魚を求めて人が居るはずにゃ」
「本当ですか!?」
「いや、可能性の話だからにゃ?」
「早く会いたいニャー」
「聞いてるにゃ?」
リータとメイバイは、興奮して話を聞いてくれない。もう人が居るのは決定だと言わんばかりに望遠鏡を覗く。イサベレの表情からはよくわからないが、望遠鏡を熱心に覗いているところを見ると、興奮しているようだ。
それから島の岸、上空にまで来ると、北に向かって戦闘機を飛ばし、機内はさらに熱気が渦巻く。
「あった……ありました!」
「ほ、本当ニャー! 集落ニャー!!」
「ん。もっと近付いて」
「わかったから揺らすにゃ~!」
第一発見者はリータ。リータの指差す場所には、小さいながらも漁村が確認され、興奮したメイバイとイサベレも加わって、わしをぐわんぐわんと揺らして操縦の邪魔をする。
「人! 人ニャー!」
「あ、歩いてます!」
「ん。動いてる」
「人間にゃんだから歩くし、動くにゃ~。だから揺らすにゃ~!!」
さらに揺さぶりは大きくなるので、深呼吸させて落ち着かせる。そうして、皆の逸る気持ちが拭えないまま、わしは集落から離れた場所に戦闘機を着陸させて、数度バウンドする。
すると、リータ達から非難の声が飛んで来た。
「もう! もっと静かに降ろしてくださいよ~」
「揺らすからにゃ~! にゃん度も邪魔するにゃと言ったにゃ~!!」
「「「あ……」」」
興奮したせいで、わしも声が大きくなってしまった。わしのぷりぷりした態度を見て、ようやく冷静さを取り戻したリータ達。でも、ハッチを開けると、すぐに飛び出してしまった。
「待つにゃ! ひとまずコリスは変身魔法を使ってくれにゃ~」
「わかった~」
いまにも走り出しそうな皆を止めて、この中で一番冷静なコリスには、さっちゃん2に変身してもらう。さすがに巨大リスを原住民に見せてしまうと、怖がらせる可能性があるからの配慮だ。リス耳と二本の尻尾はあるけど……
わしが念のため地面にマーキングしていると、コリスはワンピース姿のさっちゃん2に変身した。それから気持ちを落ち着かせる為に全員で手を繋ぎ、漁村があった場所にゆっくり歩く。
皆はなんとか横一列で並んでいたが、メイバイが何かに気付き、わしの手を振り払って駆けて行った。それに続き、リータとイサベレが駆け出し、わしとコリスはそのあとを追う。
「やっぱり石像ニャー!」
「子供? かわいい作りですね~」
石像の前でメイバイとリータが喋り、イサベレがじっくり見ている中、コリスと共に追い付いたわしは、少し固まる。
……地蔵? 地蔵じゃな。湯飲みに水も入って花も手向けられている。地蔵じゃ……
「お墓ですかね?」
「子供のお墓ニャ……かわいそうニャー」
「いや、これは地蔵にゃ」
「「「地蔵?」」」
わしの発言で、リータ、メイバイ、イサベレは、声を合わせて振り返る。
「神様みたいなものにゃ。この地に住む者を守ってくれているんにゃ」
「「「へ~~~」」」
「神様って事は、拝んだほうがいいニャー?」
「そうだにゃ。旅の安全を祈って、手を合わせて行こうにゃ」
わし達はしゃがんで手を合わせ、祈りを捧げて立ち上がる。そうして漁村に向かって歩いていると、第一村人の女性を発見した。
わし達は逸る気持ちから緊張に変わり、少し相談してから、わしから話し掛ける事となった。なんでも、知らない人に話し掛けるのは恥ずかしいんだとか……
女性が近付いて来ると、わしは皆に押されて、英語で声を掛ける。
「ハローにゃ~」
女性は猫のわしを見て、いつもの反応を見せるかと思ったが、少し違う。
「×##*×*?」
なっ……なんじゃと……
女性は畏まって話し掛けて来たので、わしが驚く事となった。
「×##*×*×?」
ま……まさか……
再度話し掛ける女性の声に、わしは何も言えないまま、次元倉庫から戦闘機を取り出して飛び乗った。
「みんにゃ! 乗ってくれにゃ!!」
「え……せっかく人と出会ったのですよ?」
「いきなりどうしたニャー?」
「いいから乗れにゃ! 急げにゃ!!」
わしが怒声を浴びせると、リータ達はわしの初めて見せる態度に驚きながらも、戦闘機に乗り込んでくれた。
皆が乗り込むとハッチを閉めて、呆気に取られる女性を残して空に飛び立つ。
まさかまさかまさか……
わしは心の中で呟きながら、戦闘機を、上へ上へと上昇させる。その高さは一万メートルを超え、雲も遥か下に見据える高さ。
そこまで来れば、戦闘機の機首を下にして垂直にする。すると、わし達が降り立った島は、完全に視界の中に収まる事となった。
嘘じゃろ……
その島は、縦長によっつの島が並ぶ島……
日本じゃ……日本列島じゃ……と言う事は……
「ここは地球だったにゃ~~~!!」
そう。ここは異世界は異世界でも、パラレルワールド……平行世界なのであった。
*************************************
ようやく着いたよ日本……
100話ぐらいで着くと軽い気持ちで書き初めて、まさか373話も掛かるとは……
と、言うわけで、ここは地球でした!
