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おおかみさんは番と念願の◯◯をします3※
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「王子様って言ってくれてたのになぁ。今は口を開けばオヤジ、オヤジと……」
いじけながらローゼの唇を指でコシコシと擦って精液の残滓を拭うと、ローゼは空気を震わせるように微かに笑う。
「……王子様だよ、ダリウスは。出会った時からずっと!」
そう言ってローゼは弾みをつけて俺に抱きついた。それを受け止め、わざと寝台に倒れ込むとギシリと大きく軋む音がする。首筋を、胸元を、脇のあたりを。二人で番の香りを嗅ぎ合って、俺たちはご機嫌に尻尾を振りながら声を立てて笑った。
……幸せだ。どうしようもないくらいに、幸せだ。
「ダリウス、最後までして? 私だって……十五年間待ってたの」
可愛い可愛い番が耳にそっと囁く。それに乗らない理由はないだろう。
「最初は痛かったら、ごめんな?」
「ふふ、大丈夫!」
ころりと華奢な体を寝台に転がして、膝裏を持って足を開かせる。先ほどさんざん舐めたとはいえ、処女の蜜壺だ。もっと慣らした方がいいだろう。
……処女とするのは、そういや初めてなんだよな。
そんなことを考えているとローゼがぷくりと頬を膨らませた。
「なんか別のこと、考えてるでしょ!」
番の勘は、とても鋭い。
「そんなことないよ、ローゼ。お前のことしか考えてない」
俺はごまかすように囁いて、ローゼの蜜壺に指を一本挿し込んだ。すると指をぎちりと肉壁が締めつける感触がした。……やっぱり、硬いな。
ローゼは異物が入る感触にびくりと身を竦ませる。安心させるようにお腹を優しく撫で、俺は花芽にも時折触れながら膣内に入れた指を前後させた。
「ふっ……」
くちゅくちゅと未開拓の蜜壺は蜜を滴らせ、少しずつ指を受け入れていく。同時のローゼの頬も赤く染まり、呼吸が徐々に乱れ始めた。
「可愛い、ローゼ」
優しく囁き指を抽送させながら、花芽を甘く吸い上げる。するとローゼが『きゅん』と喘ぎを漏らした。指を二本に増やし、少し激しく出し入れする。ゆるんできた蜜壺はその動きを受け入れ始め、指は蜜でどろどろに濡れた。
「だりうすぅ……」
ローゼに甘えるような声で名を呼ばれ、股間がずくりと痛みを覚える。
……もう、限界だ。
「すまん、まだ痛むと思うが……」
胸につくくらいまでローゼの足を押し上げ、先ほど精を吐いたのに萎えることを知らない怒張を可憐な花弁に押し付けた。ローゼは俺の行動を、期待するような表情で息を切らせながら見つめている。
可愛い可愛い、俺の番。一緒に、気持ちよくなろうな。
「きて、ダリウス……」
番の蕩けるような声に誘われるように、俺は熱を進めていた。未開の隘路は張り出した先端を締めつけ、簡単には中に入れてくれない。それを痛みをなるべく与えないように、じわじわと切り開いていく。
「ふっ……うう……」
ローゼが少し苦しそうに眉根を寄せた。
「ローゼ、辛いか?」
「へ、平気。全部挿れて……?」
彼女はそう言いながらこちらに腰を進めようとする。その健気な様子に俺の胸は熱くなった。先端がようやく入り口を抜け、幹が少しずつ埋まる。ローゼの様子を窺いながら、俺は腰を進めていった。
「すごい……ダリウスが、中にいるぅ……」
痛みをこらえるような顔をしながらもローゼは嬉しそうに笑う。汗で湿った白い額に張り付く前髪に手を伸ばしそっと触れ、頬にも触れる。そうしながらもさらに腰を進めると、ぶつりとなにかが断ち切れるような感触を感じた。
ローゼの蜜壺を見ると……鮮血が結合部から零れていた。
仕方がないこととはいえ、その痛々しい様子に俺は思わず眉を顰めてしまう。
「ダリウス、平気よ。私、嬉しいの」
けれどローゼは健気に笑った。
「そうだな、俺も嬉しい。もう少し……我慢してくれな?」
囁いて、絡みつく肉壁をゆっくりと押し開く。すると先端が行き止まりにたどり着いた。元は一つの存在だったかのような、そんな感動すら覚える膣内の感触に俺は性急に腰を動かしそうになる。
しかしローゼの苦しげな表情を見て、それを思いとどまった。
――十五年間、我慢をしたんだ。後少し我慢をすることなんて、なんでもない。
体を密着させるようにしながら、優しく触れるだけの口づけを交わし。俺のものがローゼのものに馴染むようにゆるゆると甘く腰を動かす。
「ふっ……ああっ」
するとローゼの表情は蕩けていき、きゅうきゅうと愛おしげに中に入った俺の熱を締めつけた。
「ダリウス、きもちいいの、なにこれぇ」
ローゼは蕩けた表情で俺を見つめる。
処女を失ったばかりなのに……俺を気遣ってるのか?
そんなことを思ったがローゼの表情は嘘を言っているようには思えない。これはきっと番同士だからだろう。
「もっと、気持ちよくなろう? 俺のお姫様」
囁いて、抱きしめて。腰の動きを早めていく。可愛い可愛い俺のローゼが、体の下で喘ぐ。その事実だけでイきそうになる。
「くっそ……マジで気持ちいいな」
番の膣内は今まで抱いたどの女も比じゃないくらいに気持ちよく、我を失いそうになる。
――魂まで交わってるみてぇだ。これが、番との交わりなのか。
体中が痺れるような快感に突き動かされ、ローゼの蜜壺に俺は乱暴に腰を打ち付けた。パンパンと肉がぶつかる音が響き、ローゼの蜜穴から垂れる蜜と俺の先走りが撹拌され、白くなって零れていく。
「ひゃあ! あっ、あっ、あ」
激しい動きに翻弄されながらも、可愛い番は高い喘ぎ声を漏らす。その声に煽られて、俺は更に腰の動きを早めた。
「だりうす、だめ、だめ。きちゃう、きちゃうのっ……」
ローゼの切羽詰まった声が絶頂が近いことを伝えてくる。俺も、もう限界だ。
「ローゼ。俺も……やばいっ――ッ!」
ローゼの膣内に俺は大量の精を吐き出した。最後の一滴まで番の中に収めようと、まだまだ吐精する熱の先端を奥へぴったり押し付ける。そのまま俺は可愛い番を抱きしめ続けた。
孕め、孕め。俺の可愛いローゼ……
「あつい、だりうす。中、いっぱい……」
真っ赤な顔ではふはふと息を漏らすローゼが愛おしくて、唇を押しつけるとローゼの口がぽかりと開く。誘われるように舌を伸ばし、小さな舌を捕らえ、ゆるゆると絡め。
甘い口づけをしながら、俺は番との初めての交わりの余韻に浸った。
「ね、ねぇ。ダリウス。ダリウスの、小さくならないの?」
ふと、ローゼが怯えるような声を出した。
……そういや、全然萎えないな。このまま二戦目に入れそうだ。
「……ローゼが可愛すぎて、小さくなりたくないらしい。するぞ、ローゼ」
宣言して俺はまた、白濁を零す小さな蜜穴で腰を動かした。
いじけながらローゼの唇を指でコシコシと擦って精液の残滓を拭うと、ローゼは空気を震わせるように微かに笑う。
「……王子様だよ、ダリウスは。出会った時からずっと!」
そう言ってローゼは弾みをつけて俺に抱きついた。それを受け止め、わざと寝台に倒れ込むとギシリと大きく軋む音がする。首筋を、胸元を、脇のあたりを。二人で番の香りを嗅ぎ合って、俺たちはご機嫌に尻尾を振りながら声を立てて笑った。
……幸せだ。どうしようもないくらいに、幸せだ。
「ダリウス、最後までして? 私だって……十五年間待ってたの」
可愛い可愛い番が耳にそっと囁く。それに乗らない理由はないだろう。
「最初は痛かったら、ごめんな?」
「ふふ、大丈夫!」
ころりと華奢な体を寝台に転がして、膝裏を持って足を開かせる。先ほどさんざん舐めたとはいえ、処女の蜜壺だ。もっと慣らした方がいいだろう。
……処女とするのは、そういや初めてなんだよな。
そんなことを考えているとローゼがぷくりと頬を膨らませた。
「なんか別のこと、考えてるでしょ!」
番の勘は、とても鋭い。
「そんなことないよ、ローゼ。お前のことしか考えてない」
俺はごまかすように囁いて、ローゼの蜜壺に指を一本挿し込んだ。すると指をぎちりと肉壁が締めつける感触がした。……やっぱり、硬いな。
ローゼは異物が入る感触にびくりと身を竦ませる。安心させるようにお腹を優しく撫で、俺は花芽にも時折触れながら膣内に入れた指を前後させた。
「ふっ……」
くちゅくちゅと未開拓の蜜壺は蜜を滴らせ、少しずつ指を受け入れていく。同時のローゼの頬も赤く染まり、呼吸が徐々に乱れ始めた。
「可愛い、ローゼ」
優しく囁き指を抽送させながら、花芽を甘く吸い上げる。するとローゼが『きゅん』と喘ぎを漏らした。指を二本に増やし、少し激しく出し入れする。ゆるんできた蜜壺はその動きを受け入れ始め、指は蜜でどろどろに濡れた。
「だりうすぅ……」
ローゼに甘えるような声で名を呼ばれ、股間がずくりと痛みを覚える。
……もう、限界だ。
「すまん、まだ痛むと思うが……」
胸につくくらいまでローゼの足を押し上げ、先ほど精を吐いたのに萎えることを知らない怒張を可憐な花弁に押し付けた。ローゼは俺の行動を、期待するような表情で息を切らせながら見つめている。
可愛い可愛い、俺の番。一緒に、気持ちよくなろうな。
「きて、ダリウス……」
番の蕩けるような声に誘われるように、俺は熱を進めていた。未開の隘路は張り出した先端を締めつけ、簡単には中に入れてくれない。それを痛みをなるべく与えないように、じわじわと切り開いていく。
「ふっ……うう……」
ローゼが少し苦しそうに眉根を寄せた。
「ローゼ、辛いか?」
「へ、平気。全部挿れて……?」
彼女はそう言いながらこちらに腰を進めようとする。その健気な様子に俺の胸は熱くなった。先端がようやく入り口を抜け、幹が少しずつ埋まる。ローゼの様子を窺いながら、俺は腰を進めていった。
「すごい……ダリウスが、中にいるぅ……」
痛みをこらえるような顔をしながらもローゼは嬉しそうに笑う。汗で湿った白い額に張り付く前髪に手を伸ばしそっと触れ、頬にも触れる。そうしながらもさらに腰を進めると、ぶつりとなにかが断ち切れるような感触を感じた。
ローゼの蜜壺を見ると……鮮血が結合部から零れていた。
仕方がないこととはいえ、その痛々しい様子に俺は思わず眉を顰めてしまう。
「ダリウス、平気よ。私、嬉しいの」
けれどローゼは健気に笑った。
「そうだな、俺も嬉しい。もう少し……我慢してくれな?」
囁いて、絡みつく肉壁をゆっくりと押し開く。すると先端が行き止まりにたどり着いた。元は一つの存在だったかのような、そんな感動すら覚える膣内の感触に俺は性急に腰を動かしそうになる。
しかしローゼの苦しげな表情を見て、それを思いとどまった。
――十五年間、我慢をしたんだ。後少し我慢をすることなんて、なんでもない。
体を密着させるようにしながら、優しく触れるだけの口づけを交わし。俺のものがローゼのものに馴染むようにゆるゆると甘く腰を動かす。
「ふっ……ああっ」
するとローゼの表情は蕩けていき、きゅうきゅうと愛おしげに中に入った俺の熱を締めつけた。
「ダリウス、きもちいいの、なにこれぇ」
ローゼは蕩けた表情で俺を見つめる。
処女を失ったばかりなのに……俺を気遣ってるのか?
そんなことを思ったがローゼの表情は嘘を言っているようには思えない。これはきっと番同士だからだろう。
「もっと、気持ちよくなろう? 俺のお姫様」
囁いて、抱きしめて。腰の動きを早めていく。可愛い可愛い俺のローゼが、体の下で喘ぐ。その事実だけでイきそうになる。
「くっそ……マジで気持ちいいな」
番の膣内は今まで抱いたどの女も比じゃないくらいに気持ちよく、我を失いそうになる。
――魂まで交わってるみてぇだ。これが、番との交わりなのか。
体中が痺れるような快感に突き動かされ、ローゼの蜜壺に俺は乱暴に腰を打ち付けた。パンパンと肉がぶつかる音が響き、ローゼの蜜穴から垂れる蜜と俺の先走りが撹拌され、白くなって零れていく。
「ひゃあ! あっ、あっ、あ」
激しい動きに翻弄されながらも、可愛い番は高い喘ぎ声を漏らす。その声に煽られて、俺は更に腰の動きを早めた。
「だりうす、だめ、だめ。きちゃう、きちゃうのっ……」
ローゼの切羽詰まった声が絶頂が近いことを伝えてくる。俺も、もう限界だ。
「ローゼ。俺も……やばいっ――ッ!」
ローゼの膣内に俺は大量の精を吐き出した。最後の一滴まで番の中に収めようと、まだまだ吐精する熱の先端を奥へぴったり押し付ける。そのまま俺は可愛い番を抱きしめ続けた。
孕め、孕め。俺の可愛いローゼ……
「あつい、だりうす。中、いっぱい……」
真っ赤な顔ではふはふと息を漏らすローゼが愛おしくて、唇を押しつけるとローゼの口がぽかりと開く。誘われるように舌を伸ばし、小さな舌を捕らえ、ゆるゆると絡め。
甘い口づけをしながら、俺は番との初めての交わりの余韻に浸った。
「ね、ねぇ。ダリウス。ダリウスの、小さくならないの?」
ふと、ローゼが怯えるような声を出した。
……そういや、全然萎えないな。このまま二戦目に入れそうだ。
「……ローゼが可愛すぎて、小さくなりたくないらしい。するぞ、ローゼ」
宣言して俺はまた、白濁を零す小さな蜜穴で腰を動かした。
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