上 下
108 / 755
第四章 ハンター編其の二 怖い思いをするにゃ~

106 蟻の巣を駆除するにゃ~

しおりを挟む

 わし達は狩りをするため、実家から離れた蟻の縄張りに足を踏み入れた。そして、猫ぐらい大きな茶色い蟻の集団に取り囲まれ、悲鳴をあげる事となった。

「なんでシラタマさんまで悲鳴をあげるんですか!」
「だって……あんにゃに多いと気持ち悪いにゃ~」
「シラタマ殿が連れて来たニャー!」
「みんにゃがいると安心するかにゃ~と思って……」
「き、来ます。来てますよ!」
「み、みんにゃ、覚悟を決めるにゃ~!」
「うわ~~~!!」
「ニャーーー!!」

 わしは飛び上がり【鎌鼬】を連発する。リータは拳と盾を振り回し、蟻をぶちのめす。メイバイはナイフを振り回し、蟻を斬り殺す。連携も無く、ただひたすらに目の前の蟻を倒していくわし達であった。

 そして、十分後……

「終わったにゃ~」
「多かったです~」
「いきなり疲れたニャー」
「「「はぁ……」」」

 わし達は大量の蟻を倒すと、ため息混じりに、その場に座り込む。

「シラタマさんは、なんで蟻を狩ろうと思ったのですか?」
「歴史の教科書で見た女王蟻は白だったにゃ。高く売れるにゃ」
「あんなに怖がっていて、狩れるニャー?」
「そこは、みんにゃがフォローしてくれるかにゃと……」

 わしが泣き言を言っていると、リータとメイバイは目を合わせてうなずく。

「が、がんばります!」
「私に任せるニャー!」
「頼むにゃ~」
「それよりこの蟻はどうしますか?」
「三十匹はいるニャ」
「値段はわからにゃいけど、持って帰るにゃ。収納するから、終わったらお昼にするにゃ~」

 わしは次元倉庫に蟻を全て入れ、昼食を取り出し、食べながら今後の話に移る。

「これだけ倒せば、あとは少ないのですか?」
「全然にゃ……たぶん一割にも満たないにゃ」
「一割!? なんでそんなこと知ってるニャー?」
「わしは一度、こいつらの巣に攻め込んだにゃ……」

 わしはリータとメイバイに、蟻との戦闘の話をする。

 あれはキョリスと出会う少し前。わしの縄張りに蟻がチラホラと入って来ていたので、何処から来ているのかを調べた。しかし蟻は広く分布し、森を荒らしていたので、なかなか巣が見つからなかった。
 ついに巣を突き止め、縄張りに入ったところで蟻と接触。蟻自体は弱いが、今回と同じく三十匹を超える数に気持ち悪くなったが、辛くも勝利した。
 そのまま巣に乗り込もうと向かったが、何匹か取り逃していたのか、巣の前には千を超える軍勢が隊列を組んで待ち構えていた。
 ウジャウジャとうごめく蟻の集団を見たわしは、悲鳴をあげて、【鎌鼬】入りの【大竜巻】を撃ち込んでから逃げ帰ったのだった。


「千匹……ゴク……」
「それは気持ち悪いニャー」
「にゃ~? 見たくもなくなるにゃ~」
「それで森はどうなったのですか?」
「それ以来、わしの縄張りでは見てないかにゃ? 友達の黒い狼に、たまに縄張りを見てもらってるけど、どうなったか聞いてなかったにゃ」
「その黒い狼を狩って売ればいいニャ!」
「ひどいにゃ~! 友達は売れないにゃ~!!」
「ご、ごめんニャー」

 まったく、なんて事を言いよる。冗談でも笑えない。ふつう、友達を売るって事は情報じゃ。今回は文字通りじゃな……ちょっと面白いかも?

「蟻が千匹もいるなんて、この人数でどうやって狩るのですか?」
「そうニャ。無理ニャー」
「あの時は、わしは弱かったにゃ。いまは強いから怖がらにゃければ、どうとでもなるにゃ。それに、二人もいるから心強いにゃ」
「シラタマさん……」
「シラタマ殿は私が守るニャー!」
「それじゃあ、作戦会議にゃ~」
「「はい(ニャ)」」


 わし達は食事と作戦会議を終え、蟻達の巣に向かう。
 今回は全ての蟻を倒していたので、巣の周りには隊列を組んだ蟻軍団の姿は無く、複数の穴から出入りする蟻の姿しかなかった。

 わし達は巣の近くの草むらに隠れ、出撃のタイミングを計る。

「蟻があんなに……気持ち悪いです」
「ガサガサ気持ち悪いニャー」
「にゃ~?」
「穴も多くありますね。どの穴に女王蟻がいるのでしょう?」
「う~ん……おそらく全部繋がっているから、何処から入っても女王蟻に辿り着けるんじゃないかにゃ?」
「あの穴には、入りたくないニャー」
「わしもにゃ~」
「私もです」
「まぁ作戦通りやるにゃ。みんにゃ、頼んだにゃ~」
「「はい(ニャ)!」」
「行っくにゃ~!」

 わし達は草むらから出て、近い穴に向けて走り出す。わしを先頭に【鎌鼬】を放ちながら道を作り、避けて襲ってくる蟻はリータが盾で弾き、殴り飛ばし、メイバイが殿しんがりで蟻の足を斬り刻み、機動力を落とす。

 そうこうすると、ひとつ目の穴に辿り着いた。

「【火の玉】プラス【蓋】にゃ!」
「いっぱい出て来てます!」
「わかったにゃ! 次、行くにゃ~!」
「次はこっちを真っ直ぐニャー!」

 わしは穴だけに集中し、蟻を見ないように地面を見ながら走り出す。リータに状況報告をしてもらい、メイバイに体を向けさせて、その方向に走る。次の穴にも、その次の穴にも【火の玉】を放り込み、土魔法で【蓋】をする。

「そろそろ囲まれて動けなくなりそうです!」
「固まるにゃ!」
「「はい(ニャ)!」」
「範囲魔法【鎌鼬・円】にゃ~!!」

 わしは狼達との戦闘で、おっかさんの使った魔法を進化させた【鎌鼬・円】を使う。おっかさんは自分中心に【鎌鼬】を放っていたが、わしはそこに言霊をプラスして放った。
 その結果、生じるエネルギーは絶大で、囲んでいた大量の蟻達は、全て腹と背に分かれる。

「すごい……」
「真っ二つニャー……」
「見とれてにゃいで、状況報告と次の穴にゃ~」
「はい! まだ出て来てます」
「次はこっちニャー!」
「行っくにゃ~!!」

 それからも穴に【火の玉】を入れて【蓋】をする。大量に囲まれれば【鎌鼬・円】で、全てを斬り裂く。これを続けること三回目の【鎌鼬・円】で、リータとメイバイから違う報告を受ける。

「二匹飛んで避けました。色は黒!」
「白も出て来たニャー!」
「あぶり出し成功にゃ~」

 そう。わしの作戦は、蟻を見ないようにリータとメイバイにナビゲートしてもらい、【火の玉】を入れて【蓋】をすれば、熱がこもって、熱さに耐えかねた女王蟻が、巣から出て来るといった寸法だ。

 白い蟻が居るのだから、黒い蟻が二匹くらい居るのは想定の範囲内。完璧な作戦じゃ~。わ~はっはっはっは~。

「黒……もう四匹出て来ましたけど……」
「白も一匹追加ニャ……」
「にゃに~~~!!!」

 残念な事に、蟻の戦力は、わしの想定を超えていた……


「黒い蟻、全部で六匹です!」
「あれはクイーンと……キングかニャ?」
「キング!? そんにゃの歴史の教科書に乗ってなかったにゃ。そんにゃの居るにゃ?」
「いま名前を付けたニャー」
「二人とも、そんな事言ってる場合じゃないですよ。ふつうの蟻も百匹以上残っています!」
「そうだニャ。今すぐ逃げるニャー!!」

 たしかに、二人には厳しい数じゃな。気持ち悪いけど、覚悟を決めて一人で頑張るか。

「【お茶碗】にゃ」

 わしは小さく呟き、土魔法でお茶碗をひっくり返したような防御壁を作る。

「なっ……」
「これはなんニャ?」
「あとはわしがやるから、この中に隠れているにゃ」
「ダメです! シラタマさんがいくら強いと言っても、ホワイト二匹は無理です。一緒に逃げましょう!」
「そうニャ! 黒い蟻も六匹も居るニャ。その上、百匹以上の蟻も居るニャ! 風魔法で、飛んで逃げればいいニャー!」
「あれくらい大丈夫にゃ」
「そんなわけないです!」
「ぜったい無理ニャー!!」

 あれ? 気持ち悪いってだけで、余裕なんじゃが……信用されてない? まぁザコ以外全部、わしよりデカいから、見た目では勝てるわけがないか。
 じゃが、引くわけにはいかん。二人の協力でここまで数を減らせたんじゃ。この程度の数なら……やっぱり気持ち悪い……じゃなく、我慢できる!

「大丈夫にゃ。中に入って信じて待ってるにゃ」
「ダメ……」
「シラタマ殿~」

 わしは二人を【お茶碗】の中に押し込め、開いている穴を小さくする。人、一人通れるぐらいの穴だから、ザコはギリギリ通れるが、黒や白の蟻では通れない。頑丈に作ってあるから壊される事もない。……はずだ。


 リータ達の安全を確保すると、わしは蟻達に歩を進めながら、次元倉庫から出した【黒猫刀】を左手に握り、右手で腰の【白猫刀】を抜く。そして【肉体強化】魔法を使い、歩みを速める。
 そんなわしの背後からは、二人の悲痛な声が響く。

「シラタマさ~~~ん」
「シラタマ殿~~~」

 うぅ……二人の声を聞くと、死地におもむく侍の気分じゃ。そんなに信用ないのかな?
 蟻は黒が大きいので5メートル。小さいので2メートル。角は三本が一匹、二本が二匹、残り三匹が一本。5メートルで角三本は、黒イナゴのボスぐらいの強さじゃな。

 白い蟻は、羽付きで尻が二つある奴が女王かな? もう一匹は、角二本あるけど羽が無い。キングなのかのう? どちらも8メートルぐらいか……。強さはおそらく、二匹合わせてキョリスの半分ってところかな?
 これはキョリスとの修行時代以来に、本来の力を出せるな。気持ち悪いけど、楽しみになって来た。
 フフ……強い奴を見て楽しむなんて、やっぱりわしも、おっかさんの血を引いておるんじゃのう。


 さあ、やろうか!


 わしはクイーン目掛けて、猫一直線に走る。
 蟻達はザコ蟻が前列に隊列を組み、防御陣形を組んでいる。そこにわしは【大風玉】を三発撃ち込む。巨大な風の玉を受けた蟻達は、あっと言う間に陣形は崩れ、蟻たちは吹き飛んで行く。
 だが、【大風玉】に耐えた黒蟻達が、わしに襲い掛かろうと取り囲む。
 統率の取れた動きで、二匹同時に、三匹同時に噛み付こうとわしに迫り、遠距離から土魔法を放ち、さらには上から降って来たりと、多彩な攻撃でわしを翻弄ほんろうする。

 まぁうっとうしいけど、この程度でわしに当てようとするとは片腹痛し。カウンターで足を一本ずつ斬っておるから、スピードも落ちて来ておる。
 ただ、角三本が土魔法ばかり使って、前に来ないから傷ひとつ付けられていないんじゃよなぁ。それにキングが指示を出してるのか?
 ここは頭から攻めてみるかのう。


 わしは【突風】を使い、飛び掛かって来た黒蟻を一気に吹き飛ばし、角三本蟻に牽制の【鎌鼬】を放つ。陣形が崩れると砂ぼこりにまぎれて、キングに向けて一直線に走り、跳び上がると、魔力を込めた二本の刀でバッテンに斬り付ける。
 だが、一本の触覚を斬っただけで避けられてしまった。

 残念……思ったより速いわ。おっと、【土壁】。

 わしの着地前に、クイーンから【風の刃】が放たれた。わしは冷静に地面の土を盛り上げて、土の壁でガードする。着地すると、わしは壁に背を向け、後ろから襲い掛かろうとしていた黒蟻に【鎌鼬】を放つ。

 まずは二匹……。残り、黒が四匹に白が二匹。どんどん行こう!


 わしが二匹の黒蟻を倒すと。蟻達の動きが変わる、クイーンを司令塔に、キングが攻撃に加わり、わしを襲う。

 一匹だけ速さが違うとやり辛いかも? しかも、さっきより攻撃が激しい。
 外からクイーンの風魔法、中からキングの土魔法と体当たり、さらに残りの黒蟻の攻撃……あれ? 一匹どこ行った? 角三本蟻が見当たらない……


 わしが見当たらない黒蟻を探すために、探索魔法を発動しようとしたその時、攻撃が止まり、クイーンが前に出て来た。

「よくもわらわの兵隊達を殺してくれたな!」

 念話!? だから喋り掛けて来るな! ただでさえ気持ち悪いのに、やり辛くて仕方がない。

 わしがクイーンの念話に驚いていると、キングがクイーンの前に出る。

「女王、下がってください!」
「あなた……大丈夫よ。あなたがそばで守っていてくれるから、妾は安心して前に出れるの」
「女王……私が死んでもお守りします」
「だめよ! 妾ひとりを残して先に逝かないで。絶対死んではダメよ。協力して二人で殺しましょう」
「はい。二人で……」

 わしはクイーンとキングの寸劇に、イラッとして魔法を使う。

「……【大土玉】」

 ドーーー-ーン!!

「なにするのよ!!」
「ふ、不敬だぞ!!」
「チッ。外した……イチャイチャすんな!」
「「なんだと~!!」」

 なんじゃ、この蟻夫婦は! 人(猫)前でよくもイチャイチャしてくれるな。虫の嫌いなわしからすると、ただただ気持ち悪いだけじゃ。喋られると殺す気が揺らぐが、今ならどんなに非道な殺し方でも出来そうじゃわい。

「お前は昔、報告にあった白い奴じゃないか?」
「はっ。我が軍に恐れをなして逃げ出した、臆病者かと」

 うっ。気持ち悪くて逃げたから反論できん。

「越して来て、やっと軍隊が整った時だったわね。あの時も甚大な被害を出しておいて、また今回……妾に何か恨みがあるの!?」

 特に恨みは……。あの時は気持ち悪くて、逃げる前に【鎌鼬】入りの【大竜巻】で斬り刻んだだけ。今日もこいつらを売るために来ただけじゃし……なんだかわしが極悪人みたいじゃのう。それらしい事を言っておくか。

「わしの縄張りを荒らしたじゃろ! 森の仲間もお前らのせいで困っている。それだけで十分じゃろ!」
「フッ……この森は妾の食料よ。黙って喰われなさい!」

 おお! わしより悪党じゃ。これで気分も晴れやか。特定外来生物被害防止法を発動しま~す!

「何を笑っておる。いまに、お前の連れて来た仲間は、妾が配下に殺されるぞ」
「なに!?」

 探索魔法オン! ……一匹、リータ達と接触している。くそ! いつの間にこんなに距離が離れておったんじゃ。それに、話で時間を稼がれた? 猫のわしが蟻にしてやられるとは……急がねば!

「焦っておるな……さらに絶望を見せてやる。精鋭、出て来い!」

 女王の合図で1メートルを超える大きな茶色い蟻が、ワラワラと巣穴から出て来る。その数二百。精鋭蟻は巣から出ると隊列を組んでわしを睨むのであった。

 その時のわしの心情はと言うと……

 きも~~~い!!

 もちろん心の中で、女子みたいに叫ぶのであった。
しおりを挟む
感想 962

あなたにおすすめの小説

新人神様のまったり天界生活

源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。 「異世界で勇者をやってほしい」 「お断りします」 「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」 「・・・え?」 神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!? 新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる! ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。 果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。 一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。 まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!

半身転生

片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。 元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。 気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。 「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」 実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。 消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。 異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。 少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。 強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。 異世界は日本と比較して厳しい環境です。 日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。 主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。 つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。 最初の主人公は普通の青年です。 大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。 神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。 もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。 ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。 長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。 ただ必ず完結しますので安心してお読みください。 ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。 この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。

30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。

ひさまま
ファンタジー
 前世で搾取されまくりだった私。  魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。  とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。  これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。  取り敢えず、明日は退職届けを出そう。  目指せ、快適異世界生活。  ぽちぽち更新します。  作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。  脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

転生したら神だった。どうすんの?

埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの? 人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。

追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました

遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。 追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。 やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。

処理中です...