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5歳
17 準備が終わりました
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あの後、全力ダッシュで何とか間に合ったものの…師匠から書類を倍にされました。理不尽です!!!
―――――――――――――――――
「お嬢様、準備は終わりましたでしょうか?」
私の侍女のリーナが聞いてきた
「えぇ、もうすぐ終わりそうよ」
リーナは元々伯爵家の娘だったが、親から嫌われ売られてしまったらしい。
たまたま私がリンくんに頼み闇商売の奴隷商人を調べていた所発見。リーナの協力の元、奴隷商人を壊滅できた……その後リーナは私に忠誠を誓ってくれて私の専属侍女になった。
「お嬢様、リンから知らせが来ました」
「何かしら?」
「どうやらヘルツが戻ってきたようです。」
「ほんと!それは良かったわ」
ヘルツが私の留学先、日元国から戻ってきたようです。
「よし!準備が終わったわ!これをリンくんに運んで貰いましょ」
「はい、お嬢様」
――――――――――――――
「ヘルツ、シン」
「はい」
「...」
2人をもう家具しか残っていない私の部屋に呼び出した。
...相変わらずヘルツは気配とともに後ろから現れ……シンは欠伸をしている
「ヘルツ、シン座ってください。」
お茶とお菓子を出しながら席を進める
「お言葉に甘えて」
「やったすね!美味しそ~ぉ!」
暫く雑談をしながらお茶をする。
「それでヘルツ。日元国はどうでした?」
「平和でしたね。特に日本のマフィア…極道というマフィアが印象的でした。」
「そうですか……学校はどのような感じでしたか??」
「学校ですか....」
ヘルツに学校について聞くと少々苦い顔をして言い淀んでいる……
「大丈夫です、ありのままを話してください。」
笑いかけながら話しを促した
「まず.........」
「...そうですか。少々向こうに行ったら様子を見た方が良さそうですね」
ヘルツからの話をまとめると...
⚪︎上はまとも。主に生徒会や理事会
⚪︎学生同士の仲は比較的良好
⚪︎派閥が存在する
⚪︎学生同士の差別が少しある
⚪︎極道や財閥(お金持ち)が多いので庶民は少し肩身が狭い
⚪︎学生が、先生に賄賂などを使い成績などを誤魔化す
⚪︎先生が生徒に手を出している
なんというか、1部の生徒と先生は頭がおかしいのかなぁ?
生徒会、理事会が無事なだけマシね…
派閥争いはないようだけれど……これは様子見になりそう。
「ありがとう。ヘルツ」
「いえ」
「......シン。いつまで食べているのですか!とう言うかケーキ何個目ですか!?」
「モゴモゴ……ゴックン...4個目っすね!ちょー美味いっす!!」
......食べ過ぎです
ヘルツが、呆れていますよ
「はぁ、何個か包んでもらうのでそれ以上はダメですよ」
「マジっすか!あざっす!ルナ様!!分かったっす!」
「それで、内政部署や近衛騎士、騎士団には次期ボスの顔はバレていませんか?」
「大丈夫っすよ!義妹のリリーナ様は表に出ているので、噂にはなってるっすね、ルナ様はえーと、曰く病弱だとか、曰く引きこもっている、曰くボスが可愛がりすぎて表に出してくれないだとか、曰くボスに嫌われているから表に出ないとか...ですかね」
結構な言われようですね...
「留学の話は漏れていますか?」
「漏れてないっすよ。逆にボスになるために見聞を広めにいろんな場所に行っているって噂を流したので、その噂が定着してるっす。」
私……まだ5歳なんですけどね。まぁ後少しで6歳ですが...
「そうですか。ありがとうごさいます……これケーキです。ヘルツもどうぞ」
リーナが包んでくれたケーキを2人に渡す
「ありがとうごさいます」
「おぉ!!あざっす!ルナ様」
「それではまた明日車の中で会いましょうね」
2人には車の運転主と侍従として同行してもらう...
「はい」
「はいっす!」
...やっぱり気配とともに消えていく……なんでしたっけ?前の世界のCG?とか映画?とかみたいです。
さすが異世界...前の世界と似ているので少々複雑です。
そろそろ内政部署に行きますか!では内政部署のティーナ最後のお勤め頑張ります!!
―――――――――――――――――
「お嬢様、準備は終わりましたでしょうか?」
私の侍女のリーナが聞いてきた
「えぇ、もうすぐ終わりそうよ」
リーナは元々伯爵家の娘だったが、親から嫌われ売られてしまったらしい。
たまたま私がリンくんに頼み闇商売の奴隷商人を調べていた所発見。リーナの協力の元、奴隷商人を壊滅できた……その後リーナは私に忠誠を誓ってくれて私の専属侍女になった。
「お嬢様、リンから知らせが来ました」
「何かしら?」
「どうやらヘルツが戻ってきたようです。」
「ほんと!それは良かったわ」
ヘルツが私の留学先、日元国から戻ってきたようです。
「よし!準備が終わったわ!これをリンくんに運んで貰いましょ」
「はい、お嬢様」
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「ヘルツ、シン」
「はい」
「...」
2人をもう家具しか残っていない私の部屋に呼び出した。
...相変わらずヘルツは気配とともに後ろから現れ……シンは欠伸をしている
「ヘルツ、シン座ってください。」
お茶とお菓子を出しながら席を進める
「お言葉に甘えて」
「やったすね!美味しそ~ぉ!」
暫く雑談をしながらお茶をする。
「それでヘルツ。日元国はどうでした?」
「平和でしたね。特に日本のマフィア…極道というマフィアが印象的でした。」
「そうですか……学校はどのような感じでしたか??」
「学校ですか....」
ヘルツに学校について聞くと少々苦い顔をして言い淀んでいる……
「大丈夫です、ありのままを話してください。」
笑いかけながら話しを促した
「まず.........」
「...そうですか。少々向こうに行ったら様子を見た方が良さそうですね」
ヘルツからの話をまとめると...
⚪︎上はまとも。主に生徒会や理事会
⚪︎学生同士の仲は比較的良好
⚪︎派閥が存在する
⚪︎学生同士の差別が少しある
⚪︎極道や財閥(お金持ち)が多いので庶民は少し肩身が狭い
⚪︎学生が、先生に賄賂などを使い成績などを誤魔化す
⚪︎先生が生徒に手を出している
なんというか、1部の生徒と先生は頭がおかしいのかなぁ?
生徒会、理事会が無事なだけマシね…
派閥争いはないようだけれど……これは様子見になりそう。
「ありがとう。ヘルツ」
「いえ」
「......シン。いつまで食べているのですか!とう言うかケーキ何個目ですか!?」
「モゴモゴ……ゴックン...4個目っすね!ちょー美味いっす!!」
......食べ過ぎです
ヘルツが、呆れていますよ
「はぁ、何個か包んでもらうのでそれ以上はダメですよ」
「マジっすか!あざっす!ルナ様!!分かったっす!」
「それで、内政部署や近衛騎士、騎士団には次期ボスの顔はバレていませんか?」
「大丈夫っすよ!義妹のリリーナ様は表に出ているので、噂にはなってるっすね、ルナ様はえーと、曰く病弱だとか、曰く引きこもっている、曰くボスが可愛がりすぎて表に出してくれないだとか、曰くボスに嫌われているから表に出ないとか...ですかね」
結構な言われようですね...
「留学の話は漏れていますか?」
「漏れてないっすよ。逆にボスになるために見聞を広めにいろんな場所に行っているって噂を流したので、その噂が定着してるっす。」
私……まだ5歳なんですけどね。まぁ後少しで6歳ですが...
「そうですか。ありがとうごさいます……これケーキです。ヘルツもどうぞ」
リーナが包んでくれたケーキを2人に渡す
「ありがとうごさいます」
「おぉ!!あざっす!ルナ様」
「それではまた明日車の中で会いましょうね」
2人には車の運転主と侍従として同行してもらう...
「はい」
「はいっす!」
...やっぱり気配とともに消えていく……なんでしたっけ?前の世界のCG?とか映画?とかみたいです。
さすが異世界...前の世界と似ているので少々複雑です。
そろそろ内政部署に行きますか!では内政部署のティーナ最後のお勤め頑張ります!!
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