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 理不尽な調教 3

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「うく……っ、う……っ、ふぇぇ……ん」

「えらく佳がってたな? 気持ち悦かっただろう? あ? この淫乱が」

 犬達の涎でベタベタな少年の顔を横から撫で回し、ナイジェルは泣き濡れる獲物の嬌態に背筋をゾクゾクさせる。
 こうして畜生にもて遊ばせると、大抵の人間は心を挫かれた。犬にイかされ、感じてしまった己を恥じ、二度と犬に遊ばれないよう、必死でナイジェルにすがりつく。
 もし、これで折れなくば、次は本物の獣姦の出番だ。
 さっきのイヌよりもずっと大きい魔物犬による蹂躙。人間の一物より長く太い一物を捩じ込ませ、折れるまで犬にヤらせる。
 さすがにこれをされると、どんなに意思の強い人間でも秒で折れた。想像を絶する激痛だ。しかも、それが愉悦に変わるまで、彼は獲物を徹底的に調教する。

 己の調教した魔物に、強情な獲物をもて遊ばせるプレイ。これがナイジェルは殊の外好きだった。

 高慢で気が強い獲物ほど、嬲り甲斐があって愉しい。

 ……犬に掘られた時の、あの絶望的な顔。堪んねぇよなあ。従順な雌犬に仕込めば、好きモノが高く買ってくれるしよ。

 ナイジェルの趣味と実益を兼ねた雌犬調教。

 まだ子供な源之助にそこまでしようとは思わないが、いずれ試してみたいと、ナイジェルは少年を猛禽類のごとき眼差しで見下ろした。

「汚れを落としてやる。少し我慢しろ」

 そう言いつつ、彼は用意してあったバケツの水を源之助にブチまける。ベットに敷かれた薄いマットはネット状。水をまいても通過する。
 びしょ濡れになった少年を丁寧に布で拭ってやり、ナイジェルは、また水をブチまけた。
 何度かそれを繰り返すと、源之助の身体から生臭い涎が落とされ小綺麗になる。汚れた水は、ベッドの下の排水口に全て流れていった。
 そういう調教のための部屋だ。至れり尽くせりに色々揃っている。

「さあて…… どうしてくれようか? どうされたい? なあ?」

 びしょ濡れな少年の身体から軽く水分を拭いつつ、ナイジェルがクスクスと嗤う。
 散々、雌犬達にイかされた源之助は、限界を越えていた。血液が逆流するかのように凄まじい愉悦が駆け回り、暴れ狂う。
 早く種付けされろと甘イキが止まらず、びくびく痙攣する細い肢体。腹の底からうねる疼きを止めたくて、源之助はナイジェルを切なく見上げた。
 情欲が満ちて蕩けた、その眼差しに、ナイジェルの股間も反応する。

「して……っ? 挿れて……っ、僕に出……しっ、てっ?!」

 ……なんで疑問系なんだよ。

 されたいと強請る子供の煽情的なことよ。

 軽い目眩を覚えながら、ナイジェルは源之助を静かに見つめた。

「挿れて欲しいか? なあ?」

「……欲しいよ。たくさん……出して? 僕の中を……ぐちゃぐちゃに……っ、ひいっ?!」

 ……だから、なんで疑問系なんだよっ!

 ナイジェルは少年の尻を抱えあげ、その熟れた蕾に太い漏斗を差し込む。そして上から垂らすように水を注いだ。
 渦を巻きながら呑み込まれる大量の水。それが腹の中を満たしていく感触に、源之助は酷く驚いた。
  
 ……冷たっ! ……え?

「なにっ? なにしてっ?」

「洗浄。雌犬の涎だらけな孔に挿れられっか。ほら、出せ」

 たっぷりと水を入れた孔から漏斗を引き抜き、ナイジェルは少年の脚の間に顔を出して、両手の人差し指と中指を深々捩じ込む。そしてぐっと左右に孔を広げた。

 ……これってっ! 強制排泄っ?!

 うわああぁぁっと凄まじい羞恥に、鳥肌まで立てて身悶えた源之助だが、その予想に反して中から出てきたのは水だけだった。

「……なんだよ、腹に溜めてなかったのかよ。面白くねぇな」

 たぱたぱと滴る透明な水に舌打ちし、ナイジェルは軽く腹を押して体内の水を出させる。
 破れるかと思うほど心臓をバグバグさせ、何も出ていないと知った源之助は、信じられないほどの安堵に胸を撫で下ろした。

 ……よ、良かったの……か? でも、なんで……?

『最奥を神様が開いたからどす。不浄は清められ、消されますのや』

 コフィンの説明で、ふと源之助も気がついた。
 ここしばらく、大きい方をしていなかったことに。
 四六時中突っ込まれていた少年は、それに慣らされ、本来の用途に使われていなかったことなど、全く気づかなかったのだ。

 ……便利? そうだ、便利になったと思おう。おかげで今も辱めを受けずに済んだし?

『せやせや。何でも気の持ちようでっせ?』

 またもや何度も中を洗われ、ようやく源之助は渇望したモノを頂けた。



「うぉ……っ! なんだ、この身体……っ!」

 案の定、ナイジェルも神の恩寵に溺れる。
 しかも彼は獲物をいたぶることに長けた調教師だ。言葉や愛撫で徹底的に熱く昂らされ、源之助は涙目だった。

「めっちゃうねってんな? すげぇやらしい身体ぁ。コレか? コレに掘られて嬉しい? 言えよ、ほらっ」

 ぱぁんっと尻を叩きつつ、ナイジェルは浅く深く緩急つけて少年の中を掻き回す。放たれる精よりイかされる方が多くて、源之助の中が鎮まらない。

 ……ふぐぅぅっ! もっと…… もっと出してよぉぉっ!

「嬉し…っ、もっと…… ひぁんっ!!」

「違ぇだろ? ちゃんとお願いしろや。掘ってくださいって。やらしい身体で、ごめんなさいって。お情けが欲しけりゃ、腰振って強請れや、こらっ!」

 四つん這いなまま激しく衝き上げられる源之助の尻たぶが、ナイジェルの容赦無い平手で大きく震えた。
 そんな刺激ですら心地好い快感に変わり、イってしまう少年。

 調教の夜は始まったばかりである。
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