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リヒト⑥
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それから五日かけて、エミール様と一緒に飾緒を作った。
使うのは、紐よりも細い金糸だ。僕の目には細すぎて糸が見えない。でも、エミール様の用意してくれたカラフルな棒のおかげで、作業をすることができた。
手順はしっかりと頭と体が覚えている。
細い糸を編んでいき一本に縒ると、元のサイズよりも少し太いものができる。太くなればなるほど、僕の目でもぼんやりと見えるようになってくる。ユーリ様の髪の色と同じきれいな金色だ。
編んだそれをまた、複数本縒り合わせてさらに太い紐にする。
その作業をひたすらに繰り返す。
僕が疲れを覚える前に、エミール様やテオバルドさんから、休憩をするように必ず声がかかった。
自分で思う以上に神経を使うのか、作業後は瞼を開けていられず、気づけば寝てしまっていることが多かった。
長さの違う紐を編み続けて、時折装飾用の宝石を間に編み込んだりなどを手伝ってもらって、ようやくすべてが完成した。
「リヒト、これでお終いです!」
エミール様が弾んだ声でそう告げてきた。
僕は信じられない思いでエミール様を見つめ返し、作業台の上の幾本もの紐を手に取った。
「これで、できましたか?」
「はい、これで完成です! 最後の仕上げは仕立て屋が行ってくれますので、後は出来上がりを待つだけですよ。頑張りましたね、リヒト!」
エミール様がぎゅうっと僕を抱きしめてくれた。
両手に乗せた、飾緒。
金色の、細長い飾緒。
これを僕が作った。
僕が作ったのだ!
じわじわと喜びが湧いてきて、僕は握り締めた飾緒を胸に抱きしめた。
「ぼ、僕……僕が、作ったと、言ってもいいですか?」
エミール様やテオバルドさんにたくさんたくさん手伝ってもらったけれど。
「ユーリ様に、僕が作ったと言って、お渡ししてもいいですか?」
おずおずとそう問えば、
「もちろんですよ!」
力強い返事が返ってきてホッとした。
テオバルドさんが箱を持って来て、僕の前に差し出した。
「リヒト様。飾緒をこちらに。エミール様にお預けして、仕立て屋に渡していただきましょう」
僕がエミール様を見上げると、
「オレが責任持ってお預かりします。ユーリ様とクラウス様の服はいま仕立ててもらっている最中ですので、出来上がったらそれと一緒にお届けしますね」
エミール様がそう請け負ってくださった。
ユーリ様の服……と聞いて、僕はいまさらながらに、あの反物のことを思い出した。
黒い服のひとが持ってきた、反物を。
「……エミール様」
「どうしました、リヒト」
「ユーリ様の新しい服は、あのときの、商人のひとが持って来てくれた生地で作るのですか?」
「…………」
「反物は、黒い服のひとが持ってきてました。その反物ですか?」
「リヒト。リヒト、あの日のことは」
「あのときあそこに居た、黒い服のひとは、どうなりましたか?」
ユーリ様の不在と飾緒作りに意識を取られて、忘れてしまっていたけれど、あの黒ずくめのひとはきっと中央教会に居たひとだ。
もしかしたら僕を山に連れ出したひとかもしれない。
会いたい、というわけではなかった。
むしろ会うのは怖かった。
あのひとは、信者のひとたちを苦しめることしかできなかった罪深いハーゼを知るひとだから。
会いたくはない。
でも、会いたい。
ハーゼのことはユーリ様に言わないでくださいと、口止めしなければならないから。
自分の罪を、隠しておきたい。
ユーリ様に見えないように。どこか、絶対に見つからない場所に。
そう思う僕はなんて身勝手なんだろう。
「リヒト? リヒト、顔色が悪いです。疲れましたか?」
エミール様が僕の頬にてのひらを当てて尋ねてくる。
僕は首を横に動かして、もう一度黒衣のひとについて質問しようとした。
けれどエミール様が先に、口を開かれた。
「リヒト。あのときの商人について、オレはなにも知りません。反物も国に回収されました。国際的な問題があるとだけ聞いています。リヒト、あの男が何者か、知っているのですか?」
しずかな声で問われた。
僕はいいえと答えた。
嘘ではない。あのひとの名前も顔も僕はわからない。絶対に中央教会に居たひとだと言い切ることはできない。
口の中の唾液を、こくりと飲み込む。喉の奥がなんだか苦しかった。
僕の罪をユーリ様に隠す、ということは。
こんなふうに、エミール様にも、テオバルドさんにも隠していかなければならないのだ、と。
改めて気づかされた。
僕の手にある、飾緒。
ユーリ様のご無事を祈って作った飾緒。
僕が十二年前、あの山の中で死ななかったことで、新しいハーゼでやり直しをすることもできずに、いまも信者のひとたちは飢えに苦しんでいるかもしれないのに。
僕が。
僕だけが、しあわせな場所で、こんなものを作っていたのだ。
そのことが急に……俄かに恐ろしくなって、僕はテオバルドさんの持つ箱へと急いで金の飾緒を入れた。
どうしよう、という気持ちが湧いてきた。
信者のために祈らなければならなかったのに、僕は、自分のことしか祈ってない。
ユーリ様が僕のところへ帰ってきてくれますように、と。そんな自分勝手なお祈りしかしていない。
だって、帰ってきてくれるかどうかなんて、わからないから。
僕は不完全なオメガで。
不完全なハーゼで。
どこに居たって、誰かの迷惑にしかならない存在なのだから……。
「リヒトっ? リヒト、どうしましたっ?」
焦ったようなエミール様の声とともに、急に顔に布を押し付けられて驚いた。
どうしたんですか、と言おうとして声が出ずに、ヒクっとしゃっくりが出た。
エミール様が手にしたハンカチで僕の目を拭ってくださる。その動作で、僕は自分が泣いていることを知った。
「せっかく作った飾緒を手放すのが嫌ですか? それなら仕立て屋に来てもらって、リヒトの前でそれを……」
「いいえ。いいえ、違います。大丈夫です。なんでもないんです」
僕は慌てて自分のてのひらで目をこすって、エミール様へと言い訳をした。
「ユーリ様のことを考えたら、さびしくなっちゃいました。それだけなんです」
「……リヒト」
エミール様が僕の頭を撫でてくださった。ユーリ様もよくされる仕草だ。
泣いたことを誤魔化すために言ったことなのに、ユーリ様のお名前を口にしたら本当にさびしくなって、また涙が出そうになる。
「リヒト、あなたは頑張って飾緒を完成させました。ユーリ様は必ず元気に戻ってこられますよ」
エミール様がいつものしずかな声音で、きっぱりと断言された。
僕はその言葉に縋りついて、頷いた。
けれど飾緒の完成から三日経っても四日経っても、ユーリ様は戻って来られなかった。
ユーリ様とクラウス様が出立されてから、今日で二十日目。
目覚めてすぐに僕はテオバルドさんに、
「ユーリ様は戻って来られましたか」
と尋ねたけれど。
まだ帰って来ていないと告げられて、朝からしゅんと萎れてしまった。
やっぱり、願掛けが上手く行かなかったのだ、と僕は思った。
ハーゼの祈りは、信者のためにあるから。
自分のことを祈ってはいけなかったのだ。
でも、諦めきれない。
ユーリ様に会いたい。
神様がだめなら、誰に祈ればいいかわからない。
僕の目が見えたなら、自分でユーリ様を探すことができるのに。
なんで視界がいつもこんなにぼやけているんだろう。こんな目だから、僕が、こんな目だから……。
だめだ。瞼が重い。
眠気だけは人一倍なのだから笑ってしまう。
いまは何時だろう。さっき温室から戻ってきたところだし、おやつの声もまだ掛かっていないので昼過ぎだろうか。
今日はおやつは要りませんと断ろう。
それで、すこし昼寝をさせてもらおう……。
僕は寝台にころんと寝転がり、すっかり癖になった仕草で枕元を探った。
シーツの上に手を這わせ、なんどもなんどもそこにある物を掴もうとした。
けれど、手を顔の前に持ってきて確認しても、僕の手はなにも掴んでいない。
飛び起きて、四つん這いになり、枕を投げ落とした。そしてまた手を這わせる。
ない。
ない。
なくなっている。
ユーリ様からの手紙が!
使うのは、紐よりも細い金糸だ。僕の目には細すぎて糸が見えない。でも、エミール様の用意してくれたカラフルな棒のおかげで、作業をすることができた。
手順はしっかりと頭と体が覚えている。
細い糸を編んでいき一本に縒ると、元のサイズよりも少し太いものができる。太くなればなるほど、僕の目でもぼんやりと見えるようになってくる。ユーリ様の髪の色と同じきれいな金色だ。
編んだそれをまた、複数本縒り合わせてさらに太い紐にする。
その作業をひたすらに繰り返す。
僕が疲れを覚える前に、エミール様やテオバルドさんから、休憩をするように必ず声がかかった。
自分で思う以上に神経を使うのか、作業後は瞼を開けていられず、気づけば寝てしまっていることが多かった。
長さの違う紐を編み続けて、時折装飾用の宝石を間に編み込んだりなどを手伝ってもらって、ようやくすべてが完成した。
「リヒト、これでお終いです!」
エミール様が弾んだ声でそう告げてきた。
僕は信じられない思いでエミール様を見つめ返し、作業台の上の幾本もの紐を手に取った。
「これで、できましたか?」
「はい、これで完成です! 最後の仕上げは仕立て屋が行ってくれますので、後は出来上がりを待つだけですよ。頑張りましたね、リヒト!」
エミール様がぎゅうっと僕を抱きしめてくれた。
両手に乗せた、飾緒。
金色の、細長い飾緒。
これを僕が作った。
僕が作ったのだ!
じわじわと喜びが湧いてきて、僕は握り締めた飾緒を胸に抱きしめた。
「ぼ、僕……僕が、作ったと、言ってもいいですか?」
エミール様やテオバルドさんにたくさんたくさん手伝ってもらったけれど。
「ユーリ様に、僕が作ったと言って、お渡ししてもいいですか?」
おずおずとそう問えば、
「もちろんですよ!」
力強い返事が返ってきてホッとした。
テオバルドさんが箱を持って来て、僕の前に差し出した。
「リヒト様。飾緒をこちらに。エミール様にお預けして、仕立て屋に渡していただきましょう」
僕がエミール様を見上げると、
「オレが責任持ってお預かりします。ユーリ様とクラウス様の服はいま仕立ててもらっている最中ですので、出来上がったらそれと一緒にお届けしますね」
エミール様がそう請け負ってくださった。
ユーリ様の服……と聞いて、僕はいまさらながらに、あの反物のことを思い出した。
黒い服のひとが持ってきた、反物を。
「……エミール様」
「どうしました、リヒト」
「ユーリ様の新しい服は、あのときの、商人のひとが持って来てくれた生地で作るのですか?」
「…………」
「反物は、黒い服のひとが持ってきてました。その反物ですか?」
「リヒト。リヒト、あの日のことは」
「あのときあそこに居た、黒い服のひとは、どうなりましたか?」
ユーリ様の不在と飾緒作りに意識を取られて、忘れてしまっていたけれど、あの黒ずくめのひとはきっと中央教会に居たひとだ。
もしかしたら僕を山に連れ出したひとかもしれない。
会いたい、というわけではなかった。
むしろ会うのは怖かった。
あのひとは、信者のひとたちを苦しめることしかできなかった罪深いハーゼを知るひとだから。
会いたくはない。
でも、会いたい。
ハーゼのことはユーリ様に言わないでくださいと、口止めしなければならないから。
自分の罪を、隠しておきたい。
ユーリ様に見えないように。どこか、絶対に見つからない場所に。
そう思う僕はなんて身勝手なんだろう。
「リヒト? リヒト、顔色が悪いです。疲れましたか?」
エミール様が僕の頬にてのひらを当てて尋ねてくる。
僕は首を横に動かして、もう一度黒衣のひとについて質問しようとした。
けれどエミール様が先に、口を開かれた。
「リヒト。あのときの商人について、オレはなにも知りません。反物も国に回収されました。国際的な問題があるとだけ聞いています。リヒト、あの男が何者か、知っているのですか?」
しずかな声で問われた。
僕はいいえと答えた。
嘘ではない。あのひとの名前も顔も僕はわからない。絶対に中央教会に居たひとだと言い切ることはできない。
口の中の唾液を、こくりと飲み込む。喉の奥がなんだか苦しかった。
僕の罪をユーリ様に隠す、ということは。
こんなふうに、エミール様にも、テオバルドさんにも隠していかなければならないのだ、と。
改めて気づかされた。
僕の手にある、飾緒。
ユーリ様のご無事を祈って作った飾緒。
僕が十二年前、あの山の中で死ななかったことで、新しいハーゼでやり直しをすることもできずに、いまも信者のひとたちは飢えに苦しんでいるかもしれないのに。
僕が。
僕だけが、しあわせな場所で、こんなものを作っていたのだ。
そのことが急に……俄かに恐ろしくなって、僕はテオバルドさんの持つ箱へと急いで金の飾緒を入れた。
どうしよう、という気持ちが湧いてきた。
信者のために祈らなければならなかったのに、僕は、自分のことしか祈ってない。
ユーリ様が僕のところへ帰ってきてくれますように、と。そんな自分勝手なお祈りしかしていない。
だって、帰ってきてくれるかどうかなんて、わからないから。
僕は不完全なオメガで。
不完全なハーゼで。
どこに居たって、誰かの迷惑にしかならない存在なのだから……。
「リヒトっ? リヒト、どうしましたっ?」
焦ったようなエミール様の声とともに、急に顔に布を押し付けられて驚いた。
どうしたんですか、と言おうとして声が出ずに、ヒクっとしゃっくりが出た。
エミール様が手にしたハンカチで僕の目を拭ってくださる。その動作で、僕は自分が泣いていることを知った。
「せっかく作った飾緒を手放すのが嫌ですか? それなら仕立て屋に来てもらって、リヒトの前でそれを……」
「いいえ。いいえ、違います。大丈夫です。なんでもないんです」
僕は慌てて自分のてのひらで目をこすって、エミール様へと言い訳をした。
「ユーリ様のことを考えたら、さびしくなっちゃいました。それだけなんです」
「……リヒト」
エミール様が僕の頭を撫でてくださった。ユーリ様もよくされる仕草だ。
泣いたことを誤魔化すために言ったことなのに、ユーリ様のお名前を口にしたら本当にさびしくなって、また涙が出そうになる。
「リヒト、あなたは頑張って飾緒を完成させました。ユーリ様は必ず元気に戻ってこられますよ」
エミール様がいつものしずかな声音で、きっぱりと断言された。
僕はその言葉に縋りついて、頷いた。
けれど飾緒の完成から三日経っても四日経っても、ユーリ様は戻って来られなかった。
ユーリ様とクラウス様が出立されてから、今日で二十日目。
目覚めてすぐに僕はテオバルドさんに、
「ユーリ様は戻って来られましたか」
と尋ねたけれど。
まだ帰って来ていないと告げられて、朝からしゅんと萎れてしまった。
やっぱり、願掛けが上手く行かなかったのだ、と僕は思った。
ハーゼの祈りは、信者のためにあるから。
自分のことを祈ってはいけなかったのだ。
でも、諦めきれない。
ユーリ様に会いたい。
神様がだめなら、誰に祈ればいいかわからない。
僕の目が見えたなら、自分でユーリ様を探すことができるのに。
なんで視界がいつもこんなにぼやけているんだろう。こんな目だから、僕が、こんな目だから……。
だめだ。瞼が重い。
眠気だけは人一倍なのだから笑ってしまう。
いまは何時だろう。さっき温室から戻ってきたところだし、おやつの声もまだ掛かっていないので昼過ぎだろうか。
今日はおやつは要りませんと断ろう。
それで、すこし昼寝をさせてもらおう……。
僕は寝台にころんと寝転がり、すっかり癖になった仕草で枕元を探った。
シーツの上に手を這わせ、なんどもなんどもそこにある物を掴もうとした。
けれど、手を顔の前に持ってきて確認しても、僕の手はなにも掴んでいない。
飛び起きて、四つん這いになり、枕を投げ落とした。そしてまた手を這わせる。
ない。
ない。
なくなっている。
ユーリ様からの手紙が!
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