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九章 物語が終わるまで夜遊び
210 怪しい集団
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ルイーゼが勝手に泣いて強制力に巻き込まれたフィリップは、カイ、ヨーセフ、モンスに追い回されて運動場へ。
ここを2周してもしつこく追いかけて来るので、手加減して走るのも面倒になったフィリップは、校舎のほうに逃げて角を曲がったところで縦に逃走。
下を見るとカイたちは消えたフィリップを手分けして捜していたので、しばらく屋上に隠れてやり過ごす。
そのまま夕方まで寝てしまったフィリップは、自室にフレドリクたちが押し掛けていないかバルコニーから隠れて確認。
リビングではフィリップを捜すことを放棄して先に帰っていたボエルがソファーに寝転んでいたので、これならフレドリクたちはいないと確信して、フィリップは窓から入った。
「ただいま~」
「わっ! どこから帰って来てんだよ!?」
ボエル、虚を突かれてソファーから転がり落ちる。フィリップは「まぁまぁまぁまぁ」とか言いながら話題を変えた。
「お兄様来なかった?」
「ああ。来たけど……殿下こそ、どこから」
「何か言ってたでしょ。早く教えてよ~」
「チッ……早とちりしたと謝ってたぞ。てか、なんかあったのか??」
「ちょっと聖女ちゃんがね~……」
今日の出来事を脚色して長々と喋ることで、フィリップの帰宅方法をスッカリ忘れるボエル。
「それは災難だったな。てか、聖女様に関わると、殿下でもそんな目にあうんだな~」
「遠くから見るだけなら楽しいのにね。近付きすぎたよ」
「いや、そんなに楽しくないぞ??」
イジメの現場を止めるでなくニヤニヤ見ているだけなのだから、ボエルから注意されるフィリップであった。
ちなみにフィリップが逃げ回っていたことは多くの生徒に見られてしまったから、ダンジョン制覇者のカイたちから逃げ切ったせいで「第二皇子は実は凄いのではないか?」と、噂が駆け巡った。
でも、翌日の体育の授業で、全校生徒が窓に張り付き固唾を飲んで見守っていたら、フィリップはクラスメートが運動するなか芝生に寝転んで動かなくなったので「逃げ足だけ速い馬鹿皇子」と噂されるようになったんだとか。
フィリップの悪い噂が付け足されて数日後、夜中なのに寮に近付く怪しい集団がいた……
「ストーップ!」
「「「「「ッ!?」」」」」
そこにカツラを被ったフィリップが空から降って来たモノだから、怪しい集団も驚いて後ろに飛び退いた。今回もフィリップはこの情報をイーダから入手していたよ。
「ひいふうみい……小娘1人暗殺するのに、10人は多すぎない? あ、世界最高の暗殺者が消えたから、雇い主も警戒してるのか。アハハハ」
捜していたアン=ブリットのことを子供が喋っているので、この集団のリーダー、ペール=オーケは仲間にハンドサインで「待機」と指示しながら前に出た。
「アン=ブリットをどこにやった?」
「スカウトしたんだけど、死んじゃった。てか、どっかで見た顔だね~……ちょい待ち」
「死んだ? そんなことあるワケがない……」
ペール=オーケはありえないと言いながらも、消えたからには可能性は否定できない。そんな中、フィリップは胸元に左手を入れて、そこでアイテムボックスを開いて光のオーブを取り出した。
「あ、やっぱりそうだ。お前、4回も毒殺失敗してたヤツじゃん」
「なっ……なんでそのことを……」
「そりゃ僕が全部止めたんだもん。そんなヤツ使うなんて、クレーメンス伯爵は人手不足なのかな~?」
急に辺りが明るくなったことよりも、毒殺に驚くペール=オーケ。次にクレーメンス伯爵の名前が出て来ると、顔色が冷めた感じに変わった。
「雇い主を知られている! 全員で確実に殺す。絶対に逃がすな!!」
「「「「「はっ!」」」」」
知られてはいけないことをフィリップが知っていたから、ペール=オーケは逆に冷静になったのだ。その冷徹な命令に、怪しい集団はフィリップを囲んで武器を構え、ゆっくりと間合いを詰めた。
フィリップはニヤニヤしながら光のオーブをアイテムボックスに戻すと、辺りに暗闇が訪れた。
「かかれ~!」
それと同時にペール=オーケの号令が飛び、ドサドサだったりバタバタだったりと様々な音が鳴り、しばらくすると無音になる。
「フッ……たわいもない。我らに暗闇など関係ないわ」
「その我らにお前は入ってないんだね」
「へ??」
「こういうこと。ニヒヒ~」
勝ち誇ったペール=オーケだったが、フィリップの声が聞こえたらとぼけた声を出し、再び光のオーブで照らされると驚愕の表情になった。
「な、何が起こった……全員、なんで倒れてるんだ……」
悲鳴もなく怪しい集団は倒れていたからだ。
「別にたいしたことしてないよ。口と鼻を塞いだだけ。こんなふうに」
「こ、これは……」
残念無念。ペール=オーケは戦うことも最後まで喋ることもさせてもらえず、仲間と同じように突如、口と鼻に氷が纏わり付いて塞がれ、バタバタしたあと気絶するのであった。
「さて、どうしたものか……こんなに多いのは想定外だな~」
フィリップがこんなに酷い攻撃をした理由は、人数が多かったから。戦闘になると大きな音が鳴りそうだから、静かに同時に気絶させたのだ。
しかしながら、後処理も面倒。「殺してアイテムボックスに入れるか~」とも考えたけど、いいアイデアが浮かんだので、大きな氷の箱を作って怪しい集団を全員ギュウギュウに押し込んだ。
「そ~れ! とう!!」
投げた物に飛び乗ったらアカン。
「まぁ実際には魔法で飛んでるから、ギリセーフじゃない? ……ん?? 僕、誰と喋ってたんだろう……」
7個のボールを集める暗殺者みたいな体勢で氷の箱に乗って、夜空を飛んだフィリップであった……
ここを2周してもしつこく追いかけて来るので、手加減して走るのも面倒になったフィリップは、校舎のほうに逃げて角を曲がったところで縦に逃走。
下を見るとカイたちは消えたフィリップを手分けして捜していたので、しばらく屋上に隠れてやり過ごす。
そのまま夕方まで寝てしまったフィリップは、自室にフレドリクたちが押し掛けていないかバルコニーから隠れて確認。
リビングではフィリップを捜すことを放棄して先に帰っていたボエルがソファーに寝転んでいたので、これならフレドリクたちはいないと確信して、フィリップは窓から入った。
「ただいま~」
「わっ! どこから帰って来てんだよ!?」
ボエル、虚を突かれてソファーから転がり落ちる。フィリップは「まぁまぁまぁまぁ」とか言いながら話題を変えた。
「お兄様来なかった?」
「ああ。来たけど……殿下こそ、どこから」
「何か言ってたでしょ。早く教えてよ~」
「チッ……早とちりしたと謝ってたぞ。てか、なんかあったのか??」
「ちょっと聖女ちゃんがね~……」
今日の出来事を脚色して長々と喋ることで、フィリップの帰宅方法をスッカリ忘れるボエル。
「それは災難だったな。てか、聖女様に関わると、殿下でもそんな目にあうんだな~」
「遠くから見るだけなら楽しいのにね。近付きすぎたよ」
「いや、そんなに楽しくないぞ??」
イジメの現場を止めるでなくニヤニヤ見ているだけなのだから、ボエルから注意されるフィリップであった。
ちなみにフィリップが逃げ回っていたことは多くの生徒に見られてしまったから、ダンジョン制覇者のカイたちから逃げ切ったせいで「第二皇子は実は凄いのではないか?」と、噂が駆け巡った。
でも、翌日の体育の授業で、全校生徒が窓に張り付き固唾を飲んで見守っていたら、フィリップはクラスメートが運動するなか芝生に寝転んで動かなくなったので「逃げ足だけ速い馬鹿皇子」と噂されるようになったんだとか。
フィリップの悪い噂が付け足されて数日後、夜中なのに寮に近付く怪しい集団がいた……
「ストーップ!」
「「「「「ッ!?」」」」」
そこにカツラを被ったフィリップが空から降って来たモノだから、怪しい集団も驚いて後ろに飛び退いた。今回もフィリップはこの情報をイーダから入手していたよ。
「ひいふうみい……小娘1人暗殺するのに、10人は多すぎない? あ、世界最高の暗殺者が消えたから、雇い主も警戒してるのか。アハハハ」
捜していたアン=ブリットのことを子供が喋っているので、この集団のリーダー、ペール=オーケは仲間にハンドサインで「待機」と指示しながら前に出た。
「アン=ブリットをどこにやった?」
「スカウトしたんだけど、死んじゃった。てか、どっかで見た顔だね~……ちょい待ち」
「死んだ? そんなことあるワケがない……」
ペール=オーケはありえないと言いながらも、消えたからには可能性は否定できない。そんな中、フィリップは胸元に左手を入れて、そこでアイテムボックスを開いて光のオーブを取り出した。
「あ、やっぱりそうだ。お前、4回も毒殺失敗してたヤツじゃん」
「なっ……なんでそのことを……」
「そりゃ僕が全部止めたんだもん。そんなヤツ使うなんて、クレーメンス伯爵は人手不足なのかな~?」
急に辺りが明るくなったことよりも、毒殺に驚くペール=オーケ。次にクレーメンス伯爵の名前が出て来ると、顔色が冷めた感じに変わった。
「雇い主を知られている! 全員で確実に殺す。絶対に逃がすな!!」
「「「「「はっ!」」」」」
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フィリップはニヤニヤしながら光のオーブをアイテムボックスに戻すと、辺りに暗闇が訪れた。
「かかれ~!」
それと同時にペール=オーケの号令が飛び、ドサドサだったりバタバタだったりと様々な音が鳴り、しばらくすると無音になる。
「フッ……たわいもない。我らに暗闇など関係ないわ」
「その我らにお前は入ってないんだね」
「へ??」
「こういうこと。ニヒヒ~」
勝ち誇ったペール=オーケだったが、フィリップの声が聞こえたらとぼけた声を出し、再び光のオーブで照らされると驚愕の表情になった。
「な、何が起こった……全員、なんで倒れてるんだ……」
悲鳴もなく怪しい集団は倒れていたからだ。
「別にたいしたことしてないよ。口と鼻を塞いだだけ。こんなふうに」
「こ、これは……」
残念無念。ペール=オーケは戦うことも最後まで喋ることもさせてもらえず、仲間と同じように突如、口と鼻に氷が纏わり付いて塞がれ、バタバタしたあと気絶するのであった。
「さて、どうしたものか……こんなに多いのは想定外だな~」
フィリップがこんなに酷い攻撃をした理由は、人数が多かったから。戦闘になると大きな音が鳴りそうだから、静かに同時に気絶させたのだ。
しかしながら、後処理も面倒。「殺してアイテムボックスに入れるか~」とも考えたけど、いいアイデアが浮かんだので、大きな氷の箱を作って怪しい集団を全員ギュウギュウに押し込んだ。
「そ~れ! とう!!」
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