190 / 191
第190話 帰還後はそのまま王城へ
しおりを挟む
「なんか久しぶりな気がしますね」
「まぁ、実際に一週間以上振りくらいだしな」
デロン村のへミス信仰がなくなったのを確認して、村を出てから数日間馬車で揺れて俺たちはミノラルに帰ってきた。
途中で豪雨に見舞われて数日近くの街で休んだこともあり、帰ってくるのに少し多くの日数がかかってしまった。
とりあえず、依頼を受けていた俺たちはその達成報告のため、ミノラルに着くなり冒険者ギルドへと向かった。
結構長い旅だったし報告したら屋敷でゆっくり休むかと思いながら、冒険者ギルドの扉を開けようとすると、目の前の扉がゆっくりと開かれた。
「あ、アイクさんとリリさん。こんにちは」
その扉の先にいたのは、俺たちがここに来るとは思わなかったのか、少し驚いてるミリアの姿だった。
「こんにちは、ミリアさん」
俺の代わりにそんな返答をしたリリの言葉を聞いて、ミリアは冒険者ギルドでよく見る営業スマイルを浮かべていた。
あれ? 凄い既視感を覚える光景だ。
そんなことを思った時にはすでに遅かったらしく、すでに俺の方に伸びていた手は俺の手首をがっしりと掴んだ。
「えっと、ミリアさん?」
何か嫌な予感がして、その手を引こうとしてもミリアは俺の手首から手を離すことはなかった。
ただ営業スマイルが深くなっただけで、びくともしない。
そんなミリアの態度を前に、俺はそれ以上抵抗をすることを諦めた。
「……えっと、またガリアさん案件ですか?」
「いえ、今回はガリアさんではありません。もっと上です」
「上?」
冒険者ギルドでギルド長以上の役職なんてないだろと思って、顔を少ししかめていると、そんな俺の顔を見つめながらミリアは言葉を続けた。
「アイクさん達が戻ってきたら、城に連れてくるようにと国王から命令が下っているので、一緒にお城まで行きましょうか」
「「……え?」」
思いもよらなかった展開を前にして、俺とリリはしばらく言葉を失ってしまっていた。
待ってくれ、そんな国王に呼ばれるほどのことした覚えはないぞ。
そんなことを考えながら、どうしても思い出すのはデロン村の一件しかなかった。
……いや、それでも、国王が絡むほどのことではないだろ。
そんな疑問を抱いたまま、俺は『これも業務の一環ですからっ!』と鼻歌を歌いながら、職場を抜け出せることを喜ぶミリアに連れられて、王城へと連れていかれたのだった。
そして、王城にて。もう何度目かになる謁見の間で俺とリリは国王に首を垂らしていた。
「デロン村で広まっていた怪しげな宗教に終止符を打ったらしいな」
一体、何の話だろうかと少しだけ冷や冷やとしていたが、どうやら話はデロン村のことらしかった。
思い返してみても、特に失態をしたとこともなかったので、俺は少しだけ安心して口を開いた。
「はい。元々、流行り病の元凶が周辺の山にあるのではないかという依頼が出ていたので、その延長で」
「……そうか」
国王は俺の言葉を聞いて少し考えた後、そのまましばらく黙り込んでしまった。
それから少しして、国王は訝し気な視線を俺の方に向けた後、少しだけ呆れるように目を細めながら言葉を続けた。
「隣国のルロンの国王から、『我が国の方で今回の賠償金は払うし、被害を受けた村の支援も怠らない。だから、黒き魔獣ケルベロスを引き連れていた、大悪魔道化師様の怒りを収めていただきたい!』って言われたけど……お主、ケルベロス引き連れて行ったの?」
「け、ケルベロス?!」
思いもしなかった言葉が飛んできたので、俺は驚きのあまり素っ頓狂な声を出していた。
あの場にそんな禍々しい魔獣がいるはずもなく、そもそもそんな魔獣を使役している覚えなんてあるはずがない。
「そ、そんなことしていませんよ! 一緒に行ったのはリリと使い魔であるポチだけーー」
しかし、そこまで言ってからふとあることを思い出した。そう言えば、あいつらがポチを見ている目がやけに脅えていた。
【感情吸収】とか【感情共有】を使っていたあの状態だったら、恐怖によって幻覚を見ていてもおかしくない。
だって、あの時のポチの毛並みは黒色だったから。
「……もしかしたら、ポチを黒く見せていたので、そのせいかもしれません」
「ポチというのは、お主の使い魔のフェンリルのことか」
「はい。決して嘘ではありません。もしもこの場に連れてきて良ければ、その時の姿をお見せすることもーー」
「い、いや、それはよい。賊に会ったルロンの王の反応から察するに、見ない方がいいだろう」
信じてもらえないだろうと思って謁見の間の扉を見ながらそんなことを言うと、食い気味に国王にその案を否定されてしまった。
一体、ミノラルの国王はルロンの国王からどんなふうに報告を受けたのだろうか。即座に否定されただけに、ルロンの国王の反応というのも凄い気になるな。
どうも今日王城に呼ばれた話としては、俺が本当にケルベロスを使役しているんじゃないかと思ってのことだったらしい。
普通に考えれば使役していないことくらい分かると思うが……もしかして、また何か変な噂が流れているのだろうか。
「そうなると、地獄の……というのもただの噂か」
国王は何やら一安心したように溜息をつくと、そんな言葉を独り言のように漏らしていた。
じ、地獄?
一体、尾びれと背びれがどんなふうに付けられたのか。それを知るためにも、俺はすぐにでもいつものメンバーに話を聞くことを決めたのだった。
「まぁ、実際に一週間以上振りくらいだしな」
デロン村のへミス信仰がなくなったのを確認して、村を出てから数日間馬車で揺れて俺たちはミノラルに帰ってきた。
途中で豪雨に見舞われて数日近くの街で休んだこともあり、帰ってくるのに少し多くの日数がかかってしまった。
とりあえず、依頼を受けていた俺たちはその達成報告のため、ミノラルに着くなり冒険者ギルドへと向かった。
結構長い旅だったし報告したら屋敷でゆっくり休むかと思いながら、冒険者ギルドの扉を開けようとすると、目の前の扉がゆっくりと開かれた。
「あ、アイクさんとリリさん。こんにちは」
その扉の先にいたのは、俺たちがここに来るとは思わなかったのか、少し驚いてるミリアの姿だった。
「こんにちは、ミリアさん」
俺の代わりにそんな返答をしたリリの言葉を聞いて、ミリアは冒険者ギルドでよく見る営業スマイルを浮かべていた。
あれ? 凄い既視感を覚える光景だ。
そんなことを思った時にはすでに遅かったらしく、すでに俺の方に伸びていた手は俺の手首をがっしりと掴んだ。
「えっと、ミリアさん?」
何か嫌な予感がして、その手を引こうとしてもミリアは俺の手首から手を離すことはなかった。
ただ営業スマイルが深くなっただけで、びくともしない。
そんなミリアの態度を前に、俺はそれ以上抵抗をすることを諦めた。
「……えっと、またガリアさん案件ですか?」
「いえ、今回はガリアさんではありません。もっと上です」
「上?」
冒険者ギルドでギルド長以上の役職なんてないだろと思って、顔を少ししかめていると、そんな俺の顔を見つめながらミリアは言葉を続けた。
「アイクさん達が戻ってきたら、城に連れてくるようにと国王から命令が下っているので、一緒にお城まで行きましょうか」
「「……え?」」
思いもよらなかった展開を前にして、俺とリリはしばらく言葉を失ってしまっていた。
待ってくれ、そんな国王に呼ばれるほどのことした覚えはないぞ。
そんなことを考えながら、どうしても思い出すのはデロン村の一件しかなかった。
……いや、それでも、国王が絡むほどのことではないだろ。
そんな疑問を抱いたまま、俺は『これも業務の一環ですからっ!』と鼻歌を歌いながら、職場を抜け出せることを喜ぶミリアに連れられて、王城へと連れていかれたのだった。
そして、王城にて。もう何度目かになる謁見の間で俺とリリは国王に首を垂らしていた。
「デロン村で広まっていた怪しげな宗教に終止符を打ったらしいな」
一体、何の話だろうかと少しだけ冷や冷やとしていたが、どうやら話はデロン村のことらしかった。
思い返してみても、特に失態をしたとこともなかったので、俺は少しだけ安心して口を開いた。
「はい。元々、流行り病の元凶が周辺の山にあるのではないかという依頼が出ていたので、その延長で」
「……そうか」
国王は俺の言葉を聞いて少し考えた後、そのまましばらく黙り込んでしまった。
それから少しして、国王は訝し気な視線を俺の方に向けた後、少しだけ呆れるように目を細めながら言葉を続けた。
「隣国のルロンの国王から、『我が国の方で今回の賠償金は払うし、被害を受けた村の支援も怠らない。だから、黒き魔獣ケルベロスを引き連れていた、大悪魔道化師様の怒りを収めていただきたい!』って言われたけど……お主、ケルベロス引き連れて行ったの?」
「け、ケルベロス?!」
思いもしなかった言葉が飛んできたので、俺は驚きのあまり素っ頓狂な声を出していた。
あの場にそんな禍々しい魔獣がいるはずもなく、そもそもそんな魔獣を使役している覚えなんてあるはずがない。
「そ、そんなことしていませんよ! 一緒に行ったのはリリと使い魔であるポチだけーー」
しかし、そこまで言ってからふとあることを思い出した。そう言えば、あいつらがポチを見ている目がやけに脅えていた。
【感情吸収】とか【感情共有】を使っていたあの状態だったら、恐怖によって幻覚を見ていてもおかしくない。
だって、あの時のポチの毛並みは黒色だったから。
「……もしかしたら、ポチを黒く見せていたので、そのせいかもしれません」
「ポチというのは、お主の使い魔のフェンリルのことか」
「はい。決して嘘ではありません。もしもこの場に連れてきて良ければ、その時の姿をお見せすることもーー」
「い、いや、それはよい。賊に会ったルロンの王の反応から察するに、見ない方がいいだろう」
信じてもらえないだろうと思って謁見の間の扉を見ながらそんなことを言うと、食い気味に国王にその案を否定されてしまった。
一体、ミノラルの国王はルロンの国王からどんなふうに報告を受けたのだろうか。即座に否定されただけに、ルロンの国王の反応というのも凄い気になるな。
どうも今日王城に呼ばれた話としては、俺が本当にケルベロスを使役しているんじゃないかと思ってのことだったらしい。
普通に考えれば使役していないことくらい分かると思うが……もしかして、また何か変な噂が流れているのだろうか。
「そうなると、地獄の……というのもただの噂か」
国王は何やら一安心したように溜息をつくと、そんな言葉を独り言のように漏らしていた。
じ、地獄?
一体、尾びれと背びれがどんなふうに付けられたのか。それを知るためにも、俺はすぐにでもいつものメンバーに話を聞くことを決めたのだった。
0
お気に入りに追加
1,526
あなたにおすすめの小説

1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼
ベルピー
ファンタジー
この世界は5歳で全ての住民が神より神の祝福を得られる。そんな中、カインが授かった祝福は『アルファベット』という見た事も聞いた事もない祝福だった。
祝福を授かった時に現れる光は前代未聞の虹色⁉周りから多いに期待されるが、期待とは裏腹に、どんな祝福かもわからないまま、5年間を何事もなく過ごした。
10歳で冒険者になった時には、『無能の祝福』と呼ばれるようになった。
『無能の祝福』、『最低な能力値』、『最低な成長率』・・・
そんな中、カインは腐る事なく日々冒険者としてできる事を毎日こなしていた。
『おつかいクエスト』、『街の清掃』、『薬草採取』、『荷物持ち』、カインのできる内容は日銭を稼ぐだけで精一杯だったが、そんな時に1枚の金貨を手に入れたカインはそこから人生が変わった。
教会で1枚の金貨を寄付した事が始まりだった。前世の記憶を取り戻したカインは、神の奇跡を手に入れる為にお金を稼ぐ。お金を稼ぐ。お金を稼ぐ。
『戦闘民族君』、『未来の猫ロボット君』、『美少女戦士君』、『天空の城ラ君』、『風の谷君』などなど、様々な神の奇跡を手に入れる為、カインの冒険が始まった。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。

クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる