42 / 221
第二部 〜未知との遭遇〜
第四十話
しおりを挟む
アルージェは完成した短剣を手に持ち、素振りをする。
最低でも一週間は鍛冶に触れられなかった時間が有ったので、少し腕が鈍っていた。
完璧とは言えない出来だったが、久々に鍛冶が出来るという情熱だけは打ち込めたと思う。
完成品を見に店主が近づいてくる。
「見せてもらえないだろうか」
「はい、もちろんですよ!」
アルージェは短剣を店主に渡す。
「こ、これは、あぁ、なんて品だ。こんなものどうしたらいいんだ」
店主は短剣をさまざまな角度から見て嘆く。
やっぱり本職の鍛治師には完璧じゃないってバレるのか。
流石生業にしている人はすごいな。
アルージェはそんな風に考えていた。
「これを売ってくれ!頼む!」
店主が頭を下げる。
「いや、あの、ちょっと待ってください」
アルージェは店主の言葉に慌ててしまう。
「頼む!言い値で買おう!いくら出せば譲ってくれるんだ!」
店主はどうしてもこの短剣が欲しい為、アルージェに縋るように頼み込む。
「店主さん落ち着いてください!」
店主はアルージェから離れようとしない
「初めに言ってたじゃないですか、売り物になるなら譲りますって、だから離れてくださいって!」
アルージェは逃げようとするが、店主にガッチリとホールドされていた。
「本当に譲ってくれるのか!?いくらだ!?いくらで譲ってくれるんだ!?」
もうこうなったらめちゃくちゃだ。
店主はアルージェを離さまいと必死である。
「タダでいいです!タダでいいですから!離してくださいって!」
「タダだって!?そんなわけあるか!これほどの傑作がタダなんてそれはありえない!俺を騙そうってんだな?そうはいかないぞ!」
アルージェにはもう何がどうなっているのか、訳がわからなかった。
「あっ、なら、一つお願いがあるんです。僕今日から冒険者始めたんですけど、武器の修理とかできるところがなくて困ってるんです。ここの工房空いてる時に使わせてもらえないですか?」
「そんなことでいいのか!?当たり前だ!もういっそ、いつでも使ってくれ!」
「いや、それは仕事にならないでしょ。ハハハ」
アルージェから乾いた笑いが出る。
「おぉそうだ、坊主聞きてぇことがあるんだがいいか?」
店主はアルージェから離れて、急に冷静に話し出す。
「なんですか?」
店主の切り替えが速すぎて、アルージェは店主に恐怖を感じたが口に出さずに答える。
「いや、グレンデっていう鍛治師を知らないかと思ったんだが、知ってる訳ないよな??」
「グレンデ?あぁ、良くある名前なんですかね?僕の師匠と同じ名前ですね」
「そうか」
店主はその言葉を聞いて、足の力が抜けそうになったがなんとか持ち堪える。
世間ではグレンデは死んだとされていた。
消息不明になって早十年以上が経過していた。
この十年の間一度も名前が出てこなかったからだ。
いまだにグレンデが作成した武器に熱狂的なファンがおり、オークションに出るとかなり高額で取引されている。
多分この事実を公表すれば、グレンデを探し出そうと躍起になるものも出るだろう。
だが、店主は何も聞かなかったことにしようと決めた。
「あっ、もう外が暗くなり始めてるや。そろそろ帰らないと!ありがとうございました!久々に武器作れて楽しかったです!んじゃ作ったものは置いていきますね!また修理とかの時来ますね!」
アルージェはカウンターの上に作った自身が作った短剣を置いて、ルーネに声をかけて鍛冶屋を後にする。
宿屋への帰り道、背中には乗せてくれているが、ルーネはお腹が空いて非常に不機嫌だった。
「ルーネ!待たせて悪かったってばー!こんなにかかると思わなかったんだよー」
宿屋の近くに着いても、ルーネがこちらを全く見てくれない。
かなり不機嫌なようだ。
「あっ!ルーネ!あれ食べたいって言ってなかった!?今日ならあれ買ってあげるよ!」
生クリームのたっぷり入ったパン。
俗に言うシュークリームである。
今のアルージェにはかなり高級品といえるが、ルーネの機嫌を損ねるのは遠慮したい。
それなら食べたいと言っていたもので、釣るのが一番である。
「ガウ!?」
「食べたいって言ってたでしょ?記念すべき初依頼終えたし、機嫌直してくれたら買ってあげれるけどなー?」
ルーネは目をキラキラと輝かせて、首をブンブンと縦に振る。
「なら、あれ買ってあげるよ!」
嬉しさのあまり、尻尾が高速で回っていた。
「ハハハ!何それ!もう、尻尾振るってレベルじゃないじゃん!」
アルージェはルーネの挙動を見て、楽しそうに笑う。
シュークリームを売っている屋台はもう閉める準備をしていた。
「すいませーん。まだ空いてます?」
「らっしゃい!もうそろそろ閉めようとしてたんだが、ギリギリだぜ。いくつにする?」
「えーと、」
アルージェはルーネの方を見てどれくらい欲しいのかお伺いを立てる。
ルーネからいっぱい!いっぱい!と脳内にテレパシーの様に響く。
なるほど、契約してるとこんな簡単に意思疎通できるのか。
アルージェは関心しながら店主の方へ向き直す。
「あー、ならこれで買えるだけください」
今日の依頼でもらったお金を全て出す。
「おぉ!にいちゃん!ありがとな!もう今日は店閉める予定だったしおまけしとくよ!よ、男前!」
「ありがとうございます!」
「容器はおまけだ!また来てくれよ!!」
店主からはかなりの量のシュークリームが入ったバスケットを渡される。
「ルーネ、ほら帰ろ?」
「バウ!」
宿屋に戻るとカティさんが受付に立っていたので、一人前の食事を部屋に持ってきて欲しいと頼む。
部屋に入った途端にルーネはアルージェからシュークリームの入ったバスケットを奪い取る。
そして、バスケットを器用に前足で開けてガツガツとシュークリームを食べる。
「めちゃくちゃガッツクじゃん。そんなにお腹減ってたんだ?ごめんよー」
アルージェの言葉に反応もしないでガツガツと食べてバスケットは空になっていた。
それでルーネは満足したのか、床をゴロゴロと転がっていた。
アルージェはゴロゴロと転がっているルーネを見ながらカティさんが持ってきてくれたご飯を食べていた。
「機嫌治ってよかったぁ・・・」
ふと、腰に携えているアイテムボックスをチラリと覗く。
「はぁ・・・。明日も頑張って働かないとな・・・。いっそ専属の運び屋もありか・・・?いやきっと懐が寒いのは今だけだ」
今後ルーネがお腹空かして不機嫌にならないようにしようと心に決めたアルージェだった。
最低でも一週間は鍛冶に触れられなかった時間が有ったので、少し腕が鈍っていた。
完璧とは言えない出来だったが、久々に鍛冶が出来るという情熱だけは打ち込めたと思う。
完成品を見に店主が近づいてくる。
「見せてもらえないだろうか」
「はい、もちろんですよ!」
アルージェは短剣を店主に渡す。
「こ、これは、あぁ、なんて品だ。こんなものどうしたらいいんだ」
店主は短剣をさまざまな角度から見て嘆く。
やっぱり本職の鍛治師には完璧じゃないってバレるのか。
流石生業にしている人はすごいな。
アルージェはそんな風に考えていた。
「これを売ってくれ!頼む!」
店主が頭を下げる。
「いや、あの、ちょっと待ってください」
アルージェは店主の言葉に慌ててしまう。
「頼む!言い値で買おう!いくら出せば譲ってくれるんだ!」
店主はどうしてもこの短剣が欲しい為、アルージェに縋るように頼み込む。
「店主さん落ち着いてください!」
店主はアルージェから離れようとしない
「初めに言ってたじゃないですか、売り物になるなら譲りますって、だから離れてくださいって!」
アルージェは逃げようとするが、店主にガッチリとホールドされていた。
「本当に譲ってくれるのか!?いくらだ!?いくらで譲ってくれるんだ!?」
もうこうなったらめちゃくちゃだ。
店主はアルージェを離さまいと必死である。
「タダでいいです!タダでいいですから!離してくださいって!」
「タダだって!?そんなわけあるか!これほどの傑作がタダなんてそれはありえない!俺を騙そうってんだな?そうはいかないぞ!」
アルージェにはもう何がどうなっているのか、訳がわからなかった。
「あっ、なら、一つお願いがあるんです。僕今日から冒険者始めたんですけど、武器の修理とかできるところがなくて困ってるんです。ここの工房空いてる時に使わせてもらえないですか?」
「そんなことでいいのか!?当たり前だ!もういっそ、いつでも使ってくれ!」
「いや、それは仕事にならないでしょ。ハハハ」
アルージェから乾いた笑いが出る。
「おぉそうだ、坊主聞きてぇことがあるんだがいいか?」
店主はアルージェから離れて、急に冷静に話し出す。
「なんですか?」
店主の切り替えが速すぎて、アルージェは店主に恐怖を感じたが口に出さずに答える。
「いや、グレンデっていう鍛治師を知らないかと思ったんだが、知ってる訳ないよな??」
「グレンデ?あぁ、良くある名前なんですかね?僕の師匠と同じ名前ですね」
「そうか」
店主はその言葉を聞いて、足の力が抜けそうになったがなんとか持ち堪える。
世間ではグレンデは死んだとされていた。
消息不明になって早十年以上が経過していた。
この十年の間一度も名前が出てこなかったからだ。
いまだにグレンデが作成した武器に熱狂的なファンがおり、オークションに出るとかなり高額で取引されている。
多分この事実を公表すれば、グレンデを探し出そうと躍起になるものも出るだろう。
だが、店主は何も聞かなかったことにしようと決めた。
「あっ、もう外が暗くなり始めてるや。そろそろ帰らないと!ありがとうございました!久々に武器作れて楽しかったです!んじゃ作ったものは置いていきますね!また修理とかの時来ますね!」
アルージェはカウンターの上に作った自身が作った短剣を置いて、ルーネに声をかけて鍛冶屋を後にする。
宿屋への帰り道、背中には乗せてくれているが、ルーネはお腹が空いて非常に不機嫌だった。
「ルーネ!待たせて悪かったってばー!こんなにかかると思わなかったんだよー」
宿屋の近くに着いても、ルーネがこちらを全く見てくれない。
かなり不機嫌なようだ。
「あっ!ルーネ!あれ食べたいって言ってなかった!?今日ならあれ買ってあげるよ!」
生クリームのたっぷり入ったパン。
俗に言うシュークリームである。
今のアルージェにはかなり高級品といえるが、ルーネの機嫌を損ねるのは遠慮したい。
それなら食べたいと言っていたもので、釣るのが一番である。
「ガウ!?」
「食べたいって言ってたでしょ?記念すべき初依頼終えたし、機嫌直してくれたら買ってあげれるけどなー?」
ルーネは目をキラキラと輝かせて、首をブンブンと縦に振る。
「なら、あれ買ってあげるよ!」
嬉しさのあまり、尻尾が高速で回っていた。
「ハハハ!何それ!もう、尻尾振るってレベルじゃないじゃん!」
アルージェはルーネの挙動を見て、楽しそうに笑う。
シュークリームを売っている屋台はもう閉める準備をしていた。
「すいませーん。まだ空いてます?」
「らっしゃい!もうそろそろ閉めようとしてたんだが、ギリギリだぜ。いくつにする?」
「えーと、」
アルージェはルーネの方を見てどれくらい欲しいのかお伺いを立てる。
ルーネからいっぱい!いっぱい!と脳内にテレパシーの様に響く。
なるほど、契約してるとこんな簡単に意思疎通できるのか。
アルージェは関心しながら店主の方へ向き直す。
「あー、ならこれで買えるだけください」
今日の依頼でもらったお金を全て出す。
「おぉ!にいちゃん!ありがとな!もう今日は店閉める予定だったしおまけしとくよ!よ、男前!」
「ありがとうございます!」
「容器はおまけだ!また来てくれよ!!」
店主からはかなりの量のシュークリームが入ったバスケットを渡される。
「ルーネ、ほら帰ろ?」
「バウ!」
宿屋に戻るとカティさんが受付に立っていたので、一人前の食事を部屋に持ってきて欲しいと頼む。
部屋に入った途端にルーネはアルージェからシュークリームの入ったバスケットを奪い取る。
そして、バスケットを器用に前足で開けてガツガツとシュークリームを食べる。
「めちゃくちゃガッツクじゃん。そんなにお腹減ってたんだ?ごめんよー」
アルージェの言葉に反応もしないでガツガツと食べてバスケットは空になっていた。
それでルーネは満足したのか、床をゴロゴロと転がっていた。
アルージェはゴロゴロと転がっているルーネを見ながらカティさんが持ってきてくれたご飯を食べていた。
「機嫌治ってよかったぁ・・・」
ふと、腰に携えているアイテムボックスをチラリと覗く。
「はぁ・・・。明日も頑張って働かないとな・・・。いっそ専属の運び屋もありか・・・?いやきっと懐が寒いのは今だけだ」
今後ルーネがお腹空かして不機嫌にならないようにしようと心に決めたアルージェだった。
1
お気に入りに追加
426
あなたにおすすめの小説
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる