54 / 102
理不尽な調教 4
しおりを挟む「ひ……っ! あ……っ! や、やらしい身体ですぅっ! ごめんなさい、ごめんなさいっ!」
「……そうだな? 悪い子だ」
「ごめんなさい、ごめんなさい…… うく……っ」
うつ伏せて泣く源之助の髪を掴んで顔を上げさせ、ナイジェルは耳元で舐めるよう囁いた。
「こんなに尻を揺らして。男を加え込みたくて仕方ないんだろ? そういうのを何て呼ぶか知ってっか? い・ん・ら・ん。あるいは色情狂。色狂いって奴だ。お前はソレだよな?」
「ふ……っ、……はい、ぼ、僕は淫乱……です」
実際、その通りだった。神に寵愛されている理由は、源之助が男達を誑かして精を注いでもらうため。
それに適した身体にされてしまった少年は、まごうことなく淫乱である。
「だなあ? 嬉しくて仕方ないもんな? コレがさ? しょうがねぇから掘ってやってんだよ? 優しいだろ、俺。感謝は?」
ばちゅんっと深く穿たれ、源之助の呼吸が止まる。イっても送れる精がないのだ。出してもらえることを渇望する少年は、ナイジェルの言いなりに仕込まれていく。
「あ、ありがとうございますっ! ほ…っ、掘ってくださって……っ、こんな淫乱にお情けをくださって、ありがとうございますぅぅっ!!」
「おーし、少しは形になってきたな? 中にブチまけて欲しいか? なあ?」
興奮気味に上ずってきたナイジェルの声。ぎゅんぎゅん疼きまくる腹の奥が、もう少しだと源之助を誘惑した。
彼の望むだろう言葉。悦ばせる言葉。それを選んで、淫らなことを乞う少年。
「お願い……し…ますっ!ブチまけ…て…くださ…い……っ! 一杯……っ! この色狂いに…お情けを……っ! ……っっ、あああっ?!」
ふうぅぅっと猛獣のように息を詰め、ナイジェルが激しく腰を衝き上げる。最奥を狙ってガンガン穿つ剛直が、体内の柔肉を巻き込んで暴れ回った。
「ふ…っ、ぐぅ……っ! あっ、っ! ~~~~~~~っっ!!」
がくがく痙攣して突っ伏す源之助。ぎゅううぅっと硬直した少年の身体に、根本から一物を引き絞られ、ナイジェルもまた爆発した。
何度も出し入れして熱く蕩けた中を愉しみ、たっぷり注いでから彼は満足気に嗤う。
「すっげぇ、きゅんきゅんしてんな? おら、感謝は?」
「あ、ありが……とぅ……ご…… うれ、嬉しい……っ」
感極まり溢れる涙。眼を見開いて随喜の涙に溺れる子供の色気に当てられ、ナイジェルは立て続けに精を注いでやった。
アレコレ体位を変えながら本気を出したナイジェルに思うがまま貪られ、歓喜に震える源之助。
「は…っ! コレがそんなに欲しかったのかよ? 可愛いなあ? お前。素直だし、覚えも良い。成人まで使い倒したら売っ払おうかと思ってたんだけどよぉ? ……おい?」
切実に望んだモノで満たされ、いつの間にか意識を手放していた少年。
涙眼を裏返し、気絶する少年の唇を伝う透明な筋。その淫らな煌めきに舌を這わせ、ナイジェルは不機嫌そうに眉を跳ね上げた。
「……っ? ーーーーっ!? きゃーっ!!」
「おう、起きたか。御主人様に可愛がられてる最中に気絶するとか? まだ躾けを始めたばっかだから大目にみてやっけどよぉ。……今後は許さねぇぞ?」
激痛に見舞われて強制的に目覚めさせられた源之助は、自分が大の字で鎖に拘束され、突っ込まれていることに気付いた。
体内で脈打つ太い一物。しかし、それ以上に存在感を主張するのは、自分の一物の中に感じる異物だった。
「な、なに……?」
「……仕置きだ。泣け」
そういうと不均等に口角を歪め、ナイジェルの手がおっ勃つ源之助の一物を握り締める。
そして内部に差し込んだ玩具を激しく動かした。
「ひぎ…っ?! いいぃぃぃっっ?!」
敏感な粘膜を擦り上げる凶暴な玩具。みちみちと音をたてて無理やり広げられた尿道が、激痛に悲鳴を上げる。
チューリップの茎のように太く長い玩具は、源之助の膀胱まで届き、手酷く掻き回していた。
「ここも慣れたら気持ち悦くなるんだけどな? 初めては何でも痛いもんだ。仕置きにちょうど良いだろ? ほら、泣けよ。あ?」
愉しげに玩具を動かすナイジェル。それに悶絶させられ、源之助の喉から悲痛な叫びが響き渡る。
……痛いっ、痛いっ! 死んじゃうぅぅーーっ!!
死物狂いで身悶え、少年の絶叫で波打つ滑らかな腹の上に、ふと一枚のコインが現れた。
「? なんだ?」
突然、眼の前に出現したコインを訝り、それを手にしたナイジェルは首を捻る。
見たことないコインだが、ただの金貨だ。盗賊の頭であるナイジェルの興味を引くほどのモノではない。
ぽいっと妙なコインを床に投げ捨て、彼はお愉しみを続けようとした。
泣きすぎ、叫びすぎて、もはや意識を保つのも難しい源之助。その脳内に聞き慣れた声が響く。
『勝者、源之助! リバースが発動しまっ!!』
……え?
拷問のような責め苦に喘いでいた少年は、床で煌めくコフィンを見た。それは表面でキラキラ転がっている。
「……グエン?」
夢に浮かされたような顔のナイジェルが源之助を見つめる。そして、少年を抱きしめるように覆いかぶさってきた。
とろんっと潤んだ優しい瞳。先程までヤバいくらい源之助を虐め抜いていた人間とは思えない。
『今のこん人は、あんさんの言いなりや。意趣返ししたり~な』
……意趣返し? いや、もう。疲れ……た…よ。
「ナイ……ジェル。……これ、外して?」
「ああ……」
四肢を戒める鎖を外し、ナイジェルは源之助を泣き叫ばせた玩具も抜いてくれる。
「グエン……?」
何かを求めるように少年を抱きしめ、お互いに裸のまま、二人はベッドに横たわった。
「……眠い。寝ても良い?」
「ああ」
ちゅっ、ちゅと少年の顔にキスを落とし、ナイジェルは腕枕をするように源之助を横抱きで抱える。
その温かな胸に顔を埋め、源之助は襲い来る睡魔に身を委ねた。
静かな寝息をたてて眠る二人が風邪などひかぬように、コフィンは部屋の温度を魔法で上げる。
『……善人でんなあ? あんな目に遭ったのに仕返し一つせんとは』
コフィンは自身の出す面を操れる。普段はしないが、今回は源之助の窮地だと察し、遠慮なくそのイカサマ性を発揮した。
翌日、いつの間にか寝てしまったと思ったらしいナイジェルは、天使の寝顔な子供を抱えて、仲間に放り投げた。
頭が味見した後は、仲間のお愉しみだ。
群がる男達に寝ている所を叩き起こされ、何十人もを受け入れながら可愛がられる源之助。
挿れて注がれ、イかされ泣かされ、彼の毎日は変わらない。それでも、その日々が快楽に満たされ穏やかであるよう、今日も心を配るコフィンである。
16
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
僕が玩具になった理由
Me-ya
BL
🈲R指定🈯
「俺のペットにしてやるよ」
眞司は僕を見下ろしながらそう言った。
🈲R指定🔞
※この作品はフィクションです。
実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所が分からなくなってしまいました😨
ので、ここで新しく書き直します…。
(他の場所でも、1カ所書いていますが…)
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
学校の脇の図書館
理科準備室
BL
図書係で本の好きな男の子の「ぼく」が授業中、学級文庫の本を貸し出している最中にうんこがしたくなります。でも学校でうんこするとからかわれるのが怖くて必死に我慢します。それで何とか終わりの会までは我慢できましたが、もう家までは我慢できそうもありません。そこで思いついたのは学校脇にある市立図書館でうんこすることでした。でも、学校と違って市立図書館には中高生のおにいさん・おねえさんやおじいさんなどいろいろな人が・・・・。「けしごむ」さんからいただいたイラスト入り。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結済】憧れの隊長が変態だっただけの話
うらひと
BL
騎士隊長×騎士
ずっと憧れていた隊長みたいな騎士になりたくて入団試験を受けたレーン。合格したのは良かったものの身体が細くて隊長と2人だけで特訓をする事に…
少しずつ特訓をこなせるようになっていくが、隊長がおかしい事にも気がついて…。18Rには※がついています。
ムーン様でも掲載。全10話で完結。
異世界の皆さんが優しすぎる。
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
ファンタジー
★書籍化部分は非公開になっております★
間宮遥(マミヤハルカ)は大学卒業を控え、就職も決まった10月に、うっかり川で溺れてる子供を助けて死んでしまったが、気がついたら異世界の森の中。妖精さんにチート増量してもらったので今度こそしぶとく生き抜こうと心に決めた。
しかし、ご飯大好きスイーツ大好きの主人公が暮らすには、塩と砂糖とハチミツがメインの調味料の国とか、無理ゲーであった。
お気楽な主人公が調味料を作り出し、商売人として知らない間に大金持ちになったり、獣人や精霊さん等と暮らしつつ、好かれたり絡まれたり揉め事に巻き込まれたりしつつスローライフを求めるお話。
とにかく飯とスイーツの話がわっさわっさ出てきて恋愛話がちっとも進みません(笑)
処女作でございます。挿し絵も始めましたが時間がなかなか取れずに入ったり入らなかったり。文章優先です。絵も作品と同じくゆるい系です。おじいちゃんのパンツ位ゆるゆるです。
基本的にゆるく話は進んでおりましたが完結致しました。全181話。
なろうでも掲載中。
恋愛も出ますが基本はファンタジーのためカテゴリはファンタジーで。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる