12 / 12
番外編
君と一緒に8(誠也視点)
しおりを挟む
「誠也は強引なところがあるから、美咲さんを困らせてるだろう」
祖父ちゃんはにやにやと笑いながら美咲ちゃんに訊ね、ちらりと俺の方を見る。
「そうですね。いえ、その、誠也君はいつも優しいです」
美咲ちゃんは一瞬肯定の言葉を挟んだ後に、ごまかすようにそう言った。
「いやいや、ごまかさなくていいよ」
「祖父ちゃん!」
祖父ちゃんが美咲ちゃんに妙なことを吹き込まないか、はらはらしてしまう。やっと付き合ってもらったのに、幻滅されて「別れる」なんて言い出されたら――どこかに閉じ込めるしかなくなってしまう。
でも監禁は可哀想だな。優しい美咲ちゃんのことだ、子供ができたら逃げないかな。強引に作ってしまった方がいい?
「……誠ちゃん、顔怖い」
小声で美咲ちゃんに言われ、僕はハッとなる。ちらりと見た美咲ちゃんは、なんだか呆れた顔をしていた。
「祖父ちゃんも人のこと言えないじゃん。祖母ちゃんとの馴れ初めとか……」
「いや、うん。まぁ、それは置いておこう」
今度は祖父ちゃんが、僕の言葉を慌てて遮る。祖父ちゃんも祖母ちゃんをかなり強引な手段で手に入れたのだけれど――まぁ、僕と似たりよったりではある。
「お祖母様との馴れ初め、気になります」
美咲ちゃんはきらきらと目を輝かせるけれど、聞いたらたぶんドン引きすると思うよ……
「美咲ちゃん、祖父ちゃんと僕は恋愛面では割と似通ってるんだけど。それでも聞きたい?」
「……え?」
ぽかんとした顔で僕を見た後に、美咲ちゃんはすべてを理解したようでぶんぶんと首を横に振った。そんな美咲ちゃんと見て、祖父ちゃんは気まずそうに目を逸している。
「……恋愛面だけじゃなくて、いろいろなところが誠也は俺と似とる。軟弱だった浩文とは大違いだ」
祖父ちゃんはそう言うと、酒をぐいっと煽った。……そろそろ飲みすぎなんじゃないだろうか。ちなみに浩文というのはうちの父である。
「だから、誠也が会社を継いでくれればいいんだがなぁ」
「祖父ちゃんは、世襲で会社を継ぐ人間を選ばないんだろう」
「当然だ。卒業後うちに入社するのなら、他の社員と一緒に扱う。その上で贔屓目なく、見込みがあれば……という話だ」
「……やだ、面倒」
――そういうのは、美咲ちゃんも嫌がるだろうし。
僕はその言葉を飲み込む。これを口にしたら、祖父ちゃんは『将を射んと欲すれば先ず馬を射よ』とばかりに美咲ちゃんを抱き込みにかかるはずだ。
「僕の将来のため」なんていう耳触りのいい言葉を使いながら。
そうすれば気の弱い美咲ちゃんは、苦しむだろう。
会社の経営自体はやりがいがありそうだなって正直思うし、興味もある。
だけど僕の存在自体が美咲ちゃんの重荷になっているのだ。これ以上の重荷は、背負わせられない。
ちらりと美咲ちゃんをみると、すでになにかを考え込んでいるようだった。彼女がマイナス思考の沼に入る前に、なんとかしないとな。
「美咲ちゃん、僕の海老天食べる?」
「え、いいの?」
「うん、食べて食べて。美味しい! って顔して食べる美咲ちゃんを見るのが、大好きだから」
「……ありがとう、誠ちゃん」
美咲ちゃんはへにゃりと笑うと、僕が口まで運んだ海老天を祖父ちゃんの方を気にしながら、恥ずかしそうに口にした。
「美味しい」
そして、嬉しそうに笑う。
うん、可愛いなぁ。僕はこの笑顔が曇ることは、なに一つする気がないんだ。
祖父ちゃんのことなんて関係ないふつうの会社に就職して、ふつうの生活をする。
美咲ちゃんはそっちの方が、嬉しいはずだ。
「美咲さんは、どう思う?」
「……私、ですか?」
祖父ちゃんに問われ、美咲ちゃんは困った顔になった。
せっかく気を逸したのに、祖父ちゃんめ。僕は恨めしい気持ちになる。
美咲ちゃんは大きな瞳を数度ぱちぱちとさせる。そして少しだけ沈黙した後に――
「誠ちゃんがやりたいなら、私はそれを支えたいです」
祖父ちゃんの方をまっすぐに向いて、きっぱりとそう言ったのだった。
☆
祖父ちゃんは、すっかり美咲ちゃんを気に入ったようだった。
ご機嫌に話しかけ、美咲ちゃんの返答に嬉しそうに頷き……そして酔い潰れた。
そんな祖父ちゃんを迎えの車に押し込んで、僕らもタクシーで帰途に就く。
行きはあんなに震えていた美咲ちゃんは、今は驚くくらいに落ち着いていて――僕はそれが、寂しいと思ってしまった。
「……美咲ちゃんいいの、あんなこと言って。祖父ちゃんは真に受けるよ?」
「あんなこと?」
美咲ちゃんはきょとんと首を傾げる。
「僕を支えるって話」
苦い顔をしながら言う僕を見て、美咲ちゃんは目を丸くした後に――なんだか大人びた笑みを浮かべた。
「支えたいのは本当だよ? 私なんかが誠ちゃんと一緒にいていいのかなって、まだ時々思うけれど。そう思ってばかりじゃいけないなって……思ったの。誠ちゃんがやりたことがあるなら、そのお手伝いをちゃんとしたい。誠ちゃんはバカな私を守ってくれようとするだろうけど……それだけじゃ、嫌だなって」
そう言って美咲ちゃんは僕の肩に頭を寄せた。髪を撫でるとさらりとした感触が手に伝わってくる。
「美咲ちゃん……」
胸中でいくつもの気持ちが渦巻く。
弱いままの美咲ちゃんを僕だけが守りたい。
強くなった美咲ちゃんは、僕のところからいなくなりそうで怖い。
だけど僕の隣に居ようとしてくれる、その美しい覚悟が嬉しい。
――どんな彼女でも……愛おしい。
沈黙に気づいた美咲ちゃんは、優しく僕の頬を撫でる。
そして――
「ずっと一緒だよ、誠ちゃん」
僕の不安を蕩かす言葉を、優しい笑みを浮かべながら言ったのだった。
美咲ちゃんには、本当に敵わない。
僕の隣に立つ覚悟をしてくれた彼女のために……僕も頑張らないとな。
「……美咲ちゃん。頑張ることを許してくれる?」
「うん、一緒に頑張るね」
大きな瞳をまっすぐに見つめて訊ねると、美咲ちゃんははにかみながら頷いてくれる。
「苦労をかけたら、ごめんね」
たぶん、かける。
祖父ちゃんはスパルタだから、会社に入れば家に帰れないことも多いだろう。
「大丈夫。たまに泣いちゃうかもしれないけど……その時は慰めて」
「それは、いつでも。僕もたまに不安になるだろうから、慰めて」
「うん、もちろん!」
僕たちは顔を見合わせ、笑い合って、そっと手を繋ぎあった。
手の中の柔らかな感触を感じながら、僕はこの子を幸せにしたいと……心から思った。
祖父ちゃんはにやにやと笑いながら美咲ちゃんに訊ね、ちらりと俺の方を見る。
「そうですね。いえ、その、誠也君はいつも優しいです」
美咲ちゃんは一瞬肯定の言葉を挟んだ後に、ごまかすようにそう言った。
「いやいや、ごまかさなくていいよ」
「祖父ちゃん!」
祖父ちゃんが美咲ちゃんに妙なことを吹き込まないか、はらはらしてしまう。やっと付き合ってもらったのに、幻滅されて「別れる」なんて言い出されたら――どこかに閉じ込めるしかなくなってしまう。
でも監禁は可哀想だな。優しい美咲ちゃんのことだ、子供ができたら逃げないかな。強引に作ってしまった方がいい?
「……誠ちゃん、顔怖い」
小声で美咲ちゃんに言われ、僕はハッとなる。ちらりと見た美咲ちゃんは、なんだか呆れた顔をしていた。
「祖父ちゃんも人のこと言えないじゃん。祖母ちゃんとの馴れ初めとか……」
「いや、うん。まぁ、それは置いておこう」
今度は祖父ちゃんが、僕の言葉を慌てて遮る。祖父ちゃんも祖母ちゃんをかなり強引な手段で手に入れたのだけれど――まぁ、僕と似たりよったりではある。
「お祖母様との馴れ初め、気になります」
美咲ちゃんはきらきらと目を輝かせるけれど、聞いたらたぶんドン引きすると思うよ……
「美咲ちゃん、祖父ちゃんと僕は恋愛面では割と似通ってるんだけど。それでも聞きたい?」
「……え?」
ぽかんとした顔で僕を見た後に、美咲ちゃんはすべてを理解したようでぶんぶんと首を横に振った。そんな美咲ちゃんと見て、祖父ちゃんは気まずそうに目を逸している。
「……恋愛面だけじゃなくて、いろいろなところが誠也は俺と似とる。軟弱だった浩文とは大違いだ」
祖父ちゃんはそう言うと、酒をぐいっと煽った。……そろそろ飲みすぎなんじゃないだろうか。ちなみに浩文というのはうちの父である。
「だから、誠也が会社を継いでくれればいいんだがなぁ」
「祖父ちゃんは、世襲で会社を継ぐ人間を選ばないんだろう」
「当然だ。卒業後うちに入社するのなら、他の社員と一緒に扱う。その上で贔屓目なく、見込みがあれば……という話だ」
「……やだ、面倒」
――そういうのは、美咲ちゃんも嫌がるだろうし。
僕はその言葉を飲み込む。これを口にしたら、祖父ちゃんは『将を射んと欲すれば先ず馬を射よ』とばかりに美咲ちゃんを抱き込みにかかるはずだ。
「僕の将来のため」なんていう耳触りのいい言葉を使いながら。
そうすれば気の弱い美咲ちゃんは、苦しむだろう。
会社の経営自体はやりがいがありそうだなって正直思うし、興味もある。
だけど僕の存在自体が美咲ちゃんの重荷になっているのだ。これ以上の重荷は、背負わせられない。
ちらりと美咲ちゃんをみると、すでになにかを考え込んでいるようだった。彼女がマイナス思考の沼に入る前に、なんとかしないとな。
「美咲ちゃん、僕の海老天食べる?」
「え、いいの?」
「うん、食べて食べて。美味しい! って顔して食べる美咲ちゃんを見るのが、大好きだから」
「……ありがとう、誠ちゃん」
美咲ちゃんはへにゃりと笑うと、僕が口まで運んだ海老天を祖父ちゃんの方を気にしながら、恥ずかしそうに口にした。
「美味しい」
そして、嬉しそうに笑う。
うん、可愛いなぁ。僕はこの笑顔が曇ることは、なに一つする気がないんだ。
祖父ちゃんのことなんて関係ないふつうの会社に就職して、ふつうの生活をする。
美咲ちゃんはそっちの方が、嬉しいはずだ。
「美咲さんは、どう思う?」
「……私、ですか?」
祖父ちゃんに問われ、美咲ちゃんは困った顔になった。
せっかく気を逸したのに、祖父ちゃんめ。僕は恨めしい気持ちになる。
美咲ちゃんは大きな瞳を数度ぱちぱちとさせる。そして少しだけ沈黙した後に――
「誠ちゃんがやりたいなら、私はそれを支えたいです」
祖父ちゃんの方をまっすぐに向いて、きっぱりとそう言ったのだった。
☆
祖父ちゃんは、すっかり美咲ちゃんを気に入ったようだった。
ご機嫌に話しかけ、美咲ちゃんの返答に嬉しそうに頷き……そして酔い潰れた。
そんな祖父ちゃんを迎えの車に押し込んで、僕らもタクシーで帰途に就く。
行きはあんなに震えていた美咲ちゃんは、今は驚くくらいに落ち着いていて――僕はそれが、寂しいと思ってしまった。
「……美咲ちゃんいいの、あんなこと言って。祖父ちゃんは真に受けるよ?」
「あんなこと?」
美咲ちゃんはきょとんと首を傾げる。
「僕を支えるって話」
苦い顔をしながら言う僕を見て、美咲ちゃんは目を丸くした後に――なんだか大人びた笑みを浮かべた。
「支えたいのは本当だよ? 私なんかが誠ちゃんと一緒にいていいのかなって、まだ時々思うけれど。そう思ってばかりじゃいけないなって……思ったの。誠ちゃんがやりたことがあるなら、そのお手伝いをちゃんとしたい。誠ちゃんはバカな私を守ってくれようとするだろうけど……それだけじゃ、嫌だなって」
そう言って美咲ちゃんは僕の肩に頭を寄せた。髪を撫でるとさらりとした感触が手に伝わってくる。
「美咲ちゃん……」
胸中でいくつもの気持ちが渦巻く。
弱いままの美咲ちゃんを僕だけが守りたい。
強くなった美咲ちゃんは、僕のところからいなくなりそうで怖い。
だけど僕の隣に居ようとしてくれる、その美しい覚悟が嬉しい。
――どんな彼女でも……愛おしい。
沈黙に気づいた美咲ちゃんは、優しく僕の頬を撫でる。
そして――
「ずっと一緒だよ、誠ちゃん」
僕の不安を蕩かす言葉を、優しい笑みを浮かべながら言ったのだった。
美咲ちゃんには、本当に敵わない。
僕の隣に立つ覚悟をしてくれた彼女のために……僕も頑張らないとな。
「……美咲ちゃん。頑張ることを許してくれる?」
「うん、一緒に頑張るね」
大きな瞳をまっすぐに見つめて訊ねると、美咲ちゃんははにかみながら頷いてくれる。
「苦労をかけたら、ごめんね」
たぶん、かける。
祖父ちゃんはスパルタだから、会社に入れば家に帰れないことも多いだろう。
「大丈夫。たまに泣いちゃうかもしれないけど……その時は慰めて」
「それは、いつでも。僕もたまに不安になるだろうから、慰めて」
「うん、もちろん!」
僕たちは顔を見合わせ、笑い合って、そっと手を繋ぎあった。
手の中の柔らかな感触を感じながら、僕はこの子を幸せにしたいと……心から思った。
2
お気に入りに追加
1,028
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
【完結】【R18】伯爵夫人の務めだと、甘い夜に堕とされています。
水樹風
恋愛
とある事情から、近衛騎士団々長レイナート・ワーリン伯爵の後妻となったエルシャ。
十六歳年上の彼とは形だけの夫婦のはずだった。それでも『家族』として大切にしてもらい、伯爵家の女主人として役目を果たしていた彼女。
だが結婚三年目。ワーリン伯爵家を揺るがす事件が起こる。そして……。
白い結婚をしたはずのエルシャは、伯爵夫人として一番大事な役目を果たさなければならなくなったのだ。
「エルシャ、いいかい?」
「はい、レイ様……」
それは堪らなく、甘い夜──。
* 世界観はあくまで創作です。
* 全12話
【R18】ヤンデレ侯爵は婚約者を愛し過ぎている
京佳
恋愛
非の打ち所がない完璧な婚約者クリスに劣等感を抱くラミカ。クリスに淡い恋心を抱いてはいるものの素直になれないラミカはクリスを避けていた。しかし当のクリスはラミカを異常な程に愛していて絶対に手放すつもりは無い。「僕がどれだけラミカを愛しているのか君の身体に教えてあげるね?」
完璧ヤンデレ美形侯爵
捕食される無自覚美少女
ゆるゆる設定
甘すぎ旦那様の溺愛の理由(※ただし旦那様は、冷酷陛下です!?)
夕立悠理
恋愛
伯爵令嬢ミレシアは、恐れ多すぎる婚約に震えていた。
父が結んできた婚約の相手は、なんと冷酷と謳われている隣国の皇帝陛下だったのだ。
何かやらかして、殺されてしまう未来しか見えない……。
不安に思いながらも、隣国へ嫁ぐミレシア。
そこで待っていたのは、麗しの冷酷皇帝陛下。
ぞっとするほど美しい顔で、彼はミレシアに言った。
「あなたをずっと待っていました」
「……え?」
「だって、下僕が主を待つのは当然でしょう?」
下僕。誰が、誰の。
「過去も未来も。永久に俺の主はあなただけ」
「!?!?!?!?!?!?」
そういって、本当にミレシアの前では冷酷どころか、甘すぎるふるまいをする皇帝ルクシナード。
果たして、ルクシナードがミレシアを溺愛する理由は――。
腹黒王子は、食べ頃を待っている
月密
恋愛
侯爵令嬢のアリシア・ヴェルネがまだ五歳の時、自国の王太子であるリーンハルトと出会った。そしてその僅か一秒後ーー彼から跪かれ結婚を申し込まれる。幼いアリシアは思わず頷いてしまい、それから十三年間彼からの溺愛ならぬ執愛が止まらない。「ハンカチを拾って頂いただけなんです!」それなのに浮気だと言われてしまいーー「悪い子にはお仕置きをしないとね」また今日も彼から淫らなお仕置きをされてーー……。
悪役令嬢は国王陛下のモノ~蜜愛の中で淫らに啼く私~
一ノ瀬 彩音
恋愛
侯爵家の一人娘として何不自由なく育ったアリスティアだったが、
十歳の時に母親を亡くしてからというもの父親からの執着心が強くなっていく。
ある日、父親の命令により王宮で開かれた夜会に出席した彼女は
その帰り道で馬車ごと崖下に転落してしまう。
幸いにも怪我一つ負わずに助かったものの、
目を覚ました彼女が見たものは見知らぬ天井と心配そうな表情を浮かべる男性の姿だった。
彼はこの国の国王陛下であり、アリスティアの婚約者――つまりはこの国で最も強い権力を持つ人物だ。
訳も分からぬまま国王陛下の手によって半ば強引に結婚させられたアリスティアだが、
やがて彼に対して……?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
【完結】鳥籠の妻と変態鬼畜紳士な夫
Ringo
恋愛
夫が好きで好きで好きすぎる妻。
生まれた時から傍にいた夫が妻の生きる世界の全てで、夫なしの人生など考えただけで絶望レベル。
行動の全てを報告させ把握していないと不安になり、少しでも女の気配を感じれば嫉妬に狂う。
そしてそんな妻を愛してやまない夫。
束縛されること、嫉妬されることにこれ以上にない愛情を感じる変態。
自身も嫉妬深く、妻を家に閉じ込め家族以外との接触や交流を遮断。
時に激しい妄想に駆られて俺様キャラが降臨し、妻を言葉と行為で追い込む鬼畜でもある。
そんなメンヘラ妻と変態鬼畜紳士夫が織り成す日常をご覧あれ。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
※現代もの
※R18内容濃いめ(作者調べ)
※ガッツリ行為エピソード多め
※上記が苦手な方はご遠慮ください
完結まで執筆済み
【完結】一夜の関係を結んだ相手の正体はスパダリヤクザでした~甘い執着で離してくれません!~
中山紡希
恋愛
ある出来事をキッカケに出会った容姿端麗な男の魅力に抗えず、一夜の関係を結んだ萌音。
翌朝目を覚ますと「俺の嫁になれ」と言い寄られる。
けれど、その上半身には昨晩は気付かなかった刺青が彫られていて……。
「久我組の若頭だ」
一夜の関係を結んだ相手は……ヤクザでした。
※R18
※性的描写ありますのでご注意ください
【完結】【R18】優しいだけだった貴公子が、強引な騎士団長になって攫いに来ました。
水樹風
恋愛
偶然にも彼の命を救ったことで恋に落ちた、男爵令嬢のステラと公爵家嫡男のアーサー。
だが、貧乏男爵家と名門公爵家という身分の違いに傷つき続け、ステラは「優しいだけの貴方とは結婚出来ない」とアーサーからのプロポーズを断ってしまう。
それから七年──。
なかなか縁談がまとまらず、完全に行き遅れてしまったステラの前に現れたのは、逞しく強引な騎士団長で……!?
* 世界観はあくまで創作です。
* 前・中・後編 三話構成の短編になります。
* この作品は『ムーンライトノベルズ』様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
これで完結ですか?番外編があればぜひ読みたいですね🎵二人のその後とか見たいです❗これからも応援してますので面白いのお願いいたします。頑張って下さい‼️
とても温かな物語で、幸せな気持ちになりました。
読ませて頂いて有難うございました。
お餅の妖精 初めて聞きました(笑)誠ちゃんの超溺愛っぷり!楽しいです(笑)これから どうなるのでしょうか?