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理不尽でない暮らし 8
しおりを挟む「んぶ……っ、んんっ?」
「ホントだ、すごく可愛いね…… はあ……」
「そうでございましょう? こうして…… ふふ、お顔が真赤ですよ? グエン様?」
くりくりと先端を撫で回し、ルドラは少年の一物を巧みに可愛がる。涙目で喘ぐ源之助だが、今の少年は新たな玩具で拘束され、何も抵抗が出来なかった。
両手首にはめられた枷が乳首のリングに短い鎖で繋がれており、下手に大きく手を動かせない。うっかり強く引いてしまうと、乳首に凄まじい刺激が走る。
両足首同士も短い鎖で繋がれ、深く折り曲げた足をカエルのように膝しか開けない姿は、見た目赤ん坊そのものだった。
しかも、前に使われた開口器の玩具の一部を舌の根元に取り付けられ、そこからじわじわと絶え間なく与えられる刺激でまともに喋ることすら不可能。
「ぉ…ぅ、は……っ、ひゃぐ……っ、んぅぅっ?!」
ほう……っと感嘆の溜め息を零し、無抵抗な少年を目で愉しむマーリンとグエン。その固く握られた指を解き、グエンが己の指を握らせる。
きゅ…っと握る源之助の指が、彼には愛らしくて堪らない。
「この玩具をトレーニングに使わせて頂いても?」
「もちろん。私は滅多にこられないし、グエンが寂しがらないように、たっぷり慰めてやってくれよ?」
「御意……」
……御意じゃねぇぇーっ! マーリンも、要らん玩具作んなぁぁーーっ!!
赤ん坊みたいな源之助を抱き上げ、至福に眼を蕩けさすルドラ。それをマーリンと二人で挟み込み、彼らは淫蕩に耽け込む。
まるで本物の赤子を抱いている気分なルドラは、身体中を駆け巡る凄まじい劣情に身悶えた。
「あ……っ、明日から……はっ! お漏らし…のっ、練習もいたしましょうね……っ、グエン様ぁぁっ!」
はしたないお汁を飛び散らせながら、ルドラは源之助の耳元で熱く囁く。中に放たれた精のぬめりで、びしょびしょな少年のお尻を掴み、マーリンも興奮気味に呻いた。
「そ…だよ、うく…っ! ルドラにだけ見せる……なん…て、ズルいよ……? 私にも見せておくれねっ?!」
どちゅん、ばちゅんっと交互に深々穿たれる剛直。それに中を激しく掻き回され、イきっぱなしな源之助は脳内真っ白である。
……そんなとこでだけ、意気投合すんなぁぁーっ! やだぞっ? え? お漏らしの練習ぅぅ?!
その後も延々遊ばれ、無理やり口移しで水分を取らされ続けた源之助は、意識を持ったままお漏らしを強制される。
赤ん坊のように両足を開いて抱えられた少年。半狂乱になって嫌がる姿を愉しみつつ、マーリンは持ってきた細いプジーによって無理やり膀胱を抉じ開けた。
元よりパンパンだった源之助の中は、その解放を喜んで受け入れる。
ぷしゃあっと噴き出した温かい滴りを、じっと凝視する二人。
「……これは。うん…… すごい興奮するね? ああ、物凄く恥ずかしそうだ。恥じらう姿が、めちゃくちゃそそるよ? グエン。ああ、もっと顔を見せて?」
真っ赤な顔をくしゃくしゃにして唇を噛み締める源之助。羞恥のあまり叫びだしたいのに、舌にはめこまれた玩具によって、くぐもった呻きにしかならない。
……ここにきて羞恥プレイかよぉぉーっ! 変態しかおらんのか、この世界はぁぁーっ!
『……返す言葉もござんせんね。うん。言われてみたら、たしかに変態しかおりまへんな』
世界共通な子供の可愛がり。そして成人した途端、若者に襲いかかる野獣の群れ。それも手段を選ばず辱め、貶め、快楽に溺れさせて嫁にしようとする悪辣さ。場合によっては媚薬も厭わない容赦の無さ。
こんな倫理でまともな神経を持つ人間など育たない。世界総パラフィリアの魔窟である。
ひーっと泣き喚く源之助を腕に抱え、ポンポンと背中を撫でてやりながら、ルドラはこれ以上ない甘い眼差しで少年を見つめた。
それに含まれる淫靡な香り。雄の劣情と支配欲を伴う優しさに、源之助は気付かない。
「泣いてもよろしいのですよ、グエン様。沢山泣いて、気持ちを落ち着けてくださいませ。ずっと抱きしめて差し上げますから」
泣く子供をあやすシチュはルドラの大好物。ぐすぐすと鼻を鳴らしてすがる少年が身震いするほど愛しくて、彼は腕の中にすっぽりと源之助を抱き込んだ。
「いや、もう…… こんなに泣かせ甲斐のある嫁は滅多にお眼にかかれないよ? はあ……心臓が痛い。愛しくて胸が痛くなるって、ホントに起きるんだねぇ?」
トロンっと顔を緩ませつつ、零れ落ちる涙を舌で舐め取ってやるマーリン。
……そんな歪んだ愛情、要らんわぁぁーっ!!
『いりまっせ? 歪んでようが何でもよろしおま。あんたさんに、たっぷりと愛情満ち満ちな精を注いでくれはるなら』
……他人事だと思ってぇぇーっ!!
新たな性癖の扉を抉じ開けられ、羞恥で悶絶する源之助だが、マーリンが来た時はともかく、普段のルドラは午前中だけしかトレーニングをしない。
延々と続けられるような錯覚に陥っていた源之助も、終わりが決まっているなら、幾らかの余裕が持てた。
死ぬほど恥ずかしいことに変わりはないが。
「ほら、出してください? 王子がみえた時、ちゃんと自ら披露出来るようにならないと……」
毎日、幼児スタイルで失禁を強要される少年。そんなに凝視されていては、出るモノも出ない。
「無理ぃぃ…… やめよう? ……ね?」
上目遣いでルドラに懇願するが、そんなものルドラの劣情を煽る良い燃料である。ふ…っと邪な光が彼の目に一閃した。
「仕方がないですねぇ。わたくしに出して欲しいということですか?」
「え?」
ルドラは細いプジーを手にして、優美な笑みを浮かべる。
「そうやって駄々をこねるのは、わたくしの手で出して欲しいからでしょう? 本当に甘えん坊な御嫁様ですねぇ……」
……違えぇぇーっ! 曲解ばっかすんのも、この世界の男のデフォかぁぁーっ!
『……これまた返す言葉がござんせんな。デフォです。……というか、全力で可愛がっている嫁に、嫌われてると思う伴侶はおらしまへんえ? 嫌がる=お強請り、あるいは誘われてるの図式ですなぁ』
……そんな図式、燃やしてしまえぇぇーっ!
本気で仕方なさげに笑うルドラ。そんな彼に例の赤ん坊プレイ用な玩具で拘束され、源之助は無理やり失禁させられた。
「王子にはナイショですよ? こんな甘やかししていることは…… もう…… グエン様が可愛らし過ぎて、ついつい甘やかしてしまいますねぇ」
強制お漏らしで力なく震える源之助の一物。
それにゴクリと喉を鳴らし、汚れたままな幼い御立派様にルドラはむしゃぶりついた。
……ーーーーーっ! 舐めっ? やっ、ちょっとぉぉーっ! 汚いってぇぇーーっ!!
むちゅむちゅ口に含みつつ、その全体に舌を這わせて、ルドラは恍惚と呟く。
「ぅ……はあぁぁ、すごい、グエン様の匂いがします。……もっと味わわせてくださいませ」
……やめろおぉぉーっ! 変なこと言うなぁぁーっ!
しかし身体は正直で、与えられる愉悦を拾いまくり勝手に高まっていく。
こうして新たな性癖に染められててしまう少年の快感に同調し、神も震えるような吐息を漏らした。
《そう…… こういうのも好きなんだね? 君ぃぃっ! あう……っ!》
源之助から送られてくる精を放ちつつ、神の脳裏は少年の嬌態で一杯だった。
『……ほんに、誑しやなぁ…… 神様まで本気にさせてん。……くわばら、くわばら』
そんなこんなが起きているとも知らず、午前中の嵐を乗り越えた源之助は、いつものようにルドラの御膝で微睡む。
……キッツいけど。……まあ、ルドラは優しいから。やることも知れてるし、これは、これで。
酷いことの基本がリヒャルトの拷問のような凌辱の源之助。
あれと比べたら、誰だって優しい部類に入ってしまうということに、未だ思い至らないお間抜けさんだった。
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