3 / 241
結婚しました
1
しおりを挟む
僕はつい二週間前まで、「真城家」のご厄介になっていた。一年半という短いようで長い間、僕はその「真城家」で暮らして、その家の方々に大変お世話になったんだ。
誰もが想像できる典型的な日本庭園が常備の立派なお邸。外への塀は高く、ででんと大きな門構え。廊下を歩けば、派手な服を着た強面の若い兄さんたちから貫禄あるおじ様までがいて。そして血の繋がりはないけど皆が皆、背中に龍を背負っている兄弟という、そんな「真城家」に、僕はいた。
ちなみに、僕の名前は柳だけど、龍は背負っていない。
いつだったか、皆はいったいどんなお仕事をしているのかと疑問に思うことがあった。一緒に暮らしている者として、一応知っておきたかった。
それとなく聞いてみたら、たくさんのお店を経営しているのだとか。それ以上は語られなかったから、今もよくわかっていない。本当は教えるつもりもなかったみたいだし。
はっきりしているのは、夜も忙しなくどこかに出かけたり、また突然いなくなる人もいたりと、お仕事は大変そうだということ。ただ、どこかに出かけるときはよく、光沢のある黒い何かや、細長い円筒状の何かを持って出て行くことが多い。
……とまぁ、わからないことだらけだったけど、ここでの生活は結構楽しかった。
本当だよ。
また、「真城家」当主こと、真城龍一様は五十を過ぎたというのに若々しく、精悍な男性で、僕が一番お世話になった人である。
恩人だ。
厳しさと優しさを併せ持って、僕に接してくれた人だった。家の人たち皆が、龍一様を尊敬しており、彼を中心として「真城家」はあった。
そんなある日、「真城家」で風変わりな男性が出入りしているのを目撃した。
人相、体躯、服装、雰囲気、そして真っ赤な髪の色が、あの「真城家」ではかなり存在が浮いていたから、たまたま覚えていた。
「じゃあ海さんは、龍一様の土地を借りてお店を経営しているから、たびたびあの家に出入りしていた……ってことですか?」
「そういうことです」
「へぇ~」
あったかくて美味しい紅茶を飲みながら旦那さまこと海さんのお話を聞いています。
どうも、新妻こと柳です。
新居について早々、運転手さんがいたにも関わらず、旦那さまにハグされた僕はそのまま攫われるように部屋の中へと通された。運転手さんとは挨拶なく、そのままお別れとなった。
しっかしまぁ。
最上階、最上階と言われてきたけど、まさか最上階にある部屋が一つだけとは思っていなかった僕。つまり最上階全てが、僕たちの新居となる。
車の中でまだ見ぬエレベーターに浮かれていて、今いるこのマンションの外観を見損ねていたこともあってか、どれだけ大きい所なのかもわかっていなかった。
これは今から数時間後のことになるけど、改めて外に出てマンションの外観を見た僕から出た感想はといえば「でかっ!!」の一言。陳腐すぎるにもほどがある(海さんからは「今更ですか?」と真顔で尋ねられた)。
そのため、部屋の最奥にあるリビングに通されたときに出た台詞も……。
「広っ!」
だったんだろう。
外からマンションを見ていれば、少なからずの想像はできていたのに。思わずポロリと出てしまった率直な感想だった。
いや、マンションを確認した後でも、この感想だったかも……。
にしても。一体、何平米あるんだろう? リビングだけで前に借りていた僕の部屋(八畳)四つ分はありそうなんだけど……。
それにこのほかにも部屋があるらしく、お話の後に案内してくれるみたいだけど、口答では確か……「4LDKです」って言ってた。
ちなみに、この新居には僕たち二人しか住まないらしく、余っている部屋などは好きに使えばいいと許可を出された。
リビングの中央にあるソファに腰をかけるよう言われて、そのまま素直に座る僕に、海さんは「いい子ですね」と言い残してどこかへ消えた。
