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点C
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お母さんと幼稚園くらいの女の子がベットの上でぴったり寄り添っています。窓の外にはお月様。ピカピカピカリ、ピカピカリ。
「ねえお母さん、人は死んだらどうなっちゃうの?」
女の子がお母さんに尋ねました。お母さんは女の子の頭をなでなでしています。
「死んだらね、天使が迎えに来て天国に連れて行ってくれるのよ。」
お母さんはそう言って、女の子に微笑みかけます。
「へえ、すごいね。じゃあさ、天使は死んだらどうなるの?」
女の子がお母さんにまた質問します。お母さんは困りました。
「ええとね、天使はね、死んだらね、ええとね、点Cになるのよ。」
お母さんは適当に答えました。
「え、なにそれ。点C?点Cってなに?なに点Cって?」
「ええとね、点Cっていうのはそのままよ。点Cのことよ。あの視力検査のとき見るやつよ。どっちがかけてますかってやつ。天使は死んだらあれになるのよ。うん、そう、そうなのよ。」
「ええ、本当?本当に点Cになるの?」
女の子は信じられませんでした。お母さんもなんか自信なさげだし。
「ごめんね。嘘、嘘よ。それはね、お母さんにもわからないの。ごめんね。」
「嘘つきは死ねえぇぇぇぇぇぇ!!」
ドドドドドドドドドドドド!!!
女の子は嘘をつかれた怒りでお母さんをマシンガンで撃ちまくりました。
うぐっうぐぐぐぐ
お母さんは見るも無残な姿に。ベッドは血まみれ、手はだらんとベットの淵から垂れています。
さあ、人が死んだぞ。天使がやってくるはずだ。早く来い、早く来い。天使が来たらこのマシンガンで撃ち殺し、死んだらどうなるか確かめるのだ。
女の子はマシンガンを構え、天使が来るのを待っていました。お母さんの死体を餌に天使をおびき寄せようという算段です。しかし、なかなかやって来ません。
うーん、困ったな。もしかしたら天使はマシンガンを怖がっているのかもしれない。
女の子はマシンガンを隠し、毒入りケーキを用意しました。
よし、天使さんがきたらこれを食べさせて殺すのだ。
しかし、なかなか天使はやってきません。もしかして、もしかして、、、、、。人が死んだら天使が来るというのが既に、嘘だったのか、、、、、。あの女、騙しやがって。
ぢぐじょおおおぉぉぉぉお!!!ぢぐじょおおおぉぉぉぉお!!!
女の子は悔しさのあまり叫び続けました。
ぢぐじょおおおぉぉぉぉお!!!ぢぐじょおおおぉぉぉぉお!!!
「どうしましたか?」
(叫び声があまりにもすごいので心配になったお岩さんが井戸から覗きにきた。)
完
「ねえお母さん、人は死んだらどうなっちゃうの?」
女の子がお母さんに尋ねました。お母さんは女の子の頭をなでなでしています。
「死んだらね、天使が迎えに来て天国に連れて行ってくれるのよ。」
お母さんはそう言って、女の子に微笑みかけます。
「へえ、すごいね。じゃあさ、天使は死んだらどうなるの?」
女の子がお母さんにまた質問します。お母さんは困りました。
「ええとね、天使はね、死んだらね、ええとね、点Cになるのよ。」
お母さんは適当に答えました。
「え、なにそれ。点C?点Cってなに?なに点Cって?」
「ええとね、点Cっていうのはそのままよ。点Cのことよ。あの視力検査のとき見るやつよ。どっちがかけてますかってやつ。天使は死んだらあれになるのよ。うん、そう、そうなのよ。」
「ええ、本当?本当に点Cになるの?」
女の子は信じられませんでした。お母さんもなんか自信なさげだし。
「ごめんね。嘘、嘘よ。それはね、お母さんにもわからないの。ごめんね。」
「嘘つきは死ねえぇぇぇぇぇぇ!!」
ドドドドドドドドドドドド!!!
女の子は嘘をつかれた怒りでお母さんをマシンガンで撃ちまくりました。
うぐっうぐぐぐぐ
お母さんは見るも無残な姿に。ベッドは血まみれ、手はだらんとベットの淵から垂れています。
さあ、人が死んだぞ。天使がやってくるはずだ。早く来い、早く来い。天使が来たらこのマシンガンで撃ち殺し、死んだらどうなるか確かめるのだ。
女の子はマシンガンを構え、天使が来るのを待っていました。お母さんの死体を餌に天使をおびき寄せようという算段です。しかし、なかなかやって来ません。
うーん、困ったな。もしかしたら天使はマシンガンを怖がっているのかもしれない。
女の子はマシンガンを隠し、毒入りケーキを用意しました。
よし、天使さんがきたらこれを食べさせて殺すのだ。
しかし、なかなか天使はやってきません。もしかして、もしかして、、、、、。人が死んだら天使が来るというのが既に、嘘だったのか、、、、、。あの女、騙しやがって。
ぢぐじょおおおぉぉぉぉお!!!ぢぐじょおおおぉぉぉぉお!!!
女の子は悔しさのあまり叫び続けました。
ぢぐじょおおおぉぉぉぉお!!!ぢぐじょおおおぉぉぉぉお!!!
「どうしましたか?」
(叫び声があまりにもすごいので心配になったお岩さんが井戸から覗きにきた。)
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