370 / 755
第十三章 新婚旅行編其の一 東に向かうにゃ~
365 ヂーアイの実力は如何に?にゃ~
しおりを挟む「きえ~~~!!」
奇声を発したヂーアイの跳び蹴りがわしを襲い、後方に跳んで難を逃れる。
うお! 地面に足が減り込んでおる。よぼよぼのババアのくせに、元気すぎるじゃろう!
「よく避けたさね」
「足は大丈夫なのか?」
「ハッ。敵に……猫に心配されるほどヤワじゃないさね」
いやいや、さっきまで車イスに乗っていたじゃろう。なんか足を地面から抜いたら踊ってるし~! ……あの遅い動きは太極拳か?
なんてツッコむところの多いババアじゃ。あ! 猫って言い直したのをツッコむの忘れてた。
わ! 来た!!
ヂーアイは緩やかな動きをしていたと思ったら、わしの間合いに急に現れて、手の平を上にした抜き手を放つ。わしは慌ててしゃがんで避けると、その延長線上にある黒い木が貫かれた。
なんじゃ今のは? わしの目には、尖った魔力の塊が手に纏わり付いていたように見えただけなのに……
わしがしゃがんだ事によって、ヂーアイはわしの顔目掛けて膝蹴りを打つ。膝にも魔力が纏われていたので受けるわけにもいかず、体を起こして避けるが、膝が伸び、爪先から伸ばした魔力の矛がわしを襲う。
驚いているばかりのわしであったが、スピードを上げれば簡単に避けられる。蹴りに合わせて後方宙返りし、着地と同時に距離を取った。
マジか……このババア、さっきの四人より強くね? たしか、四凶とか物騒な名前で呼ばれていたはずじゃ。そんな奴等より上って……うわ! 今度はなんじゃ!?
「もらったさね!」
突如わしは、見えない何かに足を掬われ、後ろ向きに倒れる。そこに優雅な動きのヂーアイから肘が落とされ、尖った魔力の塊が突き刺さった。
「チッ……変な避け方しやがって……」
咄嗟に【突風】による強風に乗って避けたわしに、ヂーアイは愚痴る。
あっぶな……尖った魔力を喰らうとどうなるかわからんから、避けるしかないな。
てか、変な攻撃してるのはそっちなんじゃからな! また踊ってやがるし……
いまの内に、さっきの謎解きをしておこうか。なんだかババアの服が不自然にパタパタしてるように見えるんじゃよな~……と言うか、風を纏っているのか? そう言えば、ババアは車イスを土魔法とは違う力で動かしていたか。
仮説を立てるなら、風魔法で加速したり、遠距離に体の一部を再現させているってところか。
ならば簡単! それより強い力で吹き飛ばせばいいだけじゃ!!
「よく避けたと褒めてやりたいところだが、決着を急がせてもらうよ」
「奇遇じゃな。わしも同じ事を考えていたところじゃ」
「そうさね……だが、何もさせない内に終わらせてやるさね!」
ヂーアイはそれだけ言うと、僅かに膝が落ちた。
たぶんこのタイミング! 【突風】じゃ~!!
おそらく一瞬で前に出て来ると読んで、強風を放ったら、ヂーアイは半分ほど進んだところで腕を振っていた。
ふふん。あんな遠い距離で空振っておる。少し力が弱かったが、仮説通り進めなかったようじゃな。
それからヂーアイは、何度も瞬間移動を使おうとするが、わしの強風に自分の風は止められて、同じところで踊り続ける。
「くっそ……これならどうさね!」
あの動作は……こうしておくか。
先ほどわしを倒そうとしたヂーアイの攻撃は、遠距離からの掛け蹴り。わしの足のアキレス腱辺りに風の足を作り、掬い上げる事でわしを倒した。
なので、ヂーアイの足が前に大きく出た瞬間に、わしはアキレス腱辺りに旋風を纏わせて無効化。ヂーアイは倒れると思って瞬間移動をしようとするので、【突風】を放ってやったら技の流れからか止められずに、エルボーを放ちながら倒れ込んだ。
「にゃはっ、にゃはっ、にゃはははは」
あまりの無様さに、わしはゲラゲラと笑ってしまった。
「く、くそ……」
「もう終わりか? わしに何もさせずに殺すんじゃろ? さっさと掛かって来んか!」
「ぐっ……」
わしの念話に、ヂーアイはぐうの音も出ないようだ。なので、わしからゆっくりと歩いて近付いてやる。
わしとの距離が詰まる中、ヂーアイは腕をバババッと回し、両手を前に出して構える。
「何をしようと無駄じゃぞ?」
「わたすの肩には、里の命運が賭かっているんさね! 負けるわけにはいかないんさね!!」
「はぁ……バカじゃな……」
「なんとでも言うさね!」
わしは近付きながら、喚き散らすヂーアイの真後ろに、土の壁を作り出す。そして突風を起こして強風で張り付ける。
「なっ……動けない……」
ヂーアイのしわが伸びてつるんつるんになる中、土魔法で包み込んで拘束し、わしはさらに歩み寄る。するとヂーアイはついに諦めたのか、叫び出した。
「ハッ! 殺せ!!」
「この里の者は、なんでわしの話を聞けんのじゃ……」
「猫なんかに話す事はないよ! これであいつを追い出せないんだ。生きていても仕方ないさね。さっさと殺しな!!」
あいつ? この里の者は、何かと戦っておったのか? たしか南に獣の巣があるような事を、リンリーが言っていたか……
「……わかった」
わしは考え事を打ち切り、返事をすると、ヂーアイにも見えるように刀を遅く走らせて、終わりとする。
そうしてわしが刀を鞘にカチャリと戻した瞬間、土の拘束具は、ガラガラと崩れ落ちるのであった。
「え……? 生きてるさね……」
ヂーアイは拘束具が外れると、両手を見て、信じられないと言った顔を見せる。そのヂーアイの顔を真っ直ぐ見ながら、わしは怒鳴る。
「こんな事をしでかす前に、なんで相談してくれんのじゃ!!」
わしのひときわ大きな念話の声に、ヂーアイはビクッと体が跳ねた。
「里の命運じゃと? 言ってくれたら、わしが協力したんじゃぞ!」
「え……」
「わしはいつだって、話し合おうと言い続けていたのは知ってるじゃろ! 何故、それが出来んのじゃ! ババアは長じゃろ! 判断を見謝るな!!」
「フンッ……あんたに何が出来るんさね……」
「まだ強がるのか! 助けてくれと一言いえば、わしが悪いようにしなかったんじゃ! それはお前のプライドか? そんなくだらないモノ、住人の命より重いわけがないじゃろう!!」
「………」
わしの叱責を受けて、ヂーアイは黙り込んでしまった。その姿を見て、今度は冷静な口調で語り掛ける。
「敵はどこじゃ? その首、必ずわしが持って来てやる」
「なんだと……」
「聞こえないのか? わしがお前達の敵を倒して来てやると言っておるんじゃ」
「わたすは、お前達を殺そうとしたんだぞ?」
「誰も死んでないから許してやる。さっさと言え」
「なんて、なんて心の広い……うっ…うぅぅ」
突然泣き出したヂーアイの顔を見たわしは、先ほどまでのテンションが、一気に下がってしまった。
あちゃ~……言い過ぎたか? 泣かせてしまった。怒りに任せて女を泣かせたなんて、子供のとき以来じゃ。あの時は、じい様かオヤジにぶん殴られたな~。相変わらず、どっちだったか思い出せんが……
しかし、ババアの泣き顔は見てられん。すんごい顔じゃから、笑ってしまいそうじゃ。ここは落ち着くまで、イサベレの様子を見に行くか。
わしは笑いを堪えて神輿のような乗り物に登ると、体をゆさゆさと揺すってイサベレを起こそうとする。
「イサベレ、イサベレ~。起きるにゃ~」
「ん、んん……」
こいつ……絶対起きてるじゃろ? 口を尖らせてるし……
「……キスしたら起きるにゃ?」
「ん。起きる」
「やっぱり起きてるにゃ~!」
「あ……バレた。それなら!」
「にゃ!? くっつくにゃ! ほっぺにチューするにゃ~!!」
抱きついてわしにキスをしまくるイサベレを引き離し、何が起きたかを問いただす。
「ふ~ん……一服盛られたんにゃ。それで、いつから起きてたにゃ?」
「最初から」
「最初からにゃの!?」
「ん。あれぐらいの薬なら耐性がある。だから罠に嵌まった振りをしていた」
「にゃんでそんにゃ事を……」
「目的を調べていた。でも、一番の目的は……」
「一番にゃ?」
「ダーリンが、かっこよく助けてくれるのを待っていた」
「そんにゃに余裕があるにゃら逃げてくれにゃ~」
わしの意見は聞く耳持たず、イサベレはわしの腕に絡み付いて離れない。て言うか、浮いてるから降ろして欲しい。
それからヂーアイが泣きやみ、四人の男が復活してから里へと走る。里に戻るとヂーアイに、リータ達の元へついて来てくれと言ったら断られた。気功で無理矢理体を動かしていたようで、無理が祟って身体中が痛いんだとか。
なので、一筆書いてもらってわしとイサベレはリータ達の元へ走る。人だかりを見つけたわしはイサベレと共に大ジャンプ。
「にゃ~~~!!」
そして恐怖に叫びながら、風魔法でふわりと着地した。
「シラタマさん。おかえりかさい」
「ただいまにゃ~」
「イサベレさんも、無事でなによりニャー」
「ん。心配かけた」
リータとメイバイの出迎えに、にこやかに会話を交わすわしとイサベレとは違い、住人達はざわざわと騒ぎ出す。そんな中、わしに話し掛けようとしているリンリーと、他の住人にも念話を繋いでみる。
「猫さんが増えた……」
あら。わしが増えて驚いておるのか。その他は、ババアの心配をする声が多いな。とりあえず、リンリーに反論しておくか。
「増えてないにゃ~」
「え……でも、ゴロゴロ言ってたわよ?」
ゴロゴロ? リータ達がバレないように、腹話術でもしておったのか……
「これは、ただのぬいぐるみにゃ。欲しかったらあげるにゃ~」
「あ、それは私の……」
「何個も持ってるんにゃから、一個ぐらい良いにゃろ~?」
「……はい」
リータはぬいぐるみの着物だけ脱がし、リンリーに渋々手渡す。着物は大蚕の糸で出来ているから渡すわけにはいかないからだが、住人の前でやられると、わしが脱がされているみたいで恥ずかしい。
ぬいぐるみを受け取ったリンリーは、本当に生き物じゃないかと確認して、嬉しそうにぬいぐるみの胸に顔を押し付けていた。
「それでにゃんだけど、見ての通り、ババアの策略は失敗したにゃ」
「モフモフ~……あ! そうだわ! 大婆様はどうなったの!?」
ぬいぐるみを嬉しそうに抱いていたリンリーであったが、現状に驚いてそれどころではなくなった。周りからも、殺気がこもった声が飛んで来る事態になっている。
「まぁまぁ。落ち着くにゃ。これ、ババアから受け取って来たから、読んでくれにゃ」
「……木簡?」
わしの懐から出した木簡を読んだリンリーは、険しい顔から安心したような顔に変わり、住人にも木簡の内容を説明し、解散を指示していた。
ふ~ん……あの木簡に書かれた文字、ちゃんと読めるんじゃな。めちゃくちゃ汚い字じゃと思っていたけど、達筆じゃったのかな?
そうして、住人の帰る姿を見送っていたわし達も里に戻ろうとしたが、コリスがお腹すいたと言って来たので、ここでランチ。テーブルを取り出すと、住人の中でたた一人、リンリーだけが残ってテーブルの席に着く。
「……食べるにゃ?」
「はい!」
あまりにガン見して来るから、勧めざるを得ないわしであった。どうやらわしが、敵意がない証明の為に、いい人ぶって食べさせていた料理の虜になっているようだ。
ずうずうしく、おかわりも要求して来るし……
1
お気に入りに追加
1,168
あなたにおすすめの小説
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
半身転生
片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。
元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。
気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。
「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」
実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。
消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。
異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。
少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。
強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。
異世界は日本と比較して厳しい環境です。
日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。
主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。
つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。
最初の主人公は普通の青年です。
大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。
神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。
もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。
ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。
長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。
ただ必ず完結しますので安心してお読みください。
ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。
この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる