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 理不尽な転生 14

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「ひあっ! も……っ、死にゅ……っ!」

「ふふ、光栄だね。死ぬほど気持ち悦いってことでしょ? もっと可愛がってあげるよ?」

 ……そうだけど、そうじゃなくぅぅぅっ!! ひいいぃぃーっ!!

 腰を持ち上げて四つん這いにされ、源之助はリドルにされるがまま揺すぶられていた。手加減を放り投げたリドルは貪欲で、甘イキに震える少年を本イキにまで追い詰めていく。
 腹が変形するほど突き上げる彼の凶器。それが体内の悦い処を暴きまくり、源之助は呼吸すらさせてもらえない。

「ひゃ……っ、らめ……っ、ひゃ…め……っ、~~~~~~っ!!」

「またイった? ほんと、悦い身体をしているな。中も熟れてトロトロなのに、ぎっちり締め付けてきて……っ、くあ……っ!」

 リドルが低く呻いて源之助を抱きしめる。ガンガン打ち据えられる彼の腰が、一際強く叩きつけられた時、少年をイかすと同時にリドルのモノも爆発した。
 体内奥深くに広がる熱い何か。注がれたと分かるほど大量の精に、源之助は信じられないような面持ちで喘いでいた。

 ……がっ、苦し……っ、こんなに出るもんなのかぁぁ? 可怪しいだろぉぉぉーっ!

 そう、可怪しい。

 リシャールの人間は湯水のごとく精を放つ。それこそ、地球のエロ漫画のように。新たな魂の原料にそれを必要とする神の都合だ。
 リシャールの人間は男性のみなので子供を作れない。そのため、子供の核となる卵を神が与える。その卵に己の血を足して、遺伝子的にも実の子を得るリシャールの繁殖事情。
 おかげで、神は源之助のような生きた採取瓶を必要とするのだ。卵の原料を得るために。幸い、地球には同性愛者が多い。それを狙って、リシャールに招いていた神である。

 たまたまノン気だった源之助が招かれたのは神の手違い。

 たぷたぷと音が聞こえそうなほど精を注がれ、苦悶に歪む源之助を遥か高みから眺める神。その顔は非常に嬉しそうだ。

《良いね、良いね。沢山注がれてくれたね。よし、採取完了。まだまだ絞ってくれよ? 少年♪》

 ひどく良い笑顔の神がいたとも知らず、ふっと苦しさの消えた源之助は、続く愉悦に叩きつけられ悶絶する。

「~~~~~っ!! ……っ、はあっ! はーっ、はーっ! んぐ……っ、あっ? やだ、やあぁぁっ!」

 もはや何度注がれたかも分からない。

 昼に連れ込まれたはずのリドルの部屋の窓は暗く、とっぷりと暮れていた。

 ……何時間、盛ってんだよぉぉぉっ!! うあっ! またぁぁぁーっ?!

 神の都合で絶倫、大量吐精なリシャールの人々。

 その凄まじさを身体に叩き込まれつつ、ようよう源之助の初めてが終わろうとしていた。
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