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理不尽な接待 6
しおりを挟む「おお…… よくイくし、よく呑むのう。良い身体だ」
妃らに源之助を責め立てさせ、ロベルトは恍惚とした顔で妖しげな濡れ場を鑑賞する。
小さな子供が大人たちに蹂躙される様は淫らの一言。仄かに香る香油を全身に塗りたくられ、少年の柔らかな肌が桜色に火照る。
そこに散らされた真っ赤な花びらも扇情的で、泣き濡れる少年を淫靡に彩っていた。
男にとって夢のような光景に、ロベルトはイキり勃つ己の御立派様を無意識に撫で回す。
……まだだ、まだ出してはならん。あの可愛らしいお尻が溢れ、ひくひく痙攣するまでは。
王侯貴族は、こういった興を愉しむ傾向が強い。
酒池肉林で己の興奮を最骨頂にまで高め、熱くドロドロになった精を、妃にぶち込むのだ。そうした精の方が非常に濃く、妃に卵を授けやすいと王族には伝わっていた。
ただの迷信でしかないものの、この世界ではあながち間違ってもいない。
神の欲する、愛情たっぷりな精。それを意図的に作り上げていることにもなるからだ。
しかも妃達による輪姦で、たらふく精を注がれた身体だ。神に届く蜜も多く、結果として卵を得やすい身体になる。
源之助が精を溢れさすのを、今か今かと待ちわびるロベルト。
しかし、神の寵愛を受ける少年は、貪欲に精を呑み込むだけで、一向に溢れさせない。
「……はあ、はあ。……もっ、出ません」
「私もです……っ! んくっ、この方、凄すぎる……」
「七人ですよ? 七人の精を何度注いでも溢れないなんて……… これは、期待出来ませんか? 殿下」
またもや先にギブアップしたのは相手の方。
ヤられまくってトロトロな源之助はイき過ぎて放心状態だ。喉でイかされ、乳首や陰茎でイかされ、最奥をぐちゃぐちゃにしつつ爆発するような愉悦に呑み込まれ、さらにはイくたびに叩きつけられる神の絶頂。
実は、この神のカウンターパンチに浸るのが一番、ヤバい。
神が絶頂するたび、神の手によって抉じ開けられた性感帯全てが、一気に弾け飛ぶのだ。
目の裏どころが、全身を駆け巡る夥しい火花。それが収まるまでイきっぱなしな源之助は、激しく痙攣して声も出せないほど打ち震える。
そんな少年の身体に絡みつかれ吸い込まれる妃達の御立派様が一番の被害者かもしれない。
それこそ文字通り根本から先端まで淫らに蠢く柔肉に搾り取られ、歴戦の華達も夢のような快感でトロトロだった。
中には横たわって股間を押さえ、ぴくぴくと悶絶している妃もいる。
「~~~~~~っ、疼きがぁぁぁ……っ! も、死ぬぅぅ……っ」
「……分かります、ひくひくしてしまいますよね? あ、まだ……、出したい……っ!」
神の寵児を求める催淫効果。
挿れて出したい、果てたいという強い欲求を男達に起こさせる源之助の身体は、味わったモノに僅かな中毒性を持たせるようになっていた。
『……出来てきましたなぁ。神樣の花嫁が』
《コフィン、黙りなさい》
突然響いた誰かの声。
それに驚き、コフィンは口をつぐむ。
そして酒池肉林の狂乱に天上界で満足げな顔の神は、たっぶりと溜まった精の泉に眼を蕩けさせた。
《ほんと…… 素晴らしい出来だね、少年。男を誘う催淫効果が発するまで、まだまだかかると思っていたけど。……ふふ、彼は逸材だったかもしれないな》
眼を閉じれば浮かぶ、今の源之助の状況。
「はひっ! ひああぁぁんっ!!」
幽鬼のように群がる妃や王子。とろんと意識を混濁させ、ただ、ただ、源之助の中を衝き上げ、掻き回し、精を迸らせる。
どんどんボルテージを上げていく酒池肉林。そこに王子も加わり、少年を貪り食らうケダモノら。
源之助は今にも遠のきそうな意識を必死に手繰り寄せ、力なく揺さぶられるだけだった。
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