214 / 755
第八章 戦争編其の一 忍び寄る足音にゃ~
212 お葬式にゃ~
しおりを挟むカミラの白骨遺体の発見に、すすり泣いていたわし達であったが、遺体の確認に取り掛かる。
「グズッ……にゃにか他に持ち物がないかにゃ?」
「あのカバン、収納袋じゃないかニャ? 私達のカバンに似てるニャー」
「わかったにゃ。一度、外に出ようにゃ。みんにゃに日の光を当ててやろうにゃ」
「「はい(ニャ)!」」
わしはカミラパーティの遺体と、持ち物を次元倉庫に入れて洞窟の外に出る。外に出ると日が赤く照っていた。
その光の中に、遺体をそっと並べる。そして、収納袋の中身を地面に広げる。
金、食料、布や生活必需品……と、手紙が五通。手紙には名前と届け先か。カミラさんの手紙は……これじゃな。
カミラさんの手紙も気になるが、他の人の手紙も何が書かれているか気になる。勝手に読むのは気が引けるが、何の手紙か気になるから読んでおこう。まずはこれから……
わしは一通目の手紙に目を通す。その様子をリータとメイバイは黙って見守り、わしが読み終えると声を掛ける。
「どうでした?」
「何が書いてあるニャ?」
「遺書にゃ。もし、自分の死体を見付けた人がいるなら、この手紙を家族に届けてくれと書いてあるにゃ」
「遺書ですか。ハンターなら死ぬ事だってあるんですよね……私達も書いたほうがよさそうですね」
「そうだにゃ。まぁわしがそんにゃ事は絶対させないけどにゃ。でも、念の為、帰ったらみんにゃで書こうにゃ。とりあえず、残りを確かめるにゃ」
わしは全員分の遺書に目を通し、遺体と荷物を次元倉庫に入れて立ち上がる。
「カミラさんは、何を書いていたのですか?」
「他の人と似たような事と、エミリの事を書いていたにゃ。それと、日本語でも転生者だと書いてあったにゃ」
「日本語ニャ?」
「わしの国の文字にゃ」
「もし、伝えられなかったらいいんですけど、内容を聞いてもいいですか?」
内容か……リータ達はわしの転生の事を知っているし、まぁいっか。
「いいにゃ。『もしもこの文字が読める人がいたら、娘のエミリを少しでも助けてあげてくださいにゃ。可能にゃら、私の元の世界の話を、娘のエミリに聞かせてくださいにゃ。藤原恵美里』にゃ」
「それって……」
「もう助けてるニャー!」
「にゃはは。順番が逆になっちゃったにゃ」
「次は元の世界の話ですね!」
「そうだにゃ。さて、探索終了にゃ~! 帰るにゃ~!!」
「「にゃ~~~!」」
わし達はカミラの遺体の発見に喜び、手を上げて叫ぶ。
「おっと、その前に」
わしは、まったく話し掛けられないで寂しそうにしているゴリラブラザーズの元へ近付く。
「今日はありがとうな。お前達のおかげで、探していた者に会えた。本当にありがとう」
「礼を言われるような事はしてない、ヨー」
「頭を上げて、デース」
「いや、感謝している」
「アニキはもう帰る、ヨー?」
「ああ」
「また会える、デース?」
こいつら、またわしと会いたいのか。まさかゴリラに好かれる日が来るとは思わなんだ。猫なのに……
「う~ん。たまに顔を出す。その時は、一緒に踊ろう!」
「「アニキー!」」
「ほな、さいなら~」
ゴリラブラザーズと別れると、王都近辺に転移。この日は夜になりかけていたのでギルドには寄らずに、二人と手を繋いだまま帰宅した。
翌昼……
院長のババアが暇な時間を狙って、孤児院にお邪魔する。孤児院に入るとババアにカミラの事を耳打ちして、エミリの手を引き、四人と一匹でハンターギルドに向かう。
ギルドに入るとティーサにギルマスに会いたい旨を伝える。どうやらスティナも休憩中だったらしく、待たずに会える事となった。
「急に時間を作らせて悪かったにゃ」
「シラタマちゃんならいいのよ。でも、私に会いたいなんてどうしたの? 家でもよかったんじゃない?」
「仕事絡みの話だったんにゃ。家には極力仕事を持ち帰りたくないからにゃ」
「そうね。帰ったら飲まないといけないもんね」
「いや、わしの家に帰るって言い方はおかしいにゃ。隣の家に帰れにゃ~」
「あはは。それで仕事絡みってどういうこと? エミリが居るって事は、まさか……」
話を変えやがった! また今日も来るのか……。スティナに言ったところで、聞く耳持たないか。それよりも、要件じゃな。
「そのまさかにゃ。カミラさんの遺体を見付けたから、二人に話そうと連れて来たにゃ」
「見付けたの!?」
「お母さんの……いたい?」
スティナは驚愕の表情。それとは違い、エミリはキョトンとした顔でわしを見る。なのでわしは、エミリの正面に移動して、目線を合わせて語り掛ける。
「エミリ……気をしっかり持って聞いてくれにゃ」
「ねこさん?」
「わし達はこの数ヶ月、エミリのお母さんの遺体を探していたにゃ」
「お母さんの……」
「そうにゃ。遺体を見付けて持ち帰って来たにゃ。それと、これはカミラさんの遺書にゃ」
「いしょ?」
「最後の手紙にゃ。わしは読んでしまったけど、たぶんカミラさんは、エミリにしか読んで欲しいと思っていないにゃ。だから読んでも、誰にも内容は話さないほうがいいにゃ」
「……はい」
わしはエミリに遺書を手渡す。そして隣に座り、エミリの読めない文字があると補足する。最後の日本語は、周りに人が多いので、あとで話すと伝えておく。
スティナには身分証明書となっているペンダントと収納袋、残りの四人の遺書を次元倉庫から取り出して渡した。
そうして手紙を読み終えたエミリは、わしの手を強く握って来た。
「ねこさん……」
「お母さんは最後まで、エミリの事を心配していたみたいだにゃ」
「……うん」
「忘れていた悲しみを思い出させてしまったかもしれにゃいけど、お母さんを連れて帰って来たから、一緒に供養しようにゃ」
「……うん。ねこさん……うわ~ん」
エミリは堰を切ったように泣き出す。わしはそんなエミリを抱き締め続けるしかなかった。
エミリの涙が止まり、リータとメイバイに任せると、わしはスティナと今後の話に移る。
「遺体はどうしたらいいにゃ?」
「そうね……。明日、墓地に行きましょう。ただ、お墓の無い人は、ハンターの共同のお墓になるけど、それでいい?」
「ああ。カミラさんは身寄りが無かったみたいだし、わしが建てるにゃ。パーティメンバーも、お墓が無いにゃらわしがお金を用意するにゃ」
「なんで見ず知らずの死んだ者に、そこまでするの?」
「ただの気紛れにゃ」
「……そう。わかったわ。明日、また話をしましょう。今日は弔いに飲むわよ~」
「いつものことにゃ~」
この後、遺体を見付けた報償金は断って、家族の居る者には手厚く支払われるようにしてもらい、わし達は引き上げる。
ババアは孤児院に、わし達はエミリを連れて家に帰る。家に帰ると、エミリが料理を作ろうとするので止めて、いつも多く作ってもらっている食事を皆で済まし、お風呂に入る。
アダルトフォーの襲来はあったが、少しお酒を付き合い、今日は相手が出来ないと謝って抜け出した。
寝室に入ったわしは、カミラの遺書をエミリに読んで聞かせ、転生の話について質問する。
「エミリ。お母さんの手紙にあった転生について、本当だと思うかにゃ?」
「……わからないです」
「それは事実にゃ。エミリは、お母さんの料理に疑問を持った事がないかにゃ? どれもこの国に無い料理にゃ。それこそが、お母さんが転生者だという証拠にゃ」
「ねこさんは、信じられるのですか?」
「もちろんにゃ。わしもカミラさんと同じ世界からやって来た、転生者にゃ」
「え??」
エミリの驚く顔を見ながら、わしは手を合わせて言葉を発する。
「いただきにゃす。ごちそうさにゃ。どれも、元の世界の言葉にゃ」
「うそ……」
「カミラさんのレシピにも、遺書にも読めない文字があったにゃろ?」
「うん」
「あれは日本語と言って、レシピに書かれていた文字は、名前にゃ。『藤原恵美里』。お母さんの元の世界での名前が、エミリの名前にゃ」
「ふじわらえみり?」
「そうにゃ。これからお母さんに頼まれている、元の世界の話を聞かせるにゃ。まずは……」
わしは布団に入る三人の間で、元の世界の話を語る。今日はエミリが喜びそうな飲食関係の話にした。
この国と比べられないほど多種多様な料理。多種多様なお店。日本伝統の習慣で食べる料理を聞かせる。
エミリは嬉しそうに話を聞くが、リータとメイバイの寝息が聞こえて来ると、限界が来たのか、返事が無くなる。
眠りに就いた三人の頭を撫で、おやすみと言ってわしも眠りに就く。
今日の夢は、家族で行った商業施設でのフードコート。楽しそうに、子供達が料理を頬張る姿にまじって、リータ、メイバイ、エミリも仲良く食べていた……
翌朝……
わし達は朝二の鐘(午前九時)が鳴ると家を出て、王都の外の墓地へ向かう。少し待ち合わせより早かったので、スティナ達が来るまで、昨日の話の続きを墓地の入口で聞かせる。
そうこうしていると、ババアが孤児院を代表して現れ、その少し後に、スティナがカミラパーティの知り合いや家族、ギルド職員を連れて現れた。
「スティナ、おはようにゃ。早速だけど、この国の埋葬の仕方を教えてくれにゃ」
「おはよう。埋葬の仕方は土葬よ。墓の管理人の所へ行きましょう」
「わかったにゃ」
わし達は集団となって、墓地の脇にある建物に向かう。そこで必要な書類にサインをし、お墓の料金を支払い、埋葬する場所に移動する。
埋葬予定地に着くと、管理人が穴を掘り出したので、わしが代わりに土魔法で穴を掘る。その穴に長方形の箱を作り、次元倉庫から遺体を入れていく。
墓の形は、カミラさんは日本風で、正面にこの世界の名前、後ろの目立たない所に元の世界の名前を刻む。残りのメンバーはその隣に連名で、周りと同じ西洋風にした。一緒にするか悩んだが、お隣さんなら寂しくないだろう。
墓が完成すると遺体を埋める。今度は魔法は使わない。最後の別れで、そんな無粋な事は、わしには出来ないからだ。
皆、別れの言葉を述べながら少しずつ土を掛けていき、エミリの順番となった。
「お母さん……わたし、頑張ってお母さんの夢を叶えるよ。いつか自分の力でお店を作る。その時は見に来てね。絶対だよ!」
エミリの言葉に、わし達は目頭を押さえる。涙を堪えていたが、わしの番が来てしまい、涙ながらに土を掛ける。
カミラさん……エミリは大丈夫じゃ。わしがずっと見守っている。でも、カミラさんなら徳を積んで、もう一度この世界の人間に生まれ変わっているかもしれんのう。
そうなれば、わしと同い年ぐらいか……。記憶を持って輪廻転生できなくても、エミリの料理が道しるべとなって、二人を出会わせてくれるかもしれない。カミラさんなら味を覚えているじゃろう?
その時には、わしも同席させてもらうぞ。これは決定事項じゃ。いつか、美味しいエミリの料理を食べながら、元の世界の話をしよう。
わしの別れが終わると、皆で手分けして土を掛ける。土を掛け終わると、スティナや他の遺族達はこの国の風習なのか、目を瞑り、黙祷をしている。
わしはエミリやリータ、メイバイに日本風の作法を教えていたので、手を合わせ、目を瞑り、心の中で念仏を唱えるのであった。
「さあ。お葬式はお仕舞い。死んだ者が羨むくらい、パーっと飲むわよ~」
埋葬が終わり、皆の別れの挨拶や黙祷も終わると、スティナが何やら言い出した。
「にゃ!? ここで飲むにゃ~?」
「そうよ。何も変な事はないわ。葬式なんだから飲まなきゃ!」
マジですか? スティナはいつも飲んでるようなモノだから、信用できないんですけど~? あ、みんな準備しだした。本当なのか……
「ほら、シラタマちゃん。何か料理出して。今日は豪華なほうがいいわ~」
「う~ん……わかったにゃ。少し時間が掛かるから、こっちをつまんでいるにゃ」
「楽しみ~!」
次元倉庫からおつまみを配ると、わしは墓地の真ん中にキッチンを作る。そこで、エミリと一緒に調理を開始する。
今日のメニューは巨象肉の唐揚げだ。あまりのうまさに悲鳴が上がっていたが、悲しいだけの葬式よりも、多少うるさくても、笑顔のある葬式も捨てがたいとわしは思ってしまった。
いい葬式じゃ。そう言えば、わしの葬式はどうだったんじゃろう? 女房が大爆笑してる姿しか思いつかんな。
――正解です――
アマテラス……人の心の声を盗み聞くな!
1
お気に入りに追加
1,168
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
転生者は冒険者となって教会と国に復讐する!
克全
ファンタジー
東洋医学従事者でアマチュア作家でもあった男が異世界に転生した。リアムと名付けられた赤子は、生まれて直ぐに極貧の両親に捨てられてしまう。捨てられたのはメタトロン教の孤児院だったが、この世界の教会孤児院は神官達が劣情のはけ口にしていた。神官達に襲われるのを嫌ったリアムは、3歳にして孤児院を脱走して大魔境に逃げ込んだ。前世の知識と創造力を駆使したリアムは、スライムを従魔とした。スライムを知識と創造力、魔力を総動員して最強魔獣に育てたリアムは、前世での唯一の後悔、子供を作ろうと10歳にして魔境を出て冒険者ギルドを訪ねた。
アルファポリスオンリー
半身転生
片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。
元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。
気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。
「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」
実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。
消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。
異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。
少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。
強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。
異世界は日本と比較して厳しい環境です。
日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。
主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。
つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。
最初の主人公は普通の青年です。
大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。
神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。
もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。
ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。
長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。
ただ必ず完結しますので安心してお読みください。
ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。
この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる