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二章・色々な日々

秘天御剣流九頭竜線

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 七つの竜の玉を集めるマンガは順調に販売部数を伸ばし、その売れ行きを受けて短編読み切りマンガの依頼が来た。
 短編読み切りマンガは、無人島に漂着した人たちのサバイバルを題材にして欲しいと、編集者さんから指示が出た。
 しかし恋愛要素はない方向で。
 実は七つの竜の玉の話の連載の傍ら、恋愛マンガを書いて編集者さんに見てもらっていたのだけど、全部 没になっている。
 それが理由だろう。
 しくしく……
 それはともかく、無人島のサバイバルを題材に話を書くことになったわけだけど、今世でも前世でも島と名の付くところに言ったことがない。
 だから具体的なイメージがわいてこないのだ。
 と、いうわけで、島に取材に行くことにした。
 やはりマンガでも何でも、創作物は実際に取材するのが一番のアイデアを生み出す。
 とはいうものの、本当の無人島には行けないので、リゾート島に行くことにした。
 貴族などの保養地になっているリゾート島で、自然が溢れているが、高級ホテル等があるので、安全面では問題ない。
 でも、なんでファンタジーな世界なのに、ごく当然のようにリゾート島があるんだろう。


 それはさておき、取材に行くのは わたしだが、もちろん私一人だけではなく、護衛のツインメスゴリラも一緒。
 他に、一緒に行きたいと言ってきた二人がいる。
 中隊長さんと童貞オタク兄貴だ。
 中隊長さんは歓迎した。
 この前 中隊長さん、童貞オタク兄貴との勝負で頑張ってくれたから、このリゾートで良い雰囲気になったらキスぐらいはしても良いかなー、なんて思っちゃったり。
 エヘヘヘ。
 童貞オタクアホ兄貴は当然 来て欲しくなかったので断った。
 あの変態のことだ。
 島にいる間中、童貞を貰ってくれとうるさいに決まっている。
 だから断ったのだけど……


「なんでいるの?」
 貴族とかしか入れないリゾート島に来ると、出迎えてきたのは童貞オタク兄貴だった。
「これでも勇者でござる。顔パスで入れたでござるよ」
 中隊長さんはアホ兄貴を睨み付ける。
「貴様、この機に彼女に筆下ろししてもらうつもりだな。そうはさせないぞ。彼女に筆下ろししてもらうのは、この俺だ!」
「いいや! マイシスターに筆下ろしして貰うのは拙者でござる!」
「彼女が筆下ろしするのは俺だ!」
「拙者でござる!」
「俺だ!」
「拙者!」
 そして二人は わたしに眼を向けて、
「「どっち!?」」
「どっちも嫌ですよ。人前でなに大声で筆下ろしとか叫んでるんですか」
 周囲は何事かとギャラリーが集まっていた。


 さて、取材もあるけど、リゾート島に来たのだから まずは泳ぎとかで遊びたいのが人情というもの。
 だから わたしは水着に着替えた。
 レオタードタイプの物で、ローレグで露出度の低いおとなしめの物を選んだのに、なぜか中隊長さんは前屈みになって股間を押さえている。
「な、なんだこの興奮は? 見える部分は少ないのに、なぜか想像をかき立てられる……」
 とか言ってるし、童貞オタク兄貴も、
「巨乳スクール水着。素晴らしい」
 とか感激してるし。
 どうやら露出が低いのが、むしろマニアックな欲情を引き出してしまったようだ。
 わたしは中隊長さんに、
「あの、一回ホテルの部屋に戻って、溜まっている物を全部 抜いてきてください。なんか襲われそうで怖いので」
「い、いや。大丈夫だ。俺は騎士道において、たとえ想像でも君を汚したりはしない。克己の精神を貫いてみせる」
「そういう真面目な人間ほど、限界を超えると襲ってきたりするんですよ。
 わたしの水着姿をオカズにしていいですから、一度 出し切ってきてください」
 中隊長さんは愕然として、
「な、なんだと? 君の水着姿をオカズにシコっていいというのか?」
「はい」
 まあ、それぐらいは許そう。
「それは、君に筆下ろししてもらう時の予行演習と言っても過言ではないではないか!」
「過言です」
 なんか 童貞オタク兄貴に影響され始めてるなぁ。
 でもって その童貞オタク兄貴が、
「では拙者も、愛しのマイシスターに禁断の初体験をしてもらうのを想像しながら、シコッてくるでござる」
「あんたはダメ。あんたはこれで抜きなさい」
 私は制服美少女写真集を変態童貞オタク兄貴に投げつけた。
「な! なぜでござる!? その男はマイシスターをオカズにしてもいいのに なぜに拙者はダメでござるか?!」
「それはねぇ……」
 私は不自然なまでにとっても良い笑顔で、
「気持ち悪いから」
「ぐはぁ! 言葉のナイフが臓腑を抉る!」
 中隊長さんは勝ち誇った顔でアホ兄貴に、
「彼女をオカズにシコッても良いとの許しが出たのはこの俺! すなわち、このリゾートで筆下ろししてもらえる可能性が一番 高いのは、この俺のようだな!」
 変態オタク兄貴は中隊長さんを睨み付け、
「勝負でござる!」
「勝負だと?」
「剣で勝負して、勝った方がマイシスターをオカズにシコる権利を手にするでござる」
「勝負も何も、すでに彼女は俺にシコって欲しいと言ったのだ。貴様と勝負する必要などない」
「逃げるでござるか?!」
「に、逃げるだと? この俺が!?」
「勇者である拙者には勝てないと思い、適当な理由をつけて逃げて、一人でマイシスターをオカズにシコるつもりでござろう!」
「貴様、言って良いことと悪いことがあるぞ! 良いだろう! その勝負 受けて立つ!」
「拙者が!」
「俺が!」
「「彼女をオカズにシコる!!」」
 わたしは二人に、
「大声でシコるシコるって叫ばないでください。他の人もいるんですよ」
 海水浴場のここで何事かと、また大勢のギャラリーを集めていた。


 二人が木剣を手に対峙した。
 周囲には、なにかの見世物でも始まったのかと誤解され、ギャラリーができていた。
 一陣の風が吹く。
 二人の視線がぶつかり合う。
 勇者の童貞オタクアホ兄貴が先に仕掛けた。
「秘天御剣流九頭竜線!」
 中隊長さんがその攻撃を受けて吹っ飛ばされる。
「ぐはぁ! つ、強い……これが魔王を倒した勇者の力……手も足も出なかった……ガクッ……」
 そして中隊長さんは意識を失った。
「魔王を倒した この技を出させるとは、一介の騎士にしてはやるでござるな」
 そして童貞オタクアホ兄貴はスキップしながら わたしのところへ。
「マイシスター、拙者が勝ったでござるよー」
 わたしは童貞オタク兄貴のレバーにねじり込むようにボディフック。
「グボォ! な、なにをするでござるか?」
「あんたふざけてんの! マンガの技を魔王にしかけるなんてどーゆーつもりよ! リアルとフィクションの区別つけなさいよ! っていうかここはアルファポリスなの! 出版社が違うの! シューエイシャに知られたらどうするの!?」
「待つでござるよ。聞いてくだされ、マイシスター」
「なにを!?」
「字が違うのでござる」
 砂浜に字を書き始めた童貞オタクアホ兄貴。
「本家の字はこう」
 飛天御剣流九頭龍閃。
「拙者のはこうでござる」
 秘天御剣流九頭竜線。
「というわけで、マンガの技を仕掛けたわけではないでござるよ」
 わたしはもう一回 童貞クソバカアホ兄貴のレバーにボディフック。
「そういうシューエイシャからクレームが来そうなことをやめなさいって言ってんのよ」
 アホ兄貴は脇腹を押さえながらピクピクとしながら、
「……こ、心得たでござる……ガクッ……」
 そして気絶した。


 それから わたしたちは、たくさん泳いだり、音楽を聴きながらジュース片手に日光浴したり、ビーチバレーとかやったりして、いっぱい遊んだ。
 そして海に夕日がかかる頃、わたしと中隊長さんは二人きりで砂浜で座っていた。
 中隊長さん、なんか わたしに聞いて欲しいことがあるんだって。
 なんだろう?
「君の瞳は夕日よりも綺麗だよ」
 なんて言われちゃったりして。
 エヘヘヘヘヘ。


 突然ですが中隊長さん視点になります。


 俺は彼女への想いを全て伝えることにした。
 砂浜に隣り合って座る彼女に、俺は静かに話し始める。
「三年前、君と王子との婚約が決まった時、俺はこう考えたんだ。
 君が幸せになるなら、俺はそれでいい。
 俺は君への気持ちを胸の奥に封印し、名乗ることなく身を引こう。
 一介の騎士にしかなれない俺より、王子の方が必ず君を幸せにするだろうから、と。
 だが、それは間違いだった。
 間違っていたんだ。
 愛する女性を他の男に任せるなど間違いなのだと、俺は卒業式の時に思い知った。
 あの王子はゲス男だった。
 どうしようもない最低のクズだった。
 俺はそれを見抜けなかった。
 そのために君は傷つけられた。
 傷つけられ続けていた。
 そのことに俺はまるで気づけなかった。
 君が傷つけられてしまったのは、俺にも責任がある。
 愛する女性を他の男などに任せてはいけなかった。
 自分の手で幸せにしなくてはならなかったんだ。
 同じ過ちは繰り返さない。
 今度は自分の手で君を幸せにする。
 他の誰にも任せたりしない。
 今度こそ君を、自分自身の力で幸せにしてみせる」
 顔をうつむかせて聞いている彼女の、その表情は窺い知れない。
 しかし、少しの時間が経ってから、彼女は顔をうつむかせたまま静かに答えた。
「貴方の気持ちはわかりました。だから、わたしに時間をください。わたしが立ち直ることができて、そして貴方の気持ちを受け入れられるようになる、その日まで」
 彼女は男に深く傷つけられながらも、俺の気持ちを真摯に受け止めてくれた。
 今はこれでいい。
「わかった。俺は待つよ。いつまでも」
 彼女の心の傷が癒えるまで、ゆっくりと。


 悪役令嬢サイドに戻ります。


 ヤバイ。
 滅茶苦茶ヤバイ。
 全身からダラダラと嫌な汗が噴き出ている。
 なんか中隊長さん、シャレにならないほどマジでシリアスな感じに わたしのこと想っちゃってるんですけど。
 これで もし王子にもてあそばれたって言う話が、
「全部 嘘でしたー。てへっ」
 なんて知られたら、中隊長さん間違いなく、
「俺を騙したのかー!」
 てな感じに怒り狂って、私を剣でズンバラリン。
 とりあえず時間稼ぎはしたけど、いつまでもごまかせるわけじゃない。
 悪友が言ってた処女膜の再生って、どれくらい時間がかかるの?
 お家に帰ったら即行で調べないと。
 中隊長さんとの、エス!イー!エックス! は最低でもその期間が過ぎるまでじゃないと。
 とにかく、今回のリゾートで中隊長さんに身体を許すのは全力回避の方向で。
 キスもなしにしよう。
 キスぐらいはいいかなー、なんて思ってたけど、中隊長さんが興奮してそのままの勢いでヤリにきたらヤバすぎる。
 っていうか、考えてみたら今の二人っきりの状況もかなりヤバイ。
「そ、その、風で身体が冷えてきましたので、部屋に戻りますわ。では、おやすみなさい。おほほほ」
 わたしは逃げるように、っていうか実際 中隊長さんから逃げるために自分の部屋へ。


 こうして今回のマンガの取材は、中隊長さんと良い雰囲気にならないよう、細心の注意を払いながら進めたのだった。
 ある意味 スリル満点の取材だった。
 しかし無人島を題材にしたマンガは良いのが描けそうだった。
 特に男女の関係の緊張感。
 無人島に男女が漂着したら、性事情が大問題になるってことがよくわかったわ。


 そして帰るための船が島に到着したのだけど、その船から わたしを女同士の関係に誘う公爵令嬢さんが降りてきた。
「……どうして貴女がここに?」
「貴女がこの島に取材に行くという話を聞いて駆けつけて参りましたの。
 さっ、早速 一緒に日光浴でもいたしましょう。この島には誰も知らない秘密のビーチがありますのよ。そこで二人っきりで、女同士 仲良く楽しみましょう。もちろん わたくしが日焼け止めオイルを塗って差し上げますわ。前も背中も秘密の部分も恥ずかしい部分も全てじっくりと。ウフフフ」
「いえ、わたしたち もう帰るところなんですが」
「……」
 公爵令嬢さんから表情が抜け落ちるようになくなった。
 そして 少しして、
「なんですって!? わたくし来たばかりですのよ!」
「貴女はこれからたっぷり遊んでいけば良いじゃないですか。わたしは仕事があるので帰ります」
「延長! 延長いたしましょう!」
「いえ、早く原稿を描き上げたいので、これで」
「待って! 帰らないで! 後一日だけでも! 」


 帰りました。
 後、短編マンガはそこそこ評判よかったそうです。
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