その数十秒後、リビングの中を見渡している僕の前に、ティーセットを抱えた海さんが再び戻ってきて、そのまま互いの分のお茶を淹れた後、僕と向き合うように向かい側のソファに自身も腰を下ろした。ティーセットが置かれたテーブルを挟んで、僕たちが向き合うといった形になる。
そしてようやく、海さんとのお話し合い。
今に至るというわけだ。
それで、順番に話をしてるんだけど、今は海さんと龍一様との関係について聞いている。旦那さまのこと、何も知らないからね。
「えっと、じゃあ……龍一様とはお仕事以外でもお付き合いとかあるんですか?」
「と、言いますと?」
海さんが興味深そうに尋ねてくる。
とても若くて、顔の造りも日系なのに同年代の男性とはどこか異なる印象を与える人だ。
う~ん。
長身で体型は割と細身ってのは、別に珍しくもないんだけど。
鼻の形かな? 日本人にしては少し高いし。顎の辺りはシュッとしてるよね。輪郭も特に変わった形じゃないのにあんまり見ない形だし。唇だって。
ああ、そうだ。特に目が他の誰とも違っている。こんな目、僕は見たことがない。切れ長だけど、そこが変なんじゃなくて。
どこまでも深いその目で、相手の全てを見通そうとしている。深くて黒い……夜みたいな眼で。でも月が差し込むことさえも許さないような、暗い瞳。
じぃっ、と。
質問には答えずに、そのまま海さんを見つめていたら。
「私の顔が、何か?」
と、尋ねられたため、
「海さんって、目が黒いよね」
って答えた。
答えてしまった。
「……」
「……」
……って。
僕の馬鹿ぁっ!!
何、当たり前のこと言ってるのさぁ!
質問にも答えず、ただ僕が見つめたままぼうっとしてたから、海さんは促しただけなのに! 何でそんな当たり前のこと言っちゃったんだろ。
うわぁ。海さんの表情もさっきと打って変わってるし。呆然としてるみたいだし。切れ長の目がなんだか丸くなってるしぃ!
僕は恥ずかしくて赤くなった顔を隠すように、項垂れて謝罪した。
「ご、ごめんなさい……」
「ええ」
全くです。と、いわんばかりに。
海さんはこう続けた。
「髪の色を言われるならまだしも、目の色とはね……」
「え?」
見上げれば。
向かいに座っている海さんの表情は、まるで愉快そうに口端を上げていた。ニヤリ、といった感じの顔。
そしてどこか、意地悪そうな顔。
ああ、そっか。これ、見たことある。
これは、そう。龍一様も同じ顔をするんだ。
この、余裕がある大人だけがする表情。
そっか。だから龍一様が、気に入ってるんだ。
誰もが想像できる典型的な日本庭園が常備の立派なお邸。外への塀は高く、ででんと大きな門構え。廊下を歩けば、派手な服を着た強面の若い兄さんたちから貫禄あるおじ様までがいて。そして血の繋がりはないけど皆が皆、背中に龍を背負っている兄弟という、そんな「真城家」に、僕はいた。
ちなみに、僕の名前は柳だけど、龍は背負っていない。
いつだったか、皆はいったいどんなお仕事をしているのかと疑問に思うことがあった。一緒に暮らしている者として、一応知っておきたかった。
それとなく聞いてみたら、たくさんのお店を経営しているのだとか。それ以上は語られなかったから、今もよくわかっていない。本当は教えるつもりもなかったみたいだし。
はっきりしているのは、夜も忙しなくどこかに出かけたり、また突然いなくなる人もいたりと、お仕事は大変そうだということ。ただ、どこかに出かけるときはよく、光沢のある黒い何かや、細長い円筒状の何かを持って出て行くことが多い。
……とまぁ、わからないことだらけだったけど、ここでの生活は結構楽しかった。
本当だよ。
また、「真城家」当主こと、真城龍一様は五十を過ぎたというのに若々しく、精悍な男性で、僕が一番お世話になった人である。
恩人だ。
厳しさと優しさを併せ持って、僕に接してくれた人だった。家の人たち皆が、龍一様を尊敬しており、彼を中心として「真城家」はあった。
そんなある日、「真城家」で風変わりな男性が出入りしているのを目撃した。
人相、体躯、服装、雰囲気、そして真っ赤な髪の色が、あの「真城家」ではかなり存在が浮いていたから、たまたま覚えていた。
「じゃあ海さんは、龍一様の土地を借りてお店を経営しているから、たびたびあの家に出入りしていた……ってことですか?」
「そういうことです」
「へぇ~」
あったかくて美味しい紅茶を飲みながら旦那さまこと海さんのお話を聞いています。
どうも、新妻こと柳です。
新居について早々、運転手さんがいたにも関わらず、旦那さまにハグされた僕はそのまま攫われるように部屋の中へと通された。運転手さんとは挨拶なく、そのままお別れとなった。
しっかしまぁ。
最上階、最上階と言われてきたけど、まさか最上階にある部屋が一つだけとは思っていなかった僕。つまり最上階全てが、僕たちの新居となる。
車の中でまだ見ぬエレベーターに浮かれていて、今いるこのマンションの外観を見損ねていたこともあってか、どれだけ大きい所なのかもわかっていなかった。
これは今から数時間後のことになるけど、改めて外に出てマンションの外観を見た僕から出た感想はといえば「でかっ!!」の一言。陳腐すぎるにもほどがある(海さんからは「今更ですか?」と真顔で尋ねられた)。
そのため、部屋の最奥にあるリビングに通されたときに出た台詞も……。
「広っ!」
だったんだろう。
外からマンションを見ていれば、少なからずの想像はできていたのに。思わずポロリと出てしまった率直な感想だった。
いや、マンションを確認した後でも、この感想だったかも……。
にしても。一体、何平米あるんだろう? リビングだけで前に借りていた僕の部屋(八畳)四つ分はありそうなんだけど……。
それにこのほかにも部屋があるらしく、お話の後に案内してくれるみたいだけど、口答では確か……「4LDKです」って言ってた。
ちなみに、この新居には僕たち二人しか住まないらしく、余っている部屋などは好きに使えばいいと許可を出された。
リビングの中央にあるソファに腰をかけるよう言われて、そのまま素直に座る僕に、海さんは「いい子ですね」と言い残してどこかへ消えた。
その数十秒後、リビングの中を見渡している僕の前に、ティーセットを抱えた海さんが再び戻ってきて、そのまま互いの分のお茶を淹れた後、僕と向き合うように向かい側のソファに自身も腰を下ろした。ティーセットが置かれたテーブルを挟んで、僕たちが向き合うといった形になる。
そしてようやく、海さんとのお話し合い。
今に至るというわけだ。
それで、順番に話をしてるんだけど、今は海さんと龍一様との関係について聞いている。旦那さまのこと、何も知らないからね。
「えっと、じゃあ……龍一様とはお仕事以外でもお付き合いとかあるんですか?」
「と、言いますと?」
海さんが興味深そうに尋ねてくる。
とても若くて、顔の造りも日系なのに同年代の男性とはどこか異なる印象を与える人だ。
う~ん。
長身で体型は割と細身ってのは、別に珍しくもないんだけど。
鼻の形かな? 日本人にしては少し高いし。顎の辺りはシュッとしてるよね。輪郭も特に変わった形じゃないのにあんまり見ない形だし。唇だって。
ああ、そうだ。特に目が他の誰とも違っている。こんな目、僕は見たことがない。切れ長だけど、そこが変なんじゃなくて。
どこまでも深いその目で、相手の全てを見通そうとしている。深くて黒い……夜みたいな眼で。でも月が差し込むことさえも許さないような、暗い瞳。
じぃっ、と。
質問には答えずに、そのまま海さんを見つめていたら。
「私の顔が、何か?」
と、尋ねられたため、
「海さんって、目が黒いよね」
って答えた。
答えてしまった。
「……」
「……」
……って。
僕の馬鹿ぁっ!!
何、当たり前のこと言ってるのさぁ!
質問にも答えず、ただ僕が見つめたままぼうっとしてたから、海さんは促しただけなのに! 何でそんな当たり前のこと言っちゃったんだろ。
うわぁ。海さんの表情もさっきと打って変わってるし。呆然としてるみたいだし。切れ長の目がなんだか丸くなってるしぃ!
僕は恥ずかしくて赤くなった顔を隠すように、項垂れて謝罪した。
「ご、ごめんなさい……」
「ええ」
全くです。と、いわんばかりに。
海さんはこう続けた。
「髪の色を言われるならまだしも、目の色とはね……」
「え?」
見上げれば。
向かいに座っている海さんの表情は、まるで愉快そうに口端を上げていた。ニヤリ、といった感じの顔。
そしてどこか、意地悪そうな顔。
ああ、そっか。これ、見たことある。
これは、そう。龍一様も同じ顔をするんだ。
この、余裕がある大人だけがする表情。
そっか。だから龍一様が、気に入ってるんだ。
2
お気に入りに追加
575
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
スキル『日常動作』は最強です ゴミスキルとバカにされましたが、実は超万能でした
メイ(旧名:Mei)
ファンタジー
この度、書籍化が決定しました!
1巻 2020年9月20日〜
2巻 2021年10月20日〜
3巻 2022年6月22日〜
これもご愛読くださっている皆様のお蔭です! ありがとうございます!
発売日に関しましては9月下旬頃になります。
題名も多少変わりましたのでここに旧題を書いておきます。
旧題:スキル『日常動作』は最強です~ゴミスキルだと思ったら、実は超万能スキルでした~
なお、書籍の方ではweb版の設定を変更したところもありますので詳しくは設定資料の章をご覧ください(※こちらについては、まだあげていませんので、のちほどあげます)。
────────────────────────────
主人公レクスは、12歳の誕生日を迎えた。12歳の誕生日を迎えた子供は適正検査を受けることになっていた。ステータスとは、自分の一生を左右するほど大切であり、それによって将来がほとんど決められてしまうのだ。
とうとうレクスの順番が来て、適正検査を受けたが、ステータスは子供の中で一番最弱、職業は無職、スキルは『日常動作』たった一つのみ。挙げ句、レクスははした金を持たされ、村から追放されてしまう。
これは、貧弱と蔑まれた少年が最強へと成り上がる物語。
※カクヨム、なろうでも投稿しています。
そして永遠になる
三ツ葉りお
BL
有名ロックバンドボーカル(25)✕平凡なサラリーマン(20)
朝目覚めると、そこは自分の部屋ではなく、ホテルのスイートルームだった。自分が寝ているベッドの隣には、見知らぬ男性が寝ていて───。
一夜の過ちから始まるラブコメ。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
乙女ゲーム?悪役令嬢?王子なんて喜んで差し上げます!ストーカーな婚約者など要りません!
愛早さくら
恋愛
リジーは公爵令嬢だ。当然のように幼い頃から、同じ年の王太子スペリアの婚約者だった。
よくある政略結婚。
しかしリジーは出来ればスペリアから逃れたいと思っていた。何故なら……――スペリアがリジーの、とんでもないストーカーだったからだった……。
愛が重いを通り越して明確にストーカーな婚約者スペリアから逃れたいリジーの的外れな暗躍と、それを凌駕するスペリアのストーカー力!
勝つのはどっちか?
今、滑稽な戦いが幕を開ける……!
・キャプションには語弊があります。
・基本的にはコメディベースの明るい印象のお話にするつもりです!
・地味に他の異世界話と同じ世界観。
・魔法とかある異世界が舞台。
・CPは固定です。他のキャラとくっつくことはありません。
・当て馬イッパイぱらだいす。
・主人公は結局ストーカーからは逃れられませんが多分ハッピーエンド。
闇を照らす愛
モカ
BL
いつも満たされていなかった。僕の中身は空っぽだ。
与えられていないから、与えることもできなくて。結局いつまで経っても満たされないまま。
どれほど渇望しても手に入らないから、手に入れることを諦めた。
抜け殻のままでも生きていけてしまう。…こんな意味のない人生は、早く終わらないかなぁ。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる