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その国を滅ぼしたのは誰?
黒幕は戦わずして勝つ
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ナルフェック王国王宮、女王の執務室にて。
「そろそろ報告が来るかしら」
ナルフェック王国の女王であるルナ・マリレーヌ・ルイーズ・カトリーヌ・ド・ロベールは品良くミステリアスな笑みを浮かべ、チェスの白いポーンを動かす。
月の光に染まったようなプラチナブロンドの髪に、アメジストのような神秘的な紫の目。そして陶器のように白くきめ細かい肌。彫刻など美術品のような顔立ちである。十八歳の若き女王だ。
丁度公務の休憩中のようだ。
「ルナ、また諜報部隊を使って何かしたんだね?」
ルナと同い年で、ヌムール公爵令嬢であるキトリーがニヤリと笑い、黒いポーンを動かした。
アッシュブロンドの髪にヘーゼルの目の、中性的な顔立ちの令嬢だ。
「その通りよ、キトリー」
ルナは悪戯っぽく微笑む。
ルナとキトリーは気心知れた中である。よってルナは女王である自身に対するキトリーの砕けた態度を許しており、ルナも肩の力を抜いてキトリーに接している。
その時、執務室の扉がノックされた。ルナはその者を中に通し、報告を聞いた。
「思った通りですわね」
ルナは品良く口角を上げた。女王としての態度になる。
「ご苦労様でした……ミア。ああ、もうソレック王国での諜報活動用の名ではなく、本名で呼んだ方が良いわね、ダリア。貴女のお陰でとてもスムーズにことが進みましたわ」
「お褒めのお言葉大変光栄でございます、女王陛下。どん底にいた娼婦の私を救ってくださった女王陛下の為なら、どんなことでもやりますわ」
艶やかな赤毛にサファイアのような青い目の妖艶な女性ーーミアこと、ダリアが微笑む。彼女はナルフェック王国の極秘諜報部隊の一員なのだ。
ダリアは貧しい娼婦で当時は見た目もボロボロだった。しかし、お忍びで街に来ていたルナはダリアの持つ美貌や磨けば光ることにいち早く気付き、王宮でマナーや所作、そして近隣諸国の全ての言語や諜報員としての教育を徹底的に施したのだ。
ルナの極秘諜報部隊にはダリアのような出自の者が大勢いる。ルナの命により彼女達はルナの政敵やナルフェック王国とあまり友好的でない国へ動向を探りに赴く。そしてその国の中枢部に入り込み、言葉巧みに、時には閨事の際に相手から情報を引き出して逐一ルナに報告しているのだ。
ソレック王国でダリアはミアという名前を使っていた。
「ダリアのような忠誠心の強い方がいて助かっておりますわ。今回貴女は期待以上のことをしました。給金を三割上乗せしましょう。それから明日から十日間の休暇を与えます」
「ありがとうございます、女王陛下」
「休暇が終わったら次はニサップ王国にいる他の諜報員と合流しなさい。その時、貴女はカシルダという名前を使うように。ニサップ王国の王宮仕えの侍女という役割も用意していますわ」
「承知いたしました」
「ダリア、期待しておりますわ」
ルナは上品な笑みを浮かべた。
その後、ダリアは執務室を後にし、再びルナとキトリーはチェスを続ける。
「諜報部隊をソレック王国に派遣していたんだね」
一連の報告を聞いたキトリーは、意外そうな表情で黒のナイトを動かす。
「ええ。ソレック王国も、まだナルフェック王国とは友好関係を結べていなかっわ。だからダリアや他の諜報員を現地に派遣して動向を探らせていたの。その時、面白い発見をしたのよ」
ルナは上品にクスッと微笑む。白のビショップを動かし、キトリーの黒いポーンを取る。
「面白い発見? 一体何だい?」
キトリーは興味津々といった様子だ。
「ソレック王国の地形の特徴は、希少金属の産地と一致するのよ。だから、ダリア達現地にいる諜報員に詳しく調査をさせたわ。そうしたら……」
「ルナの予想通り、希少金属が埋まっていたと」
キトリーはフッとヘーゼルの目を細めて黒のポーンを動かし、ルナの白いポーンを取る。
「その通りよ。だけど、ソレック王国の方々はそれに一切気付いていなかったわ。それに、当時の国王トゥーニスの性格上、平和的な取り引きは難しい。どうしようか思案していたら、偶然海難事故でトゥーニスが亡くなったのよ」
ルナは白のナイトを動かし、キトリーの黒いポーンを取る。
「偶然……ね。ルナが仕組んだわけじゃないんだね?」
キトリーは苦笑し、黒のビショップを動かす。
「人聞きが悪いわね、キトリー。この海難事故は本当に偶然よ。私の両親……先代国王夫妻もこの事故で亡くなっているのに」
ルナは困ったように微笑む。
「その後、他のダリアから王位継承権を持つ双子の王子のことが報告に上がったの。恐らく、次期国王になるのはバルテル。確かに彼がソレック王国の国王になれば、友好は結べそうだったわ。希少金属の取り引きも可能だと考えたけれど……」
ルナは品良く、意味ありげに口角を上げる。
「私はナルフェック王国の女王。この国へ更なる利益を与えたいと思ったの。もちろん、どの国からも恨みを買わずに」
ふふっと笑いアメジストの目を細め、ルナは白のクイーンを動かす。
「だからアルヴィン殿下を国王にして、革命や内乱が起こるのを待った……いや、そう仕向けて国ごと疲弊させて乗っ取るということか」
キトリーはニヤリと笑う。
「ご名答よ、キトリー。ダリア達諜報員を使って、アルヴィンにバルテルの悪評を周囲に吹聴するよう唆したわ。欲望に忠実な愚か者程唆しやすいのよね。それに、例え嘘でも繰り返し言い続けることで誰もが真実だと感じるようになってしまうの」
ルナの口元は弧を描くように上がる。
「つまり、アルヴィン殿下が吹聴したバルテル殿下を貶める悪評が嘘だったとしても、繰り返すことで皆信じてしまったのか」
意外そうにキトリーはヘーゼルの目を丸くし、黒のルークを動かす。
「その通りよ。更に、近年北西部の国々は冷夏で小麦を始めとする作物の収穫量が減少しているわ。その不安につけ込むように、『バルテルが小麦を独占しようとしている』と噂を流してしまえば、大勢の者がバルテルに反感を覚えるでしょう。人間は不安な状況下で自身の安全などを脅かす存在がいれば、必死に排除しようとするものよ」
ルナは上品な笑みを浮かべ、白のナイトを動かした。
「結果、ルナの目論んだ通りバルテル殿下は暗殺されてアルヴィン殿下が国王になった。でも、それだけでナルフェック王国に都合のいい展開になるかな?」
キトリーは意味ありげに微笑む。黒のナイトを動かし、白のポーンを取る。
「アルヴィンが民のことを顧みず贅沢三昧な生活をすればする程、民の不満は溜まっていきますわ。飢饉による餓死者の増加、度重なる重税。民の命は脅かされるばかり。ソレック王国の民に紛れ込んだ諜報員が彼らに革命を起こすよう焚き付けたわ。そうしたら、あっという間にアルヴィンは処刑。それから、アルヴィンに命を脅かされていた民達に『王族貴族は敵であるから殺さなければならない』と吹聴すれば、あっさりと皆その思想になったわ。相手が大きな恐怖を感じている時は、洗脳しやすいわね」
ルナは面白そうにふふっと微笑む。そして白のルークを動かして黒のナイトを取る。
「それに、ソレック王国の民達はまさに地獄のような状況に陥っていたわ。そんな時、何かに縋りたくなるのは当然のこと。だから、諜報員達にこのような話を流すよう命じたわ。『ナルフェック王国なら、飢餓も重税もない』、『ナルフェック王国は民を虐げることはない』とね」
ルナは品良く口角を上げる。
「だから王家の騎士団をソレック王国に派遣した時に大歓迎されたのか。その時にはソレック王国の王族貴族上層部がもう処刑されていたし、ナルフェック王国に編入を望む声も多かったと」
キトリーは苦笑して黒のナイトを動かす。
「ええ。ソレック王国の民達から望まれたから我が国に組み込んだのよ。侵略をしたら他国からの非難も激しくなるけれど、今回の件は非難される理由がないわ」
ルナのアメジストの目がミステリアスに、妖しくきらめく。そして白のビショップを動かした。
「チェックメイトよ」
「あ……しまった、またやられたよ」
キトリーは苦笑し、両手を上げて降参した。チェスの勝敗が決まったようだ。
「それにしても、ソレック王国の件もチェスも、ルナはえげつない手を使うね。王配殿下はこのことを知っているのかな?」
「シャルル様はご存知ではないわ。私のやり方には絶対に反対なさるでしょうし。このことを知ればシャルル様は悲しむでしょうね。この件も墓場まで持って行く秘密よ」
ルナのアメジストの目が揺れる。
「やっぱりね」
キトリーはフッと微笑む。
「でも、ソレック王国が我が国の領土になったことで希少金属が手に入ったわ。それに、疲弊したソレックの民達もいずれ豊かになるでしょう。あの土地は観光地としても栄えそうだわ」
「流石はルナ。この国の女王陛下だ。それにしても、ソレック王国を滅ぼしたのは誰だろうね? アルヴィン? 民達? それとも……」
キトリーはルナを見て悪戯っぽく微笑む。
「時には目的の為に手段を選ばないことも必要なのよ」
ルナは意味ありげに微笑むのであった。
「そろそろ報告が来るかしら」
ナルフェック王国の女王であるルナ・マリレーヌ・ルイーズ・カトリーヌ・ド・ロベールは品良くミステリアスな笑みを浮かべ、チェスの白いポーンを動かす。
月の光に染まったようなプラチナブロンドの髪に、アメジストのような神秘的な紫の目。そして陶器のように白くきめ細かい肌。彫刻など美術品のような顔立ちである。十八歳の若き女王だ。
丁度公務の休憩中のようだ。
「ルナ、また諜報部隊を使って何かしたんだね?」
ルナと同い年で、ヌムール公爵令嬢であるキトリーがニヤリと笑い、黒いポーンを動かした。
アッシュブロンドの髪にヘーゼルの目の、中性的な顔立ちの令嬢だ。
「その通りよ、キトリー」
ルナは悪戯っぽく微笑む。
ルナとキトリーは気心知れた中である。よってルナは女王である自身に対するキトリーの砕けた態度を許しており、ルナも肩の力を抜いてキトリーに接している。
その時、執務室の扉がノックされた。ルナはその者を中に通し、報告を聞いた。
「思った通りですわね」
ルナは品良く口角を上げた。女王としての態度になる。
「ご苦労様でした……ミア。ああ、もうソレック王国での諜報活動用の名ではなく、本名で呼んだ方が良いわね、ダリア。貴女のお陰でとてもスムーズにことが進みましたわ」
「お褒めのお言葉大変光栄でございます、女王陛下。どん底にいた娼婦の私を救ってくださった女王陛下の為なら、どんなことでもやりますわ」
艶やかな赤毛にサファイアのような青い目の妖艶な女性ーーミアこと、ダリアが微笑む。彼女はナルフェック王国の極秘諜報部隊の一員なのだ。
ダリアは貧しい娼婦で当時は見た目もボロボロだった。しかし、お忍びで街に来ていたルナはダリアの持つ美貌や磨けば光ることにいち早く気付き、王宮でマナーや所作、そして近隣諸国の全ての言語や諜報員としての教育を徹底的に施したのだ。
ルナの極秘諜報部隊にはダリアのような出自の者が大勢いる。ルナの命により彼女達はルナの政敵やナルフェック王国とあまり友好的でない国へ動向を探りに赴く。そしてその国の中枢部に入り込み、言葉巧みに、時には閨事の際に相手から情報を引き出して逐一ルナに報告しているのだ。
ソレック王国でダリアはミアという名前を使っていた。
「ダリアのような忠誠心の強い方がいて助かっておりますわ。今回貴女は期待以上のことをしました。給金を三割上乗せしましょう。それから明日から十日間の休暇を与えます」
「ありがとうございます、女王陛下」
「休暇が終わったら次はニサップ王国にいる他の諜報員と合流しなさい。その時、貴女はカシルダという名前を使うように。ニサップ王国の王宮仕えの侍女という役割も用意していますわ」
「承知いたしました」
「ダリア、期待しておりますわ」
ルナは上品な笑みを浮かべた。
その後、ダリアは執務室を後にし、再びルナとキトリーはチェスを続ける。
「諜報部隊をソレック王国に派遣していたんだね」
一連の報告を聞いたキトリーは、意外そうな表情で黒のナイトを動かす。
「ええ。ソレック王国も、まだナルフェック王国とは友好関係を結べていなかっわ。だからダリアや他の諜報員を現地に派遣して動向を探らせていたの。その時、面白い発見をしたのよ」
ルナは上品にクスッと微笑む。白のビショップを動かし、キトリーの黒いポーンを取る。
「面白い発見? 一体何だい?」
キトリーは興味津々といった様子だ。
「ソレック王国の地形の特徴は、希少金属の産地と一致するのよ。だから、ダリア達現地にいる諜報員に詳しく調査をさせたわ。そうしたら……」
「ルナの予想通り、希少金属が埋まっていたと」
キトリーはフッとヘーゼルの目を細めて黒のポーンを動かし、ルナの白いポーンを取る。
「その通りよ。だけど、ソレック王国の方々はそれに一切気付いていなかったわ。それに、当時の国王トゥーニスの性格上、平和的な取り引きは難しい。どうしようか思案していたら、偶然海難事故でトゥーニスが亡くなったのよ」
ルナは白のナイトを動かし、キトリーの黒いポーンを取る。
「偶然……ね。ルナが仕組んだわけじゃないんだね?」
キトリーは苦笑し、黒のビショップを動かす。
「人聞きが悪いわね、キトリー。この海難事故は本当に偶然よ。私の両親……先代国王夫妻もこの事故で亡くなっているのに」
ルナは困ったように微笑む。
「その後、他のダリアから王位継承権を持つ双子の王子のことが報告に上がったの。恐らく、次期国王になるのはバルテル。確かに彼がソレック王国の国王になれば、友好は結べそうだったわ。希少金属の取り引きも可能だと考えたけれど……」
ルナは品良く、意味ありげに口角を上げる。
「私はナルフェック王国の女王。この国へ更なる利益を与えたいと思ったの。もちろん、どの国からも恨みを買わずに」
ふふっと笑いアメジストの目を細め、ルナは白のクイーンを動かす。
「だからアルヴィン殿下を国王にして、革命や内乱が起こるのを待った……いや、そう仕向けて国ごと疲弊させて乗っ取るということか」
キトリーはニヤリと笑う。
「ご名答よ、キトリー。ダリア達諜報員を使って、アルヴィンにバルテルの悪評を周囲に吹聴するよう唆したわ。欲望に忠実な愚か者程唆しやすいのよね。それに、例え嘘でも繰り返し言い続けることで誰もが真実だと感じるようになってしまうの」
ルナの口元は弧を描くように上がる。
「つまり、アルヴィン殿下が吹聴したバルテル殿下を貶める悪評が嘘だったとしても、繰り返すことで皆信じてしまったのか」
意外そうにキトリーはヘーゼルの目を丸くし、黒のルークを動かす。
「その通りよ。更に、近年北西部の国々は冷夏で小麦を始めとする作物の収穫量が減少しているわ。その不安につけ込むように、『バルテルが小麦を独占しようとしている』と噂を流してしまえば、大勢の者がバルテルに反感を覚えるでしょう。人間は不安な状況下で自身の安全などを脅かす存在がいれば、必死に排除しようとするものよ」
ルナは上品な笑みを浮かべ、白のナイトを動かした。
「結果、ルナの目論んだ通りバルテル殿下は暗殺されてアルヴィン殿下が国王になった。でも、それだけでナルフェック王国に都合のいい展開になるかな?」
キトリーは意味ありげに微笑む。黒のナイトを動かし、白のポーンを取る。
「アルヴィンが民のことを顧みず贅沢三昧な生活をすればする程、民の不満は溜まっていきますわ。飢饉による餓死者の増加、度重なる重税。民の命は脅かされるばかり。ソレック王国の民に紛れ込んだ諜報員が彼らに革命を起こすよう焚き付けたわ。そうしたら、あっという間にアルヴィンは処刑。それから、アルヴィンに命を脅かされていた民達に『王族貴族は敵であるから殺さなければならない』と吹聴すれば、あっさりと皆その思想になったわ。相手が大きな恐怖を感じている時は、洗脳しやすいわね」
ルナは面白そうにふふっと微笑む。そして白のルークを動かして黒のナイトを取る。
「それに、ソレック王国の民達はまさに地獄のような状況に陥っていたわ。そんな時、何かに縋りたくなるのは当然のこと。だから、諜報員達にこのような話を流すよう命じたわ。『ナルフェック王国なら、飢餓も重税もない』、『ナルフェック王国は民を虐げることはない』とね」
ルナは品良く口角を上げる。
「だから王家の騎士団をソレック王国に派遣した時に大歓迎されたのか。その時にはソレック王国の王族貴族上層部がもう処刑されていたし、ナルフェック王国に編入を望む声も多かったと」
キトリーは苦笑して黒のナイトを動かす。
「ええ。ソレック王国の民達から望まれたから我が国に組み込んだのよ。侵略をしたら他国からの非難も激しくなるけれど、今回の件は非難される理由がないわ」
ルナのアメジストの目がミステリアスに、妖しくきらめく。そして白のビショップを動かした。
「チェックメイトよ」
「あ……しまった、またやられたよ」
キトリーは苦笑し、両手を上げて降参した。チェスの勝敗が決まったようだ。
「それにしても、ソレック王国の件もチェスも、ルナはえげつない手を使うね。王配殿下はこのことを知っているのかな?」
「シャルル様はご存知ではないわ。私のやり方には絶対に反対なさるでしょうし。このことを知ればシャルル様は悲しむでしょうね。この件も墓場まで持って行く秘密よ」
ルナのアメジストの目が揺れる。
「やっぱりね」
キトリーはフッと微笑む。
「でも、ソレック王国が我が国の領土になったことで希少金属が手に入ったわ。それに、疲弊したソレックの民達もいずれ豊かになるでしょう。あの土地は観光地としても栄えそうだわ」
「流石はルナ。この国の女王陛下だ。それにしても、ソレック王国を滅ぼしたのは誰だろうね? アルヴィン? 民達? それとも……」
キトリーはルナを見て悪戯っぽく微笑む。
「時には目的の為に手段を選ばないことも必要なのよ」
ルナは意味ありげに微笑むのであった。
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