ただのメイド...でした

楼雫

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診察

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「それじゃぁ今度は喉をあーってしてみてねん」

......私は今、ふとマッチョのおネエさん??に診察されています。


「ルイどうだ??」

「んー、暫くは安静にしないどダメね」

「分かった」

「ねぇねぇー君の名前教えて??」

おネエさん…慎さんとルイさんが話していると乙女ゲー...潤さんに話しかけられた

...どうしよう

「その前に自己紹介だね!僕の名前は神美咲潤!神美咲組若頭をやってるよ!ちなみにあっちの細いお兄さんは羽八木ルイ!僕の右腕の若頭補佐ね!そして太いお兄さんは藍革慎!女口調だけどお兄さんだよ!」

「(コクコク)」

「ちなみに潤兄さんって呼んでねぇ!」

「(コクコク)」

潤さん…潤兄はテンションが少し高い

「それじゃぁ君の名前を教えて!」

...目がキラキラしてる…

「...... 」

口を閉じて開けて閉じる

「...(パクパク)」
 
出そうとしたけど出ない

やっぱり出なくなってる?精神的ショックかな?一様今世の記憶があるから前から出ないのは知ってる……けど元から出ないのかは分からないどうしよう…

「もしかして、声出ない?」

「!(コクコクコク)」

潤兄が真剣な顔で尋ねてくる

「慎!ルイ!こっち来て!!」

「どうしたのよ?」

「どうした?」

「声出してみて?」

向こうで話していた2人をベットの前に呼んだ

「(コク)……(パクパクパクパク)」

「!ちょっとごめんなさいね、もう一度喉を開けてくれる?」

「(コク)」

ひとつ頷いて口を大きく開ける

「どう?慎」

「どうだ?慎」

喉を見るのは終わったらしく、潤兄とルイ兄が話しかける


私も知りたい、そう思って向こうに行こうとした慎兄の服を掴む

「知りたいの?」

「(コクコク)」

「分かったわ」

知りたいって頷いたら、優しく頭を撫でてくれた

「喉は少し炎症しているだけで問題は無いわ、声がてないのは精神的ショックが大きいと思うわ」

「そうか」

「慎、どうしたら声が出るようになるかな?」

「分からないわ、まだ小さいから大人が解決できることが少ないの、だから自分から出したいと思う時じゃないと出ないと思うわ」

...やっぱり精神的ショックが大きいんだ








えー、前世を取り戻したと思ったら、声が出なくなりました。


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