この章でヒントを多く出したので気付いた人もいると思いますが、書き込みしないでくれて有難う御座いました。
次回から新章突入!
伏線を長きに渡り散りばめてしまい、回収するには時間が掛かりますので、次回に少し触れ、詳しくは章の後半、各地を回りながら回収しようと思います。
それでも足りなくなったら次章を計画しておりますので、それまでは猫さんの「日ノ本観光」をお楽しみください。
1
お気に入りに追加
1,168
あなたにおすすめの小説
150年後の敵国に転生した大将軍
mio
ファンタジー
「大将軍は150年後の世界に再び生まれる」から少しタイトルを変更しました。
ツーラルク皇国大将軍『ラルヘ』。
彼は隣国アルフェスラン王国との戦いにおいて、その圧倒的な強さで多くの功績を残した。仲間を失い、部下を失い、家族を失っていくなか、それでも彼は主であり親友である皇帝のために戦い続けた。しかし、最後は皇帝の元を去ったのち、自宅にてその命を落とす。
それから約150年後。彼は何者かの意思により『アラミレーテ』として、自分が攻め入った国の辺境伯次男として新たに生まれ変わった。
『アラミレーテ』として生きていくこととなった彼には『ラルヘ』にあった剣の才は皆無だった。しかし、その代わりに与えられていたのはまた別の才能で……。
他サイトでも公開しています。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
魔法公証人~ルロイ・フェヘールの事件簿~
紫仙
ファンタジー
真実を司りし神ウェルスの名のもとに、
魔法公証人が秘められし真実を問う。
舞台は多くのダンジョンを近郊に擁する古都レッジョ。
多くの冒険者を惹きつけるレッジョでは今日も、
冒険者やダンジョンにまつわるトラブルで騒がしい。
魔法公証人ルロイ・フェヘールは、
そんなレッジョで真実を司る神ウェルスの御名の元、
証書と魔法により真実を見極める力「プロバティオ」をもって、
トラブルを抱えた依頼人たちを助けてゆく。
異世界公証人ファンタジー。
基本章ごとの短編集なので、
各章のごとに独立したお話として読めます。
カクヨムにて一度公開した作品ですが、
要所を手直し推敲して再アップしたものを連載しています。
最終話までは既に書いてあるので、
小説の完結は確約できます。
隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生
紅柄ねこ(Bengara Neko)
ファンタジー
【更新をやめております。外部URLの作品3章から読み直していただければ一応完結までお読みいただけます】
https://ncode.syosetu.com/n1436fa/
アウロス暦1280年、この世界は大きな二つの勢力に分かれこの後20年に渡る長き戦の時代へと移っていった
リチャード=アウロス国王率いる王国騎士団、周辺の多種族を率いて大帝国を名乗っていた帝国軍
長き戦は、皇帝ジークフリードが崩御されたことにより決着がつき
後に帝国に組していた複数の種族がその種を絶やすことになっていった
アウロス暦1400年、長き戦から100年の月日が流れ
世界はサルヴァン=アウロス国王に統治され、魔物達の闊歩するこの世界は複数のダンジョンと冒険者ギルドによって均衡が保たれていた
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界に追放されました。二度目の人生は辺境貴族の長男です。
ファンタスティック小説家
ファンタジー
科学者・伊介天成(いかい てんせい)はある日、自分の勤める巨大企業『イセカイテック』が、転移装置開発プロジェクトの遅延を世間にたいして隠蔽していたことを知る。モルモットですら実験をしてないのに「有人転移成功!」とうそぶいていたのだ。急進的にすすむ異世界開発事業において、優位性を保つために、『イセカイテック』は計画を無理に進めようとしていた。たとえ、試験段階の転移装置にいきなり人間を乗せようとも──。
実験の無謀さを指摘した伊介天成は『イセカイテック』に邪魔者とみなされ、転移装置の実験という名目でこの世界から追放されてしまう。
無茶すぎる転移をさせられ死を覚悟する伊介天成。だが、次に目が覚めた時──彼は剣と魔法の異世界に転生していた。
辺境貴族アルドレア家の長男アーカムとして生まれかわった伊介天成は、異世界での二度目の人生をゼロからスタートさせる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる