22 / 34
大武闘大会編
アンコちゃん、どうやらガチの修羅場みたいですよ。
しおりを挟む
「はい?」
「お、叔父様。何を言っているんよ??」
「で、ですから、帝様が家でお待ちになっているって言ってるんです!」
きなコを宿で寝かせようとしたのだが。
「はい、たんま。俺、妹が夜泣きしてるから帰らなきゃ。」
待ってろよ。ヘカテ。ルー◯でひとっ飛びだ!
「私を置いていく気なんよ?!許さないなんよ!」
「いや、パーティー丸ごとル◯ラで飛ぶから俺のパーティーに入れば。」
「とにかく、お二人とも名指しで呼ばれているのです!!」
名指し...。おじさんは俺のことをクリム呼びしてた。じゃ、帝も。
「いくしかない、みたいだな。」
◆
「三人とも、いませんね。」
「え?お姉様なら、既に宿にいらっしゃいますよ。」
「は、はぁ?なんでそれを。」
「我、眷属だから。」
「ちょっと、意味は取りかねますが。わかりました。もう、あの人は約束すら守れないんですか!」
「...おかあさ...。」
「え?何か言いました?」
「お義母さま!ぴったり!よろしくお願いします!!!」
「どうしてそうなるんです?!」
◆
「二人が見えました。」
「わかった。お前は下がれ。あとは二人と私と帝のみでよい。」
「はい。ではうちの神社については。」
「あぁ。立ち退きの話は消えた。」
おじさんは申し訳なさそうな顔で出ていく。俺たちを売りやがったな。
広間にいつの間にか姿隠しが置かれて中が見えない。
その前に正座しているのは真っ白な鎧を着たクリーム色の癖毛の青年。
「私は、ヴァイシュ。五源色の”白”をもつのだ。今宵は私が帝の代弁をさせていただく。」
「こりゃどうも。私の名前はルージュ。菓子折りはないが、食べかけの綿あめならあるぞ。」
「不敬であるぞ!!ルージュの名は帝がその身に授けた名前である!!」
ありゃ、綿あめはいるの?
「うちは、アルケディア・コルセット。コルセット家本家当主の娘です。」
「そして、背負われてるのがキナヴァルディ・コルセット。ここの家のうさ耳美少女。」
「いらぬ。そいつには話がない。」
む。
「たしかに。ですけど、そちらの熱い歓迎で感動のあまり倒れちゃったんですわ。それに寝かす広間も狭めれたときた。」
ヴァイシュが鎧を叩き立ち上がる。
「先ほどから、何度も不敬な。今ここで切り捨てても構わないんだぞ!」
「上等じゃねぇか!今、二人ともぶち殺してもいい。未来の嫁二人が襲われてんだ。頭に来てんだよ。」
「減らない口を切り落とす。」
「てめぇの死体は、おかっぱの髪型にしてから埋めてやる!」
拳に魔力を集中していると
「やめるん、よ!!」
二人の間にアンコが入る。
剣を相手に、平手をこちらに向ける。
「話合いに来た。そうでしょ?」
「ふん、話の分かる亜人もいたようだ。」
「てめぇ、まだ。」
「ん。」
「でも、あいつは。」
そこで気がついた。広げた手のひらが震えていること。
怒りだ。俺よりも怒りの感情を抱く、アンコが止まれという。
ならば、従うしかない。俺はおとなしく座る。
「女の尻にしかれて。よかったな、首が飛ばなくて」
「見苦しい。やめよ。」
新たな暴言に釘を刺したのは意外にも帝であった。
ヴァイシュは仕方なさげに黙り跪く
「手短に言う。ムラマサを献上せよ。」
帝の”ムラマサ”という単語に隣のアンコがビクンと反応する。
「...できかねます。」
「なぜだ。」
帝の声色は重い。
「ムラマサは、唯一の母の形見だからです。」
「くだらぬ。帝国に置ける神社の立場を考えた上の発言か?」
アンコは黙ってしまう。そこが好機と見たのかヴァイシュが口を出す
「妖刀ムラマサは、歴代帝を幾度も殺害してきた。歴史の切れ目に必ずこの刀が現れる。有り体に言って邪魔なのだよ。」
俺が知らなそうな様子を見て、どや顔で語りやがった。
確かに俺は長生きで歴史を見てきたが、
ヒューマンの歴史なんて興味すらわかなかったし知らん。
「そうだ。それ故にムラマサを御す。渡せ。」
ふむふむ。よーくわかった。
「で??????なんで渡さなきゃならないんですかぁ?」
いっそ、面倒だ。この場でムラマサ使って殺してやろうかな。
と考えていたのだが。
「...わかりました。」
「おいおい、形見なんじゃ。」
「ふん。話が分かるな。己を弁えている。」
「ですが、条件があります。」
え?
「大武闘大会で優勝した時、それを取り消してもらえないでしょうか?」
え?え?ええええええ。
「アンコちゃん。一体何をいって。」
「元々、大会優勝者には、何でも叶う権利があるはずです。それを使わせてもらいます。」
え、ちょ。それもだけど。私、聞いてない!!
「────いいだろう。」
え、えぇ....。
「帝様!?」
「ただし。その優勝は自らの手で勝ち取れ。準決勝より参加の権利はやる。」
「わかりました。」
前から思ってたけど、アンコちゃん、肝が太すぎる。
あれ?そうすると俺は、アンコちゃんと当たる可能性が。
「クリム、といったか。」
「あ、はい。」
「やはり、ルージュではないのだな。」
「.....。」
答えられない。相手の残念そうな声が少し胸に響く。
「頼みがある。アズールを止めてやってほしい。」
「はい?」
こ、こいつ....。
「今のあやつは、誰にも止められない。帝国最強がいま崩れれば、周辺諸国から全てを奪われる。そうすれば、魔族との戦争も止められぬ...。」
「だから、俺にお前の部下を殴れって正気になおせって?」
「帝に対して、お前とは!」
「よい。これは頼みだ。それに。」
床がミシリと音を立てる。すぐにわかった。頭を地面につけているのだ。
「あいつは部下ではなく、友人なんだ。」
『俺の親友を生かしてやってはくれないか!!!いや、ください。』
嫌なもん思い出させやがって。
「わかったよ。マッチングの調整をしてくれ。できれば準決勝がいい。」
「わかった。」
◆
帝が居なくなったあと、すれ違いで他の二人が帰ってきた。
「それじゃあ。」
「あぁ、俺たちは敵同士ってわけさ。」
「そうなんよ...。」
「じゃ、お姉様の圧勝だね!問題ない!」
「お願いだから頼む。いまデリケートな時期だからお前は喋らないでくれ...!」
「変なことになっちゃったんよ。それもこれも私がここに連れてきたから。ごめんなんよ。」
「気にすんなよ。」
アンコは困ったように笑う。
「俺は強い奴と戦うのが好きだ。だから、むしろ、嬉しいよ。」
「そう?そうならいいけどなんよ……。」
その気まずい空気のまま、月が昇り日付を跨いだ。
「お、叔父様。何を言っているんよ??」
「で、ですから、帝様が家でお待ちになっているって言ってるんです!」
きなコを宿で寝かせようとしたのだが。
「はい、たんま。俺、妹が夜泣きしてるから帰らなきゃ。」
待ってろよ。ヘカテ。ルー◯でひとっ飛びだ!
「私を置いていく気なんよ?!許さないなんよ!」
「いや、パーティー丸ごとル◯ラで飛ぶから俺のパーティーに入れば。」
「とにかく、お二人とも名指しで呼ばれているのです!!」
名指し...。おじさんは俺のことをクリム呼びしてた。じゃ、帝も。
「いくしかない、みたいだな。」
◆
「三人とも、いませんね。」
「え?お姉様なら、既に宿にいらっしゃいますよ。」
「は、はぁ?なんでそれを。」
「我、眷属だから。」
「ちょっと、意味は取りかねますが。わかりました。もう、あの人は約束すら守れないんですか!」
「...おかあさ...。」
「え?何か言いました?」
「お義母さま!ぴったり!よろしくお願いします!!!」
「どうしてそうなるんです?!」
◆
「二人が見えました。」
「わかった。お前は下がれ。あとは二人と私と帝のみでよい。」
「はい。ではうちの神社については。」
「あぁ。立ち退きの話は消えた。」
おじさんは申し訳なさそうな顔で出ていく。俺たちを売りやがったな。
広間にいつの間にか姿隠しが置かれて中が見えない。
その前に正座しているのは真っ白な鎧を着たクリーム色の癖毛の青年。
「私は、ヴァイシュ。五源色の”白”をもつのだ。今宵は私が帝の代弁をさせていただく。」
「こりゃどうも。私の名前はルージュ。菓子折りはないが、食べかけの綿あめならあるぞ。」
「不敬であるぞ!!ルージュの名は帝がその身に授けた名前である!!」
ありゃ、綿あめはいるの?
「うちは、アルケディア・コルセット。コルセット家本家当主の娘です。」
「そして、背負われてるのがキナヴァルディ・コルセット。ここの家のうさ耳美少女。」
「いらぬ。そいつには話がない。」
む。
「たしかに。ですけど、そちらの熱い歓迎で感動のあまり倒れちゃったんですわ。それに寝かす広間も狭めれたときた。」
ヴァイシュが鎧を叩き立ち上がる。
「先ほどから、何度も不敬な。今ここで切り捨てても構わないんだぞ!」
「上等じゃねぇか!今、二人ともぶち殺してもいい。未来の嫁二人が襲われてんだ。頭に来てんだよ。」
「減らない口を切り落とす。」
「てめぇの死体は、おかっぱの髪型にしてから埋めてやる!」
拳に魔力を集中していると
「やめるん、よ!!」
二人の間にアンコが入る。
剣を相手に、平手をこちらに向ける。
「話合いに来た。そうでしょ?」
「ふん、話の分かる亜人もいたようだ。」
「てめぇ、まだ。」
「ん。」
「でも、あいつは。」
そこで気がついた。広げた手のひらが震えていること。
怒りだ。俺よりも怒りの感情を抱く、アンコが止まれという。
ならば、従うしかない。俺はおとなしく座る。
「女の尻にしかれて。よかったな、首が飛ばなくて」
「見苦しい。やめよ。」
新たな暴言に釘を刺したのは意外にも帝であった。
ヴァイシュは仕方なさげに黙り跪く
「手短に言う。ムラマサを献上せよ。」
帝の”ムラマサ”という単語に隣のアンコがビクンと反応する。
「...できかねます。」
「なぜだ。」
帝の声色は重い。
「ムラマサは、唯一の母の形見だからです。」
「くだらぬ。帝国に置ける神社の立場を考えた上の発言か?」
アンコは黙ってしまう。そこが好機と見たのかヴァイシュが口を出す
「妖刀ムラマサは、歴代帝を幾度も殺害してきた。歴史の切れ目に必ずこの刀が現れる。有り体に言って邪魔なのだよ。」
俺が知らなそうな様子を見て、どや顔で語りやがった。
確かに俺は長生きで歴史を見てきたが、
ヒューマンの歴史なんて興味すらわかなかったし知らん。
「そうだ。それ故にムラマサを御す。渡せ。」
ふむふむ。よーくわかった。
「で??????なんで渡さなきゃならないんですかぁ?」
いっそ、面倒だ。この場でムラマサ使って殺してやろうかな。
と考えていたのだが。
「...わかりました。」
「おいおい、形見なんじゃ。」
「ふん。話が分かるな。己を弁えている。」
「ですが、条件があります。」
え?
「大武闘大会で優勝した時、それを取り消してもらえないでしょうか?」
え?え?ええええええ。
「アンコちゃん。一体何をいって。」
「元々、大会優勝者には、何でも叶う権利があるはずです。それを使わせてもらいます。」
え、ちょ。それもだけど。私、聞いてない!!
「────いいだろう。」
え、えぇ....。
「帝様!?」
「ただし。その優勝は自らの手で勝ち取れ。準決勝より参加の権利はやる。」
「わかりました。」
前から思ってたけど、アンコちゃん、肝が太すぎる。
あれ?そうすると俺は、アンコちゃんと当たる可能性が。
「クリム、といったか。」
「あ、はい。」
「やはり、ルージュではないのだな。」
「.....。」
答えられない。相手の残念そうな声が少し胸に響く。
「頼みがある。アズールを止めてやってほしい。」
「はい?」
こ、こいつ....。
「今のあやつは、誰にも止められない。帝国最強がいま崩れれば、周辺諸国から全てを奪われる。そうすれば、魔族との戦争も止められぬ...。」
「だから、俺にお前の部下を殴れって正気になおせって?」
「帝に対して、お前とは!」
「よい。これは頼みだ。それに。」
床がミシリと音を立てる。すぐにわかった。頭を地面につけているのだ。
「あいつは部下ではなく、友人なんだ。」
『俺の親友を生かしてやってはくれないか!!!いや、ください。』
嫌なもん思い出させやがって。
「わかったよ。マッチングの調整をしてくれ。できれば準決勝がいい。」
「わかった。」
◆
帝が居なくなったあと、すれ違いで他の二人が帰ってきた。
「それじゃあ。」
「あぁ、俺たちは敵同士ってわけさ。」
「そうなんよ...。」
「じゃ、お姉様の圧勝だね!問題ない!」
「お願いだから頼む。いまデリケートな時期だからお前は喋らないでくれ...!」
「変なことになっちゃったんよ。それもこれも私がここに連れてきたから。ごめんなんよ。」
「気にすんなよ。」
アンコは困ったように笑う。
「俺は強い奴と戦うのが好きだ。だから、むしろ、嬉しいよ。」
「そう?そうならいいけどなんよ……。」
その気まずい空気のまま、月が昇り日付を跨いだ。
0
お気に入りに追加
308
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる