324 / 755
第十二章 王様編其の三 猫の国の発展にゃ~
320 キャットトレインの運行にゃ~
しおりを挟むキャットトレインの試乗会が終わると、さっちゃん達には別れの挨拶をして帰路に就く。家ではアダルトフォープラスノエミと一緒にどんちゃん騒ぎ。
ノエミも試乗会に来ていたので、わしが遠い距離が近くなると言った意味が伝わったようだ。
翌朝目覚めると、全裸でエンマの足を抱いていた。まったく記憶にないが、撫でられただけであろう。なので、リータ達にバレない内に離れようとしたら、引き戸が開いた。
残念ながら、こないだより目覚めるのが遅く、リータとメイバイに見られて、朝からガミガミと怒られてしまった。こうなっては平謝り。スリスリと媚びて、説教から解放される。
騒がしく朝食を済ませると、アダルトフォーの出勤を見送り、皆で我が家の掃除をする。ノエミは客でも、勝手に寝泊まりしてるんだから手伝え!
ブーブー言うノエミと、わしの掃除を止めるヤーイーを宥め、皆と掃除をしていたら、玄関から声が聞こえたのでわしが向かう。
「はいにゃ~。にゃんですか~?」
「「モフモフ~!」」
わしが玄関の引き戸を開けると、二人の女の子にタックルされた。
「にゃ~? おはようにゃ~」
おそらくおはようと言われたので返事をする。女の子の正体は、ローザとフェリシーちゃんなので正解だろう。
「えっと……どうしたにゃ?」
「「モフモフモフモフ」」
う~ん……言ってる意味が、さっぱりわからん。ここは後ろの人に聞いてみよう。着ぐるみを着ていないけど、紫の髪という事は……
「リスさん。おはようにゃ~」
「ええ。おはよう」
「それで、にゃんかご用かにゃ?」
「今日、帰るんでしょ? 二人が一緒に帰りたいみたいだから、同行させてくれない?」
「いいんにゃけど、二人の親御さんはどうしたにゃ? いきなり居なくにゃったら、誘拐したと思われちゃうにゃ~」
「ホドワン様も了承済みよ。これ、手紙を預かって来たわ」
どうやらフェリシーちゃんのお父さんは領の仕事が忙しいようだ。そこで、さっちゃんの誕生日パーティーには、お目付け役のローザのじい様、ホドワンが連れて来てくれたとのこと。
ホドワンも、まだ王都で数日仕事があるようで、ローザがここに残っていても楽しくないだろうと、一日で領地に帰れるわしに頼むことにしたようだ。
ハンターでの指定依頼として仕事をくれたのはいいのだが、血文字はよけいだ。「孫達に手を出したなら殺す」と書いていたが、そんなに嫌ならわしに頼まなければいいのに……
それにフェリシーちゃんまで、いつの間に孫になったんじゃ!
とりあえず了承するとして、モフモフうるさい二人を居間に案内する。居間にはコリスが丸くなっていたので、ローザとフェリシーちゃんはコリスにくっつける。
リスさんも手をわきゅわきゅしているので、くっついて待っているように言って、わしは掃除に戻る。
お昼前に掃除が終わり、エミリに料理を作ってもらって美味しくいただく。その時、リスさんがリスの着ぐるみに着替えていた。なんで着替えたのか聞くと、着ぐるみのほうが楽なんだとか。コリスが首を傾げているからやめて欲しい。
昼食が終わるとノエミに別れの挨拶をして、皆で王都を歩く。王都の者は、コリスにもだいぶ慣れて来たのか、驚く人が少なくなっている。だが、コリスが通り過ぎるとリスの着ぐるみが現れるから、二度見する人が多い。
道中、ハンターギルドへ寄ってホドワンからの指定依頼を受けると、王都を出て飛行機を取り出す。ローザとフェリシーちゃんは、久し振りに乗ったので嬉しそうだ。
そうして一時間後、東の街に着いて門兵にローザ達を預ける。フェリシーちゃんは、ここで数日過ごして帰るらしい。
最後の撫で回しを受けたわしは、ローザ達に手を振り、猫の国に向けて飛び立つのであった。
猫の街に戻った早々、双子王女にからまれた。どうやら女王からキャットトレインの一報が入っていたようだ。
こんな情報を隠すなんてどうかしていると言われたが、女王にチクるじゃろ? ちゃんと目を見てくれんかのう?
わしの目を見てくれない双子王女に旅の成果を話すと、微妙な顔で褒めてくれた。これから外貨が安定的に入るのだから、文句を言われる筋合いはない。
それに猫の街から東の国王都まで、三日で帰れるようになるのだ。これには、双子王女は嬉しそうにわしを撫で回すのであった。
猫の国に戻ってからは、わしは忙しく過ごしていた。
双子王女にキャットトレインの件を教えたので、線路を内壁まで移動して利便性を上げる。
線路を内壁まで移動したので、外壁に付けるキャットトレイン用の門の配置が必要になる。これはわしの魔法でやったほうが早いので、ちょちょいのちょいで作ってやった。
これで、ソウの街、猫の街、猫耳の里への直通便が完成となった。
そうしていると、ソウのホウジツからキャットトレイン完成の一報が入ったので、次の区間を作る。次は、キャットトンネル、ラサの街、猫の街、猫耳の里までの区間。
ここはわしが手伝う必要がないので軍に任せようとしたら、ウンチョウから指揮する人が足りないと言われて渋々手伝う事となった。といっても現場監督なので、線路を作る兵士を見ているだけだ。
コリスと共に作業を見守っていると、女王からトンネルについてのダメ出しが入ったと双子王女から連絡が来た。その事をウンチョウに伝えたら、ここは副将軍に任せてトンネルをなんとかしてくれと言われた。
なんでも、わしがダラけきって見ているのが、兵士のやる気を削ぐんだとか……双子王女にもわしの態度は伝わっていたので、罰としてトンネルはわしの仕事となってしまった。
現場監督だけって聞いてたのに~~~!
なので「ブーブー」……「にゃ~にゃ~」言いながら転移。森の我が家からコリスと追いかけっこして、東の国の砦に入る。
砦には、女王から連絡は来ていたらしいが、逆から来るとは思っていなかったのか、獣が攻めて来たのかと驚かせてしまった。まぁ似たようなモノなので、謝ってトンネルに入る。
女王からの苦情は、線路の安全性だったので、入口から柵を作っていく。
線路はレールも枕木も無く、真っ直ぐで平らなので、猫の国でも線路に入る馬車が続出している。悪路を走るより、走りやすくなっているから気持ちはわかる。
なので、キャットトレインを優先してくれるなら入っていい事にし、事故に関しては自己責任。
国で作った道をタダで使わせてやっているのだから文句を言わせないし、言わせないように法律も作って、街と村には立て札も立てた。
キャットトレインの警笛を聞いた馬車も、素直に避けていると報告は聞いているので、事故が起きない事を祈る。
しかし、トンネルでは避ける場所が少ないので、柵は必須。元々付ける予定だったが、忙しいから後回しにしただけだ。
キャットトレインが稼働すれば馬車で入る者は居なくなるはずだけど、通信魔道具の点検や、間違って入る者も居るかもしれないので、念の為の安全確保は必要だろう。
というか、柵から中に入って事故にあったら、そいつが悪いと押し切るリスク管理の意味でもある。
トンネルでの作業はコリスにバスを運転させて、わしは【光玉】で辺りを照らし、移動しながら土魔法で柵を作る。コリスも楽しそうだし、わしも楽チン。ウィンウィンだ。
だが、わしより魔力の少ないコリスでは、四分の一も進まずにギブアップ。手押し車に変更して押してもらうが、速い! 何度か馬車とぶつかりかけた。
東の国の商人は驚いて固まり、猫の国の商人は手を振り、わし達の通過を見送る。
順調に作業は続くが、トンネルを抜けるには馬車で四日は掛かるので、さすがに一日で終わらなかった。とりあえず、この日はコリスと車中泊。久し振りにのびのびと、コリスの上に乗って眠りに就いた。
こうして柵も線路も完成し、キャットトンネルに一台、猫の国では三台のキャットトレインが走り回るのであった。
猫の国のキャットトレイン運行が順調に進んでひと月。暑さが堪えるようになって来た。
本格的な国のお金の話し合いも、猫会議を開いて滞りなく終わり、わしは今日もリータとメイバイの訓練に付き合っている。
「これをわしが入れたら『パー』にゃ。ホウジツはそれを入れても、『ボギー』だにゃ~」
「うぅ……外してくださ~い!」
「お昼ごはんを賭けてるんにゃから、外すわけないにゃろ。よっと……にゃはは。わしの勝ちにゃ~」
「くう~~~!」
地下空洞に作られたゴルフ場で遊びながら……
二人の訓練は実戦訓練もするが、魔力量の増加と体作りの時間が長いので、わしは暇になる事が多い。なので、暇潰しにひとホール作ってみた。
わしが遊んでいるとホウジツに見られ、金の匂いがすると寄って来たので、たまに一緒に遊んでいる。
「また負けてしまいました~」
「勝率はわしが上にゃけど、ホウジツも上手くなってるにゃ~」
「本当ですか!?」
「本当にゃ~」
手加減はしているけどな。わしが本気を出すと、毎回ワンオンじゃ。まぁワンオンどころか、ぶっ飛んでOBじゃけど……それも醍醐味か。
「しかし、お猫様とも勝負できるとは、面白いゲームですね」
「やり方を覚えればにゃ。普及させるには、課題はあるにゃ」
「国に広がれば、ボールとグラブでひと儲け出来るんですがね~」
「貧乏国家じゃ、まだまだ先にゃ~」
「残念です~」
「あ、ゴムボールはどうなったにゃ?」
「難しいようですが、試作品は出来たようです」
「お! 帰りに貰って行くにゃ。あとは量産できるかどうかだにゃ」
「ゴムの木を増やさない事にはなんとも……センジさんからは、土壌が合わなくて育成が難しいので、増やすには課題があると聞いています。でも、そんなに増やしてどうするのですか?」
「キャットトレインのタイヤに使えないかとにゃ。いまは鉄製だから、乗り心地が悪いにゃろ?」
「なるほど……いまより、さらに乗り心地が良くなるのですね!」
「生産者と技術者しだいにゃ。これも時間が掛かるにゃ~」
「お猫様の商売の貪欲さ、感服いたします~」
わしとホウジツがにこやかに商売の話をしていると、リータとメイバイが寄って来る。
「シラタマさん。昼までのメニューは終わりました」
「シラタマ殿は……また遊んでたニャー?」
「こ、これは、儲け話をしていただけにゃ。にゃ~? ホウジツ?」
「はい~。お猫様の儲け話は勉強になります~」
たしかに遊んでいたが、ホウジツは空気を読んで、わしの意見に即座に賛同してくれた。二人は信用していないけど……
とりあえずはお咎め無しなので、寝ていたコリスを呼んでランチにする。ホウジツも誘ってあげたけど、居心地が悪いのか、そそくさと逃げて行った。
賭けの代金は忘れてないからな!
ホウジツが離れて行くと食事を始め、わしとコリスは、エミリに作ってもらったお弁当をバクバク食べるが、リータとメイバイは何か考え込んで、チビチビ食べている。
「どうしたにゃ?」
「私達は、強くなっているのでしょうか?」
「強くなってるにゃ~」
「魔法は多く撃てるようになったけど、実感がないニャー」
「大丈夫にゃ。リータのパンチもメイバイのナイフも、最初と比べて、段違いでよくなってるにゃ」
「シラタマさんはそう言ってくれますが……」
「本当にゃ~。コリスもそう思うにゃろ?」
「うん! つよくなった!!」
「コリスちゃんも強いから、いまいちわからないニャー」
二人の意見はもっともか……わしとコリスでは、力の差があり過ぎる。コリスも現在進行形で強くなっているから、差が縮まらんしな。
わしの見立てでは、イサベレぐらい強くなっていると思うんじゃが……ちょうどいい相手と闘わせてみるかな?
「わかったにゃ。帰ったら、シェンメイとケンフに相手してもらおうにゃ」
わしはそう言って、リータ達に早くごはんを食べるように促す。そして、午後の訓練メニューを消化すると、猫の街に帰るのであった。
0
お気に入りに追加
1,168
あなたにおすすめの小説
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
半身転生
片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。
元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。
気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。
「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」
実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。
消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。
異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。
少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。
強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。
異世界は日本と比較して厳しい環境です。
日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。
主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。
つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。
最初の主人公は普通の青年です。
大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。
神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。
もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。
ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。
長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。
ただ必ず完結しますので安心してお読みください。
ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。
この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる