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理不尽な王子 2
しおりを挟む「待って、待ってっ、……う、……やだあ、やめてぇっ?」
リドルに後ろから抱き込まれ、源之助は両膝を大きく開かされる。いやいやと恥ずかしがる少年を見つめ、ダンが興奮ぎみな吐息を吐いた。
「可愛いと思ってはいたけど…… ベッドじゃさらに可愛いんだな。恥ずかしいのか? うわ……、やべぇ、勃っちまったよ」
「分かる、恥ずかしがるなんて、すごい箱入りだったに違いないよ。普通なら、小遣い弾めばヤらせてくれるもんな」
………どーゆーっ!! 乱れすぎだろう、この世界ぃぃーっ!!
じっくり這い回る複数の手。それぞれが源之助の悦い処を刺激して、股間が否応なく反応してしまう。
おずおずと勃ちあがる幼い陰茎を見て、ダンが幸せそうに破顔した。
「気持ち悦いのか。素直だな? 良い子だぁ……」
うっとり恍惚と呟く大の大人。その夢心地な雰囲気に、源之助は腹の底が疼くのを感じる。
……やべ。また。これだ。
男の劣情を察するとソレを欲しがり、身体の奥深くが暴れだす。深々と貫き、注いでくれと、淫らに開発された身体が、あさましく叫ぶのだ。
『ソレ目的で送った人間ですよって。当たり前じゃござんせんか』
……喧しわぁぁーっ! それもこれも、あのエロ神のせいだぁぁーっ!
心の中でコフィンや神を毒づいている間に、リドルは源之助の乳首を弄りながら首筋に噛みつき、ダンは大きく広げられた少年の股間に顔を埋めていた。
「やっ、だめだって! 二人がかりなんて、無理ぃぃっ!」
噛みつきながら笑うリドル。彼は、むちゅむちゅと吸い付き、源之助の首筋に噛み跡や鬱血を残し、淫らに染めていく。
ダンも少年のモノにむしゃぶりつきながら、その奥で震える蕾を指で広げていた。
「こんなに固く尖らして…… 駄目なんて殺生な。虐めて欲しいんだろ? ほら」
きゅううぅぅっと強く乳首を捩じ上げられて、源之助が背を仰け反らせる。
「ひぎぃぃ……っ! イ…ぃぃっ、ふあっ!」
身体の奥がきゅんきゅん疼き、思わず強張る源之助の中を抉じ開けつつ、ダンが笑いながら小さな御立派様の裏を舐め上げた。
「ふはっ、正直な身体だなあ。中がすごい締まったよ? トロトロで、俺の指が食い千切られそうだ」
「グエンは好き者でね。初花で佳がり狂って失神するくらい初心なんだ。すごい恥ずかしがってねぇ。それが、もっと奥にとか欲しがって、欲しがって。……可愛かったなぁ」
「初花? おい、その話、もっと詳しくっ!!」
……人のモノ咥えながら喋るんじゃねぇーーーっ!! あっ! ……くあぁぁっ! イ、イくぅぅっ!!
二人がかりの責めに悶絶する源之助。
伴侶が二人に増え、注がれる精も倍加する。疲労困憊で嬲られる少年の中から精を採取し、喜びの舞を踊る神がいたのをコフィンだけが知っていた。
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